一宮巡詣～備前・備中（2014.9 岡山・香川の旅①）

2014/09/13 - 2014/09/15

9月の3連休は、吉備と讃岐を廻ってきました。
自宅（静岡県沼津市）を出たのはAM5：00、岡山に9：20に到着しＪＲ吉備線に乗り換え吉備一宮に到着。
駅前にあるレンタサイクルで自転車を借り、備前国一宮「吉備津彦神社」続いて備中国一宮「吉備津神社」へ参拝しました。
3日目はレンタカーを借りもう1つの備前国一宮「石上布都魂神社」にも参拝しました。

エリア 総社・吉備路(岡山)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー 新幹線 JRローカル 徒歩

備前一宮駅から見える（徒歩3分程度）備前国一宮「吉備津彦神社」です。
後ろには吉備の中山が見えます。

吉備津彦神社 寺・神社・教会

吉備津彦神社は、備前国と備中国の境に立つ吉備の中山（標高175m）の北東麓に東面して鎮座します。吉備の中山は古来より神体山として信仰されており、北西麓には備中国一宮・吉備津神社が鎮座します。

吉備津彦神社 寺・神社・教会

神門脇には、東洋一という笠石八畳の大燈籠がありました。

吉備津彦神社 寺・神社・教会

当社は太陽信仰の形を留めており、社殿は、夏至の日に正面鳥居から日が差し込んで祭文殿の鏡に当たる造りになっています。またその直線後方に、吉備の中山、山頂の龍神社があります。そのことより当社は別名「朝日の宮」と呼ばれています。

吉備津彦神社 寺・神社・教会

主祭神は当地を治めたとされる大吉備津彦命です。

吉備津彦神社 寺・神社・教会

本殿は、1697年岡山藩主・池田綱政により再建されたものです。

吉備津彦神社 寺・神社・教会

境内後方に立つ吉備の中山には多くの古墳や古代祭祀遺跡が残っており、また当社も古代からの祭祀の場であったと考えられます。朝で参拝客も少なかったこともありますがとても清々しい雰囲気を感じました。

吉備津彦神社 寺・神社・教会

吉備津彦神社の御朱印

吉備津彦神社 寺・神社・教会

続いて訪れたのが備中国一宮「吉備津神社」です。

吉備津神社 寺・神社・教会

戦国時代、天正年間（1573年-1591年）の建立とされる回廊、総延長398mもあります。

吉備津神社 寺・神社・教会

足利義満造営とされる比翼入母屋造の本殿は、独特の「吉備津造」で拝殿とともに国宝指定されています。

吉備津神社 寺・神社・教会

本来は吉備国の総鎮守であったが、大化の改新後の吉備国の三国分割により備中国の一宮とされ、分霊が備前国・備後国の一宮（備前：吉備津彦神社、備後：吉備津神社）となったとされます。

吉備津神社 寺・神社・教会

神池からの吉備津神社本殿

吉備津神社 寺・神社・教会

吉備津神社の御朱印

吉備津神社 寺・神社・教会

岡山市内から車で1時間程度かけ、赤磐市の西の端にあるもう1つの備前国一宮「石上布都魂神社」に参拝しました。

石上布都魂神社 寺・神社・教会

祭神は、現在素盞嗚尊となっているが、明治までは、素盞嗚尊が八岐大蛇を斬った「布都御魂」（古事記では十拳剣）を祀っていました。

石上布都魂神社 寺・神社・教会

境内左手に山へ続く道があり、５００ｍ(15分）ほど上ると本宮があります。

石上布都魂神社 寺・神社・教会

本宮へ向かう途中で見える景色。
崇神天皇の時代に祀られていた「布都御魂」（十握剣）は、大和国の石上神宮へ移されたとされています。石上神宮といえば日本最古設立の神宮でヤマト政権の武器庫として古代軍事氏族である物部氏が祭祀していたことで知られていますが、ここ吉備と物部氏・石上神宮が深く繋がっていたことがわかります。こちらの石上布都魂神社の宮司さんは物部さんでしたがやはり末裔の方なのでしょうか・・・

石上布都魂神社 寺・神社・教会

鳥居が見えてくるともう少しで本宮です。
ここ石上布都魂神社は山の中にある神社ですが拝殿や本宮の参道もとてもきれいに整備されていました。

石上布都魂神社 寺・神社・教会

小祠が、本宮本殿でその背後に巨石（磐座）がありますが禁足地となっています。

石上布都魂神社 寺・神社・教会

本宮（奥の院）です。
この後、神社から車で5分程度の宮司さんの御自宅にお邪魔し御朱印を頂きました。

石上布都魂神社 寺・神社・教会

石上布都魂神社の御朱印

石上布都魂神社 寺・神社・教会