2013/05/03 - 2013/05/06
334位(同エリア446件中)
たぁ坊さん
第4日は、太宰治の「津軽」の感動の最終場面の地・小泊、太宰治の生地・金木の斜陽館などを訪ねます!
第4日:青森−十三湖−小泊・小説「津軽」の像記念館−金木・斜陽館
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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青森市内で最終第4日の朝を迎えます。
美味しい朝食! -
青森の街から眺める八甲田山。
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太宰治の生地・金木をいったん通過して、日本海沿岸の十三湖、小泊を目指します。
広い津軽平野。 -
十三湖。
しじみ採りの漁船でしょうか? -
吉田松陰遊賞の碑。
若き日の吉田松陰が東北を旅したとき、ここも訪れたそうです。 -
太宰は、小泊に子守のたけを訪ねる途中、バスの車窓から十三湖を眺めます。
「浅い真珠貝に水を盛ったような、気品はあるがはかない感じの湖である。・・・人に捨てられた孤独の水たまりである。」(「津軽」太宰治) -
津軽半島の日本海側に出ました。
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小泊の町。
太宰は、幼年時代に別れたきりの子守のたけを訪ねて、この町に来ました。
「津軽」のクライマックスです。 -
小説「津軽」の像記念館。
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アポなしでたけを訪ねた太宰は、たけを探して小泊の町を右往左往します。
学校の運動会に行っているということを聞き、運動会場を探し回りますが、見つかりません。
これが、その学校かな? -
あきらめて帰りかけた太宰ですが、ふとした幸運から、運動会の掛小屋の中にいたたけと無事に再会します。
「・・・たけはそれきり何も言わず、きちんと正座してそのモンペの丸い膝にちゃんと両手を置き、子供たちの走るのを熱心に見ている。けれども、私には何の不満もない。まるで、もう、安心してしまっている。足を投げ出して、ぼんやり運動会を見て、胸中に一つも思う事が無かった。もう、何がどうなってもいいんだ、・・・」(「津軽」太宰治) -
すねてひねくれた(風を装っていた?)太宰が、最も素直な気持になった瞬間ではないでしょうか。
感動的な場面です。 -
太宰の子守をしていた頃のたけ。
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幼年の頃の太宰治。
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太宰治(メロス風)。
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当時の運動場は、今もグラウンドのままだそうです!
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小説「津軽」の像記念館。
「津軽」は太宰としては明るく軽い作品という印象を持っていたが、今回久しぶりに読むと、ユーモラスな装いの底に、「もう本当の意味でこの故郷に帰属することはできない」という太宰の疎外感、あきらめ、哀しみもはっきりと感じられた。
それだけになお、この小泊でのたけとの再会場面が、痛々しく感動的である。 -
持ち歩いていた「津軽」に記念スタンプを押しました!
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太宰が右往左往した小泊の町。
太宰の足跡にいくつかの記念碑が建てられているそうだが、見逃してしまった。。。 -
小泊の港。
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金木に戻り、太宰治の生家・斜陽館に来ました!
10数年ぶりの再訪です。 -
入ります。
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太宰治の生家です!
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蔵。
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太宰が晩年を暮らした三鷹は、私が生まれ育った場所でもあるのです。
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太宰の最後の地・玉川上水も私の実家のすぐ近くです。
子供の頃、ザリガニ釣りや夜の肝試しに行ったものです。 -
上に上がってみます!
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台所。
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太宰治が生まれた部屋。
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大広間。
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お庭。
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津島家御仏壇。
「津軽」でも、太宰が仏壇に挨拶する場面があります。 -
店(金融業店舗)。
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2階に上がってみます。
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美しい階段。
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襖絵。
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洋間。
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書斎または母の居室。
この部屋の襖に、 -
「斜陽」の文字があります。
太宰はこの文字を見ながら育ち、何か感じるものがあったのでしょうか。
太宰晩年の「斜陽」と「人間失格」は、何だか哀しくてつらすぎて、昔に一度読んだきり本棚の奥に隠してあります。 -
吹き抜けから見下ろす1階の囲炉裏の間。
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主人室。
「兄は、いつでも孤独である。」(「津軽」太宰治) -
金襖の日本間。
「私はジャンパー姿のままで二階に上って行った。金襖の一ばんいい日本間で、兄たちは、ひっそりお酒を飲んでいた。私はどたばたとはいり、・・・」(「津軽」太宰治) -
1階に戻る。
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「津軽」に記念のスタンプを押しました!
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「津軽」だけでなく、他の太宰作品も久しぶりに読み直してみようかと思う。
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渋滞覚悟の帰路でしたが、GW最終日まで遊び回るお気楽さんは少ないのか、スムーズに帰れました。
むしろ、反対の下り線の方が、事故で通行止めになって大渋滞のようだ。 -
夕食は再び佐野ラーメン!
総走行距離2122.4キロの旅でした。
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