2014/02/16 - 2014/02/16
92位(同エリア209件中)
まりも母さん
関東では、何十年ぶりとか観測史上最多降雪量なんて週末が2回も続いた2014年2月。
うちの近所は雪より雨がひどい位で、残り雪もそれなりに溶けてくれました。
天気も良くなったので、日曜日の昼頃から、どこかへ行こうか〜?
でも、久々のまともなお天気の日曜日、各地で開催中のひなまつりは混んでいるだろう、とそれを避けて、いつか行ってみよう、と思っていた「野田市」へ出かけました。
野田市は、キッコーマンの企業城下町。
大きな工場や会社関連の施設などが沢山ある場所です。
ほとんど調べもしないで、出かけてしまったいつものパターンではありますが、
それなりの楽しい見どころもありました。
ちゃんと調べて出かければ、一日たっぷり楽しめる場所である、という事も判ったので、
今回は、野田町歩きの第1回目。また2回目もやれそうです。
旅行記は
野田市 お醤油の町でレトロ探し 前半
(野田市市民会館 旧茂木佐平治邸)
野田市 お醤油の町でレトロ探し 後半
(興風会館と町歩き)
に分けて掲載致します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
毎度の事ながら、「野田のキッコーマンのあたりには蔵とか古い建物があると聞くのでいつか行ってみよう・・・」と思いつつ、ちゃんと調べていなくて、
今日もお昼頃にとりあえず、そっち方面に出発〜となりました。
車内で、タブレットで調べたりはしたのですが、
野田市は基本的に観光地ではないので、観光案内の類はかなりお粗末です。
観光協会のサイトには詳細が足りない・・・。
なので、まずはどこを目指すか?
最初に目指そうと思った”花輪歴史館”は冬期閉館中でした・・・。
車を停めて歩くつもりだったので、車が停められそうな、”市民会館”という名称を目的地にしてみました。
着いた所は「え?これが市民会館???」市民ホールの建物を想像していたので、なんじゃこりゃ?な訳です。
しかし、”野田市市民会館”と”野田市郷土博物館”は同じ場所ですし、看板もあったので、間違いは無さそう・・・。
門の向かいに雪でどろどろになった駐車場がありましたので、そこに停めます。 -
そこは弁柄壁に薬医門のある和風の建物だったのです。
寺子屋開催中とか日本刀の展示案内などがあるのでとりあえず入ってみます。 -
”野田市市民会館”(旧茂木佐平治邸)
大正13年(1924) 国指定登録有形文化財
キッコーマンの前身 野田醤油株式会社の創業者の一人茂木佐平治氏の元お屋敷。
昭和31年に宅地と建物 が野田市 に寄贈され、翌年市民会館として開館
今日は子供の生け花作品展も開催されれいるようで、親子連れもこの大玄関から上がっていきました。
この建物への入館は無料です。(敷地内の郷土博物館も入館無料です)
野田文化広場のwebサイト 市民会館・郷土博物館の案内
http://noda-muse.or.jp/ -
ちょっと見えにくいかもしれませんが、
破風の所にある木彫りには亀が三匹彫られています。
亀甲萬のシンボルがこのりっぱな大玄関に鎮座しているのですね。 -
賓客用に使われる大玄関は、本来なら、私のような庶民は絶対 上がれる場所ではないですね。
この建物が野田市に寄付されて、公開されているからこそのものです。
玄関のヒサシ部分の内側は格天井。
その天井に張られた板は、市松に向きが変えられています。
画像では判りませんが、入母屋破風の屋根を支えている左右の柱は、どの面も柾目の通った四方柾の超りっぱな部材です。 -
同じ敷地内に”野田市郷土博物館”の建物もありますが、2月20日からの日本刀展の準備の為、閉館中でした。
-
玄関の脇にお醤油製造用の大正時代のコンプレッサーが展示されていました。
-
邸宅の見取り図があります。どんだけ部屋があるの〜?
