2007/10/17 - 2007/10/17
3010位(同エリア3283件中)
まりも母さん
久しぶりに千葉県印旛郡の「房総のむら」博物館に行ってきました。
この博物館は普通の”見る”博物館とちがって、とても面白い所です。
私は、10年位前にたまたま行った時から数えて6・7回訪れています。でも今回は約5年ぶりなので、最初の5年の間に6・7回というハイペースで訪れていた事になりますね・・・。
それほどの何度行っても面白い場所なのです。
敷地がかなり広く、その中に千葉の古い町並みや農家が再現されています。
そしてそれらの建物を見るだけでなく、その場所にマッチした体験ができるのが他と違う特徴です。
農家で、わらじ編み。武家屋敷で甲冑の試着。紙店で和紙漉きなどなど・・・。
それも子供だましな”なんちゃって”ものではなく伝統工芸の技をも体験できるような本格的なものです。
日本の古きよき時代の手作りや生活様式を体験する事と
とても良く出来た博物館内の施設は、あわただしい日常を忘れるような癒されるところなのです。
大人も子供もゆっくり楽しめるここはすばらしい一日旅行の場所だと思います。
久々の訪問で、”やっぱりここはいい所だな〜”としみじみ感じました。
隣接する「風土記の丘エリア」も見学しましたが、見所が多いので、旅行記は分けて掲載します。
- 交通手段
- 自家用車
-
「房総のむら」入り口。
ここから有料施設です。
でも大人300円と安いのです。(以前は無料でした)
博物館なので、月曜日はお休みです。入館はこの入り口から先が有料施設なので、手前の管理棟のある場所や風土記の丘は無料です。(風土記の丘資料館は別料金200円位)
大人300円 高・大学生150円
中学生以下と65歳以上は無料!
見所いっぱいの割りにすごく安いと思います。
駐車場は無料です。
年に数回”まつり”が開催され、その時は大変混みますが、それでも臨時駐車場などが用意されています。
平成19年度は11月3日・4日に「秋のまつり」
が開催され、この日は入場無料です。
いつも以上にイベントが多く開催されとても楽しい日です。
webサイトです。
http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/index.html -
入り口手前にある「管理棟」の建物
再現の建物ですが、なかなか雰囲気があります。
明治時代の県会議場の外観を再現したものだそうです。
中に入る事はできません。
ここは有料施設の手前になります。 -
「上総の農家(かずさののうか)」の再現です。
再現とは本物の古い建物の”移築”ではなく同じような作りで新しく建てたものです。
しかし、実際にあるモデルの建物と細部までそっくりに作られているそうで、また、囲炉裏に火を入れたり、実際に生活するように使われている所もあり、
すすけた梁やかまどなど本物の古い建物を見ているような迫力があります。
かなり本格的に再現されていると思いました。
この建物は大網白里町に江戸時代末期に建てられた農家の再現です。
中二階のある大きな母屋でとてもりっぱです。 -
外人さんの団体が見学に来ていました。
ここは成田からも近いので、外国からのお客様の観光にもいい所だと思います。
自由に使える竹馬や竹製のかっぽかっぽが置いてあり、外人さんたちがトライしていましたが・・・竹馬の使い方間違ってます・・・。
棒の部分を体の脇に置いて、横から乗っかってます・・・。竹馬は正面に持つのだ〜と思いつつ、しゃべっている言葉が英語ではないので、説明のしようがない・・・。まぁ〜英語もかなり怪しいので、無理かと思われますが・・・。 -
土間の中はこんな感じに再現されています。
座敷や二階に上がる事もOKです。
以前、真夏に訪れた時、座敷に上がってみると、
茅葺の建物の中は思いの外涼しくてびっくりしました。
開け放たれた広い開口部からの風も心地よく、座敷に寝転んで昼寝が出来たらどんなに気持ちがいいだろうかと思った事があります。
茅葺の住居に上がる事もめったにないので、
それだけでも興味深いです。 -
敷地内にはこのような「茶屋」もあります。
おまつり広場のそばです。
ここで喫茶ができます。(10時〜16時)
焼き菓子300円
せんべい250円
ようかん200円
ラムネ150円
ジュース150円といったメニューです。
夏はカキ氷をやっていたと思います。 -
「水車小屋」
大きな水車が回り、中で粉引きの杵が動いているのが見学できます。
水車小屋の裏手には水田があり、稲作体験なども行われているようです。
高低さのある地形を活かし、本当の里山の中のように建物が配置され、畑や田、池も作られているのです。
水車小屋のそばには、綱吊りやわら細工の災いよけが色々とうっそうとした林の中に展示されています。
小さい子供はわらの人形を怖がるかもしれませんね。
それもまた、「体験」です。 -
「下総の農家(しもうさののうか)」
