2013/05/06 - 2013/05/13
49位(同エリア111件中)
tomoさん
オーストリア一人旅6日目。
この日はウィーンを離れて、メルクからヴァッハウ渓谷ドナウ河クルーズへ。
「地球の歩き方」にオススメとして紹介されていたヴァッハウコンビチケットを、3日目ウィーン西駅へ到着した時に購入していました。
これはウィーン西駅〜メルクとクレムス〜ウィーン・フランツ・ヨーゼフ駅間はオーストリア連邦鉄道(OBB)2等車で、メルク〜クレムス間(片道)は遊覧船を利用でき、さらにメルクの修道院の入場券もセットになっているという、お得なチケットです。
これを利用して、まずはメルクの修道院へ向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
この日の朝食。
基本的に毎日
パン、ヨーグルト、トマト&きゅうり、肉、フルーツ、卵でした。
コーンフレークとかは食べる気がしない。 -
ホテルからウィーン西駅へ向かいます。
大通りを5分程度歩けばすぐ着きます。
横断歩道の横の車停止ラインを見てください…。
横断歩道ギリギリの所です。
この時はいませんが、このラインで車が止まるわけです。
横断歩道を歩いてる時に車が来ると、突っ込んでくるんじゃないかと怖かったです…。 -
09:04発の、REX1614に乗ります。
ザルツブルク→ウィーンの列車は指定席でしたが、こちらは違うので電車が来たら普通に乗り込むだけ。
でも不安だったので一応インフォメーションで確認しました。 -
5番ホームに行きますが、まだ時間あるので待機。
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駅構内の飲食店。
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フルーツやフレッシュジュースのお店。
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マクドナルド。
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パン屋さん。
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ザルツブルクでお世話になったANKER。
至る所で見ました。 -
NORDSEEも至る所で見ました。
魚系のファストフード店。
ちょっと食べたかったけど機会がなかった。 -
そして列車が到着。
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禁煙車に乗り込みます。
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中はこんな感じ。
空いてました。 -
これがヴァッハウコンビチケット。
上から順に、鉄道、遊覧船、メルクの修道院の入場チケット。
これで57ユーロ(約7500円)。
ガイドブックには49ユーロって書いてあったんですけど…変わったのかな…?? -
遊覧船の時刻表。
メルク発の遊覧船は11:00,13:50,16:25の3つです。
メルクの修道院見学後、昼食を食べて13:50の遊覧船に乗ることにします。 -
写真真ん中のルートで行きます。
09:04ウィーン西駅発、列車でメルク10:25着。
13:50メルク発、遊覧船でクレムス15:30着。
17:02クレムス発、列車でウィーン・フランツ・ヨーゼフ駅18:04着。
でも遊覧船でクレムスの手前のデュルンシュタインという町で降りてそこを観光し、列車かバスでクレムスまで行くというルートを、「地球の歩き方」やネットの口コミなんかでもオススメしてまして。
行ってみたいけど、20時からウィーンのペーター教会無料オルガンコンサートに行きたくて、その前に夕飯も食べたいので結構ハードになっちゃうのと、なんせこの日は一日雨でして…おまけにちょっと体調も悪かったので、どうしようかずっと迷ってました。 -
結論が出ないまま列車は出発です。
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途中の駅。
ローカルな感じ。 -
のどかな風景が広がっています。
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山の上に大きなお屋敷っぽい建物が。
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ウィーン西駅から約1時間半、10:30頃メルクに到着。
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駅から出て、いきなり道が分からない。
多分皆さん修道院に行くんだろうってことで、前の皆さんにくっついて行きます。 -
メルクの駅。
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可愛い家が並んでます。
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蔦に覆われた家。凄い。
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正面の大きな建物がメルクの修道院。
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誰か分からないけどこんな像がありました。
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修道院と像。
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ハウプト広場。
車が多い。 -
ハウプト広場から東へ延びる、ハウプト通りに進みます。
ここが町のメインストリート。 -
15〜16世紀の家が並んでるらしいです。
お土産屋さんやカフェがたくさん。 -
可愛い猫や鶏さん。
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こんな乗り物も走ってました。
メルク ヴァッハウ エクスプレス って書いてあるから、当時は気づかなかったけどもしや遊覧船までの足かな??? -
ラートハウス=市庁舎。
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ここがラートハウス広場。
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メルクの紋章(たぶん)。
鍵を持った獅子…ですよね?
かっこいい〜。 -
サイクリングの人がやたら多くてビックリでした。
なんでこんなに…?と思ったら、どうやらドナウ川沿いにサイクリングロードがあるらしいです。
雨の中皆さん凄いですね。 -
修道院へは、この細い道を進みます。
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ひたすら上ります。
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もうすぐ!
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やっと到着!
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来ましたメルクの修道院!!!
