地球の裏側へ！ part 4 - TAM航空 リオデジャネイロ→ フォスドイグアスー

2014/04/03 - 2014/04/11

やっと地球の反対側、ブラジルに到着したー！と、思いきやまだまだ飛行機を乗り継ぎ移動は続きます。
一先ず手持ち資金が０なのは心許ないのでお金を入手し一路、国内線チェックインカウンターへ。
リオデジャネイロから本日の最終目的地フォスドイグアスへはブラジル航空業界の雄、TAM航空を利用。それまでいたスターアライアンスを脱退してワンワールドに加盟したばかりの航空会社です。
ちなみに加盟日は3月31日で私の出発日は4月3日。ワンワールド絡みの予約発券をしたので対応期限はギリギリで方々にご迷惑をお掛け致しました。だってブラジル国内線高いんだもーん！(笑)
直接TAM航空の方に聞いたところ、同社が販売しているTAMブラジルパスはお値段はお得だけど、対象の予約枠がすぐ埋まってしまうので早く予約しないと…。だそうです。早い人では半年くらい前から便を決めて押さえているそうです。私、半年後に何しているかなんてワカラナイヨ。

エリア リオデジャネイロ(ブラジル)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 飛行機
• 航空会社: ラタム航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

凶悪事件が頻発すると名高いブラジルですが、空港の中では身の危険を感じる事はありません。
しかし困ったのが語学。サンパウロに次ぐブラジルの大都市、しかも観光の拠点でもあるリオデジャネイロの空港とは言え英語はなかなか通じません。チェックインカウンターにいるお姉さんまでもが英語が怪しい。
最終的には私のスペイン語なのかポルトガル語なのか、そもそも言語なのか解らないポルトガル語でチェックイン完了。ちゃんと希望の窓側席も頂けたし、通じたって事でしょう。
「Welcome to Brazil!」って言われたので「Welcome to oneworld!」って言ったら笑ってくれました。
ちなみに一応空港の中には無料のWi-Fiサービスがあるらしいのですが、イマイチ操作が解りません。どうも国内線のセキュリティ検査を越えた辺りでは届いていないみたいです。

アントニオ カルロス ジョビン国際空港 (GIG) 空港

日本ではほとんど見かけませんが、海外では時折分刻みのスケジュールを組んでいるフライトがありますよね。5分刻みなら日本でもありますが、ここまで細かい時間設定をしてそんなに細かい時間を守る事できるのかな？

TAM航空 JJ3187便
17:23 リオデジャネイロ(ガレオン空港)発
19:26 フォスドイグアス着

ガレオン空港を飛び立つと眼下にリオの美しいビーチがチラッと見えます。本当はガレオン空港より市内に近いサントス・ドゥモン空港の方がポン・ジ・アスーカルすれすれに飛んだり、有名なビーチが眺められたりと希望だったのですが、便がないからにはしょうがない。

リオデジャネイロは雲の下となり、全く視界が利きません。噂によるとキャプテンが粋な方だとイグアスの滝上空で少し旋回して滝を見れるよう飛んでくれたりするそうですが、離陸した段階で夕暮れ…。2時間後には陽もすっかり暮れて、旋回しようものなら暗闇の中を迷走するだけになる事は必至。残念…。

国内線とは言えど、2時間ちょっとのフライトとは言えど、ちゃんと機内サービスがあります。ちょこっと見た感じではアルコールサービスはなさそうですが、ちゃんと軽食付きです。
それまでは陽気に笑ったりはしゃいでいたりしたブラジル人の皆様もちゃんと着席遊ばせます。
日本では機内ではしゃごうものなら周囲の冷ややかな目線を頂戴しますが、国が違えば、ですね。個人的には明るい雰囲気で笑い声が聞こえる環境の方が好きです。本当に眠い時は周りが騒がしかろうが寝れてしまいますから。

オレンジジュースとスナックの入ったパックを頂き、ブラジル上空を一っ飛び。
どこかの映画放映権を買って上映する個人テレビもいいですが、機内誌もなかなかオツなもの。映画と違ってその航空会社の個性が溢れているから面白いですね。
そんなTAM航空の機内誌はnas nuvens。「雲の中で」と言う意味だそうで、なかなかお洒落なネーミング。そして今月の雲の中は東京です。飛び立ったばかりなのに戻ってきちゃった！TAM航空さん、東京に飛んでいないのに(笑)
ベタな観光スポット巡りではなく、現地在住のブラジル人が進めるスポット巡りらしくなかなか興味深い特集でした。

イグアスの滝、もとい、フォスドイグアス国際空港に到着した頃には陽もとっぷり暮れて、上空からは何も見えない状態。

成田を出発してから実に34時間も移動していました。
遠かったー！

フォス ド イグアス国際空港 (IGU) 空港

なんかもう移動だけで全て達成した気分ですが、まだ観光は一切していません(笑)
初の観光客らしい写真スポットはブラジル国旗はためき、Foz do Iguacuの文字が誇らしげな空港ビル。本当にやってきたんだー！と感慨深いですね。

ふと振り替えると経営統合したLAN航空とのツーショット。それぞれのブランディングを残したまま運航するのかな？それともいつかはLATAMとして運航するのかな？

空港から市内まではタクシーか路線バス。治安と時間を加味してタクシーにしようかと思いましたが、アメリカ人のバックパッカーお嬢さんがバスを待っていますし、空港のスタッフに聞いても問題ない！との事なのでバスに決定。しかし肝心のバスがなかなか来ない。ヤバい、眠くなってきた。

市内のバス終点からホテルまでは目と鼻の距離。でも暗闇の中、少し不穏な空気が漂っていたので写真は撮らずそそくさと予約したホテルに向かいます。
眠気も限界に近く、さっさと寝てしまいたい中、ホテルに到着するとブラジル美人のお姉さんがリストを見ながら渋い顔。
「今晩はオーバーブックしちゃったの、ごめんなさい。」
いやいやいや。凶悪犯罪渦巻くブラジルでか弱いブタ…じゃなくて羊のような私に野宿をしろと？それともなんだいお姉さん、今宵はあなたのオウチに？と思いきや隣の系列ホテルに泊まってくれと。
うーん、予約していたのが所詮ベストウェスタンと言えど一応世界的なチェーンに対してどんなホテルがあてがわれるのか？と身構えましたが、意外と良さげ。ネットで見たベストウェスタンの部屋がショボかったのでむしろ喜んで！

Del Rey Quality Hotel ホテル

無事ホテルにチェックインが終わり、ちょっとしたトラブルを乗り越えた所でお腹が空いている事に気付き晩御飯を食べにいきます。
夜間の一人歩きはなるべく避けたい所、送迎バス付のレストランへ。その名もChef Lopes。見渡すと広い店内は私一人だけ…。気まずい(笑)
何はともあれ、無事到着した祝杯をブラジルビールで上げます。Skol、雨季のアマゾンにいかにも合いそうな名前ですね。グビグビ行けちゃいます。

何が美味しいか解りませんので、現地っぽいものを注文してみます。最初はステーキを勧められましたが、後日シュラスコを食べに行く予定があったのでパス。すると聞いた事もないアマゾンの魚がいいそうな。
確かに淡白で美味しいのですが衣が厚め。ちょっとイギリスのフィッシュアンドチップスに出てきそうな衣が少し柔らかくなったような感じです。聞くところに寄ればだいぶ大きい魚のようですね。
散々機内食を食べてきた身には重めでしたが、完食しご馳走様でした。
やっと次から移動ばかりじゃない紀行文が書けます(笑)