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旅3日目の朝、昨夜ガイドをしてくれた”観光タクシー”の運転手さんに頼んで置いたタクシーで、高千穂のまちなかのバスセンターへ。<br /><br />そこから宮崎交通の高速バスでJR熊本駅へ。<br /><br />昨日国見の丘から霞んで見えた阿蘇連山の裾野に沿ってバスは走る。<br /><br />阿蘇連峰の根子岳がくっきりと凹凸の激しい稜線を見せ、学生時代友人と二人でその稜線の縦走をしたことが瞼に浮かぶ。<br /><br />やがて連なる山肌のやや窪んだ辺りか白い噴煙らしき煙が立ち昇る。<br /><br />中岳にも何回か登っているが、2008年には運よく噴火口の湖底を見下ろすことが出来た。<br /><br />*参考<br />九州横断・温故知新の旅:阿蘇・熊本城<br />http://4travel.jp/travelogue/10215267<br /><br />また何時か是非登りたいものだ。<br /><br />熊本駅からJR長洲駅で途中下車。<br /><br />小学2年生から高校まで過ごした故郷。<br /><br />故郷の若い実業家の方のご協力で用事を済ませ、その方々と長洲の割烹”海老屋”で地元有明海の新鮮な魚介類の昼食に預かる。<br /><br />”海老屋”は高校時代の同級生で、今は故人だが、熊本出身の大物代議士大麻唯男の秘書だったS・Mさんの弟さんのお店。<br /><br />割烹海老屋<br />http://www.kappou-ebiya.com/<br /><br />つい懐かしさがこみ上げ、その思いがその後の私の生き方に大きな影響を与えた、高校三年担当だった徳永春夫先生に繋がった。<br /><br />徳永先生は東大出の日本古代史がご専門で、高校では社会科の担当。<br /><br />先生の講演の記録が私の手元にあるのを思い出し、久しぶりに紐解いた。<br /><br />題して「外国人の見た古い日本・・素晴らしい国の再発見」(昭和57年歴史に学ぶ会)と、「外国人の見た日本・日本人」(昭和59年日本教育学会)。<br /><br />内容は両誌ともほぼ同じで、幕末のキリスト教宣教師に始まり、オランダ商館の人々、そして東京大学のお雇外人教師たちが見た日本と日本人に関する率直な感想集。<br /><br />長くなるので残念ながら、ここでは当時日本を訪れたの外国人の、特に人間としての日本人への感想を要約すると次の如し。<br /><br />「日本人は優雅で礼儀正しく、秀でた天性と理解力を有し、恥を知るをもってみだりに他を損なうことは無い。日本人は全世界で最も面目と名誉を重んじる国民。<br /><br />それは日本の長い歴史の中で、身分の上下に関係なく、親、子、孫と伝わった風習(行動基準)。<br /><br />以上の点で、日本人は我らを凌ぐほど優秀であることは否定できない。」<br /><br />色々問題も有るかと思うが、この度の東日本災害での外国人が見た日本人の行動基準は概ね変わらない様に思われる。<br /><br />しかし残念ながら徳永春夫先生の論文はその行動基準の源には言及がなされていない。<br /><br />今回の私の旅はその行動基準のルーツに触れてみたいと云う気持ちで始まった。<br />

日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々07高千穂峡から熊本へ

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2014/03/27 - 2014/03/27

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WT信

WT信さん

旅3日目の朝、昨夜ガイドをしてくれた”観光タクシー”の運転手さんに頼んで置いたタクシーで、高千穂のまちなかのバスセンターへ。

そこから宮崎交通の高速バスでJR熊本駅へ。

昨日国見の丘から霞んで見えた阿蘇連山の裾野に沿ってバスは走る。

阿蘇連峰の根子岳がくっきりと凹凸の激しい稜線を見せ、学生時代友人と二人でその稜線の縦走をしたことが瞼に浮かぶ。

やがて連なる山肌のやや窪んだ辺りか白い噴煙らしき煙が立ち昇る。

中岳にも何回か登っているが、2008年には運よく噴火口の湖底を見下ろすことが出来た。

*参考
九州横断・温故知新の旅:阿蘇・熊本城
http://4travel.jp/travelogue/10215267

また何時か是非登りたいものだ。

熊本駅からJR長洲駅で途中下車。

小学2年生から高校まで過ごした故郷。

故郷の若い実業家の方のご協力で用事を済ませ、その方々と長洲の割烹”海老屋”で地元有明海の新鮮な魚介類の昼食に預かる。

”海老屋”は高校時代の同級生で、今は故人だが、熊本出身の大物代議士大麻唯男の秘書だったS・Mさんの弟さんのお店。

割烹海老屋
http://www.kappou-ebiya.com/

つい懐かしさがこみ上げ、その思いがその後の私の生き方に大きな影響を与えた、高校三年担当だった徳永春夫先生に繋がった。

徳永先生は東大出の日本古代史がご専門で、高校では社会科の担当。

先生の講演の記録が私の手元にあるのを思い出し、久しぶりに紐解いた。

題して「外国人の見た古い日本・・素晴らしい国の再発見」(昭和57年歴史に学ぶ会)と、「外国人の見た日本・日本人」(昭和59年日本教育学会)。

内容は両誌ともほぼ同じで、幕末のキリスト教宣教師に始まり、オランダ商館の人々、そして東京大学のお雇外人教師たちが見た日本と日本人に関する率直な感想集。

長くなるので残念ながら、ここでは当時日本を訪れたの外国人の、特に人間としての日本人への感想を要約すると次の如し。

「日本人は優雅で礼儀正しく、秀でた天性と理解力を有し、恥を知るをもってみだりに他を損なうことは無い。日本人は全世界で最も面目と名誉を重んじる国民。

それは日本の長い歴史の中で、身分の上下に関係なく、親、子、孫と伝わった風習(行動基準)。

以上の点で、日本人は我らを凌ぐほど優秀であることは否定できない。」

色々問題も有るかと思うが、この度の東日本災害での外国人が見た日本人の行動基準は概ね変わらない様に思われる。

しかし残念ながら徳永春夫先生の論文はその行動基準の源には言及がなされていない。

今回の私の旅はその行動基準のルーツに触れてみたいと云う気持ちで始まった。

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄
旅行の手配内容
個別手配

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