日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々06天岩戸夜神楽33番

2014/03/26 - 2014/03/26

”高千穂ホテル”でやや急ぎ目の夕食を取り、”高千穂ホテル”が手配してくれる”天岩戸夜神楽”見学の送迎バスで高千穂神社の神楽殿へ。

観覧料700円の神楽殿は開演の8時にはほぼ満員。

開演前に観光協会の方から天岩戸夜神楽の概略の説明。

”天岩戸夜神楽は本来は高千穂の里神楽で、町内20地区を、毎年11月中旬から翌年2月に掛けて、33番の舞いが奉納される。

高千穂神社の神楽殿ではその内の代表的な4番が毎夜舞われ、観光客に披露されている。”

24番”手力雄（タジカラオ）の舞”：天照大御神が隠れてしまった岩屋戸を探す舞。

25番”鈿女（ウズメ）の舞”：岩戸から天照大御神を誘い出そうとアメノウズメノミコトがおもしろ可笑しく誘う舞。

26番”戸取（トトリ）の舞”：天照大御神が岩戸の隙間から外の様子を伺った瞬間タジカラノミコトが岩戸を持ち上げ放り投げる勇壮な舞。

開いた岩戸の奥に御神体となった鏡も顔を出す。

20番”国造りの為に地上に降りたイザナギノミコト（男神）とイザナミノミコト（女神）の夫婦円満を象徴する舞”。

２柱の神は、酒を酌み交わし、抱き合うが、御神体の鏡から見られている事を気付いてか、笊で頭から体を覆うポーズに観客からも笑いが漏れる。

舞台での舞を終えたイザナギノミコトは観客席の女性にチョッカイをだそうとし、イザナミノミコトが慌ててそれを阻止しようとするユーモラスな光景が続き、観客の笑いの内に1時間の演目が終わった。

(後で気が付いたことだが、イザナギノミコトは天照大御神を誕生させた神様。
だからこの舞は前の３番の舞より前の時代の出来事の筈・・と思って案内書を改めて見たら、舞の手番はちゃんと前の３番より数が少ない２０番となっていた。

実際の”高千穂の里神楽”ではイザナギノミコトの舞は、手番通りに舞われているに違いない。）

エリア 高千穂・五ヶ瀬(宮崎)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配