ここにはこのような敷地ごと引っ越してきたような農家の再現が3箇所あります。
母屋だけでなく、長屋門、土蔵、木小屋、作業小屋など今でも北関東に多い複数の別棟を持つ農家のスタイルで再現されています。
ここは成田市堀の内に今も残る江戸時代中期に建てられた茅葺の農家の再現だそうです。
今回訪れてそれぞれの農家の建物に英語と韓国語の説明書が置かれているのに気づきました。
なぜか・・・日本語のは品切れなのかほとんどありませんでしたが・・・。
長屋門の前には箒草がきれいに色づいていました。 -
農家の再現建物の周りには畑などが作られています。
広い敷地内にこのような”農家のある風景”として再現されていて、本当の田舎に来たような気分になります。
畑には季節の作物や植物が植えられ、良く手入れされているところがここが好きな理由のひとつです。
この景色は再現でありながら、ここに立って周りを見ると心癒されます。
都内育ちの私でさえ、この風景には郷愁を感じるのです。 -
「安房の農家(あわののうか)」
南房総に建てられた農家をモデルにしているそうです。
結構、茅葺の屋根やぐし部分が傷んでいるかな?という建物もあり、まめに修理が必要では?と思いました。
茅の補修用の茅場は敷地内に見当たらなかったのですが、
茅場を作って茅狩り、茅葺屋根の補修も体験としてやったら興味深いな〜と思ったりもしました。
せっかくのすばらしい施設なのですから、きちんと維持される事を望みます。 -
「安房の農家(あわののうか)」の建物の入り口についてる”蟹殻掛け”。
厄除けとして漁師の家の入り口に掛けたものだそうです。
甲羅に墨で、鬼面のような顔を描いたそうで、ユニークです。 -
農家の建物はどれも茅葺き屋根です。
軒下からみると古茅や新茅などをストライプ状に葺いた”通しもの”が見られます。
最近、茨城の茅葺住宅について少し触れるようになり、
茅葺きのすばらしさを知る所となったのですが、
この房総のむらでは、あまり”茅葺き”についての解説などが無く、少し残念に思いました。
数年前から何度も訪れているのに、茅葺き屋根の良さや作り手の技術などについては知る機会を持てませんでした。
究極のエコロジーハウス、"茅葺住宅”の良さをもっと伝えて欲しいですね。
ちなみにこの茅の新旧や稲わらを使用して、ストライプ状の葺き方をするのは、茅の屋根を葺く、"茅手”の技のひとつです。
ストライプが多いほど手間がかかり、茅手の技術と豊かさの象徴となっているようです。 -
「農村歌舞伎舞台」が再現されているおまつり広場では社会科見学の小学生がお弁当を広げていました。
ここに来る途中、小学生の誰かが、落とした”しおり”を拾いました。
見学で学んだ事や発見、見たことなどを記録する”しおり”のようで、なくしては困るだろうと、お昼を食べていた先生に届けましたが〜
おっちょこちょいの小学生は誰だったのでしょう??? -
厄除け「綱吊り」
木更津地方の風習で、厄除けと村内繁栄のために吊るすものだそうです。
町内や隣村との境などに綱を渡し、藁の人形やモチーフを下げるのだそうです。
里山の木の生い茂った中に突然下げてあるのを見つけるとちょっとドキッとします。
ここはこんな珍しい風土の行事なども再現されているのです。 -
入り口のある料金所を兼ねたのは「総屋」です。
総合案内所となっていて、売店(土産物もあり)と各種体験の申し込み受付などもやっています。
この建物も再現ですが、
これは、成田山新勝寺門前の大野屋旅館の外観を再現したものだそうです。 -
「商家の町並み」の再現です。
ややカーブした道沿いに20近くの建物が並んでいます。
時代劇の撮影所のセットのようです。
それぞれが、色々な商売の店の再現となっていて、
体験スペースや喫茶、食事所になっています。 -
これは、NHKのTV番組”純情きらり”の撮影にこの町並みが使われた時の画像です。
ポスターから写したのですが、
奥に杉玉の下がった酒屋が見えます。
手前には看板建築の商店が2軒建っていますが・・・
ここは江戸時代の商家の建物がモデルのようなので、昭和初期の建物は実際にはありません。
撮影用のセットなのです。
電柱やお店の看板もセットの道具です。
次の画像が博物館の実際の建物です。
比べてみると、違いが判ります。
看板建築の建っている場所は空き地です。
いやぁ〜セット良く出来ていますね〜。 -
これが実際の博物館の町並みです。
佐原の古い町並みの再現なんだそうです。
お稲荷さんや地蔵堂などもあってよく出来ています。 -
「山辺園」はお茶屋さんです。
ここでは喫茶が”体験”できま〜す。(笑)
二階に上がる事ができ、いい雰囲気の中でお茶ができます。
暑い夏の日に冷たいお茶で休んだ事がありましたが、
”極楽〜”でしたね。 -
山辺園のお品書きです。
県立博物館の中なので、安いのがいいですね。
テーマパークだったらこうはいきません。
栗まんじゅうのセットが煎茶250円、コーヒー・ジュースとのセットで300円!
