2009/11/09 - 2009/11/09
108位(同エリア117件中)
ぶどう畑さん
2009.11.9(月)ジャン・ベッケルでワイン注文、リクヴィル散策
雨の中、ツェレンベルクのワインカーヴ“ジャン・ベッケル”に行きました。
いろいろ味見して、ゲヴェルツトラミネールを中心に、12本のワインの日本発送を依頼。
このあと、ジャン・ベッケルのマルティーヌさんの友達に送ってもらい、リクヴィルへ。
晩秋のリクヴィルは、閉まっている店があったり、さびれた印象…。
でも、観光客が少ないおかげで、ミシュラン1つ星のレストランで、ゆったりランチを楽しむことができました!
(旅行期間:2009年11月6日〜11月14日)
- 交通手段
- 高速・路線バス
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早く寝たのはいいが、夜中の2時頃からから、ほぼ1時間ごとに目が覚める。
寝静まった夜の部屋、トイレに行くのに、床がミシミシ音を立てる。
明け方、ちょっとウトウトして、7時、起床。
外は暗く、おまけに雨…。 -
7時半、ダイニングに行くと客はだれもおらず、フロントのオバサンが新聞を読んでいた。
この日は、ワインカーヴ“ジャン・ベッケル”に行く予定。
ベッケルのことはガイドブックで知ったが、実際に訪れた友達から話を聞いていた。
ワインの日本発送ができて、家族経営のカーヴの営業担当であるマルティーヌさんは、日本語が話せるそうだ。
あらかじめメールでやり取りして、11/9頃に行くと知らせてあった。 -
オバサンがパンとコーヒーを運んできてくれた時に、「ジャン・ベッケルに行こうと思っているんですが、知っていますか?バスでも行けますか?」聞いてみる。
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するとオバサンは、「バスで行けますよ。」とフロントから、コルマール行きのバスの時刻表を持ってくる。
グーグルで検索してきた地図を見せて、「ここですよね。タクシーで行った方がいいかしら?」と言うと、「いいえ、ベッケルは“ツェレンベルク”だから、そこじゃないですよ。バス停はここで、カーヴはこの辺り。」教えてくれた。
グーグルマップでヒットしたのは“Beblenheim“のはずれだったから、確認しなかったら別の場所へ行くところだった。
ありがとうございます! -
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9:12のバスに乗るため、8:45にホテルを出発。
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途中で写真を撮りながらも、10分かからずリボーヴィレのバスターミナルに到着。
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遅れて来たバスに乗る。
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9:25、ツェレンベルクで下車。
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おととい、リクヴィルからユナヴィールへ行く途中、右手の丘の上に見えていた集落がツェレンベルクであるとわかる。
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“ジャン・ベッケル”の表示に従って、
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丘を上ると
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教会があった。
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その向こうは葉の落ちた一面のブドウ畑。
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教会の前を右方向に行き、少し坂を下ったところにカーヴがあった。
でも、事務所には誰もおらず、携帯から電話する。 -
男の人が出てきて、カウンターのある部屋に案内される。
マルティーヌさんは出かけているそうだ。 -
マルティーヌさんのオニイサンと思われる男性は、愛想あるとは言えず、困った…。
とりあえず、「お酒はあまり飲めないので、甘めのワインが好きです。」伝えると、「コレがいいのでは?」リストに印をつけてくれる。 -
おずおず、「テイスティングしたいんですけど…。」言うと、店の奥からグラスを出してきて、ワインを注ぐ。
が、見張られているようで落ち着かない。マルティーヌさん、早く帰って来てー!
すでに知っていたけれど、「日本への送料はいくらですか?」と時間稼ぎ。
お兄さんは日本語の用紙を取り出し、「何本送りたいの?」聞いてくる。 -
「う〜ん、12本かな。えーと、スミマセン、このピノ・ブランはどんなワインですか?」「それはドライなタイプだけど、値段の安い割には美味しいですよ。」「試してもいいですか?」
ひたすら、引き延ばす。
彼は、ゲヴェルツトラミネールとピノ・グリを3本ずつにして、試飲したリースリング、ミュスカ、ピノ・ノワールを加えて12本にすればと勧めてくれた。 -
でも、しょっちゅう来られる場所でなし、全クリュ(畑)のゲヴェルツトラミネールを試してみたい。
あぁ、それを日本語で伝えられると思ってきたのに…。
破れかぶれな気持ちで、勝沼で撮ったブドウ畑の写真を見せているうち、マルティーヌさんが帰ってきた。よかったぁぁ! -
「あら、いい選択ね。」彼がチェックを入れたワインリストを見て、ニッコリ。
日本語は流暢といえるほどでなく、結局、英語で会話。き、厳しい…。
それでも、彼女が日本びいきのおかげで、会話は弾んでくる。 -
日本では、リースリングはドイツ産が主流、ゲヴェルツトラミネールはほとんど見かけないと言うと、ドイツのリースリングは甘めだけどアルザスはドライ、ゲヴェルツトラミネールは日本とアメリカでは人気がないと教えてくれる。
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会話するち、接客してくれたお兄さんの名前が“フランソワ”とわかる。
彼のお薦めを参考に、クリュの違うゲヴェルツトラミネールを5本、ピノ・グリとピノ・ノワールを2本ずつ、リースリング、ミュスカ、ピノ・ブランを1本ずつ、合計12本を注文。
ガチョウと鴨のフォアグラの缶詰も買った。
一仕事終えたような達成感に安堵感。ほぉ…。 -
さて、リクヴィルへ行くバスはあるかな?思っていたら、ワインを買いに来る友達を呼び出して、車で送ってもらえることになった。
待っている間に、「ここはガイドブックで知ったんですか?」聞かれる。
ハイと答えると、マルティーヌさんはがっかりした様子。なので、「友達から勧められて。」名前を言ってみる。
すると、「あぁ、感じのよい彼女ね。」Yさんのこと、覚えていた。 -
「フランソワさんによろしくお伝えください。」と握手をして、ルンルン気分でジャン・ベッケルを後にした。
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心待ちにしていたワインは、なかなか届かなかった…。
郵送中にトラブル?心配になって問い合わせると、注文がある程度まとまったら、ドイツのブライザッハ郵便局から送ると返事が来た。な〜んだ、そうだったのか。
発注してから約1ヶ月経った、12/11、どのボトルも無傷で配達され、クリスマスにゲヴェルツトラミネールを味わうことができた。 -
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ツェレンベルクからリクヴィルは近かった。
11:45、リクヴィルの入口で降ろしてもらう。
助かりました。ありがとう! -
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土曜日にバスで通った時は、たくさんの観光客がいるように見えたのに、雨の月曜のリクヴィルは静まり返っていた。
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村を歩く人は少なく、閉まっている店も多い。
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春の華やかさはどこへやら。
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なんだかさびれた印象。
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木組みの家を眺めながら歩くうち、あっという間に村はずれの塔まで来る。
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メインストリートって、こんなに短かったっけ?
