香港・懲教博物館を見て、フンハムを歩く

2013/05/05 - 2013/05/06

　香港にはさまざまな博物館があります。その中でもちょっと変わった博物館が、今回紹介する懲教博物館です。刑務所や収容所を紹介した博物館です。香港にはベトナム戦争時代、ボートピープルがベトナムから押し寄せ、その収容対策に当時の香港政庁はとても苦労したようです。その当時の模様が記録されています。香港島南部のリゾート地にある博物館を紹介します。夜はフンハムのとてもディープな世界に足を踏み入れました。

エリア 香港(香港)

街歩きに備えて、朝食はしっかり食べます。ホテルは朝食付きでした。

ホテルの前は幹線道路．バスも走ります。バス停もあります。

ゴールデンバウヒニア広場 (金紫荊廣場) 広場・公園

六國酒店に泊まりました。とても格式あるホテルで、当時は80周年の記念サ−ビスを実施していました。このホテルは高級感もあり、従業員もとてもいいです。難を言えばプールがないことでしょうか。

ビクトリア湾 海岸・海

ホテルの外観です。一見すればオフィスビルのよう。

ビクトリア湾 海岸・海

バスで北角のフェリー乗り場に来ました。ちょっと用事があり、九龍サイドのフンハム側に渡るためです。乗り場の周辺にはフィリピンから働きに来ている女性たちが集まって、歌を歌っていました。休日にはこのように、香港のあちこちで同郷の者同士が集まり、情報を交換したり、旧交を温めています。

ビクトリア湾 海岸・海

北角を船は離れました。

ビクトリア湾 海岸・海

北角周辺は高層マンションが多く、日本人も多く住んでいます。

ビクトリア湾 海岸・海

この船は釣り船でしょうか。船上から糸を垂れている人がたくさん。ビクトリアハーバーでも魚が釣れるのでしょうか。

北角渡輪碼頭 (新渡輪) 船系

フンハムにあるグランド・ハーバー・カオルーンです（手前）。５つ星クラスのホテルです。泊まってみたいですね。眺めが良さそう。右側の高層ビルはタワーマンションでした。

ハーバー グランド カオルーン ホテル

フンハムのフェリ−埠頭に着きます。

紅ハム碼頭 (ホンハムフェリー乗場) 船系

スタンレー（赤柱）の懲教博物館に来ました。欧米人が多いリゾート地、スタンレーのさらに奥にあります。スタンレーでバスを乗り換えました。さすがに訪れる人は少ないよう。

建物左手の塔はもともとは監視所でしょうか。

香港懲教博物館 博物館・美術館・ギャラリー

２階に上がると、いきなりこんなセットが。香港では死刑制度があるのでしょうか。柱にぶら下がっているロープにドキッとしました。かつてみた香港映画で、死刑に処せられるシーンを見た記憶があります．かなり古い映画でした。死刑囚が両脇を抱えられ、階段を上がるシーンでした。

香港懲教博物館 博物館・美術館・ギャラリー

人形の受刑者がリアルで、思わず「何をしたんだ」と声をかけたくなりました。独房の様子です。

香港懲教博物館 博物館・美術館・ギャラリー

実際にはこんな造りはないはずです。

香港懲教博物館 博物館・美術館・ギャラリー

これはボートピープルの収容者が作った防護楯とマスク、剣です。こういう姿で武装して警備陣に向かって来た、と説明に。相当手強かったようです。

香港懲教博物館 博物館・美術館・ギャラリー

収容者が施設内で作った手製のマージャン牌。

香港懲教博物館 博物館・美術館・ギャラリー

これは１階にありました。矯正道具らしい。

香港懲教博物館 博物館・美術館・ギャラリー

実は博物館の隣は刑務所でした。あの有名な赤柱監獄．もちろん入場できません。見ていると、収容者の家族らしい人は入って行きました。

香港懲教博物館 博物館・美術館・ギャラリー

フンハムに戻りました。フェリ−埠頭からバスで約10分乗った所です。この通りを見た方はいますか？フンハムのフェリ−乗り場の案内に「フードストリート」として紹介があった崇潔（スン・キット）街です。試しに行ってみました。通りに踏み込んだ瞬間、この違和感に足が止まりました。ずらっと日本料理店が並んでいます。しかしなんか違和感が…。香港でこんな通りを見たのは初めてです。ぜひ一度訪れてください。店側が努力している様子はしのばれます。

奥に進んでも、同じ調子です。いくつかの店が集まっています。

さすがに日本料理は避けて、同じ通りにあったイタリア料理店に入りました。こぎれいな店です．雰囲気が良さそうで。ピアノの生演奏もありました。コース料理を注文しました。

一生懸命手作りなのが伝わってきます。

これはデザートです．写真では分かりませんが、ブランデーをかけて、火をつけてあります。工夫していますね。氷山という名が付いていたような。

これが通りの入り口です．アーチがあり、名前が書いてあります．前にミニバスが止まります．興味のある方は、ぜひ訪れてください。