2014/03/27 - 2014/03/27
94位(同エリア193件中)
WT信さん
旅3日目の朝、昨夜ガイドをしてくれた”観光タクシー”の運転手さんに頼んで置いたタクシーで、高千穂のまちなかのバスセンターへ。
そこから宮崎交通の高速バスでJR熊本駅へ。
昨日国見の丘から霞んで見えた阿蘇連山の裾野に沿ってバスは走る。
阿蘇連峰の根子岳がくっきりと凹凸の激しい稜線を見せ、学生時代友人と二人でその稜線の縦走をしたことが瞼に浮かぶ。
やがて連なる山肌のやや窪んだ辺りか白い噴煙らしき煙が立ち昇る。
中岳にも何回か登っているが、2008年には運よく噴火口の湖底を見下ろすことが出来た。
*参考
九州横断・温故知新の旅:阿蘇・熊本城
http://4travel.jp/travelogue/10215267
また何時か是非登りたいものだ。
熊本駅からJR長洲駅で途中下車。
小学2年生から高校まで過ごした故郷。
故郷の若い実業家の方のご協力で用事を済ませ、その方々と長洲の割烹”海老屋”で地元有明海の新鮮な魚介類の昼食に預かる。
”海老屋”は高校時代の同級生で、今は故人だが、熊本出身の大物代議士大麻唯男の秘書だったS・Mさんの弟さんのお店。
割烹海老屋
http://www.kappou-ebiya.com/
つい懐かしさがこみ上げ、その思いがその後の私の生き方に大きな影響を与えた、高校三年担当だった徳永春夫先生に繋がった。
徳永先生は東大出の日本古代史がご専門で、高校では社会科の担当。
先生の講演の記録が私の手元にあるのを思い出し、久しぶりに紐解いた。
題して「外国人の見た古い日本・・素晴らしい国の再発見」(昭和57年歴史に学ぶ会)と、「外国人の見た日本・日本人」(昭和59年日本教育学会)。
内容は両誌ともほぼ同じで、幕末のキリスト教宣教師に始まり、オランダ商館の人々、そして東京大学のお雇外人教師たちが見た日本と日本人に関する率直な感想集。
長くなるので残念ながら、ここでは当時日本を訪れたの外国人の、特に人間としての日本人への感想を要約すると次の如し。
「日本人は優雅で礼儀正しく、秀でた天性と理解力を有し、恥を知るをもってみだりに他を損なうことは無い。日本人は全世界で最も面目と名誉を重んじる国民。
それは日本の長い歴史の中で、身分の上下に関係なく、親、子、孫と伝わった風習(行動基準)。
以上の点で、日本人は我らを凌ぐほど優秀であることは否定できない。」
色々問題も有るかと思うが、この度の東日本災害での外国人が見た日本人の行動基準は概ね変わらない様に思われる。
しかし残念ながら徳永春夫先生の論文はその行動基準の源には言及がなされていない。
今回の私の旅はその行動基準のルーツに触れてみたいと云う気持ちで始まった。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々
-
前の旅行記
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々05天岩戸夜神楽が舞われる高千穂神社
2014/03/26~
高千穂・五ヶ瀬
-
次の旅行記
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々08広島から出雲までの道筋の景観
2014/03/27~
広島市
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々 (目次)
2014/01/22~
伊勢神宮
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々15大阪から伊勢への道筋の景観
2014/02/17~
室生・宇陀
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々16天照大御神の居わす伊勢神宮内宮
2014/02/17~
伊勢神宮
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々17おかげ横丁の賑わい
2014/02/17~
伊勢神宮
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々18豊饒の神・豊受大御神の伊勢神宮外宮
2014/02/17~
伊勢神宮
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々19かんぽの宿・鳥羽
2014/02/17~
鳥羽
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々01延岡から高千穂峡への道筋の景観
2014/03/26~
高千穂・五ヶ瀬
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々02高千穂峡遊歩道散策
2014/03/26~
高千穂・五ヶ瀬
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々03国見ケ丘からの眺望
2014/03/26~
高千穂・五ヶ瀬
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々06天岩戸夜神楽33番
2014/03/26~
高千穂・五ヶ瀬
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々04高天原にあった天の岩屋戸
2014/03/26~
高千穂・五ヶ瀬
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々05天岩戸夜神楽が舞われる高千穂神社
2014/03/26~
高千穂・五ヶ瀬
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々07高千穂峡から熊本へ
2014/03/27~
玉名・荒尾
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々08広島から出雲までの道筋の景観
2014/03/27~
広島市
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々09出雲の宿は竹内まりやの生家”竹野屋”
2014/03/28~
出雲市
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々10大国主神が白兎を助けた”白兎海岸”
2014/03/28~
鳥取市
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々11国譲り交渉の舞台”稲佐海岸”
2014/03/28~
出雲市
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々12古代出雲歴史博物館
2014/03/28~
出雲市
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々13出雲大社参道と大国主神像
2014/03/28~
出雲市
-
日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々14出雲大社の威容
2014/03/28~
出雲市
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々
0
24