ウィーン＆ザルツブルク　2013/14年末年始　エンターテインメント三昧！5日間で7回の観劇＆鑑賞

2013/12/28 - 2014/01/01

ウィーンで始まった2013年はウィーンで終わり。まさか一年に3度もウィーンへ行くとは思わなかった一年前(笑)

昨年に引き続き？昨年以上に？エンターテインメント三昧で過ごしました

5日間で観た！聴いた！全部で7回\(^o^)／ ウィーン少年合唱団ミサ＠王宮礼拝堂、バレエ「くるみ割り人形」＠オペラ座、第九コンサート＠コンツェルトハウス、ミュージカル4回（内1回ザルツブルク）

劇場内の様子、チケットの取り方も少し

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

■オペラ座

まずはチケットを引き換えましょう。建物正面、向かって右側のこの扉の向こうがチケットオフィス

チケットは公式サイト（日本語ページあり）から予約し、クレジットカード決済。完売の公演もキャンセル待ち可能。行けなくなったチケットはサイト経由で委託販売し、クレジットカード入金可能
https://www.culturall.com/docs/452

完売していないチケットは座席表を見ながら購入できます

↓チケット入手詳細はこちらの旅行記へ
ザルツブルク＆ウィーン　2012/13年末年始　一日遅れのオペレッタ「こうもり」観劇＠国立歌劇場（オペラ座）
http://4travel.jp/travelogue/10749074

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

入って左側がチケットオフィス。予約番号が必要になるので、予約時のメールを印刷して持参

今回は元々12月30日にオペラチェネレントラを観劇しようと10月末にキャンセル待ち入力。11月半ばに購入できたものの、他の観劇予定が変更となり、引きずられて30日のチケットを泣く泣くキャンセル。30分と経たないうちに再販完了

12月30日のチケットを委託販売すると同時に、改めて28日のバレエくるみ割り人形のキャンセル待ち登録。無事チケットが入手できたのは観劇1週間前の12月21日

チケットを引き換えて外に出たら、黄色いHop On Hop Offバス（観光名所の好きな場所で乗って、好きな場所で下車できるバス）が停車していました

1月2日の12:30ぐらいに、たまたまオペラ座前を通りがかったらこの行列。13時から内部ガイドツアー開始なのかな？

ガイドツアーの集合場所はチケットオフィスと反対側、正面に向かって左側のこの場所。ガイドツアーの日程は公式サイトかオペラ座の扉前に掲示あり。6カ国語ぐらいあって、時間によってツアー開催言語は異なります。言語毎に20〜30人ぐらいの団体で周るので、列が長くても参加できる可能性は高いと思います
↓公式サイト　日本語ページ
http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node/home/opernhaus/fuehrungen/fuehrungen.jp.php

↓ガイドツアーの詳細はこちらの旅行記で
グラーツ＆ウィーン　2009冬　ウィーン国立歌劇場（オペラ座）ガイドツアー＆観劇
http://4travel.jp/travelogue/10421041

■バレエ　くるみ割り人形(Der Nussknacker)観劇＠オペラ座

クリスマスシーズンのバレエと言えば、万国共通くるみ割り人形

本日の席は Parterre Loge Rechts。上手（かみて）のLoge10の最前列です

157EUR(約22,765JPY。1EUR=145JPY換算)

キャンセル待ちを取るコツは複数人でも並びの席必須にしないことだと思います。ポツンと空いた1席ずつのほうが取れる確率高いと思われます

キャンセル待ち入力で、席種の好みや並び席必須かetc.の選択肢があります

プログラム4.8EUR

プログラムはチケット購入時に一緒に支払うこともできるし（多分チケット引換時に貰えると思います）、当日劇場で購入することも可能。当日購入する場合は支払いは現金のみ。劇場のあちらこちらに席案内をしてくれる方がいらっしゃるので、その方から購入します

独語の他にあらすじは英、仏、露、日　表記あり

今まで観た席の中で、一番低い階

私はロージェが好きなので、ロージェ以外で観たことがありません…

本日の座席からの風景

今日はバレエなので字幕はありませんが、オペラの場合は赤いビロードの部分の画面を立てて、字幕表示可能。独、英、オペラの原語（例：伊）から選択可能

ロージェ内部

後ろの座席の人用の字幕板は右手壁にあります

この位置のロージェだと、最後列は舞台が観切れる部分が多そうですね(>_<)

その分価格も安いわけですが、音だけ楽しむことになりそう(T_T)

