ここはやっぱり心の故郷、2014年のシドニー　Part1　波乱の往路

2014/05/09 - 2014/05/10

2014年5月のゴールデンウィーク明けに、３年半ぶり、久々のシドニーを満喫してきました。

ゴールデンウィーク直後のチケットの安い時期に、早期退職で得た資金を利用し、人生初の自力でのビジネスクラスの旅を計画。サービスが良く、チケットが安い、キャセイの香港乗継便を利用した旅を楽しんできました。

オーストラリアは、天気の良し悪しが、滞在の良し悪しを大きく左右する場所。過去の滞在では、晴れた日に恵まれた時もあれば、全ての日が雨か曇りで絵にならない風景ばかり見せられたときもありました。

通算23回目のオーストラリア、そして、14回目のシドニー。
さぁ、今回は、どんな旅になったのでしょう？？？

Part1では、波乱に満ちた出発の様子を紹介します。

【2018年10月21日　リニューアル】

エリア シドニー(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回購入したキャセイの航空券は、HND-HKG-SYD-HKG-NRTと言うルートで、往路は羽田より出発、復路は成田で帰国です。

京急で羽田に向かい、人もまばらなチェックインカウンターで手続きをし、出国手続きをそそくと済ませた後、早速ラウンジへ。
キャセイは、JALと同じワンワールドアライアンスのメンバーなので、キャセイのビジネスクラスの搭乗客は、JALのサクララウンジを利用できます。
ドアの向こうには、一体、どんな世界が？？？

羽田空港国際線 JALサクララウンジ 空港ラウンジ

ドキドキしながら、サクララウンジに。
ラウンジ内、人がまばらで、落ち着きます。

羽田空港国際線 JALサクララウンジ 空港ラウンジ

サクララウンジでの食事。
山盛りです！
カレーも、和牛のチャプチェも、涙が出るくらい、美味しかった。

カレー、皆さん、食べてました。
サクララウンジのカレーって、有名？？？

羽田空港国際線 JALサクララウンジ 空港ラウンジ

ビジネスクラスのチケットの価格をネットで調べてみたら…

全て燃油サーチャージ込みで、
JL、QFの直行便は、約60万円。
SQでシンガポール経由だと、約40万円。（本当は、これに乗りたかった）
CXの香港経由だと、30万円弱。
サービスが良く、チケットが安い、CXでのビジネスクラスの旅となりました。

744機材のビジネスクラス。
CXでも、ジャンボ機は、もうすぐ、乗れなくなっちゃうのかな？

出発前に、悲しいお知らせ。
経由地の香港が、嵐の影響で、空港閉鎖。
「しばらく、出発できません」だって。
がーん。

エコノミークラスの人たちは、狭い座席で長く待たせるわけにもいかないからか、ロビー待機、一方、ビジネスクラスの乗客は、先に機内に入ります。
飛行機は動きませんが、快適な座席で、飛んでいるときと同じサービスを受けながら、出発のときを待ちます。

結局、2時間半遅れでの出発となりました。
波乱の幕開けだぜぇ。
開き直って待つしかないよね！

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

離陸後、しばらくしてから、お楽しみのお食事タイム。

CX549便の機内食の紹介いたします。
これは、前菜。
ホタテがサイコーにウマかったです！

メインはビーフを選びました。
牛バラ丼の上と下が分かれて出てきた感じ？
美味しいけど、ご飯、多過ぎ。
サクララウンジのカレーが利いたかな？

デザートは、チーズの盛り合わせ＆フルーツの盛り合わせ。
お腹…ヤバいです。

香港到着前にモニターに表示された、接続便の案内。
接続便の161便は……「グランドスタッフに確認を」との表示が。
タダでは済まない予感しか、いたしません…

飛行機は、上へ下へと揺れまくりながらも、何とか香港に到着。

この日は、香港を発着する、全ての便が、ディレイに。
なもんで、空港中、大混乱。
エアコンは効いているのに、たくさんの人が慌ただしく動きまくっているため、空港内は、凄く暑く、汗ダクダク、写真のラウンジに逃げ込みました。
ラウンジでは、イライラに耐え切れず、プッツンした客が、ＦワードやＳワードを機関銃のように連発。周囲は、ただただ、苦笑いするしか、ありませんでした。

