神秘の湖、イシククル湖

2017/05/02 - 2017/05/06

中央アジアの未踏の国はキルギスとカザフスタン。

個人旅行を考えていたものの、やはりロシア語の壁は厚く、ガイドを手配しての旅行。
久しぶりのガイドとドライバーとの旅であったが、こんなに楽とは思わなかった。
行くところの説明もしっかりしてくれ、景色も美しい。

駆け足ではあったが、キルギスとカザフを十分に堪能することができた。
パミール高原はいつかはドライブしたいところである。

１．KIX⇒北京⇒ウルムチ⇒アルマトイ
２．アルマトイ⇒イシククル湖
３．イシククル湖⇒ビシュケク
４．ビシュケク⇒アルマトイ⇒
５．北京⇒KIX

エリア イシククル湖周辺(キルギス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

カザフスタンの国境を越えて、キルギス側へ。
キルギスと書いているらしい。

国境の風景は好きである。
日本では経験できない陸路での国境越え。
両替が国境らしい。

初めての食事はラグマン！
シルクロードは麺ロードともいわれ、中央アジアはラグマンといわれるうどん焼きのような麺となったのだ。
今回の旅行はラグマンを食べまくることもひとつの目標である。

ビシュケクは次の日いくのでパスして、すぐにイシククル湖に向かう。
途中はのどかな風景である。

ついに神秘の湖が見えてきた！

イシククル湖の山側にある岩絵野外博物館へ。
ここには4000年前に岩に書いた絵が保存されている。
そんなに昔からここに人が住んでいたことがびっくりである。

これが鹿の絵。
4000年前に書かれたというから驚き。

しばらく遊歩道を歩いていくが、そこから見るイシククル湖が最高なのである。

今晩のホテル。
新しくてとても清潔感あふれるホテルであった。

ベランダで至福のひとときを過ごす。

朝もホテル近くの湖岸まで。
美しい！

冬は相当に雪が降るようである。
ただ、標高1600メートルにある湖なのに不思議と凍らないようだ。

何度見ても美しい！

そして、この旅のハイライトであるイシククル湖クルーズ！
あまり人がいない時期だからか、貸し切り。
しかも漁船のような船である。

水がとても美しい。
雪解けの水はこんな色をしているものだ。

湖からの山々も美しい！
ここからは見えないが中国国境近くには7000メートル級の山もあるようだ。

別荘のような建物も多い。
カザフスタンから避暑に訪れる人も多いそうだ。

イシククル湖からビシュケクへ。
途中は雄大な風景が広がっている。

美しい！

この旅、2回目のラグマン。

ガイドさんの弟さんがやっているテキスタイル工場の見学。
ウズベキスタンの綿花を使っているが、今後はキルギスで綿花を作りたいとのこと。なかなかいい製品を作っており、今後は拡張する予定のようだ。

そして世界遺産のブラナの塔。
以前は45mあったようだが、地震で崩れいまは25mしかない。
なかは真っ暗で暗いらせん階段があり、そこを上れば一番上にいける。

上うえからの景色。
なんとものどかな風景が広がっている。
いつまでも景色を見ていられる。

ここにも岩絵がある。国中から集めてきたものらしい。

アクベム遺跡。
未舗装のすごい道を通ってやっとこれる。
日本からの大学の調査団がいたのはびっくり。
ドローンを飛ばしていた。
ここは突厥の都だったところだ。

突厥はモンゴル高原で活動したトルコ系の遊牧民。552年に突厥帝国を建設。583年に隋の分断策によって東西に分裂し、東突厥は唐の支配下に入る。682年、再び自立して第二帝国を築くも、744年にウイグルに滅ぼされた。

とのこと。
昔、世界史で習った国であり、実際にその都に来れたのが嬉しい。
こんな広大な平原のなかに都を作ったのか。

これが突厥の勢力図。

そしてビシュケクへ。
ここが中心部。
勝利記念日に向けて炎がついている。
左はソ連時代のホテル。

夕食をとったレストラン。
FRUNZEは、ビシュケクになる前の都市名。

なんとも素敵である。
ビシュケクにはこんなレストランが多いようだ。

この旅3回目のラグマン。

翌朝。
ホテルのベランダからだが、のどかな首都である。
ラオスのビエンチャンを思い出す。

２階のベランダで朝食。
優雅である。

幹線道路でものどかである。
キルギスは５００万人ほどの国であり、ビシュケクは９０万人都市である。

ビシュケク中心部から国境までは３０分もあれば着く。
いろんな思い出ができたキルギス旅行。
２日ではやっぱり短かったか。
次はビシュケクからパミール高原あたりをドライブしてみたい！

～完～