日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々16天照大御神の居わす伊勢神宮内宮

2014/02/17 - 2014/02/17

”八咫の鏡”の鎮座するに相応しい地を探して宇陀、近江国、美濃国を経巡って、最終的に伊勢に落ち着いた。

それは「海のかなたの理想郷を思い起こさせるこの地に住むことにしよう」と云う天照大御神の御宣託があったからだと云う。

現在の伊勢神宮は天照大御神を祀る内宮と豊受大御神を祀る外宮を中心に、別所、摂社、末社等全部で125の神社の総称。

伊勢神宮のガイドブックには、先ず外宮をから廻って内宮のお参りをするのがならわしと書かれているが、その理由がはっきりしない。

外宮は内宮に遅れること500年後になって建てられており、我々は伊勢神宮創建の歴史の時間に則って内宮から参拝することにした。

内宮の東の駐車場からスタート。

足を踏み入れたのは旧参道通りである”おはらい町通り。

築地塀と古い町並みを進むと、趣きの残る”五十鈴川郵便局”が現れる。

更に進むと人混みが激しくなった広場に出、右手の”おかげ横丁入口”の立て看板が見えるが、先ずは直進し、五十鈴川に架かる、橋の両端に鳥居が聳える宇治橋を渡ると内宮の参道。

鬱蒼とした繁みの参道を抜けると緑が開け、右手に五十鈴川御手洗場のある清涼としたせせらぎ。

更に進むと重厚な神楽殿を中心にお守りを売る社などが並び、多くの人が屯している。

再び鬱蒼とした木々の梢の先に荒祭宮が覗く。

その辺りからは人混みが増し、御正殿への石段には参拝者で一杯になる。

2013年10月、20年に1度の遷宮が行われ、目にするまだ真新しさが残る、玉砂利に建つ御正殿「唯一神明造（ゆいいつしんめいずくり）」の素朴な美しさが気持ちいい。

帰路”参集殿”でお茶をご馳走になり、ビデオで遷宮式や、目にすることが出来なかった”荒祭宮（あらまつりのみや）の様子を知る。

五十鈴川縁に戻り、聖域から木造りのややそり気味の宇治橋を渡り再び俗界へ。

エリア 伊勢神宮(三重)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配