2013/05/06 - 2013/05/13
80位(同エリア111件中)
tomoさん
オーストリア一人旅6日目。
メルクの修道院を見学後、昼食を食べるところからです。
その後ドナウ川クルーズです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
修道院からメインストリートに戻り、昼食を食べます。
どこがいいのか全然調べてなかったので、適当にこの店に入ることにしました。
雨だったので表には人がいませんが、中はお客さんで賑わってました。 -
飲み物は水。
STILLと書いてあるのが、ガスなしの水です。 -
店内。
落ち着いた雰囲気です。 -
よく分からないまま頼んだらこんなのが出てきました。
もう名前なんてすっかり忘れちゃいましたが、なかなか美味しかったです。
でも、イギリスでも思いましたが、こっちの料理ってどんなに調理法を変えても、結局はジャガイモと肉なんですよね…
そしてこの時12:30。
遊覧船は13:50発です。
ちゃんと確認してなかった私が悪いんですが、私は遊覧船乗り場はメルクの駅の近くだと思ってました。
地図も見ないで勝手に思い込んでいて、13:20位に店を出れば大丈夫だろうと、ここで友達へハガキを書いたりと呑気に時間を潰してました。
で、時間になったので駅に向かったら、なんと船着き場がありません!Σ( ̄ロ ̄lll)
てかそもそも川が近くにないのに船着き場なんかあるわけないんです!!!
そんな簡単な事にも気づかなかったアホなんです…orz
慌ててまた広場の方に戻ります。
今地図見たら遊覧船乗り場方面って書いてあるのに、当時は焦っててどっちに行ったらいいのか分からず川の反対方向に進んじゃってまして、途中で人に「クルーズはどこですかー!!(;_:)(英語)」って泣きついたら「反対方向だよ!!(英語)」って言われてもう半泣きで走りましたよ…orz
友達に送るハガキに、呑気に「これからクルーズだよ!!楽しみ〜♪」なんて書いてる場合じゃなかったですよ…(-_-;) -
そしてなんとか川に出たら、こんな場所に着きました。
この橋の先が乗り場なのかと思って行ってみましたが、橋の先には大型バスが停まってたりして、なんだかよく分からないけどとりあえず乗り場じゃないっぽい…
辺りを見ても、乗り場らしきものが見えない…
この時13:40位。
13:50には船が出ちゃいます(;_:)
かなり焦ってます(;_:)
マジで泣きそうでした(;_:)
この後川沿いをまた歩くと、乗り場っぽいのが見えてきました。
着いたー!!と思ったら道が二つに分かれてまして。
左の川沿いに進もうかと最初思ったけど、右側の道の先に何やら看板が見えて、それかと思って右に進んだら、その看板はガソリンスタンドでした…orz
慌ててまた元の道に戻って左側に進みました… -
そしてようやく着いたのがこれ。
船会社が2つあってどっちにも乗れるようです。 -
どっちがいいのか分からないので、手前の船に乗り込みました。
よかったよー間に合ったよー(T_T)
一時はどうなる事かと思いました…
この時13:46。
ギリギリ…(^^;)
雨の中久々に全力疾走してヘトヘトでした… -
中は人が沢山いますが、外は雨なので誰もいません。
-
さっきここから船に乗り込みました。
最後はバタバタでしたが、メルクはのどかな良い町でした。 -
そしてついにクルーズスタート。
あいにくの雨で霧もかかってまして、全然まともに見えません(^^;) -
うーん、暗い…
-
晴れてたら最高だったんだろうけど…(>_<)
-
でも町並みは可愛いです。
-
中では皆さん食べ物飲み物を注文し、食べながら優雅にクルーズを楽しんでいます。
私もせっかくなので、この地方特産のアプリコットのケーキを頼んでみました。
「Marillenkuchen」というみたい。…読めない…
ちなみに一番の名物はワインです。
飲めたらホイリゲとか行くんだけどなぁ!楽しいだろうなぁ! -
霧で遠くは全然見えません…
ちなみに最初の見どころは進行方向右側なので、右側の席を陣取りました。 -
何やら立派な建物が見えてきました。
-
これがシェーンビュール城。
9世紀に要塞として建てられ、14世紀にシュタルヘンベルク家の所有となり、17世紀には修道院が建てられました。
そして19世紀にベロルディンゲン伯の所有となって現在の美しい城となりました。
別名「ドナウの女王」とも呼ばれています。
ちなみにこのクルーズでは、このような名所ごとに、数か国語で音声ガイドが流れます。
日本語もあったので楽しめました。 -
アプリコットのケーキがきました。
美味しかったです(^^)
でもこれ、どう支払えばいいのか分からず…。
写真撮りに席を立ちたいんだけど、店員さんは全然来る気配無いし、しょうがないから「お金を払いたい」とカウンターに行きました。
「何を注文したの?」と聞かれて「アプリコットケーキ」と答えてお金を払いましたが、え、自己申告制…?嘘つき放題じゃない…??てかそもそも払わなくても席立っちゃえば分からなそうだけど…いいの…???という感じ…(^^;) -
のどかな風景が続きます。
-
写真の左端、山のてっぺんにお城があるのが見えますでしょうか…
-
霧が凄くて全然まともに見えませんが、これがアックシュタイン城。
このお城には色々な伝説が残っています。
12世紀、この地方の貴族クエリンガー侯は、この城からドナウに鎖を渡して航行中の船を止め、略奪を行ったとか。