あっしですか？
映画でしか見たことがない場面に初めて遭遇し、少しだけ、楽しんでおりましたが、何か？

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

結局、搭乗予定だったCX161便には乗れなかったので、約3時間後にシドニーに向けて出発する、101便に振替え。
キャセイは、東京を含め、主要な都市との間には、１日に４～5便と多くの便を設定していて、それは、シドニー線でも同様です。
おかげで、それほど大きな影響を受けずに済むようになっています。

…が、この便の出発も、定刻の23時55分から、嵐の影響で0時25分に変更となり、ゲートに向かうと、更に、「25分待て」との指示。このときは、出発の時間が見えてこない状況に、少なからずの不安もありました。

あ～！
早く、寝たい～。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

1時近くになって、やっと機内へ案内されました。
ふ～、一息つける…

A330の機内。
羽田発と同様に斜め向きでしたが、羽田出発のジャンボ機は窓を背にしての斜め向き、一方、香港ーシドニーを飛ぶこの便は、窓に向いての斜め向き。
この向きの方が、違和感を感じません。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

エコノミーだったら、窓１つ分のスペースですが、こちらは、窓３つ分。
目一杯足を伸ばして、くつろげます。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

羽田発と同様、機内に案内されるも、出発できず。「管制塔の離陸許可が降りない」との機内アナウンス。

羽田出発の時と同様に、ビジネスクラスの乗客は、機内待機。しばらく機内で自由時間になりました。ぷらぷら、歩き回れるのを良いことに、写真をパシャパシャ。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

結局、飛行機は、3時近くに離陸。

ビジネスクラス全景。
こんな機会、またと無いから、しっかり味わおうと思いつつも、すっごく眠くなって、離陸直後の夜食はパスしました。

目覚めたら、朝の8時半。
9時近くに朝食が。

予定通りの便に乗っていたら、4時とか5時に、この食事が出されていたワケで、この食事のタイミングは、ディレイとなって、良かったです。

機内からの１枚。
「飛行機で飛んでます」って感じがするでしょ？

お気に入りの１枚です。

嵐の香港を抜け出し、飛行機は、オーストラリア大陸の上空に入りました。香港の嵐とは対照的に、この日のオーストラリアは好天に恵まれているようです。

オーストラリア大陸に入ると、飛行機は、鬱蒼とした熱帯雨林の上を飛行します。

そして、森林地帯の中から、建物がポツリポツリと見えてきたら、それは、シドニーにかなり近付いている証拠です。

ここまで建物がビッシリになったら、シドニー着陸まで、あと少し！

シドニーに到着です。

早朝のシドニーは、成田を始め、日本や中国からの直行便が立て続けに到着する時間帯で、イミグレはとても混雑するのですが、僕がこのとき到着したのは、10時過ぎ、早朝の慌ただしい時間は、すでに過ぎ去っていたため、入国手続きは、とてもスムーズでした。

イミグレでのイライラを回避できたのも、ディレイの嬉しい副産物かもしれません。

シドニー国際空港 (SYD) 空港

過去のシドニー滞在の日記でも書いた通り、僕は、シドニーでは、「ノース」と呼ばれる、シティとは海を隔てた対岸のエリアに滞在することに拘っています。
この滞在でも、宿は、鉄道でハーバーブリッジ（通は『橋』と呼ぶ）を渡った向こう側にある、ミルソンズポイント駅前のバイブ・ホテル(Vibe Hotel)にしました。

ミルソンズポイント駅 駅

バイブ・ホテルは、今まで、何度となく見かけたり、前を通りかかったりしましたが、利用するのは今回が初めてのホテルです。

このホテルは、以前は、ダックストン・ホテル(Duxton Hotel)と言う名前で、当時ワーホリ君をしていた大学の同級生曰く「売●婦御用達らしい」とのことでしたが、僕が滞在したこのときは、そんな雰囲気は、微塵もなし。至って普通のホテルでした。

調子に乗って、追加料金を払い"Harbour View Room"にしたので、滞在中は、このラベンダーベイ(Lavender Bay)の景色を、独り占めにしていました。

Vibe Hotel North Sydney ホテル

ホテルで一休みした後は、メシを食べに、お出かけ。
チャイナタウンにある、サセックス・センター(Sussex Centre)のフードコートに、足が勝手に向いかます。僕のシドニー最初の食事は、必ず、ここなんです。

1993年にシドニーと出会ってから、21年。
その間、オリンピックを経験し、バブルも経験し、コンビニが林立、シドニーは、常に変化してきました。
しかしながら、このフードコートだけは、変わらないで残ってくれている。