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お腹は空いていないものの、時間を潰せる場所がない。
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雨だし、寒いし、お昼にするか。
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ミシュランの星が付いているレストラがあることを、誰かのブログで読んだ。
観光局に行って、お薦めの店を聞くと、オネエサン、「立場上、特定のお店を教えることはできません。」困った様子。
そりゃそーだ。質問を変えよう。 -
「ミシュランガイドに載っているレストランはありますか?」「それなら すぐそこです。」場所を教えてくれた。
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店はミシュラン1つ星の“La Table de Gourmet”。
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12:15からの営業だった。
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ブログには、「11時半頃に行ったから開店時間に入れたけれど、すぐにいっぱいになって行列ができていた」と書かれていたが、季節外れのこの日、開店時間に行って、お客第一号となる。
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その後も2組、夫婦と思われる中高年のカップルが入ってきただけだった。
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軽めの食事がしたいと言うと、41ユーロのコースを勧められた。
アラカルトにしても値段は高く、大好きなフォアグラも食べられるコースに決める。 -
店内は壁や床が赤く、アフリカを演出しているような。
壁の絵や、テーブルの上に置かれた皿の鮮やかな花柄から、アンリ・ルソーの絵を思い浮かべる。 -
モダンでありながら、天井には太い木の梁。
アルザスの雰囲気もある、独特な空間だ。 -
花柄の皿が下げられ、運ばれてきたアミューズ3点は、趣向が凝らされていた。
店の雰囲気同様、料理もスタイリッシュ。
盛り付けが素晴らしい! -
でも、フォアグラの前菜、
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メインのシュークルート、
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栗のデザート、それぞれ味は平均点って感じ。
お腹が空いてなかったせいなのか…。 -
とはいえ、初めてミシュランの星が付いているレストランで食事したことに満足!
13時半、店を出る。 -
バスは14:38。お腹いっぱいで、お茶する気にもならない。あと1時間、どうしよう…。
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春のツアーでは、木組みの家の並ぶ様子に心躍り、与えられた時間はまたたく間過ぎてしまった。
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もっとじっくり観光したくてリクヴィルを再び訪れたのに、村はきらめきを失っていた。
晩秋の冷たい雨の降る中、時間を持て余す。 -
メインストリートの店先で、鍋から小さいカップに注がれた物を飲んでいる人を見かけ、「グリューヴァイン?」聞いてみると、店のオジサンがうなずいた。
グリューヴァインは、ドイツのクリスマス市に欠かせないホットワイン。
ここでは“Vin Chaud(熱いワイン)”と呼び名は違えど、アルザスにも存在していたことに嬉しくなる。 -
塔の近く、クリスマスの飾りつけに惹かれて入った店は、ドイツに本店があるケーテヴォルファールト。
幻想的な飾り付けをしばらく楽しむ。 -
村の入口まで引き返して、数人のお客を乗せて出発して行く機関車型の観光トラムの姿を見る。
こんな天気でも運行してたのか。知っていたら乗っていたかも…。 -
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早めに停留所に行ったけれど、バスは遅れていた。
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やっと来たバスの運転手さんは、見覚えのある顔。
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どこで会ったっけ?
そうだ、リボーヴィレに移動した日、コルマールから乗ったバスの運転手さんだ。 -
彼も覚えていたようで、一番前の席に座ると「土曜日に乗ったでしょ?」話しかけて来た。
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ラジオから流れる音楽に、こんな天気にピッタリの曲だねと言っているよう。
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あいまいに微笑み返す。
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ホテルに戻る途中、リボーヴィレのメインストリートの小さなスーパーで、リンゴと洋ナシを買った。
部屋でお茶を飲みながら、洋ナシを食べてひと休み。
雨で出かける気も起きず、のんびりパッキング。明日は、ドイツのヴィースバーデンへ向かう。 -
18時過ぎ、お風呂に入る。
19時、お粥の軽い夕食。この日は東西ドイツ統一の日だった。テレビでベルリンの様子を放送していた。
20時、眠くてたまらず就寝。
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