元々中世の頃には、ここに城塞が築かれていました。
そこに11世紀、バーベンベルク家のレオポルト1世がベネディクト派の修道院を建立。
途中火災で歴史的文献の大半が焼失したりと、何度も危機が訪れますが、18世紀に改築され、オーストリア・バロックの至宝とまで言われる程華麗な姿になりました。 -
正面上のアップ。
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修道院の紋章は、聖ペテロの交差した鍵だそうです。
真ん中にあるやつですね。 -
中庭。
内部への入口は左奥です。
1770年、マリー・アントワネットがフランスのルイ16世のもとへ嫁ぐ途中で、ここに1泊したことでも知られています。 -
中央の噴水。
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歩いてきた入口方面を見た図。
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ここを抜けると内部への入口があります。
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入りました。
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何か分からないけど立派な像。
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結構並んでます。人が沢山。
さっき知ったけど、ここは「皇帝の階段」らしいです。
この先が皇帝一家の為の部屋に続いていたからだそうな。 -
前にいたオジサンが撮ってたのでマネして撮ってみました。
↑の像の獅子。 -
ヴァッハウコンビチケットを見せて、中に入りました。
いきなり大きな肖像画。
マリア・テレジアと夫のフランツ・シュテファン。 -
団体客が多くて、ガイドさんがここで説明してるもんだからまともに近づけませんでした…。
-
↑の先には、「皇帝の回廊」と呼ばれる回廊がのびており、このような肖像画がずらーっと並んでます。
バーベンベルク家とハプスブルク家の皆様が並んでるそうですが、これは誰だか分かりません… -
何やら貴重そうな本。
修道院内はガイドツアーがありますが、ドイツ語or英語のみなので参加しませんでした。
日本語のメルク修道院ガイドブックがあったので購入しましたが、今初めて読んだので、当時は何が何だかさっぱり分からないままなんとなーく見てました(^^;) -
とにかく人がいっぱい。
そして当時はまったく分かってませんでしたが、左側にちらっと見える十字架の映像、分かりますでしょうか。
それがメルクの至宝、「メルクの十字架」です。
バーベンベルク家のアダルベルトが、11世紀初めにメルクにもたらしたキリストの十字架の破片です。
14世紀、ハプスブルク家のルドルフ4世がこれに豪華なフレームを作らせました。
非常に貴重な至宝なので一般公開はされておらず、映像で公開されているそうです。
…今初めて知りましたよ…(^^;) -
これも当時は何なのかさっぱり分かってませんでしたが、「メルクの十字架」にまつわるエピソードを描いた祭壇です。
この十字架は1169年、最初の盗難にあい、ウィーンで見つかりました。
メルクとウィーンで所有権を争い、その2度の審判について描かれているのが左側の絵です。
といってもこの写真じゃ全然分かりませんね(^^;)
1度目の審判では、二人の院長の間に立てられた十字架は、メルク側に傾きました。
2度目の審判では、十字架を乗せた舟をドナウ川に浮かべ、メルク(上流)かウィーン(下流)どちらに流れるかという審判で、奇跡的にメルクに流れたそうです。
よって十字架はメルクに戻りました。
1362年、十字架は2度目の盗難にあいます。
盗難者はプラハのカール6世の元へ逃亡し、皇帝に売るつもりでしたが、途中で捕まり死刑になりました。
写真じゃまったく分かりませんが、右上の絵が盗難者が十字架を隠した所、右下が捕まって処刑される所らしいです。
もっとちゃんと見とけばよかった(>_<) -
これも十字架関連???
さっぱり分かりません(^^;) -
何か分からないけど、物凄く小さな本。
-
これまたさっぱり分からないけど、貴重そうな文書。
-
ローマン十字架、12世紀終頃。
…だそうな。 -
こんな回廊がのびてるのです。
左側の部屋が展示室です。
間に肖像画が飾られています。 -
これも誰だか分かりません(^^;)
-
これもよく分からんけど、金ぴかの像。
後ろは鏡になってます。 -
こっちは女性。
-
立派な展示品がいっぱい。
悲しいことに何が何やらさっぱり分からず…
日本語オーディオガイドが欲しい〜! -
これは再利用できる棺桶らしいです。
土葬する時に下を開けて遺体だけ落として、棺桶は再利用したそうな…。
昔メルクの村は貧しく、さらに疫病が流行った時棺桶の生産が追いつかず考案されたそうです。
す、すごい… -
よく分からんけど、とりあえず豪華で貴重で立派なのは伝わります。
-
そして謎なオブジェ。
変な像が壁から飛び出してます。
バックにはこれまたよく分からん映像が流れてます。