めちゃくちゃ広いですぅ。 -
玄関上がった所にまず 畳の部屋。いや、これは玄関の一部です。
そこから横へでると広い廊下。
建具が美しいです。 -
廊下とっても幅が広いのです。
うちだったらここにソファーもテレビも置いちゃうもんね。リビングに使えちゃう・・・。 -
ガラス窓から見える続くお屋敷・・・。
-
雨樋も銅製みたいですよね・・・。
建物は瓦葺きですが、それぞれ庇の部分も銅葺き。
昨日までの雪が軒先から落ちかかって、雪解け水を滴らせていました。 -
ガラスは、昔の手作りのものが使われていました。
これは廊下に囲われた、中庭。 -
そして、ものすごくひろいお台所!!
12畳あるのですって〜〜〜。
昭和31年に寄贈されて、市でも便利なように改装しなかったのが幸い、昔の面影がかなり残っています。
偶然かもしれないが〜流しの上に乗っかってるのは「ママレモン」では!?
なぜ、こんな絶滅危惧種的レトロ洗剤が〜!
うちのダンナ、いまだに食器洗剤の事「ママレモン」って言うんですぅ。
せめてママローヤルと言え、といつも言ってるんですが・・・ちなみにママレモンって今でも売ってるんですよね・・・。 -
流し台の後ろ側。こっちにも小さな流し。
お台所がこれだけ大きかったんですから、お客様もしょっちゅうだっただろうし、
大勢の使用人もいたのでしょうね。 -
木製の冷蔵庫まで残っていた〜。
よく、このままに処分されずにあったものです。
(寄付されて、使い続けるうちに、こういうものは普通なくなりますよね〜) -
お台所の奥に行ってみると、こんな釜が。
これも相当古い。で、この右側にはお風呂があったのです。 -
これがお風呂。五右衛門風呂でした。
お風呂があるだけでもりっぱなのに、実はこのお風呂はどうも使用人用っぽいのです。 -
なぜなら、こちらにひろい超りっぱなバスル〜ムがありましたー!!
弁柄壁のオシャンティーなバスル〜ム!
浴槽はタイルです。
浴槽はグリーンで壁がピンク。大正末期の超モダン。 -
そして、驚きのシャワー設備!
天井は湿気抜きのためか、網代になっています。
屋敷の見取り図によると、このお風呂は「主人風呂」
と、いう事は台所の隣の五右衛門風呂は使用人用?? -
お風呂の隣には畳み敷きの小部屋があり、それは更衣室。(脱衣所兼?)
そしてその隣がこのお部屋。
鏡と洗面台があります。
ダブル洗面ボウル・・・。 -
床はここだけ寄木細工です。
しかも、細工がかなり複雑な寄木です。
きれいです。 -
古い写真が貼られていましたが、ここに昔は床屋さんの椅子があったようですね。
床屋さんを呼んで、自宅で散髪してもらったらしい。
今はこの椅子はありませんが、これもきっと外国製の輸入品だったんだろうなぁ。
お客様をお迎えする時は、奥様も髪結いを呼んで、きれいに結い上げてもらったりしたんだろうなぁ〜。 -
洗面台もなんともかわいいです。
横の丸い穴はなんだろう?中に穴が空いていてコックみたいなのもある。
もしかしたら、ガスでも引いてたのかな?
お湯を沸かすようとか、そういうのだったのかも・・・。 -
これは、更衣室の照明器具。
照明器具も古いものがそのまま使われているようです。
上のひっかけの器具の所が新しいから、多分、電線の老朽化対応で、新しく直されているんだと思います。
でも、シェードは古そう。竹の細かい細工の入った素敵なものです。 -
これは、中庭をぐるりと囲む廊下の一部。
ガラスをこんなに沢山使うだけで、当時はすごくお金もかかったろうなぁ。 -
更に奥へ進みます。
こちらの一角はお屋敷の中でも奥座敷、格の高いお部屋の
エリアです。
この画像は、そのお部屋の前に廊下なんですが、恐るべき事に全ての材料が柾目のものです。 -
今日は、ここで、子供の生け花教室の作品展が行われていました。
生け花作品展だったので、端の書院や床の間をズカズカ見に行くのははばかられたので、遠くから見ただけですが、
やっぱり、ここも細部まで、細工や柾目尽くしのすごいものなのでありました。 -
ガラス越しに広いお庭が見えます。
やはりこのお部屋は屋敷の中で、眺めの良い もっとも格の高い、ご主人やお客様のお部屋に使われたものなのでしょうね。 -
欄間は全て、一枚板の彫りものです。
しかし、昨年見た大日苑の両面彫りみたいに、一見してこれはすごい!!と思わせない、さりげないものすごさなんですよ・・・。
室内で使われている木材がどれも柾目のものである事などもそうです。
一見判らない。でもじっくりみるとえ〜〜〜こんな所までこだわっているのかー!!
