2009/04/01 - 2009/04/11
97位(同エリア116件中)
ゆきさん
メルクの大修道院の中を見学後、礼拝堂にはいりました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
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修道院の見学が終わって、ぐるぐる螺旋階段をおりる時に、もうすぐミサが始まりますから、見ていったらいいですよ、とガイドさんに言われて、教会にはいってみました。
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いやああああ!
すてきすぎるううう!!! -
そうよ、そうなのよ!
わたしが求めていたのは、さっきまでのファンシーな空間じゃなくて、こういうどことなくストイックな部分を残した豪華さなのよ! -
メルクに来て初めて、漫画の中の世界にどっぷりひたるわたし。
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わー、わたし、修道院よりも、こっちの教会の方が好きだ〜。
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きんきんきらきらですが、展示ルームにあった時より、ずっと上品に見える。
というか、似合う。似合うわ! -
修道院にふさわしい天井画ですね〜。
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うっとり。ああ、ここにならずーっといたいわ〜。
寒くさえなければ! -
うう〜、寒い〜、寒い〜、失敗しちゃったよ〜。
そもそも、メルクに着いた時から寒かったのよ〜。
ウィーン市内と違って、山の中は寒いのよ〜。 -
ちょっと坐らせてもらおう。えへえへ。
このあと、ミサに出席するために、修道士や司祭のかたがたが現れて、祭壇に向かってひざまずいて、着席されていました。
かっ‥‥かっこいいっ! すてき、すてき!
これであの司祭様たちが、おじーさんではなく、美青年なら完璧! -
と、煩悩を炸裂させていたわたしですが、ふと、横を見たら、なんかすごいものを発見。
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なんだろう? 骸骨の作り物? それにしては‥‥
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ひょえ〜! 本物!!
マリア・テレジアが、修道院にプレゼントしてくれた、カタコンベから持ってきた聖人の遺骸。
うーむ。聖遺物って、こーゆーものなのか。
で、この聖人の名前はわからないので、フリードリヒさん、と勝手に名前をつけられたそうな。
‥‥名前のわからない聖人ってなに? てきとーな殉教者? -
うーむ。怪しさ倍増のこの教会。
漫画「天上の愛 地上の恋」の子羊ミサがここで行われていても、舞台としては激はまりです。
(いや、あれは隠し部屋でしたが) -
と、さっきからバチあたりなことを考えて、がんばっているのですが。
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ダメだ。寒すぎる。もっと厚着してくればよかった。
ミサが始まるまで待っていたら、凍死してしまう。 -
ほかの観光客たちは、もっと夏仕様の格好をしてきているので、やっぱり我慢できずに、次々と外に出ていっています。
うわーん。パイプオルガンとか、聞きたかった〜。
ミサをちょびっとでも見学したかった〜。
でも、もう指先が麻痺してきました。限界です。
なんで、教会の中って、どこもここも、こんなに寒いんだ〜。 -
出口で振り返ります。黄色!
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駐車場は別として、むかしからずーっとかわらない風景なんでしょうね〜。
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中庭を通って帰ります。ここも足場が組まれていて修復工事中。
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ウィーン市内も工事現場だらけだったし。
そういえば、ブダペストも修復工事ばっかりだった。
なんだなんだ。わたしは疫病神なのか? -
ではでは、さようなら〜。そしていまごろになって青空に!
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メルク修道院の標識を、いまになって発見。
あれ〜、来る時には、全然目に入らなかった。 -
石畳の階段。
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来る時と同じ道のはずだけどな〜。なんか違うな〜。
とよく考えてみたら、昼間になって、たんぽぽが開き始めたのでした。 -
ずんずんくだります。方向音痴のわたしでも、上か下かの選択なので、迷う心配なし。
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この路地からのぼっていったのでした。
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さて、これから電車でウィーンに帰りますが、ちょっと時間があるので、お昼ごはんを軽く食べよう、と町を歩いてみました。
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うーん。どこにしよう。
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きれいな街ですね〜。
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ああ、どのカフェにはいろう、と迷ってしまいます。
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こうして中央通りをどんどんくだっていくと、
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広場に出ました。ここがハウプト広場。
上の方に、メルクの修道院が見えます。 -
このあたりにはカフェがたくさんありました。
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しかし、いいかげん、カフェにはいらないと。
電車の時間が〜〜〜〜。 -
ホテル・ツアポスト。ここ、レストランがおいしいらしいです。
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ツアポストのオープンカフェから見上げると、修道院がこんなふうに見えます。
ベストロケーション!
しかし、この時間帯は、カフェそのものが日陰にはいっていて、ちょっと暗くて寒いのだった。
うーん。今回は、ここはやめよう。 -
いろいろ考えたのですが、電車の時間まで、あと20分くらいしかないので、駅の近くに行って、そこのカフェにはいることにしました。
そして、一応、ここに来た記念の写真を撮るために、ドナウクルーズの船着き場方面に向かって、坂をさらに下ります。 -
適当なところまでおりて、記念撮影。
こっちから見ると、修道院の正面が見えるので、要塞のようです。
さあ、駅に向かうぞ。ウィーンに帰るぞ! -
駅に向かうために、もと来た道を引き返していくと、教会がありました。
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中からはパイプオルガンの音が。ああ、そうか。いまの時間ってきっと、こっちの教会も、ミサの時間なんだ。
ちょっと、はいって聞かせてもらおう〜。 -
とてもきれいなステンドグラス。とてもきれいな教会。
パイプオルガンの音色もすてき。なんてすてきなミサ。 -
まさかの無人。
ええええええ!!!!