…これなんなの…??? -
人がたくさん集まってるこれが、ヨルグ・ブロイ(1475〜1537年)の祭壇画。
例のごとく今知りましたが…(^^;)
「受胎告知」、「エジプトへの逃避」、「茨の戴冠」、「エッケ・ホモ(この人を見よ)」など、イエスの生涯に関する8つの場面が描かれているそうです。
-
メルクの修道院の模型。
-
ここは大理石の間。
祝賀の際、客間&祝賀用食堂として、主に宮廷の為に利用されていたそうです。
「大理石の間」といっても、大理石で作られているのは扉の鏡板と扉上部の頭飾りのみで、壁は大理石のように塗られた漆喰なんだとか。 -
天井のフレスコ画(1731年)。
獅子車に乗った「アテナ」と、地獄の犬を棍棒で叩き殺している「ヘラクレス」が、それぞれ「理知的な節度」と「必要に応じた権威」をもって国を治める君主家(ハプスブルク家)への敬礼を表しているそうです。
うーん、小難しい…(^^;) -
床の格子(茶色の部分)の下には温風ヒーターがあるらしいです。
-
柱を支えて重そうだなぁ、と同情したくなるお顔です…(^^;)
-
「Hospites tanquam Christus suscipiantur」
「客人をキリストの如く迎えるべし」
ベネディクト戒律第53章からの引用句だそうです。
部屋の用途を表しています。 -
大理石の間の先はバルコニーになっています。
天気が良かったら素晴らしい眺めだったんでしょうが、あいにくの雨でした(>_<)
でも十分絵になる町並みですけどね。 -
この川はドナウ川じゃなく、メルク川らしいです。
-
このバルコニーは、大理石の間と図書室を繋いでいます。
-
バルコニーの中央から見える建物。
これは教会部分…のハズ。 -
↑のキリスト様。
-
左側の鍵を持っているのが聖ペテロ。
右側の剣を持っているのが聖パウロ。
二人は教会の守護聖人なんだそうです。 -
メルク川はこの先でドナウ本流と合流します。
-
左奥が大理石の間。
図書室入口側からバルコニーを撮ったもの。
この後図書室に入ります。
この図書室がまた豪華で素晴らしいんです。
この流れで普通に写真撮ってSNSにも投稿しちゃってたんですが、出口付近で写真撮ろうとしたら係員に止められました。
…図書室は他と違って撮影禁止だったみたいです…(-_-;)
撮影禁止の表示どこにあったんだろ…???全然気づかなかった…(>_<)
なので写真はあるけどここには載せられません(^^;) -
図書室の次は教会です。
ここは写真OKですので、安心して載せられます(^^;)
この教会はバロックの最も重要な建築物らしいです。
物凄く金ぴかです…。
聖ベネディクトは、その戒律の中で“何であろうとミサより優先してはならない”としているそうで、だからこんな豪華な教会になったんですね。 -
写真じゃあまり伝わらないかもしれませんが、とにかく金ぴかなんです…目がチカチカする位…(^^;)
-
え〜、多分この写真じゃよく分からないと思いますが、下に横たわっているのが、ミイラさんです…!
最初見た時ビビりました…((+_+))
ガイドブックには写真がないので確証はないんですが、おそらく「クレーメンスと名付けられた殉教者の遺骨」とやらがこれですかね…。聖ミカエル祭壇って書いてあるから…これミカエルさん…ですよね…?(^^;)
ん?遺骨ってことはミイラなわけじゃないのか… -
↑と反対側にも人骨が…こっちの方がもろに骨見えてます。
例によってガイドブックによると、マリア・テレジアが寄贈品としてローマのカタコンベから運ばせた身元不明の殉教者の遺体だそうです。
後にフリードリヒと名付けられたそうです。
聖ヨハネ祭壇って書いてあるからあってる…ハズ…(^^;) -
ピンボケですがフリードリヒさん(たぶん)のアップ。
-
主祭壇。
金ぴか!! -
真ん中の二人がペテロとパウロ。
手を取り合って別れを惜しんでおり、これから彼らは人生最後の戦いに臨む…という場面。
周りにいるのは預言者さん達だそうです。 -
で、彼らの上には勝利の冠が待っています。
冠の上には父なる神。
十字架が勝利の印として一番上にあります。 -
天井もとにかく素晴らしいです。
-
私が見た中でこの教会が一番豪華でした。
-
何度もしつこいけど、金ぴかなんです!!(^^;)
-
天井。
凄い…としか言えない… -
入口側のパイプオルガン。
-
本当に素晴らしい教会でした。
-
外に出ました。
これはどなたでしょう…分かりません(^^;) -
一瞬、なんだこれ…?と自分でも分からなかったけど、トイレのドアです。
このトイレに入ったらドアが固くて開かなくなってしまい、やばい開かない!誰か助けてー!!と焦って大声出そうか本気で悩んでたのでした…(;_:)
そしてとりあえず写真に撮っておいたという…(^^;)
結局必死にガチャガチャやってたら開いて無事に出られました。
いやでもこの時はマジで焦った… -
そしてメルクの修道院を後にし、来た道を戻って昼食場所を探します。
その後はドナウ河クルーズです。
それはまた次回〜。
【6日目その2 ドナウ川クルーズ】
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