地球の裏側へ！ part 7 - TAM航空 サンパウロ→マナウス

2014/04/03 - 2014/04/11

もう食えん！と叫びたくなる程シュハスコを食べた翌日は早朝に起床し空港に向かいます。うーん、旅が始まって4日目だけど毎日飛行機に乗っている…。ますます飛行機オタク(強ち間違ってはいないのですが…)のブログになってきちゃいましたね。

さて、朝イチの便でサンパウロ・グアリュロス空港から向かうのはブラジル北西部に位置するアマゾナス州の州都マナウス。
国内線だからと侮る事勿れ、ここは日本の20倍以上の国土を持つブラジルです。国内線と言えど4時間以上のフライト。しかもサンパウロとマナウスでは一時間の時差まである！イメージとしては東京から香港まで飛ぶ感じですね。
さ、行ってみましょう。

エリア サンパウロ(ブラジル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

うーん、こうやって見てみると本当にでっかい国ですね。ほとんど南米大陸横断と同じくらいの距離を国内線として飛ぶわけですから。
もっとも、日本も南西から北東にかけて極めて長細い国なので札幌から那覇までの国内線に乗ると3時間50分も掛かるんですけどね。

TAM航空 JJ3748便
09:30 サンパウロ発
12:35 マナウス着

ブラジルの国内線は合計4回乗りましたが、この便だけはエアバス330の運航。恐らく長距離国際線にも使われている機材なのでしょう、ビジネスクラスのお座席も立派な物でしたが、私はエコノミークラスに座ります。
ちなみにエンジンに誇らしげにBrasilと書かれております。英語だとBrazilですが、ポルトガル語だとBrasilなんですね。

グアルーリョス国際空港 (GRU) 空港

定刻より少し遅れて出発、眼下には昨日の市街地と打って変わって牧歌的な光景が広がります。成田と羽田の関係がグアリュロスとコンゴーニャスに当てはまる感じですね。
サンパウロは霧の発生率が高いらしく午前中の便は大幅な遅延が多いと聞いていましたがすんなり。カツカツのプランで来ているので大した遅れじゃなくひと安心。

フライト時間が長いので機内では何をして時間を潰そうか…と迷っておりましたが、なんとこの機材では個人モニターが付いています！しかもしっかりとイヤホンまで配られるじゃないですか。
コンテンツとしては直前に乗ったエミレーツ航空に劣りますが、国内線で個人モニター付の機材を投入するとはなかなかですね。長距離なので退屈しなくて嬉しい限り。
イヤホンのケースも小型のジップロックでしっかりした作りの物、旅中に使わない日本円の小銭をまとめておくのに重宝しました。

ちゃんと機内食も出ます。やはり時間帯によって提供される物が違うのかな？この便ではサンドイッチが提供されました。
フランスパン風のパンは硬めが好きなのですが、このパンは柔らかめ。でも中のチーズ？とマッチしてまぁまぁ美味しく頂けました。贅沢を言えばもう少し具の存在感(味と量、共に)があれば良かったのですが、ただで貰っているエコノミークラス食である以上、文句は言えません。

ざっと機内を見渡すと搭乗率は8割くらいかな？大型機でもここまでの搭乗率って事は準幹線路線なのでしょうか。
ちなみにそこそこ乗っている便ですが、隣は空席。なんとなく儲けもんで得した気分になりますね。

アマゾン川流域はまだまだ雨季なので雲が多いです。しかし雲の合間から地上のジャングルが見えます。そして同時にアマゾン川の支流かな？大きい川もちらほら見えます。
イグアスの滝を出発した時の眼下はそこそこ開拓されている様でしたが、ここらは本当に未開！

転た寝をしていて目が覚めると一瞬「海？？」と見間違う水面の上空。寝惚けていたとは言え、本当に一瞬海かと思って飛行機を乗り間違えたかと焦りました。マナウスは内陸なのに、何故海？？
よくよく周囲を見渡すと海かと思っていた水面はアマゾン川。結構な高度からでも一瞬対岸を見つけられないとは、どんだけ川幅が広いんだ！

真下を覗くとジャングル一色。
そう言えば昔あったブラジルのナショナルフラッグ、ヴァリグ・ブラジル航空はジャングルで墜落した時のために、ジャングルでのサバイバル術をトレーニングで受けるって聞いた事あるなぁ、と思いながらマナウスへ向けてファイナルアプローチ。

無事マナウス空港に到着。

暑い！

サンパウロから北上したけどここは南半球。北上すればするほど赤道に近くなり気候も暑くなる。内陸なのになぜか湿度は高い。
2012年に倒産したばかりの貨物航空会社の飛行機が野晒しになっていますが、たかだか二年の間で、金属製の機体がここまでカビ？コケ？まみれになるとはなかなか過酷な環境なのでしょうね…。

それではジャングルへレッツゴー！

エドゥアルド ゴメス国際空港 (MAO) 空港