2014/04/03 - 2014/04/11
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Salaamさん
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ブラジル滞在も最終日になってしまいました。これほどに移動時間と現地滞在時間の割合が悪い旅行もなかなかないと思いますが、まぁ地球の反対側だからやむを得ないですね。
乗り継ぎ便のの乗り遅れを避けるため、なるべく帰りの出国地点となる町の観光は基本的に最終日にしています。それこそジャングルのど真ん中で立ち往生したら帰国は絶望的になっちゃいますからね。
それでは早速、今回の旅唯一の町歩き観光、リオデジャネイロに繰り出します!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 1.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
会社の同僚の友人がやっているユースホステルのドミトリー部屋で夜を明かす事、一泊。幸いリオデジャネイロは晴天に恵まれております。意外とカラッとした空気を楽しみながらバスでボタフォゴ地区を後にします。目的地はコルコバードの丘、停留所が解らないので係りのお姉さんに着いたら教えてねとアピールすると上り坂の中腹辺りで下車するよう教えてくれました。って言うより「ここが終点?」と聞きたくなるくらいの勢いで全員下車していました。
コルコバードの丘の登山電車 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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頂上までは登山道もありますが、道のりは険しいのでケーブルカーで行きます。ちなみに「険しい」のは勾配や登山もそうなのですが、治安的に「険しい」ですのでワンダーフォーゲル部出身の方でもオススメはできません。
ケーブルカーは途中、数ヵ所に駅があり停車しながら登って行きます。速度はのんびり、20分程の道程。途中駅も何もないところで停まります。
…。
…。
…。
動かん(笑)
運転士のお兄さんが車内を見渡したあと、ポルトガル語、英語、微妙なフランス語で乗客に車両が壊れたから一回始発駅に引き返すと説明します。一通り説明を終えると「みんな解った?」と確認。そして直後に私と目が合う。「…日本語では説明できない…」。英語の説明で充分解ったから気にしないで! -
始発駅に戻ると先程の車両と同じタイプの車両に乗り換えます。大丈夫かいな?不安を他所に列車は唸り声をあげながら出発。
登山列車は進行方向向かって右側に乗る事をオススメします。左に座ると山肌しか見えません。香港のビクトリアピークと同じですね。 -
線路は何ヵ所かある駅を除いて単線。緑のトンネルの中をゆっくりと進んでいきます。ゆっくりした速度がのんびりしていてなんとも言えません。基本、通勤の方もいらっしゃらないので最初の列車が壊れても誰も文句はいいません。
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そうそう、地球の迷い方には駅の切符売り場は大変混雑しているので、ウェブで購入する事をオススメしていましたが、平日だったからか始発前後の時間帯は全く列は出来ていません。頂上での写真も逆行にならないのでコルコバードの丘は午前中に行く方がいいですね。そしてウェブは確認した時はポルトガル語での対応オンリーで英語サイトからは購入できない様子。どうやらブラジルは町の人々もウェブも英語は通じない模様(苦笑)
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本来20分しかかからないはずの登山列車が結局トラブルに見舞われた為小一時間掛かってやっと山頂に到着。山頂とは言っても実際には岩山の下っぺり辺りでここからは階段やエスカレーターやエレベーターで一番上まで行きます。麓の駅からここまで一回もキリスト像を見ていない…。ワクワクがつのります。
山頂付近から下界を見渡すとうっすらと雲が掛かっていたりモヤがあったりでこれもまた幻想的。ちなみにウルトラライトプレーン(ハンググライダーに動力が付いた超軽量飛行機)のツアーもありますが、午前中でないと風向きとかの関係で実施できない事が多いようです。ご希望の方は午前中に行く事をオススメします。 -
きたー!!
コルコバードの丘名物、キリストの立像です。これが建設されてまだ100年も経っていないんですよね。しかも建設に9年もの歳月が費やされたけど、それもこれも独立100年に合わせて逆算のもと作られたとか。是非ともワールドカップの施設もしっかり逆算して作って欲しかったものです(笑)コルコバードの丘 自然・景勝地
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キリストの立像は間近で見ると結構な迫力。もちろん我らが牛久大仏には敵いませんが…。どうやって登ったのかは解りませんが、この日キリストの肩の辺りに人が乗っかっていました。命綱もなく、囲いもない状態だったので何かの撮影だったかも知れませんが、他の観光客からは邪魔だと顰蹙を買っていたのは間違いない。ま、ご本人たちはそんな白い目を気にせず大はしゃぎでしたが…。
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ブラジルと言えばサンバやボザノヴァですが、一人旅って事と時間的制約で今回はブラジルで音楽を楽しむ機械はないと思っていましたが、下りの車内にご機嫌な集団が!