涙が出るくらい、ホッとします。

サセックス センター ショッピングセンター

初めて出会った、アナログな時代のシドニーから、全然変わっていないなぁ。

サセックス センター ショッピングセンター

大好きな「撈麺」と言う、汁無しそば。
英語では、"Dried Noodle"と呼ばれているようです。

食べている最中に、中国系のカップルが「隣に座っていい？」
彼氏の油そばっぽい料理があまりにもウマそうだったので、「それ、どのお店の？すっごい美味しそう！」と聞いたら、「あそこのお店の38番」。横から彼女が「美味しそうじゃなくて、本当に美味しいんだよ～」だって。

日本と近隣の国々との関係が悪くなって久しいですが、シドニーでは、そんなこと、関係ありません。みんな、フレンドリー。

サセックス センター ショッピングセンター

撈麺だけじゃ何となく物足りなかったので、隣のDixon Food Courtで、Ice Longanなるものを注文。

サセックス センター ショッピングセンター

出てきました。
Ice Longanは、「リュウガン」と言うライチみたいな果実を缶詰の汁で満たしたもの、出されたときは、「ちょっと、ヤラれた」感が（笑）
でも、キ～ンと冷えてて、クールダウン！
思ったより、美味しかったです。

お腹を満たして、翌朝から、本格的に活動開始です！

サセックス センター ショッピングセンター

この旅行記へのコメント （2）

• malさん 2021/11/26 20:51:04

  街歩きって、小さな発見も楽しくていいですよね♪

  yeppoon_loverさん。はじめまして。
  
  malの旅行記に「いいね！」&フォローいただき、ありがとうございます😊
  
  yeppoonさんのいろいろな旅行記を拝見させて頂いているところです。
  オーストリアもタイも行ったことが無いので、観光地だけで無く生活感溢れる路地や街並みなど興味深いです。
  
  私はアジア圏には、上海、北京、青島、台北と仕事で行ったことがあるだけなので、モルディブ熱が冷めたら(苦笑)先ずは台湾とタイは行ってみたいなと思っています。
  唯一プライベートで訪れたのはマカオと香港！特にマカオはポルトガルの影響を受けた美しい街並みや建造物、一方路地に入れば生活感漂う雑踏とした雰囲気、カジノの華やかなイルミネーションなど、街がいろんな顔を持っていて楽しかったのを覚えています。
  
  今日、悪いニュースが有りましたね。南アフリカで新たな変異株(しかもデルタよりタチが悪いタイプ）が広がり始めている。
  こんなのが、また世界中で広がってしまったら、来年も海外どころでは無くなってしまう｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
  逆にオーストリア、日本人は隔離無しで入国OKになりましたね。
  日本帰国時の隔離政策が早く緩和されて欲しいものですが…なのに、ここにきて新たな変異株とは…
  
  国内旅行の予約を２件入れてみました。
  2年半ぶりの旅行です♪
  久しぶりに旅行前のワクワクを今、感じています。
  
  いろいろと長くなってしまい失礼しました。
  (^-^;
  どうぞ、これからもよろしくお願いします。
  
  mal
  

  yeppoon_loverさん からの返信 2021/11/29 20:26:22

  RE: 街歩きって、小さな発見も楽しくていいですよね♪

  malさん
  
  こちらこそ、初めまして。
  返事は遅くなり、大変、申し訳ございません。
  また、いいね！をたくさんいただき、本当にありがとうございます。
  
  オーストラリアも、タイも、日本ではできないとても楽しい過ごし方ができますので、このコロナ禍が収束したら、ぜひ行っていただきたいです。
  
  モルジブの写真がすごくキレイなので、ぼ〜っと眺めておりました。
  仕事の合間の中国、香港、マカオ、台湾の様子、ご紹介いただけると嬉しいです。
  
  今度はオミクロン株…日本では感染者が急減してトンネルの出口が見えてきた？と思ったら、今度は新しい変異株で、トンネルの出口が消えてしまったような気持ち、もう誰もが疲れてきていますから、政府は、きちんと対策を考えてほしいですね。
  それから、まだまだ、海外の旅は怖くて手配できないです。
  
  仕事次第になりますが、私も12月に一つ、旅を手配しています。
  本当に行けるように、毎日、一生けん命、頑張らないといけません。
  
  それでは。
  
  yeppoon_lover