2013/11/30 - 2013/11/30
422位(同エリア2133件中)
ぬいぬいさん
川越は私の好きな街のひとつ。
池袋からわずか30分で行ける場所なのに、大昔にタイムスリップしたような蔵の街並みが綺麗に残されていて、そんな蔵が軒を並べるなかに、私の大好きな近代建築も違和感なく溶け込んでいる。
そんな不思議な街並みを散策するのが大好きで、年に何度か訪れています。
11月最後の土曜日の朝、とりあえず電車に乗ったものの、鎌倉に行こうか川越に行こうか悩んでいましたが、五反田について先に来た電車が池袋方面だったため、川越行きが決定しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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久々の川越だったせいか池袋からの電車を間違えて東武東上線に乗ってしまい川越で下車。
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高田馬場から西武線で本川越で降りればそんなに歩かなくてよかったのに、勘違いしてしまい喜多院まで約2キロほど歩くことに。
こちらは途中立ち寄った中院。 -
裏側から入ったため、さきに仙波東照宮から。
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ここは喜多院第27世住職天海が徳川家康を祀った神社で、日本三大東照宮の一つ。
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徳川家康の遺骸を久能山から日光に移送する途中、喜多院に4日間 逗留して家康の信任が厚かった天海僧正が法要をしたとか。
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それが縁で後にここに東照宮が作られたそうです。
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小さいながらもなかなか存在感があります。
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紅葉を期待していたのですが、それほどでもないですね。
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お寺で弁柄塗の鐘楼 めずらしいですね。
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この慈眼堂は、慈眼大師天海をまつる御堂です。
ちなみに天海僧正は、ここで亡くなったのではなく寛永20年に寛永寺で死去。 -
本堂は慈恵堂と呼ばれ、比叡山延暦寺第18代座主の慈恵大師良源をまつる大師堂で潮音殿とも呼ばれているそうです。
元のお堂は、寛永年間の川越大火で焼失してしまい、大火の翌年、いち早く再建され、天台宗本堂の遺構として貴重なものだそうです。 -
紅葉はこっちの方が綺麗
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多宝塔は、寛永年間に山門と日枝神社の間にあった古墳の上に建立されました。その後、老朽化が進んだため、明治末期にここに移築されたそうです。
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客殿、書院、庫裏、本堂内部と五百羅漢の拝観がセットで400円。
紅葉の庭を見るのも有料ゾーンのため拝観料が必要になります。 -
庭園側が改修工事のため足場とシートで覆われていて、客殿側からはうまく見ることができませんでした。
工事期間中だけ100円割引にするとかしないといけませんよね。
先日行ったシートをかぶった平等院は半額くらいになっていたような。 -
客殿、書院、庫裏の建物も寛永の大火で焼失し、今の建物は江戸城紅葉山から移築されたもの。
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どういう縁で江戸城の建物が川越のお寺に移築できたのか不思議な気がしますが・・・
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事の真相は徳川家から厚い信頼を得ていた天海僧正が、時の三代将軍・家光へ掛け合って実現したようです。
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だから、ここで出生したわけではないのに家光誕生の間や、春日局化粧の間といった貴重な江戸城の遺構があるわけですね。
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こちら茶店の裏側にある五百羅漢
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たくさん並んだ羅漢像の一つ一つ違った表情を見ていくのも楽しいものですね。
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次はいよいよ蔵の並ぶ街並みへと移動
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看板建築が軒を連ねるこの通りは、大正浪漫夢通りという素敵な名前がついています。
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大正から昭和初期のレトロなお店が30軒ほど並んでいて、もともとアーケードの商店街だったのが、平成7年に老朽化に伴いアーケードを取り除いて、御影石の石畳を敷き詰めた古き良き大正ロマンの香りが漂う通りに変身。
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ドーリア式列柱の並ぶ重厚な外観のこの建物は、昭和3年に建てられた旧武州銀行、現在は川越商工会議所として使われています。
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典型的な昭和の初期の銀行建築のスタイルです。
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商工会議所のは向かい側にもお茶屋さんやうなぎ屋さんなどの商家が並んでいます。
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イチオシ
その通りを東に進んだ突き当りにレンガ造りの瀟洒な姿をした教会があります。
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日本聖公会川越キリスト教会
ウィリアム・ウイルソン設計、清水組の施工により大正10年(1921年)に建築されました。 -
設計したウィリアム・ウィルソンは、立教大学聖徒礼拝堂の設計者でもあるそうで、蔵の街 川越の唯一の煉瓦造の建物だそうです。
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礼拝堂の内部は急勾配の屋根に沿ってトラスを組んだ梁がむき出しの状態になっています。
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ゴシック様式の特徴でもある尖頭アーチ型の窓が随所に付けられています。これは玄関上部の窓
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大正4年(1915年)に建てられたこの建物、元は桜井商店が自転車販売店として建設したもので、現在は、二階は川越出身の芸術家達の作品を蒐集したコレクションを田中屋美術館として公開し、一階では喫茶「バール・デュ・ミュゼ」を営業中です。
外観が2階の三つのアーチが連なる窓とその間オーダー右綴りや英字の店名など洋館風であるが、全国的でも珍しい洋風の土蔵造り・洗い出し仕上げの珍しい建物です -
店蔵の隣に見えているドームを乗せた建物は、大正7年(1918年)に建築された、保岡勝也の設計による第八十五銀行本店(現埼玉りそな銀行川越支店)
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古典様式にサラセン様式を取り入れた外観になっています。
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イチオシ
時の鐘と並ぶ川越のランドマーク的な建物です。
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さあ、いよいよ店蔵造りの町並み散策
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川越のランドマークは時の鐘。
オリジナルは、寛永年間に川越城主酒井忠勝が、城下多賀町に立てたのが最初。現在の鐘楼は、明治26年の川越大火の翌年に再建されたもの。 -
ここに来るといつも思うのですが、電柱と電線がないので妙に街並みがすっきりしていますね。
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久しぶりに菓子屋横丁に行ってみると、人気のあった角のお店がなくなってました。
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こちらの「大沢家住宅」は通りの蔵造りの建物の中で一番古いもの。
呉服商をしていた近江屋半右衛門が、寛政年間に建てたお店。明治26年の川越大火の焼失からも免れた貴重な建物だそうです。 -
江戸時代よりあった店蔵の街並みも、明治26年の大火でほとんど焼失してしまい、今の建物は火事のあとたてられた約100年前の建物だそうです。
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酒屋で並んでいる川越の地ビール COEDO
前から気になっていましたがまだ飲んだことがなくて一番人気の瑠璃と伽羅、そして白の3本お土産に購入 -
あっ 時の鐘がなりだしました。
ただ今12時
今でも1日に4回、午前6時・正午・午後3時・午後6時に蔵造りの町並みに 鐘の音を響かせています。 -
こちらは陶器屋さん 人力車を置いたりして雰囲気を出しています。
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蔵造りの建物もいいですが、こちらの通りには昭和の初期に建てられた看板建築も数多く残っています。
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一度は入ってみたいと思ってるバール・デュ・ミュゼ
なかなか一人では入りにくて、今回も通り過ぎただけ。
ここでは田中屋オリジナルの焼いもコーヒー、エスプレッソやカプチーノ、芋シュー、人気のサツマイモラガー(発泡酒)、サツマイモワインなどがあるそうですよ。 -
建物の脇の路地の奥には和食のお店もあります。
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「本川越」駅から蔵造りの街並みに向う途中に蓮馨寺があります。ここは川越七福神の福禄寿神がが祀られています
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