列車が出発すると突然ボザノヴァの演奏を始めるではないですか。いいね、こうゆうサービス。箱根登山鉄道も車内で雅楽とか演奏したらいいのに(笑)
サンバと書いたTシャツを召されてますが、多分演奏しているのはサンバじゃないと思います。最も、音楽的センスのない私にはこれがボザノヴァなのか雅楽なのか解りませんが。 -
演奏の最中、楽団の一人が乗客の女性を誘って踊り出します。リズムも様になっていてセクシー。次いで二人目の乗客が誘われますが、これまたブラジルの方でしょうか、軽快なステップがいい味を出しています。しかも御歳80オーバー!さすがはカリオカ、脱帽です。
4 travelには動画をアップできないようなのでyoutubeにアップしてみました。「ヒーオジジャネーェイロー♪」と恐らくリオについて唄っているのでしょう。好きだなぁ、この曲。
http://youtu.be/iSJqGRDIE04 -
頂上まで想定以上の時間が掛かり、しかも頂上でのんびりビールなんて飲んでしまったので、麓に戻ってきた時には予定より二時間も遅れた時間。取り敢えず宿に戻ってチェックアウトしなきゃ!と急いで帰ろうにも何番のバスに乗ればいいのか解らず、片っ端から運転手さんに声をかけます。バスって便利だけど、やっぱり海外で使うのは苦労しますね。
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ブラジル料理の代表格と言えば先日ご紹介したシュハスコと今日のランチのフェイジョアーダ。フェイジョアーダは豆と肉の煮込み料理で、水曜日と土曜日のランチは決まってこれを召し上がるそうな。ってな事で最終日が水曜日だったのでそれに合わせて食べに行きました。
イパネマ・ビーチ最寄りの地下鉄General Osorio駅からすぐの所にある、その名もCasa da Feijoada、直訳すればフェイジョアーダの家!これ程ストレートで解りやすい名前ならそうとううまいフェイジョアーダにありつけるはず!
先ずもってお伝えしたいのは、この写真に写っている量が一人前であり、生半可な量ではない事。奥にある黒いどろどろした土鍋はいわゆる石焼きビビンバ鍋と同サイズで、これがフェイジョアーダ!隣のオレンジ色の器は肉の入っていない豆成分だけ。
しかし質より量ではないのがこのフェイジョアーダ。肉はソーセージ、豚バラ、内蔵、ベーコン風の塊などがゴロゴロ入っていてどれも美味!少ししょっぱい味付けがまったりとした豆シチュー成分にうまい具合でマッチしてきます。これははまりますわ。
とは言え、やはり敵は量。食えども食えども減らない鍋。しかしここでは私が日本代表、ブラジルに引けを取るわけにはいかないのです!と大和魂を奮い立たせて猛烈に食す!
やっとこさ底が見え始めた頃にポルトガル語しか話せないフレンドリーなおっちゃんボーイさんが「おかわりはどうだ?」ときたもんだ。俺を殺す気か??そんな食える奴がいる訳ないだろう!!と言おうとしたが、店の反対にいた客のおっちゃんはガンガンおかわりしています。潔く大和魂の敗北を認めようじゃないか。
ちなみに右隣の女性客は観光客だったのでしょう、運ばれてきた量を見て絶句していました。カーサ ダ フェイジョアーダ 地元の料理
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もう米一粒も入らない程の満腹感を感じながら一息を着いていると先程のおっちゃんが「もう下げていいか?」と問い、続いて「デザートはどうだ?」と追い討ちを掛けます。
「…結構です」と言うと「セット価格だから同じ値段だよ?」と。いや、争点はそこじゃないっす…(笑)
結局「うまいから!」との一声に負け味見て程度の量を頂きます。そういえば、ブラジルにきたのにまだ一杯もコーヒーを飲んでいなかった事にここで気付きます。この甘ーいドルチェにほろ苦いコーヒーが最高に合う!
