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第4日は、太宰治の「津軽」の感動の最終場面の地・小泊、太宰治の生地・金木の斜陽館などを訪ねます!<br /><br />第4日:青森−十三湖−小泊・小説「津軽」の像記念館−金木・斜陽館

2013年GW 下北・津軽の旅 第4日 津軽(十三湖、小泊、金木)

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2013/05/03 - 2013/05/06

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旅行記グループ 文学ゆかりの地

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たぁ坊

たぁ坊さん

第4日は、太宰治の「津軽」の感動の最終場面の地・小泊、太宰治の生地・金木の斜陽館などを訪ねます!

第4日:青森−十三湖−小泊・小説「津軽」の像記念館−金木・斜陽館

一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
自家用車 徒歩
  • 青森市内で最終第4日の朝を迎えます。<br />美味しい朝食!

    青森市内で最終第4日の朝を迎えます。
    美味しい朝食!

  • 青森の街から眺める八甲田山。

    青森の街から眺める八甲田山。

  • 太宰治の生地・金木をいったん通過して、日本海沿岸の十三湖、小泊を目指します。<br />広い津軽平野。

    太宰治の生地・金木をいったん通過して、日本海沿岸の十三湖、小泊を目指します。
    広い津軽平野。

  • 十三湖。<br />しじみ採りの漁船でしょうか?

    十三湖。
    しじみ採りの漁船でしょうか?

  • 吉田松陰遊賞の碑。<br />若き日の吉田松陰が東北を旅したとき、ここも訪れたそうです。

    吉田松陰遊賞の碑。
    若き日の吉田松陰が東北を旅したとき、ここも訪れたそうです。

  • 太宰は、小泊に子守のたけを訪ねる途中、バスの車窓から十三湖を眺めます。<br /><br />「浅い真珠貝に水を盛ったような、気品はあるがはかない感じの湖である。・・・人に捨てられた孤独の水たまりである。」(「津軽」太宰治)

    太宰は、小泊に子守のたけを訪ねる途中、バスの車窓から十三湖を眺めます。

    「浅い真珠貝に水を盛ったような、気品はあるがはかない感じの湖である。・・・人に捨てられた孤独の水たまりである。」(「津軽」太宰治)

  • 津軽半島の日本海側に出ました。

    津軽半島の日本海側に出ました。

  • 小泊の町。<br />太宰は、幼年時代に別れたきりの子守のたけを訪ねて、この町に来ました。<br />「津軽」のクライマックスです。

    小泊の町。
    太宰は、幼年時代に別れたきりの子守のたけを訪ねて、この町に来ました。
    「津軽」のクライマックスです。

  • 小説「津軽」の像記念館。

    小説「津軽」の像記念館。

  • アポなしでたけを訪ねた太宰は、たけを探して小泊の町を右往左往します。<br />学校の運動会に行っているということを聞き、運動会場を探し回りますが、見つかりません。<br />これが、その学校かな?

    アポなしでたけを訪ねた太宰は、たけを探して小泊の町を右往左往します。
    学校の運動会に行っているということを聞き、運動会場を探し回りますが、見つかりません。
    これが、その学校かな?

  • あきらめて帰りかけた太宰ですが、ふとした幸運から、運動会の掛小屋の中にいたたけと無事に再会します。<br /><br />「・・・たけはそれきり何も言わず、きちんと正座してそのモンペの丸い膝にちゃんと両手を置き、子供たちの走るのを熱心に見ている。けれども、私には何の不満もない。まるで、もう、安心してしまっている。足を投げ出して、ぼんやり運動会を見て、胸中に一つも思う事が無かった。もう、何がどうなってもいいんだ、・・・」(「津軽」太宰治)

    あきらめて帰りかけた太宰ですが、ふとした幸運から、運動会の掛小屋の中にいたたけと無事に再会します。

    「・・・たけはそれきり何も言わず、きちんと正座してそのモンペの丸い膝にちゃんと両手を置き、子供たちの走るのを熱心に見ている。けれども、私には何の不満もない。まるで、もう、安心してしまっている。足を投げ出して、ぼんやり運動会を見て、胸中に一つも思う事が無かった。もう、何がどうなってもいいんだ、・・・」(「津軽」太宰治)

  • すねてひねくれた(風を装っていた?)太宰が、最も素直な気持になった瞬間ではないでしょうか。<br />感動的な場面です。

    すねてひねくれた(風を装っていた?)太宰が、最も素直な気持になった瞬間ではないでしょうか。
    感動的な場面です。

  • 太宰の子守をしていた頃のたけ。

    太宰の子守をしていた頃のたけ。

  • 幼年の頃の太宰治。

    幼年の頃の太宰治。

  • 太宰治(メロス風)。

    太宰治(メロス風)。

  • 当時の運動場は、今もグラウンドのままだそうです!

    当時の運動場は、今もグラウンドのままだそうです!

