鎌倉市長谷子ども会館（旧諸戸邸）のタンポポ

2014/04/08 - 2014/04/08

　鎌倉市長谷にある鎌倉市長谷子ども会館（旧諸戸邸）は、明治41年（1908年）に福島浪蔵氏邸として建てられ、大正10年（1921年）に諸戸清六氏の所有となり、昭和55年（1990年）に鎌倉市に寄贈された。 外観は、バルコニーの柱にギリシア建築の様式を取り入れた洋風木造2階建寄棟造、スレート葺である。鎌倉市長谷子ども会館洋館と蔵が国の登録有形文化財に登録（平成18年（2006年））されている。また、鎌倉の景観重要建築物（指定第12号）（平成7年（1995年））でもある。
　甘縄神明社ではカントウタンポポに混じって西洋タンポポが生えていた。100mほど鎌倉駅寄りに広場と長谷子ども会館があり、カントウタンポポの花盛りである。道路から1、2mほど高い場所にあるから、西洋タンポポの綿毛も届かないのであろうか？
　正面階段横には駐輪場があり、その上のフェンスと側壁との間の狭い場所にカントウタンポポに並んで白い花を咲かせる2株のシロバナタンポポが生えている。長谷子ども会館の年配の職員に聞くと、自然に生えているシロバナタンポポだという。鎌倉の平地で見つけた初めてのシロバナタンポポだ。しかも、自生している。脇の長谷子ども会館エントランスに小学生の女の子が2人いたので、呼んできて並んで咲くカントウタンポポ（キバナタンポポ）とシロバナタンポポを見せた。「タンポポには白と黄色の花が咲くものがあるんだよ。」、「先生に白い花のタンポポを見たと言いなさい。」
　私は小学生時代に黄色いタンポポと教え込まれ、タンポポに白い花があることなど全く思いもしなかった。特許や学位論文（今、何かと話題の博士論文）をものにするのに最も障害となるのがこうした固定観念だ。子供の頃から、チューリップの花と同じように、タンポポの花も黄色ばかりではないことを知っていることは大切なことだと思う。
（表紙写真は長谷子ども会館（旧諸戸邸））

エリア 鎌倉(神奈川)

長谷子ども会館（旧諸戸邸）。

長谷子ども会館（旧諸戸邸）。

長谷子ども会館（旧諸戸邸）の窓。

長谷子ども会館（旧諸戸邸）の窓。

長谷子ども会館（旧諸戸邸）。

長谷子ども会館（旧諸戸邸）。

長谷子ども会館（旧諸戸邸）の桜。

長谷子ども会館（旧諸戸邸）のカントウタンポポ。

長谷子ども会館（旧諸戸邸）のシロバナタンポポ。

長谷子ども会館（旧諸戸邸）のシロバナタンポポ。

長谷子ども会館（旧諸戸邸）のシロバナタンポポ。

長谷子ども会館（旧諸戸邸）のシロバナタンポポとカントウタンポポ。