15世紀には、盗賊騎士シュレッテンワルダーが、捕虜を「この扉の先には美しい薔薇庭園がある」と騙して絶壁のうえに閉じ込め、崖から飛び降りるか餓死するかの二者選択を迫ったとか。
そんな伝説を聞くと、この霧がまた雰囲気出してて怖いですね…(>_<) -
ヴァッハウはワインの産地。
山の段々畑で葡萄が作られています。 -
ここもぜーんぶ葡萄畑。
-
多分この頃だと思いますが、反対の左岸にヴィレンドルフという町がありまして、そこは旧石器時代のヴィーナス像が発見された町として知られています。
さっさと左岸に行きたかったのにアプリコットケーキの会計出来ずに右岸側でイライラしてました…(^^;) -
左岸側に移動。
シュピッツという町で船は停まります。
この町には有名な葡萄畑があり、良い年にはバケツ1000個分(57000リットル)の葡萄のしぼり汁が出るらしいです。 -
シュピッツを離れ、また船は進みます。
-
逆方向の遊覧船。
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雨に負けず外に出ました。
船の後ろ側です。 -
つくづく、雨なのが悔やまれます…天気良かったら最高だったのになぁ(>_<)
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山の向こうに建物が見えてきました。
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これはヴァッハウで最も古い教会、聖ミヒャエル教会です。
珍しいロマネスクゴシック様式だそうです。 -
教会自体は10世紀から存在していたといわれていますが、1500年頃から住民退避用の防衛教会として要塞化されたそうです。
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そしてまたひたすら葡萄畑。
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ヴァイセンキルヒェンという町です。
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ヴァイセンキルヒェンは、ヴァッハウ渓谷のワイン製造で一番古い歴史を持つ町。
「リースリング」という白ワインの発祥地です。 -
これも要塞教会…?
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山にはやっぱり葡萄畑。
-
山の上に廃墟が見えます。
ケーリンガー城。
30年戦争の1645年以来、廃墟の姿のままだそうです。
レオポルト5世(ウィーンの森半日ツアーで行ったハイリゲンクロイツ修道院に十字架をもたらしたり、オーストリア国旗の由来となった人)によってイギリスのリチャード獅子心王が幽閉されていたお城として有名です。
第3回十字軍遠征時、レオポルト5世が自身の功績を示すために掲げた軍旗を、リチャード獅子心王が引き摺り下ろした事に怒ってここに幽閉したそうです。(1192〜1193年)
王の身を案じた騎士が吟遊詩人に身をやつし、王の好きな歌を歌いながら幽閉場所を探していた所、ここでそれに合わせて歌う声が聞こえ、ついに王を見つけた、という伝説も残っています。
幽閉といっても、実際はイギリスから身代金が届くまで、リチャード王はこの地の名産ワインやアプリコットのリキュールを飲みながら、ホリデイを楽しんでいたそうな。
ちなみにレオポルト5世は、英雄リチャード獅子心王を幽閉したことでローマ教皇の怒りを買い、破門されてしまったそうです…。 -
ここはデュルンシュタインという町です。
-
ケーリンガー城跡には登れます。
そこから見る景色がまた最高なんだとか。 -
手前に船が停まってますが、奥の白と水色の建物が聖堂参事会修道院教会。
…漢字ばっかり(^^;)
15世紀に創立、17世紀にバロック様式に改装されたそうです。 -
ケーリンガー城跡と聖堂参事会修道院教会。
-
この日は朝からずーーーーっと、デュルンシュタインで船を降りるか降りないか迷っていました。(【6日目その1】参照http://4travel.jp/traveler/moekaw1/album/10787287/)
デュルンシュタインは「ヴァッハウ渓谷で最もロマンティック」な町。
行ってみたい…でも時間的にあまり余裕はない…しかも雨…さらに体調悪い…でもせっかくだし…と延々ぐるぐる悩んでいた結果、船に乗っていた日本人の若者集団がデュルンシュタインで降りるのを見て、うん、私は残ろう、とあっさり決まりました…(^^;) -
教会アップ。
多くの人はデュルンシュタインで降りていきましたが、私は残ってそのまま船でクレムスへ。
今自分でもびっくりなんですが、この後クルーズの写真は1枚もありませんでした。
この時はねー、ホントに雨だし体調悪いしクルーズ前のバタバタで体力使って疲れちゃったしで、テンション下がってたんですよね…(^^;)
ということで、終点のクレムスで降りて、そこから鉄道でウィーンへ帰ります。
ウィーンへ帰るのも色々あって泣きそうでした…(>_<)
それはまた次回〜。
【6日目その3 クレムス→ウィーン】
http://4travel.jp/travelogue/10787974
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