2013/08/13 - 2013/08/17
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miharashiさん
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2013年の7月末から三度目の世界一周旅行に行きました。最初に北米のウォータートン/グレイシャー国立公園、その次にヨーロッパのイタリア/オーストリアアルプス、ベルギー、スコットランド、最後にアフリカのナミブ砂漠とワイルドフラワー満開の南アフリカを訪れました。本旅行記はナミビアのナミブ砂漠を訪れるために、1000キロレンタカーでドライブした忍耐と絶景の記録です。(表紙写真は、ナミブ砂漠のデッドフレイで撮影)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8月12日、エジンバラをお昼過ぎのルフトハンザ便で発ち、フランクフルトで南アフリカ航空の便に乗り継いで、翌日(13日)の朝7時過ぎにヨハネスブルグに到着。セキュリティーコントロールの長蛇の列にあせって、係員に尋ねたのがいけなかったのか、前列に並ぶことができたことで、通過してから後追いされお金を要求され、20ドル払うというトラブルに遭遇。おかげであせらずにすんだのだが。納得いかない。乗り換えのときは時間に余裕をもつようにしなければと肝に銘じた。ヨハネスブルクを9:30に出発。良く晴れているので、ヨハネスブルグがよくみえた。住宅が密集している。
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ナミビアにちかづくにつれ、塩湖らしい白い円形がいたるところに点在していた。白い線は道路。
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ビントフック空港には10:35に到着。小さな閑散とした空港だった。
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レンタカー(車高の高いキアのSUV)を借り出し、いざナミブ砂漠へ。ビントフックまでは途中何もない舗装道路を40キロ位走り、町の中を通過してから最初はB1を南下。80キロ位走り、最初の町Rehobothで買い物とトイレ休憩。
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町はずれからダート道のC24に入った。道幅は広いが乾燥しているので埃がひどい。窓はあけられない。クーラーはつけっぱなしだ。
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途中から本格的な峠越え。しだいに高度を上げていく。道もアップダウンのはげしい悪路。
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途中3か所水たまりができていた。少しは雨が降るようだ。
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峠を越えると変わった形の山が現れ始めた。以降いくつもの奇妙な形の山を見ることになる。
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峠を越えると平原になりC14を走り、Solitaireに到着。ここで最初の給油。ここで給油するように宿の主人に言われていた。
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給油を終えて、C19を南下。前方に山が連なっているのがみえてきたが、あいかわらずひどい道だ。
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少し走ると、今日の宿Agama River Campに到着。C24に入ってから3時間半。5時過ぎについた。空港からは5時間半かかったことになる。強行軍だ。ビントフックに一泊してから来れば、よかったのかもしれないが、さんざん検討した結果無理をせざるを得なかった。
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ロッジ形式で全部で10棟あった。屋上に上がれるようになっていた。車庫にはいっているのは私たちのレンタカー。
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夕方背後の山々が、真っ赤になる。
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パノラマ写真(画像をクリックしてください)。
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ロッジの部屋。少し寒く感じた。
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夕食の前に暖炉のある部屋で暖をとった。出された夕食はフルコースで一流レストランにもひけをとらないくらいおいしかった。このホテルはグルメで知られているようだ。
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8月14日、いよいよナミブ砂漠の中心部へ。向かうは公園のゲートがあるセスリエムというところ。写真は行く途中で見えた奇山その1。
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奇山その2。
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奇山その3。
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近づいて撮影。なんででこぼこなのだろう。
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60キロくらい走ってセスリエムの公園ゲートに到着。10時過ぎだった。最初係員が車の番号を記録。料金はここでは払わない。
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ここから舗装された道を走ることになる。前方に赤い山?が見えてきた。
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右側遠方にきれいな山並み。
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しばらくすると赤い山が砂丘であることがわかる。なるほど赤い砂漠といわれる所以だ。ただし写真で見ていた真っ赤な砂丘を思い描いていただけに、それほどの赤さではなかったのにはちょっとがっかりした。
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風によっていろいろな形が形成されているようだが、これはおなじみの形。
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よく写真でみる美しい砂丘。
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同上。撮っているカメラがちがうので砂の色がちがう。私のカメラは色がうすい。実際は真っ赤ではなく、褐色だった。朝日や夕日にあたったときだけ短い時間真っ赤になるのかもしれない。
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ゲートから45キロ走ってようやくDUNE45といわれる砂丘が、見えてきた。
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DUNE45。ここにみんな登ることができる。着いたときには何人か登っていた。私たちは明日の早朝登る予定なのでパス。
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日差しの強い中登るのは大変そうだ。
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違う方向から撮影。
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DUNE45から15キロ走ると、車が止まっているところに着く。普通車はここまでしか運転できないことになっている。舗装道路はここで終わっているからだ。ここにトイレがあるがそのときは水が切れて便器は大変な状態だった。私たちはここで4輪駆動のトラックに乗り換え、デッドフレイに向かった。トラックは人数が集まり次第すぐ出発(二人で1000円くらい)。
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デッドフレイ。ここでトラックを降ろされた。5分位歩くと巨大な砂漠と干上がって白くなった沼地に着いた。
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全景。