‥‥そ、そうか。ミサというのは神様のために捧げるものだから、信者さんがいなくても、オルガンだけは必ず弾くんですね、きっと。
誰もいないので、練習しているのかとも思いましたが、全然つっかえずに、ずーっと弾いているので、たぶんあれは本番の演奏だったと思います。 -
もっと聞いていたかったのですが、そろそろ駅に行かないとまずいので、出ました。
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左側が、いまの教会。右側にメルクの修道院が見えます。
なかなかいい撮影スポット。 -
ゆるい坂道をのぼっていくと、真正面に駅が見えてきました。
‥‥しまった〜。このへん、住宅街だ。カフェなんかないよー。
困ったな、なんか食べないと、ウィーンに着くころには2時前‥‥ -
こっこれは! 食べ物屋ですね!
駅にそんなもんあっただろうか‥‥覚えてないけど、うれしい! -
あった、あった! よかった〜。
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中にも坐って食べる場所があったけど、お天気がいいので、ここに坐らせてもらうことにしました。
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お店のおばちゃんに、「ノー・ガスのヴァッサー」とお水を一本もらい、次に、食べ物を‥‥と思ったら、店内にはチョコケーキっぽいのが少しと、あとはいわゆる袋菓子とか、チョコバーとか、そんなのしか見えません。
うーん。甘いもの、いまはいらないんだけどな。
「サンドイッチはありますか? えーと、ブレッドは?」と訊いたら、おばちゃん、ものすごく一生懸命考えてから、「センメル・ウント・レバーケーゼ?」と訊き返してきました。
ああ!そうだ、そうだ。レバーケーゼっていう、ソーセージみたいなのがオーストリアにあるらしいじゃないか。見たことないけど。
でも、パンとソーセージなら、わたしの欲しいものと、ほとんどかわらないですよ。サンドイッチみたいなものじゃないですか。
んじゃ、それ、と頼むと、おばちゃん、保温機のふたをぱこっと開けて、焼豚そっくりのでっかいかたまりを、むんずとつかんで取り出し、1センチ以上の厚みに包丁で切っています。
そして、カウンターの奥の部屋にはいって、でっかいビニール袋から、センメルを一個持ってくると、またまた包丁で横にスライスして、さっきのレバーケーゼをはさんで、紙ナプキンに包んで、はい、と渡してくれました。
水と、このオーストリア風サンドイッチで、4ユーロくらい。
わーい、ありがとう、おばちゃん!
でも、おばちゃん、さっきから見てたけど、一度も手を洗ってなかった‥‥ -
じゃーん! なんか、ほんとに遠足に来たって感じがしますよ。
レバーケーゼ、でかい! 想像以上のでかさ!
そしてセンメルが、ウィーン市内で見る、まんまるなパンでなくて、ちょっといびつなところが、手作りパン屋さんのセンメルみたい。
そして、電車を待ちながら、食べ始めたのですが‥‥
う〜ま〜い〜!!!!!
ウィーンに来てから、ケーキ以外で、いちばんおいしい食事だ〜!!!
(普段、何を食べてたんだろう)
いや、マジで! おいしいですよ、このパン! うわ、なんでこんなにおいしいの!
そして、このレバーケーゼって、うーん、そうですね、生で食べられるソーセージ(温められていますが)って感じ。ちょっと塩気があるので、何の味付けも必要ありません。
これとセンメルを一緒にかじると、あ〜!!!! おいしいよ〜う!!!
あとでわかったのですが、ウィーン市内の屋台でも、これ、売ってました(笑)。
あと、スーパーの肉屋さん(というかハム屋さん)コーナーは、サンドイッチ売り場にもなっていて、センメル・ウント・レバーケーゼ、と頼めば、その場で切って、作ってくれるみたいです。
(作ってもらっている人を見た) -
椅子に坐って、パンを食べながら、のどかな駅を見ていました。
わたしはどんくさいので、自分が乗る列車の出発時刻、到着時刻に加えて、列車の番号から、駅のホームまで調べて、メモしていったのですが、メルクは行きも帰りも1番線に電車が来ることになっています。 -
来てみて理由がわかった。ホームがひとつしかない(笑)。
パンを半分食べたところで、電車が来ました。
電車に乗って、車窓の風景を見ながら、ちびちびと大事に食べました。
‥‥おいしかった。(しみじみ)
もはや、アレだけのためにメルクに行ったような気さえしていました。 -
1時間半の電車の旅を終え、ウィーンに到着。
ところで、オーストリアの電車には、地下鉄やトラムもそうだったのですが、こういうボタンがついていて、おりる時にはこれを押します。
ウィーンの人は親切で、まちがいなく観光客の東洋人のぼんやりした女が、電車のドアの前に立っていると、さりげなく、さっとボタンを押してくれるのでした(笑)。
みんな、ありがとう〜。3回目くらいにルールがわかったわたし。 -
ウィーン西駅。この電車に乗ってきました。やっぱり二階建て。
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頭の部分は赤いです。
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西駅に着いて、朝に物色しておいた、猫の舌チョコレートをおみやげ用にどっさり買ったあと、思いついてペットフード売り場を探してみました。
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海外のキャットフード売り場っておもしろい(笑)。
この缶、欲しいな‥‥でも、うちの猫は食べなさそう‥‥
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