ちょっと古いけど〜「どんだけ〜!」と叫びたくなりますです・・・。 -
この欄間も一枚板から彫ったもの。
ちょっと中国風の文様だと思うんだけど。
月餅の表面にこういう模様ついてるよねぇ〜。 -
ダンナが「見て見て〜」と呼んでます。
これは何でしょうか?
ヒント、この壁の向こうはおトイレです。
って事で〜これは昔の水洗トイレのタンクでしょう〜。
しかも屋外に・・・。
凍結しちゃうからウレタンのカバーとかかけたい所ですが、そんなもんある訳ないじゃん。
だからなのか、なんかヨシみたいな植物系のもので巻いてあるのです・・・。
トイレ自体は新しい今のものに変えられてあり、実際、利用者用のトイレとして使えるようになっていましたが、お外のこれは保存されていたんですね。 -
ここは角の4畳半のちいさいお部屋。
そこの障子ですが、一部、まん中あたりは開くようになっています。
障子は壁の役目もある訳ですが、採光なのか風通しなのかその真ん中あたりが開く訳です。細かいです〜。 -
これは、お庭に面したガラス戸の脇の戸袋の所。
雨戸の枚数が半端無いから、この小さい扉を開けないと奥のが出せないのね・・・。
うちの昔の家の戸袋は一部、手が入るように切り込みがあるだけだった。
まぁ、豪華なお屋敷だと、庶民の家とは違った設備が多いのだわ・・・。 -
そして、これ。
生け花教室でいらっしゃった方に建物を見せて下さい、とご挨拶した所、教えて下さった、小さな石の階段。
これ、中庭の端っこにあって、階段を降りると、廊下をくぐって、お庭の方へ出らるの。
今は、安全の為らしく、一番下の部分に水が貯められて渡れないようにしてありましたけど・・・。 -
こっちがお庭側の階段。廊下の床下に潜るようにあるの。
これは、お庭を手入れする、庭師や使用人さんが、中庭へ入るのにいちいち主屋の廊下を使わなくて良い様に作られたものだろう、とその場の皆で話したのです。
毎日のように広いお庭のお手入れをやっていただろうと思われます。 -
お庭も相当広いです。
今日は、会合などに使ってるお部屋もいくつもあって、全部の中まで見られる訳ではありませんでした。
ここ、市民会館として、市民が、講座や会合など色々な催しの会場として使っているのです。 -
大玄関方面に戻ります。
これは、内玄関。
普段使いのご家族用の玄関です。
充分広いですけどね。 -
いやぁ、すごい豪邸だった。何も知らずに来た私たちって・・・でも、ビンゴでしたね。
冬期閉鎖でお屋敷は見られないと思ったので、いくつもこんなお屋敷がある野田にびっくりだわ。 -
お庭も少し拝見。
でも、雪が残っていて、ぐちゃぐちゃです。
まりも母 普通の靴で来ちゃったからあんましドロドロのところ歩けないし・・・なので、入り口付近から少しだけ眺めます。 -
こちらはお茶室。
お茶室も主屋同様、国指定登録有形文化財に指定されています。 -
雪の残る庭園
桜や紅葉の季節はどうなのかな?
庭園も登録記念物に指定されています。
”野田市市民会館”(旧茂木佐平治)は驚くべき日本の伝統美の粋を集めた建物でした。
なんか〜この価値はあまりプッシュされていない感じだな〜。
ここに来る途中に確認した、見たかった建物がまだありますので、次はそちらへ。
町歩きでレトロを探しつつ向かう事にしました。
この続きは
野田市 お醤油の町でレトロ探し 後半へ。
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