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人が小さくみえるくらい大きいデットフレイ。
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右側の眺め。
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砂丘の向こう側。
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正面には結構な高さの砂丘。
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パノラマで撮影した全景(画像をクリックしてください)。
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上記の砂丘の頂上に向かっている人。この日は日差しが強く登るには勇気と体力が必要だ。私たちは初老?の身なので、あきらめた。ここでがんばってのぼっていれば、枯れ木のある窪地がみえたのだが、勘違いをして、もっと奥にあると思い断念した。人に聞けばよかったかも。
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砂丘を登るのも一苦労。私たちはブラジルのレンソイスに行った時のようにマリーンシューズに履き替えて登った。はだしよりは安全だ。写真の人は主人。ほんの少し上っただけで、暑さで息が切れる。
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砂丘の先端は比較的歩きやすい。
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枯れているようなかなり古い木。帰りのトラックを待つ間この木の下にいた。日差しは強いが木の陰はすずしい。ここでツアーできていた日本人の男の子と話をした。キャンプ場にとまっていたとのこと。夜は寒すぎて眠れなかったそうだ。この時に枯れ木のことを聞けばよかった。実はここより奥に行く車もあったので、乗る車を間違えたかと思ってしまったのだ。
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ゲートを出たところにある今日のホテルへ向かう。前方のピンクとブルーの色合いが美しかった。
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美しい砂丘。
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淡い色彩の遠景。
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ゲートが近づいてくると、前方に波打つ山並みが見えてくる。ゲートを出ようよしたらキャンプ場の受付で入園料を払うように言われた。そこで夕方は5時25分に閉まり、朝は6時35分にゲートが開くことを知らされた。 日没にも日の出にも間に合わないのでは。何のためにはるばるやってきたのかわからない。あの赤い砂漠を見るためにはキャンプ場に泊まらなくてはならないのだ。寒い思いをしてテントで寝たひとだけが見ることができるのだ。つまりツアーで来てキャンプ場に泊まる必要があるのだ。人数を制限するためにとられた措置らしい。
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Sossusvlei Lodgeホテルにチェックイン後、セスリウムキャニオンヘ行ってみた。再び公園のゲートを入って5分ほど走ると古いキャニオンに着くことができる(同日なら何度でも同料金で入ることができる)。写真はキャニオン前の変わった植物。
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水はなくかなり古いことがわかる。
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上から見ていると下を歩く人がいることに気づき、私たちも下りてみた。
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下の方がすずしいし、迫力がある。
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キャニオンからホテルに戻る。ホテルの裏山の夕焼けを見に外に出たが、昨日ほど赤くはならなかった。
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それでも山の形がかわっていて、すばらしかった。
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ホテルの部屋。昼間は暑く、夜は寒かった。夕食は豪華なビュッフェ。食べきれないほどの量だった。
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8月15日、日の出には間に合わないけれどDUNE45に登ろうと6時35分にゲートに並んでいたら、ゲート前で後ろの人にタイヤがパンクしていることを知らされ、ゲートの係員に手伝ってもらい、タイヤを交換。一人ではタイヤが重すぎて交換は無理だった。運が良かったのか悪かったのか。しかもパンクしたタイヤのリペアもゲート前のスタンドでできたので助かった。こちらの人は慣れているらしく、手際がいい。しかし、旅行後レンタカー会社からスペアタイヤ購入代金を請求された。タイヤの修理はあくまでも応急措置にすぎず、保険も効かないことが後でわかったが、もはや後の祭りだった。砂漠ではパンクは日常的で、今回一回で済んだのはむしろラッキーというべきだろう。
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今日中にウィントフックに戻らなければならないので、砂漠の奥にいくのはあきらめて、先を急ぐことにした。帰りは距離は長いが途中から舗装道路を走るコースを行くことにした。最初は走りやすかったが途中から写真のような道でスピードがだせない。パンクを恐れて、ゆっくり走る。
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途中すばらしいテーブルマウンテンに出会う。こんな山は見たことがない。
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同上。
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近づくにつれ、模様みたいなものが見えてきた。
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テーブルマウンテンを右手にみながら進んでいると、鹿に出会った。望遠で撮影。
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山間部を通り過ぎると平らなところに出た。道はまっすぐ続いていた。宿を出てからここまで店も何にもなかった。
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ようやくMaltahohe(マルタヘーエ)に着いた。店で買い物をし、トイレを借りる。壁のなにやらびっしり手書きの文字が。
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天井からも缶がたくさんつるされていた。何の意味があるのだろう?ご主人は白人だった。
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ここからは舗装道路。100キロペースでひた走る。C19からMariental(マリエンタール)でB1に入り250キロを北上。
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さらに奇山。
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ここをすぎるとウィントフックが見えてきた。ウィントフックの標高が高く、夏はあまり暑くなく、冬も寒くなくて、すごしやすいために白人たちが住み着いたのだろう。宿に着いたのが4時ごろだったので7時間半かかったことになる。
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ウィントフック郊外のHotel Pension Etambi。安いのになかなかいいゲストハウスだった。駐車場も広く門の中にあり安全だ。
8月16日 空港にレンタカーを返し、11時35分発の飛行機でヨハネスブルグ経由ケープタウンへ向かった。今回のドライブ旅行は情報不足や悪路などで、思った成果は得られなかったが、思いがけない絶景にも出会うことができた。個人的にはパタゴニアやウユニほどナミブ砂漠に感動はしなかった。真っ赤な砂丘ははたして存在したのか?残念ながらお目にかかれなかった。
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