2日目は津波の被害が大きかった地域を北上します。<br /><br />【コース】<br />秋保温泉⇒仙台空港⇒宮城野区⇒東松島市⇒石巻市⇒牡鹿郡女川町⇒南三陸町⇒ホテル観洋（宿泊）<br /><br />■20110311東日本大震災の記録<br /><br />●１日目 20110311東日本大震災被災地半年後の姿　（東北新幹線で仙台～名取市～南相馬市）<br />http://4travel.jp/travelogue/10805538<br />●3日目 20110311東日本大震災被災地半年後の姿　（南三陸町～宮古市）<br />http://4travel.jp/travelogue/10806384<br />●4日目（最終日） 20110311東日本大震災被災地半年後の姿(世界遺産の平泉～帰宅）http://4travel.jp/travelogue/10807556<br />

●2日目: 20110311東日本大震災被災地半年後の姿　（仙台市～南三陸町）

21いいね！

2011/09/17 - 2011/09/20

55位(同エリア187件中)

#その他

旅行記グループ東日本大震災の記録

108

jh2fxvさん

フォローする

2日目は津波の被害が大きかった地域を北上します。

【コース】
秋保温泉⇒仙台空港⇒宮城野区⇒東松島市⇒石巻市⇒牡鹿郡女川町⇒南三陸町⇒ホテル観洋（宿泊）

■20110311東日本大震災の記録

●１日目 20110311東日本大震災被災地半年後の姿　（東北新幹線で仙台～名取市～南相馬市）
http://4travel.jp/travelogue/10805538
●3日目 20110311東日本大震災被災地半年後の姿　（南三陸町～宮古市）
http://4travel.jp/travelogue/10806384
●4日目（最終日） 20110311東日本大震災被災地半年後の姿(世界遺産の平泉～帰宅）http://4travel.jp/travelogue/10807556

エリア

南三陸・登米(宮城)

旅行の満足度: 4.0

ホテル: 4.0

交通手段: レンタカー

旅行の手配内容: 個別手配

【名取市の仙台空港周辺の状況です】

秋保温泉を出発して名取市にある仙台空港に向かいました。

空港近くの道路沿いにセスナ機が放置されておりました。
プロペラ部がありません。
海上保安庁の航空機との貼り紙が…
両翼がありません。

中途半端な残骸です。
仙台空港が見えてきました。
4月末に行った時には壊滅していた日産レンタカーが仮設ハウスの事務所で営業しておりました。
空港周回路の道路標識はなんとなく傾いたままです。
ターミナル前に到着。

まだ7時過ぎなので閑散としています。
ターミナル内はすっかり復旧しています。

復興の歩みが展示されております。
柱には津波の到達高さが記されておりました。
ANAの一番機が到着しました。
展望デッキからの眺めです。
空港周辺の様子です。
基礎だけ残して流された宅地後には草が生えてきていました。
残っていた家屋はそのままの状態です。

墓地があります。

2階に居住されているようです。
道路沿いにも漁船がまだありました。
4月末に見たコスモのスタンドもそのままでした。

半年前の状態
　　↓
http://4travel.jp/traveler/jh2fxv20130527/pict/30060917/src.html
友人の勤めている会社の仙台営業所です。

事務所は流されてしまったそうです。
仮設資材を扱っている会社なので注文は殺到して裁ききれないとの事でした。
仙台港です。

貨物船が停泊しているのかと思いきや…
よく見ると陸に打ち上げられておりました。

ハングル語から韓国国籍の貨物船と思われます。
【東松島市の状況です】

JR仙石線の野蒜駅に着ました。
ホームは残ってますが線路があった場所は草むらになっていました。
駅前の民家の庭には車がそのままの状態で未だ残ってます。

駅前もなにもありません。
駅前です。

信号機が倒れたまま残っています。
駅の壁面の時計は2時47分のところで止まっています。
鉄道は復旧の目処すら立っていません。
駅の中の様子です。
半年前の電車も変わらず同じ場所にありました。
鹿妻駅です。

来ない電車の駅とホームです。
駅前の状態から津波の襲来は無かったようですが、鉄道が普通ですので駅が機能しません。

東松島市の7イレブンです。
【石巻市の状況です】

TVでも放送された石巻市民病院です。
ここは何かの博物館だったみたいです。
病院の中は当時のままと言った感じです。

救急車も廃車場にありました。

廃車は殆どナンバープレートが付いたままです。
賃貸アパートです。

石巻市内は最大6ｍの津波が襲来したとのことですので2階まで水没したようです。
全壊しています。
コンビニだったと思われます。

半年前の巨大な缶詰めは変わらず道路中央分離帯にありました。

4月末の時の状態
　　　↓
http://4travel.jp/traveler/jh2fxv20130527/pict/30060838/src.html
雄勝地区の南三陸観光の観光バスです。

こちらも4月末と変わっていません。
　　　　　　　↓
http://4travel.jp/traveler/jh2fxv20130527/pict/30060872/src.html
リアのエンジンが丸見えです。
バスの下にも廃車が山積みです。
ここにも南三陸観光のバスが…
売約済？撤去不要？

鉄屑で売れたのでしょうか？
ここも4月末に来た時には壊滅していました集落です。

瓦礫は片付いておりましたが人が住んでいる気配は全くありません。
　　　　　　　　　　　　　　↓
http://4travel.jp/traveler/jh2fxv20130527/pict/30060877/src.html
スタンドも変わっていません。

4月末の状態。
　　↓
http://4travel.jp/traveler/jh2fxv20130527/pict/30060876/src.html
給油機です。

【牡鹿郡女川町の状況です】

被害の甚大さは陸前高田市に次いで悲惨な状態でした。
郵便局です。
中の様子です。
花束やビールが置いてありましたのでここで亡くなられた方がおられたと思われます。

ご冥福をお祈りしました。
廃墟の郵便局前のポストは利用できますと貼り紙がありました。
4階まで浸水した公営住宅。
だいぶ片付いてきたようですが、まだ大きな船や住宅は手つかず状態です。
派出所です。

こちらも廃墟となっていました。
中の様子です。

スタンドの耐火ブロックで出来た部分だけが残っていました。
悲惨な状態にも関わらず海は真っ青で綺麗でした。
ENEOSスタンド。
老人保養施設のようですが、最上階まで津波が襲来した痕跡が見られました。
女川町中心街に向かいます。
建物は水没したままです。

車も放置されたままです。
TV中継もあった高台にある病院から市街を見た様子です。

真下にある5階建てのビルの屋上まで津波の痕跡が見られました。
女川町は最大18ｍの津波が襲来したと言われてますが、まさにこの光景から信じられない状況が理解できました。
建物の殆どが流されてしまっています。
山の高い部分にある住宅は無事に残っています。

先人達の教訓を生かしたのでしょうか。
ビルも倒壊したまま残ってます。
そのまま本日の宿泊先の南三陸町ホテル観洋に到着しました。

このホテルが海岸沿いの崖に建っていた為、津波の被害を免れ、被災者や復興支援に関わる方の宿として営業を続けてきました。

駐車場には全国の警察のパトカーが止まっていました。
ホテル観洋からの海です。
館内の様子です。