2013年3月　鶴岡、酒田

2013/03/16 - 2013/03/17

庄内平野の鶴岡、酒田を旅してきました！

第１日：（鶴岡）致道博物館−藤沢周平記念館−大宝館−庄内藩校致道館−藤沢周平ゆかりの地巡り−酒田泊
第２日：（酒田）日和山公園−山居倉庫−本間家旧本邸−（鶴岡）藤沢周平ゆかりの地巡り

エリア 山形

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

夜明け前の朝食（兼昼食）は、大好きな佐野ラーメン、半チャーハン付き！

「これより　みちのく」
東北道のこの看板が現れると、「あぁ、東北に来たな」と実感します！

今回は蔵王、山形、月山を通り抜けて、庄内平野を旅します！
まずは、鶴岡の致道博物館に来ました。
これは、旧西田川郡役所。

旧鶴岡警察署庁舎。

旧庄内藩主御隠殿。
左奥の美術展覧会場は撮影禁止ですが、酒井忠次が織田信長から拝領した太刀拵（国宝）、豊臣秀吉・徳川家康・伊達政宗などが酒井氏に宛てた書状、長篠合戦の酒井忠次使用軍旗など、見応えたっぷりです！

田麦俣の移築民家。

酒井氏庭園。
酒井氏は、徳川四天王の酒井忠次を初代とし、１６２２年以降幕末まで庄内藩の藩主を務めました。

鶴ヶ岡城跡のお堀の白鳥。

鶴ヶ岡城跡にある藤沢周平記念館。
今回の旅のお目当ての一つです！
藤沢周平先生の愛読者として、感慨深く観覧しました。
ただし、直筆原稿が複製品ばかり（であったと思う）なのは、作家名を冠する記念館の展示としては物足りないような・・・。

大宝館。

鶴岡は、藤沢周平先生の故郷であり、「海坂藩もの」作品の事実上の舞台です。
各所に「ゆかりの地案内板」があります。
鶴ヶ岡城跡には、「花のあと−以登女お物語−」。
名作短編です。
お以登さんが花見に訪れて、運命的な出会いをした場所です。

庄内藩校・致道館には、「義民が駈ける」。

庄内藩校の致道館。

内川（藤沢作品中では五間川）沿いに散策します。
「蝉しぐれ」ゆかりの地。
「蝉しぐれ」は大好きな作品です！

内川（五間川）。
「蝉しぐれ」で、牧文四郎がお福様を守って、密かにこの川を船で漕ぎ上がります。

七日町（作品中では花房町）の「三屋清左衛門残日録」ゆかりの地。

美しい三雪橋際の「蝉しぐれ」ゆかりの地。

大泉橋（作品中では千鳥橋）際の「秘太刀馬の骨」ゆかりの地。

ここで、天候急変で雷が鳴り出したので、散策を途中で終えて車に引き返します。
続きは明日にしよう。

急ぎ足で通り過ぎた鶴岡カトリック教会。

どしゃ降り前、ぎりぎりで車に戻れました。

今夜は酒田に泊まります。
故あって一月半ほど断酒していますが、今日だけ特別に解禁です。
鶴岡で仕入れた純米大吟醸「ため息といき」！

美味しい夕食！

食後のデザートは、酒田銘菓・古鏡。
あんこの塊りのような、ひたすら甘い私好みのお菓子！

第２日朝、快晴です！
日本海。

美味しい朝食！

酒田の日和山公園に来ました。
六角灯台。

１８１３年建立の常夜灯。

松尾さん。

旧白崎医院。

山居倉庫に来ました。
現在も利用されている農業倉庫だそうです。

風通しをよくするための二重屋根。

山居倉庫の表側。
庄内米歴史資料館があります。

山居倉庫の全景。

米俵。

米農家。
余計な物が溢れ過ぎている現在の生活に比べて、なんとシンプルで健全な生活であろうか。

米俵を担ごうとしましたが、腰を痛めそうなのであきらめました。。。

山居倉庫から見る鳥海山。
１年足らず前に日帰り弾丸行で登ったことを想い出す。
http://4travel.jp/traveler/taabou/album/10684168/

酒田の豪商・本間家の旧本邸。

我が家の何百倍はあろうかという豪邸です。

道路向かいにある「お店」。

酒田から鶴岡に移り、藤沢周平ゆかりの地巡りの続きをします。
般若寺には、「凶刃　用心棒日月抄」。
用心棒日月抄シリーズも大好きな作品です！

最後に訪れたのは龍覚寺（作品中では龍興寺）の「蝉しぐれ」。
牧文四郎が父親と最後の対面をした場所、切腹した父親の遺骸を引き取りにきた場所で、物語の重要な舞台です。

気ままな旅を終えました。
遅い昼食に山形豚の生姜焼き定食を食べて帰ります。