ロージェ内部はコート掛け、傘立て、身だしなみを整える鏡、休憩用？ソファがあります

ロージェ以外の席の場合、コートや大きな手荷物はクローク（有償）に預ける必要があります

舞台上手（かみて。向かって右）、下手（しもて）の座席だと、舞台を真横から観ることになり、観切れる部分がかなりありそう

だから、真横になるほど同じ階でもチケット代は安くなります

チケットの券種は…
187EUR、157EUR、115EUR、83EUR、64EUR、44EUR、30EUR、11EURの8段階

演目によって価格帯は異なりますが、バレエの場合オペラよりも価格設定が低くされています

てっぺんの一番後ろ＝一番安い席(2,000JPY以下)は立ち見とは言え、ジーンズにスニーカーで気軽に学生達がホンモノを観劇できる。日本でいうと歌舞伎座のような感じですね

毎度思うことですが、観劇が当たり前のことで観客を育てる環境があるってことが心底羨ましい！！

日本の観劇人口がもっと増えるといいのに…

オケピ

並びの席でなくても可とした友人の座席は、平土間の割りと前のほう

幕間（休憩）にホワイエを探検

大きなクリスマスツリー

煌びやか

正面の奥に見えるのが私の座席から一番近いホワイエ。ここでも飲食可能、ブッフェがあります。狭いですが…

私は観劇中は飲食しないことにしているので、ひたすら建物鑑賞


オペラ座の大晦日といえばオペラ「こうもり」が定番。毎年元日にも上演されます
↓2013年は元日に「こうもり」鑑賞でした
ザルツブルク＆ウィーン　2012/13年末年始　一日遅れのオペレッタ「こうもり」観劇＠国立歌劇場（オペラ座）
http://4travel.jp/travelogue/10749074

毎回必ず和服の方に遭遇します

和服の方を見て、カメラに収める方（あ、私もだ）や「日本のキモノね！」というコメントをよく聞きます(^^)

私も自分で着付けができれば、着る物に悩まなくていいのですが^^;

今回はバレエくるみ割り人形ということで、全体的にオペラよりカジュアルです。平土間でも後方席にはジーンズの方もいらっしゃいます

平土間の前方列のジーンズ姿の方は、残念ながらやはり浮いていました

男性はスーツにネクタイでいいと思いますが、女性は選択肢があり過ぎて悩みます

肩を出したドレスの方もいらっしゃいますが、バレエならば通勤時に着るぐらいのワンピースやセットアップ、スーツ等で大丈夫だと思います

私は今回は通勤でも着るワンピースにジャケットを羽織りました。バッグは小さめのほうが場に馴染むと思います

平土間後方列、ロージェ2列目以降は街歩きの服装でOKだと思います。それでも個人的にジーンズ、スニーカーは避けた方が無難だと思います。立ち見席だったら制限なし…かな

カーテンコール

今まで観たくるみ割り人形の中で、一番感動しました！

バレエでこれだけ美術転換があるのも珍しい。衣装もバレエの衣装というよりは、普通の演劇の衣装に近いものが数多くありました。あれで踊れるのがすごい☆彡

その分写実的というか、わかりやすい構成、演出になっていたと思います

終演後外に出たら、翌日29日マチネ（昼の部）のキャスト表が貼り出されていました

なんとプリマドンナは「キヨカ　ハシモト」さん。日本人の活躍はやっぱり嬉しいですね(^^)　観たかったな〜

ここは本番中、無料で観れるパブリックビューイング。でもさすがにこの時季全幕観るのは寒過ぎて無理^^;

上演予定を見れるようにもなっています

■12月29日（日）　ウィーン少年合唱団＠王宮礼拝堂ミサ

予約メールを印刷して持参し、当日現金支払い。クレジットカード利用不可
http://www.hofburgkapelle.at/content/service/

ミサは日曜日9:15スタート。8:15〜8:45の間にチケットを引き換え

引換終わった席数を基に、当日券販売数を決めるみたいでした。8:30ぐらいに現地に行ったら当日券を求める人の長蛇の列

予約者の列は別になっているので、係員か周りの人に何の列か確認をお薦めします

讃美歌の楽譜にラテン語の歌詞が書かれた物が配布されます

王宮礼拝堂 城・宮殿

チケットは公式サイトを見て7月末にメールで予約

この時点で35EUR、25EURの席は完売で、残席は15EURと7EURの席のみ。15EUR(約2,205JPY。1EUR=147JPY換算)の席を予約

http://www.hofburgkapelle.at/content/service/

座席は2階でした

少年達は最上階で歌いますので、姿は見えません

自分の座席からの風景

早めに行くとリハーサルが聴けるので、得した気分♪この時点から感動(T_T)