一番高いくずもち&コーヒーセットでも400円! -
細工の店「きよすみ」では張り子の体験ができます。
これは本格的ですよ〜。
当日申し込みで、その場でできるような体験もいくつもありますが、
中には予約して半日〜数日かけて本格的に体験するものもあります。
張り子は以前、うちの子供がやりましたが、その時は”招き猫”を作るものでした。
ちゃんと木型に紙を張り、土台から手作りします。乾かして、木型から外すのは1日では出来ない為、作った土台は次回の体験者用に残し、自分は前回体験者の作った土台を利用する方式で、全ての工程が半日で体験できるようになっていました。
自分で色づけした招き猫は世界でひとつの宝物です。
教えて下さった先生は佐原張り子の職人さんで、以前の兎年の年賀切手の図柄”張り子の兎”の製作者でした。
本当の職人さんが体験の手ほどきをして下さるのですから驚きでした。
しかも、材料費のみという格安な体験費用で、申し訳ないくらいでしたが、
この体験はお金に換算できない貴重なものでした。
子供は今も”またやりたい”と楽しさを忘れていません。
このような予約の要る体験はwebサイトに案内があるそうです。 -
木版画の手法で作る、ポチ袋作り体験。
これは当日申し込みで手軽にできます。
とてもかわいいですね。
好きな図柄を選んで刷って、袋に仕立てるようです。
少人数で行われるので、土日や祝祭日は混んでいるのかもしれませんが、平日は結構空きがあります。
大人がやっても充分楽しめる内容が多いです。 -
ポチ袋製作の刷り場。
ご夫婦で体験しようとされている方がいました。
ゆったり気分で手作りの時間、いいですね〜。 -
商家の町並みの端に鍛冶屋「夷隅屋(いずみや)」があります。
なんとここでは鉄に鋼を焼き付けた”刃物作り入門”の体験が行われていました。
先生の職人さんがお手本と鋼付けを見せてくれます。 -
社会科見学の子供も真剣に見ています。
ふいごは使っていませんで、電動のエアポンプ使用でしたが、炉の中に入れて熱した鉄を職人さんが打ちつけています。
火の粉が上がったり、真っ赤な鉄を小学生の撮影係がデジカメで記録していました。
「よし!」とカメラ係から声が上がっていましたが・・・おばさん後ろから見てると君、手ブレしてたみたいだよ〜。
後でがっくし、しないといいけど・・・。
おばさんが撮った画像使っていいよ・・・。(上の画像) -
職人の先生と交代して、体験者も熱い鉄を叩きます。
こんな経験、めったにできないよな〜。
この体験は「入門」だから、刃物が出来るまではやらないのかもしれませんが、
それでも貴重ですね。 -
房総のむらの敷地の外になりますが、隣に「風土記の丘資料館」があります。
こちらはまた、別料金の有料施設ですが、
以前は一旦、外の道路に出ないと行かれなかったのですが、いつの間にか(久々に行きましたので)商家の町並みの中央あたりからゲートが見えて、ルートができていました。
資料館では企画展や常設展示の石器や出土品が展示されています。
この「房総のむら」「風土記の丘」一帯は竜角寺古墳群となっていて、風土記の丘には100を超える古墳が点在しているのです。
資料館は以前に見学しているので今回は入りませんでした。 -
本日の掲示板
この日に行われている体験などが掲示されています。
蕎麦店では”花巻きそば600円”が食べられました。
以前は蕎麦店も毎日(特に平日は)は食べる事は出来なかったと思います。
前はお昼を食べる所がなく、近くに1軒あるコンビニでなんとかお弁当を買って来られる位でしたが、
今は、お蕎麦も食べられるようですし、コンビニも増えているようでした。
また、入り口ちかくには別に「ドラムの里」という施設があり、そこにはちゃんとしたレストランもあります。
敷地は広いのですが、ベンチが少ないので、おまつり広場以外ですと、お弁当を食べる場所は限られます。
おまつり広場はシートがあれば、お弁当にはぴったりですね。
「風土記の丘」編は別旅行記に記載します。
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