  • 小説「津軽」の像記念館。<br /><br />「津軽」は太宰としては明るく軽い作品という印象を持っていたが、今回久しぶりに読むと、ユーモラスな装いの底に、「もう本当の意味でこの故郷に帰属することはできない」という太宰の疎外感、あきらめ、哀しみもはっきりと感じられた。<br />それだけになお、この小泊でのたけとの再会場面が、痛々しく感動的である。

    小説「津軽」の像記念館。

    「津軽」は太宰としては明るく軽い作品という印象を持っていたが、今回久しぶりに読むと、ユーモラスな装いの底に、「もう本当の意味でこの故郷に帰属することはできない」という太宰の疎外感、あきらめ、哀しみもはっきりと感じられた。
    それだけになお、この小泊でのたけとの再会場面が、痛々しく感動的である。

  • 持ち歩いていた「津軽」に記念スタンプを押しました!

    持ち歩いていた「津軽」に記念スタンプを押しました!

  • 太宰が右往左往した小泊の町。<br />太宰の足跡にいくつかの記念碑が建てられているそうだが、見逃してしまった。。。

    太宰が右往左往した小泊の町。
    太宰の足跡にいくつかの記念碑が建てられているそうだが、見逃してしまった。。。

  • 小泊の港。

    小泊の港。

  • 金木に戻り、太宰治の生家・斜陽館に来ました!<br />10数年ぶりの再訪です。

    金木に戻り、太宰治の生家・斜陽館に来ました!
    10数年ぶりの再訪です。

  • 入ります。

    入ります。

  • 太宰治の生家です!

    太宰治の生家です!

  • 蔵。

    蔵。

  • 太宰が晩年を暮らした三鷹は、私が生まれ育った場所でもあるのです。

    太宰が晩年を暮らした三鷹は、私が生まれ育った場所でもあるのです。

  • 太宰の最後の地・玉川上水も私の実家のすぐ近くです。<br />子供の頃、ザリガニ釣りや夜の肝試しに行ったものです。

    太宰の最後の地・玉川上水も私の実家のすぐ近くです。
    子供の頃、ザリガニ釣りや夜の肝試しに行ったものです。

  • 上に上がってみます!

    上に上がってみます!

  • 台所。

    台所。

  • 太宰治が生まれた部屋。

    太宰治が生まれた部屋。

  • 大広間。

    大広間。

  • お庭。

    お庭。

  • 津島家御仏壇。<br />「津軽」でも、太宰が仏壇に挨拶する場面があります。

    津島家御仏壇。
    「津軽」でも、太宰が仏壇に挨拶する場面があります。

  • 店(金融業店舗)。

    店(金融業店舗)。

  • 2階に上がってみます。

    2階に上がってみます。

  • 美しい階段。

    美しい階段。

  • 襖絵。

    襖絵。

  • 洋間。

    洋間。

  • 書斎または母の居室。<br />この部屋の襖に、

    書斎または母の居室。
    この部屋の襖に、

  • 「斜陽」の文字があります。<br />太宰はこの文字を見ながら育ち、何か感じるものがあったのでしょうか。<br /><br />太宰晩年の「斜陽」と「人間失格」は、何だか哀しくてつらすぎて、昔に一度読んだきり本棚の奥に隠してあります。

    「斜陽」の文字があります。
    太宰はこの文字を見ながら育ち、何か感じるものがあったのでしょうか。

    太宰晩年の「斜陽」と「人間失格」は、何だか哀しくてつらすぎて、昔に一度読んだきり本棚の奥に隠してあります。

  • 吹き抜けから見下ろす1階の囲炉裏の間。

    吹き抜けから見下ろす1階の囲炉裏の間。

  • 主人室。<br /><br />「兄は、いつでも孤独である。」(「津軽」太宰治)

    主人室。

    「兄は、いつでも孤独である。」(「津軽」太宰治)

  • 金襖の日本間。<br /><br />「私はジャンパー姿のままで二階に上って行った。金襖の一ばんいい日本間で、兄たちは、ひっそりお酒を飲んでいた。私はどたばたとはいり、・・・」(「津軽」太宰治)

    金襖の日本間。

    「私はジャンパー姿のままで二階に上って行った。金襖の一ばんいい日本間で、兄たちは、ひっそりお酒を飲んでいた。私はどたばたとはいり、・・・」(「津軽」太宰治)

  • 1階に戻る。

    1階に戻る。

  • 「津軽」に記念のスタンプを押しました!

    「津軽」に記念のスタンプを押しました!

  • 「津軽」だけでなく、他の太宰作品も久しぶりに読み直してみようかと思う。

    「津軽」だけでなく、他の太宰作品も久しぶりに読み直してみようかと思う。

  • 渋滞覚悟の帰路でしたが、GW最終日まで遊び回るお気楽さんは少ないのか、スムーズに帰れました。<br />むしろ、反対の下り線の方が、事故で通行止めになって大渋滞のようだ。

    渋滞覚悟の帰路でしたが、GW最終日まで遊び回るお気楽さんは少ないのか、スムーズに帰れました。
    むしろ、反対の下り線の方が、事故で通行止めになって大渋滞のようだ。

  • 夕食は再び佐野ラーメン!<br /><br />総走行距離2122.4キロの旅でした。

    夕食は再び佐野ラーメン!

    総走行距離2122.4キロの旅でした。

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