普通の椅子が並んでいます

↓ミサが行われていない時、1階から見た内部はこちら
ブレーメン＆ウィーン　2009春　王宮（ホーフブルク）〜ヨーゼフ広場・王宮礼拝堂・スイス門・ブルク門〜
http://4travel.jp/travelogue/10342456

澄んだ声、透き通る声、天から降るような声…

今までウィーン少年合唱団の歌声を様々に形容した言葉で聞きましたが、ホンモノに触れるのは初めて。前述の言葉はまさにその通り！本当に透き通る声ってあるんだな…と心から感動しました

同行の友人は来日公演にも行ったことがあるそうですが、コンサートホールと石造りの教会では声の響き方が全く異なるそうです。やはり本場で聴くのが一番ですね♪

主祭壇

ミサの終盤、献金の集金があります。また、隣人と握手をする場面も

聖体（ウェハースのようなもの？パン？）を頂き、口に入れて祝福を頂く儀式もありますが、信者じゃないので遠慮しました。首を振ればパスできます

信者か否かの区別はつかないと思いますが、洗礼を受けていない人は遠慮すべきものだそうです

ミサが終了するとメイン祭壇前に下りて来て、1曲歌ってくれます♪

いわばアンコール！？　ミサ中はもちろん撮影NGですが、この時は撮影OKでした

■1月1日　ウィーン交響楽団　第九コンサート＠コンツェルトハウス　大ホール

チケットは公式サイトで8月末に購入
http://www.konzerthaus.at/

コンツェルトハウス 劇場・ホール・ショー

七色に光ってました☆彡

ロビーにはベートーヴェン殿

イブニングドレスは少数派でしたが存在しました

男性はスーツにネクタイが殆ど

女性は普段着（＝披露宴やパーティーに出席のようなフォーマルではない）のワンピース、スーツ、アンサンブルやセットアップ、光沢のある素材やビジュー付きのブラウス＋パンプス＋小ぶりのバッグが大半

この階段を上って客席へ

階段の突き当たりにフランツ・ヨーゼフ1世皇帝陛下

こちらが客席ロビー

本日の座席からの眺め

2階バルコニーのセンター最前列。演奏を聴くのには最高の席だと思いました。音が真っ直ぐ響いて来るし、マエストロ始め奏者の皆さんの手元も見えます

このホールには立ち見席はありません

98EUR(約13,034JPY。1EUR=133JPY)
プログラム3.2EUR

この大ホールの収容人数1,865席

こちらの建物は1913年に完成

杮落としはリヒャルト・シュトラウスの5管編成「祝典前奏曲」作品61を初演

至る所に金細工

休憩なしの75分はあっという間でした！

これ程までに演奏も、合唱も、まろやかで、滑らかで、ひとつの音にまとまっているのは聴いたことがありません。一糸乱れぬ…とはまさにこういうことをいうのでしょう

合唱団は総勢150名ほど。演奏の厚みと相まって、凄い迫力でした！

私が唯一歌える独語の歌、第九。声を出さずに一緒に歌ってみました(^^)

中央は本日のマエストロ、ソプラノ、アルト、テノール、バスのソリストさん達

マエストロのご挨拶

客席からは惜しみない盛大な拍手が何度も

長いカーテンコールでは通路まで出て撮影する人も

終演後、思わず同行者と笑顔で顔を見合わせました(^^)　満足♪

感想を聴いてみると同行者も同じでした。音の響き方、一体感が半端なかった！と

終演後、1階席に下りてみました

全ての椅子は取り外し可能になっていました。ここも椅子を取り払って舞踏会会場になるのかしら？

床は小さな穴が開いたものでした。残響効果の調整ができるんでしたっけ？

天井が高い

細かい彫刻

コンサートホールとは何故金色なのか！？全部が金色じゃないのはわかってるけど、金色とピンクって楽友協会を思い出すので…


ザルツブルク＆ウィーン　2012/13年末年始　ニューイヤーコンサートの興奮冷めやらぬ黄金のホール〜楽友協会ガイドツアー〜
http://4travel.jp/travelogue/10749071

死ぬまでに一度はニューイヤーコンサートを聴きたいなぁ。とりあえず今年は自宅で録画したコンサートをエンドレスリピートしています♪

入口のあるフロアへ戻って来ました

1,800人！

でも既にかなりの方がお帰りになったみたい。左手のクロークがかなり空いています

コートはこちらへ。有償です。1.2EUR/人だったかな？



さて、次回はいつ、何を、観たり、聴いたりできるのでしょうか！？
観劇とコンサート鑑賞がある限り、ウィーン通いは続きそう…(笑)