ワールドカップ開幕する前から早速ブラジルに敗北した日本代表salaamでございます。「何で日本がブラジルに勝てないか身をもって解ったよ」と伝えた時のおっちゃんの誇らしげな顔が今でも忘れられません(笑) -
食後の腹ごなしにイパネマ海岸を散歩します。平日だったからか、そろそろ夏も終わりに近づいた時期だったからか、ビーチは差ほど混んでおらずいい塩梅。波打ち際まで歩くと波の音と近くにいる方々の笑い声くらいしか聞こえません。
脳裏ではイパネマの娘が流れ、それも違和感がない、喧騒とは無縁の世界。たまたま訪れた場所柄なのでしょうが、ブラジル滞在中はほとんど喧騒を感じる事はなかったなぁ…と思いながら歩きます。 -
モデルのように美しい女性とすれ違いため息をつく、そんな歌詞のイパネマの娘ですが、生憎時期と時間帯が合っていないのかほとんどそれらしき女性に遭遇しません。
モデルのように美しい女性と人生がすれ違いでため息をつく。私にはそちらの方がお似合いなのでしょう。 -
イパネマ海岸と並んで世界に冠たる名を誇るのがコパカバーナ。
ボザノヴァ好きはイパネマ海岸を思い浮かべるでしょうが、レトロ・ディスコ好きにはバリー・マニロウの名曲コパカバーナこそブラジルには相応しいと考えるのでは。そしてサッカー好きにはイチイチどのビーチかは考えず、ベリーニのサンバ・ディ・ジャネイロ以外は思い当たらないはず。
数人のブラジリアン美女とすれ違いましたが、バリーの歌う通りコパカバーナで恋に落ちてはいけないのです。彼女たちを魅了してしまわないように細心の注意を払います。 -
約4kmにも及ぶ美しい海岸をのんびりと一時間程かけて堪能し、少し足を海につけながら、反対側まで歩くと既に時刻は4時を周っています。
レメ地区まで来るとビーチの人はまばらでブラジリアン美女と写真を撮る計画は敢えなく中止に。ビーチの一番東端はゴツゴツした岩場で終点になっており、ここらではビーチを楽しむ人より釣りをしている地元風の方々がのんびりしています。 -
リオは竹の子のようにぽこぽことあちこちから丘が生えているような、不思議な地形をした町です。そしてリオのファヴェイラ(貧民街)はこれらの急斜面等アクセスが不便な所に位置している事が多いものの、いきなりぽこっと丘になっているので路地一本跨いでいきなりファヴェイラと言うような場所もチラホラ。
元々の計画ではコパカバーナから要塞のある丘の反対に回ってポン・ジ・アスーカルへ歩く予定でしたがとてもじゃないけど回れる道はない様子。しかもレメ地区にもファヴェイラも隣接している場所が見えたので、本当は直線距離にして500mにもならない所ですが、バスで大きく迂回することにします。 -
ウルカ丘から西の方を眺めると今朝登ったコルコバードとキリストが夕暮れに包まれています。ほんの10時間しか経っていないはずなのに既に昔のような不思議な感覚がします。
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ビーチとコルコバード以外でリオの名所と言えば奇岩山ポン・ジ・アスーカル。リオの街並みを一望できる岩山で頂上まではロープウェイで登れます。ロープウェイ乗り場までのバスは「ポン・ジ・アスーカル行き」ではなく「ウルカ行き」。
ポン・ジ・アスーカルは和訳すると砂糖のパン。双子の山がその名の通り、ポン・ジ・アスーカルと言う菓子パンに形がそっくりだからで、英語では、シュガーローフと呼ばれる程。
ちなみにポン・ジ・アスーカル頂上まではロープウェイを二本乗り継いで行きます。一本目が麓から200m程のウルカ丘山頂へ、そこから乗り継いで大きい400m程のポン・ジ・アスーカルまで。 -
ポン・ジ・アスーカル山頂からリオの街並みを見つめながら旅をゆっくりと振り返ります。最初は薄暗い程度だった周囲も、美しい夕焼けに包まれながら、オレンジ、紫、濃紺と化粧を変えていく様は眺めていて飽きが来ない。ここは間違いなく最終日の夕暮れ前から日没までを過ごすべきスポットですね。
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今回の旅は最初にイグアスの滝を持ってきちゃって失敗したな…と当初は思っていたけど、後になって振り替えると一番いい構成だったかも。あくせく歩いて観光をしたのは初日と最終日だけで、他は移動距離こそ長かったもののなかなか体力的にも余裕を持てたと思います。
世界三大美港の一つと言われるリオ、確かに美しいですが、周りがみんなカップルで私はひとりぼっち。そして間もなく旅も終わりと考えると切なさも込み上げてきます。ポン ジ アスーカル 山・渓谷
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宿から荷物を引き取り空港へ。しかし空港へ行くまでにはまだ少し時間に余裕がある、ので、宿の向かいにある二軒の酒場の一方でビールを一本だけ頂く事に。
調度どこかのサッカーの試合がやっているらしく、ただでさえ大にぎわいの店はチャンスとピンチの度に盛り上がりえらい騒ぎ。でも身の危険を感じるような騒ぎではなく、なんとなく一体感のある盛り上がり。
そう言えば、この国でワールドカップが開催されるんだよな…。
今更ながらワールドカップが一ヶ月後に開催される事を意識した瞬間。本当にここでワールドカップが開催されるの?と聞きたくなるくらいワールドカップの空気が感じられない。ポン・ジ・アスーカルの頂上にある土産物店でちょこっとだけグッズが売っていた程度。大丈夫なのか?と思っていたけど、後日の報道を見たらやっぱり間に合わない所が続出だったのね。
今度は町のエネルギーを感じる南米旅行がしたいな、と、思いながら残ったビールを飲み干して酒場を後にします。
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