2010/04/03 - 2010/04/03
311位(同エリア475件中)
ぬいぬいさん
関東には小江戸と呼ばれている街がいくつかありますが、その中でも、埼玉の川越、千葉の佐倉、そしてここ栃木は蔵の街として有名です。
「江戸との関わりの深い町」「江戸の風情を残す古い町並みを残している町」というのが小江戸の定義のようですが、「江戸のように栄えていたという意味合いもあるようです。
吹上藩の城下町であり、日光例幣使街道の宿場町でもあった栃木の町には江戸時代から明治時代にかけての蔵や商家、近代建築などが多く残っていて、私の好きな町のひとつです。
そんな栃木の町を少しだけ街歩きしてみました。
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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栃木の町が「蔵の街」と呼ばれ人気が出たのはいつのことでしょうか?
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隣町の佐野に私が住んでいた30年以上前には、そんな蔵のイメージが全く無くて、わざわざ訪れるような場所ではなかったような・・・
唯一覚えているのがガッツ石松がスナックをやっていて飲みに行った記憶だけ。 -
その頃にも、この建物はあったはず。
古い建物に興味を持たなかった高校生には、記憶に残らなかっただけかもしりませんね。 -
でも、少なくとも蔵の街として脚光を浴びたのは、私が田舎の町を後にしてからのことはまちがいなさそうです。
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栃木以外に小江戸と呼ばれる街が関東には埼玉の川越と千葉の佐倉があります。
いずれも蔵造りの建物の並ぶ、風情ある街並みになっています。 -
ここ栃木の町は、そんな昔ながらの古い町並みのなかに、大好きな近代建築もある、私の大好きな街のひとつです。
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こちらの建物は大正時代に建てられた旧栃木町役場
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現在、栃木市役所別館として、現役の庁舎として使われています。
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廃藩置県により栃木県となって、最初の県庁所在地となったのが栃木でした。
宇都宮のに県庁が移転するまで13年間ここに栃木県庁がありました。 -
周りに回されたお堀はその頃の名残で、県庁堀と呼ばれています。
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江戸時代より日光例幣使街道の宿場町として、また舟運で栄えた問屋町として、北関東の商都と呼ばれて大変賑わいを見せていた時期がありました。
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巴波川の川べりにはこんな商家が建ち並んでいました。
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この横山家は店舗の右半分で麻問屋、左半分が銀行を営んでいた明治の豪商でした。
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店舗の両側には鹿沼産の深岩石で作られた蔵が、左右相対して建っています。
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左側の入口には共立銀行と入ったガラスが。
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今は随分様変わりしてしまい、街の真ん中に巴波川が流れる静かなたたずまいを見せています。
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3軒並んだこの蔵はとちぎ蔵美術館として再生されています。
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もともとは近江出身の豪商だった善野家の土蔵で、江戸の末期、貧しい町人の救済事業として多くの蔵を建建てて、金銭や食糧などを提供した篤志家で、当時の人は「おたすけ蔵」と呼んでいたそうです。
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左の洋館は旧安達呉服店。
大正11年に建てられた洋館で、木造2階建て、屋根は四方を勾配にした台形状銅板葺きでドーマが付けられています。 -
こちらは山本有三ふるさと記念館
『路傍の石』などで知られる文豪・山本有三の業績を称え設立されたもの。 -
その奥に連なる蔵は、あだち好古館として、江戸末期から呉服問屋を営んでいた安達幸七が蒐集した浮世絵や書画、彫刻、古美術品などを主に展示公開しています。
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作家、山本有三はこの地で生まれました。
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館内には、当時の書斎が再現され愛用の椅子や回転書架などが展示されています。
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何度も栃木に訪れていますが、ここに入るのは初めてです。
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建物は江戸末期に建てられた見世蔵を改修、整備したもので、複数の蔵を繋げたような作りになっていて、建物自体も面白いつくりになっています。
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狭い箱階段を登っていくと・・・
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2階には自筆の原稿や映画化されたときのポスターなどが展示されていました。
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何気にテーブルに置かれたノートを見ると、数日前に訪れた、三波春夫さんの息子さんの豊和氏の書き込みがありました。
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蔵の街として観光客の誘致をしてからは、地上の電線もなくして地中に埋設してすっきりとした街並みに変わっています。
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電線、電柱がないだけでも随分イメージが違いますね。写真を撮っても、こんなにすっきり。
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GALLERYみうらの看板の出ているレンガ貼りのこの洋館は大正11年に建てられたもの。
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煙草卸売商を営んでいた関根家の店舗で、いまはギャラリーとして使われています。
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駅から北に伸びる大通りには、洋館と蔵造りの建物が隣り合う面白い街並みが続きます。
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街並みは、同じ小江戸と呼ばれる川越に似ています。
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屋根の棟瓦には店名と屋号がのっています。
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巴波川に沿ってある塚田家は、江戸時代末期から木材回漕問屋を営んできた豪商。
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栃木の観光案内やガイドブックに必ず出てくる、栃木をイメージする光景はここ。
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巴波川沿いに120メートルほど続く黒塀
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ローカル放送でしょうが、テレビ局のクルーが撮影に来ていました。
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1200坪の敷地内には8つの白壁土蔵が並んでいます。
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こんな光景にはやっぱり人力車が似合いますね。
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巴波川の橋の袂に合った、明治時代創業の松本床屋
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県立栃木高校敷地内にある旧栃木県立栃木中学校記念図書館。
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1914年(大正3年)に建てられたこの建物、大正天皇が皇太子だった明治43年に来校を記念して建てられたもので、1階は図書室、2階は同窓会の集会所として使用されていました。
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きれいに咲いた桜の裏側にももうひとつ建物があります。
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こちらは講堂だった建物
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1910年(明治43年)に建てられたもので図書館よりもさらに古い建物です。
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淡いピンク色のの下見板に赤く塗られた構造材の組み合わせは記念図書館と同じ意匠になっていて壁に連なる窓は、一見すると両開きのアーチ窓に見えますが、よく見ると上げ下げ窓を3つ組み合わせたものです。
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床下換気口の金物も、こんな凝ったデザインになっています。帰る途中気づいたのですがもうひとつ、栃木を代表する近代建築の栃木病院を見落としていました。
予定外に思いつきで尋ねた栃木の町でしたが、今回も満足です。
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