2016/10/08 - 2016/10/09
42位(同エリア132件中)
小心者さん
オフリドからの大型バスは4時間弱でスコピエに到着。
宿の人が言うには「オフシーズンだから空いている」とのことだったが、バスはほぼ満席だった。
確実に乗りたいのなら事前に切符を買った方が無難かもしれない。
途中で1度トイレ休憩あり。
ついでに、バス料金には学割があるらしい。
スコピエは何やらアンバランスな雰囲気だが、街歩きはとても楽しかった。
人が親切で自然が美しく、物価も安いマケドニア。
時間が許せば、もっといろんな町を訪れたかった。
【旅程】
□10/03 出国
□10/04 イスタンブール泊
□10/05 車中泊
□10/06 オフリド泊
□10/07 オフリド泊
■10/08 スコピエ泊
■10/09 スコピエ泊
□10/10 ニシュ泊
□10/11 ニシュ泊
□10/12 ソフィア泊
□10/13 コプリフシティツァ泊
□10/14 コプリフシティツァ泊
□10/15 コプリフシティツァ泊
□10/16 プロヴディフ泊
□10/17 プロヴディフ泊
□10/18 車中泊
□10/19 ブルサ泊
□10/20 ブルサ泊
□10/21 イスタンブール泊
□10/22 機内泊
□10/23 仁川空港泊
□10/24 帰国
為替レート:1DEN≒1.92円
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
バスターミナルから宿に向かって黙々と歩く。
スコピエへの期待が高まる謎のオブジェ(上級者向け)。 -
宿は、前日にBooking com.から予約した『Hostel Galaksija KiM』
1泊15ユーロ。
すぐ近くまで来ているのに見つけられず困っていたら、きれいなおねえさんが代わりに電話で尋ねて連れてきてくれた。
やっぱりマケドニアの人は優しいなぁ。
部屋は可愛いし快適なんだが、シャワーとトイレは共用。
バスターミナルからも中心部からも歩ける立地で選んだ。 -
部屋の窓が道路に面しているので、外を眺めるのが楽しい。
あと、WiFiがとても快適。
スーパーまで歩いて2分、小走り1分。
紅茶やコーヒーがフリー。 -
少し休憩したのち、散策に出かける。
-
聞きしに勝る数々の銅像。
いったい誰なんだよぅ! -
「この本買うの8回目やったわwww」
ついボケてみたくなる一品(難易度:低)
悲壮な表情の男性の頭に鳥が止まっているところも大変よろしい。 -
テンション高ぇな。
-
台座にスコピエ市民怒りの「ペンキ攻撃」の跡。
-
白亜の『マケドニア門』もこの通り。
バスでスコピエに入ってすぐに目撃したのは、
子供を抱いた父親が信号待ちの車の間を縫って物乞いする姿だった。
美しいリゾート地のオフリドからは想像できない光景にショックを受けた。
「こんなもん造るより人民を救え!」となるのも無理はないかも。 -
何と書いてあるのかは分からないが、怒りが伝わってくるような気がする。
-
外国資本の高級ホテルなどに囲まれた『マケドニア広場』
-
カメン・モスト(ストーンブリッジ)を渡って北側へ。
-
本気ですか?
-
こちら側にも銅像が林立。
しかし、記念撮影する美人の方が気になる。 -
『聖ディミトリア教会』では結婚式が行われていた。
中にも入れたが、しばらくして神聖な式が始まり、摘み出された。 -
オールドバザールの入口にインフォメーションがあったので立ち寄るも、ここの若い男性はツッコミどころ満載だった。
扉を開けた途端、PCの前に座っていた彼は「いかがわしい動画に没頭していたこと」を全身で表現。
びっくうぅぅ! となった後、しどろもどろになり、更には
「私をとっとと追い出して続きを見ること」に全霊を傾け始める。
私「地図はありますか?」
男「い、今はありません」
私「セルビアのニシュに行きたいのですが…」
男「バスターミナルで訊いて」
私「鉄道でも行けると聞きましたが…」
男「駅で訊いて」
私「水道橋というのは…」
男「ちょっと何言ってるかわからないですね」
…。
何のためのインフォメーションやねんっ! -
パソコンの前に瞬間移動した男性からは何一つ情報を得られず、仕方なくオールドバザールへ向かう。
ここはなかなか素敵な雰囲気。
明日またゆっくり来るとしよう。
※翌日再度インフォメーションを訪ねたが、閉まっていた。
日曜日はやってないのかもしれない。
やっていたところで役に立たないかもしれない。 -
夕食は近くのスーパーで惣菜を買ってきた。
ポテトのバター炒めとチーズパスタ。
量を加減してもらえることがありがたく、両方で43DENという安さ。
しかもなかなか美味しい! -
更に、宿のドミトリールームを占拠している謎のトルコ人のおじさん達が焼き魚を差し入れてくれた。
とっても美味しかった。
ご馳走様でした! -
翌朝。
-
ローカルな市場を抜けて、ビルの谷間を抜けて、
-
スコピエ博物館へ向かう。
-
道中の美しい建物。
営業してないようだが、看板には『Hotel Bristol』とある。
おそらく、老朽化のため移転したのだと思われる。 -
こういう建物の鋭角部分の内部を一度でいいから見てみたい。
きゅうきゅうに挟まったりできるのかなぁ…ワクワク♪ -
スコピエ博物館の前庭には古い石碑や石棺が並ぶ。
-
1963年の大地震で半壊した旧鉄道駅を博物館として利用。
-
建物そのものも非常に興味深い。
-
入口付近はギャラリーになっている。
壁に設えられた大理石の椅子は当時のものだろうか? -
ギャラリーを抜けると、地震に関する展示室。
地震に関するポスター その1 -
その2
-
駅で使われていた時計の実物。
-
家庭内の被害状況の再現。
-
他にも多くの写真パネルなどがあり、被害の大きさが伺える。
-
階段を降りた階には古いコインや土器などが展示されている。
これは『Great Mother Goddess』と書かれていたが、なんかスゴイので何枚も撮影してしまった。 -
スコピエ博物館を後に、マケドニア広場へと向かう。
-
途中、『マザーテレサ記念館』に立ち寄る。
-
-
記念館3階の礼拝堂。
柔らかな光が射し、とても美しい。 -
礼拝堂のマリア像。
-
記念館の隣に建設中の大きな聖堂。
金色屋根のドームや壁のモザイクが豪華な感じ。 -
オメガの看板人形。かっこええ!
-
さっきの看板人形と、体脂肪率と角度が似ている。
-
マケドニア広場へやって来た。
建設中の建物も目立つ。 -
やめなさいよ。
-
広場に面したカフェ。
-
日曜日の今日はこんな嬉しいイベントがあり、間近で迫力ある演奏を聴くことができた。
-
『聖クリメント大聖堂』へと向かう途中、ペンキ跡がひときわ激しい建物が。
-
どうやら法務省の建物らしいとわかり、納得。
-
関係のない建物にも落書きはいっぱいあるけれど。
-
1990年に建てられた『聖クリメント大聖堂』。
なんとなく斬新なデザイン。 -
ドームの大きな窓から陽射しがたっぷり入って明るい。
-
オールドバザールに向かう途中。
なんだこれ。
正直、像より面白い。 -
国立劇場にも像がいっぱい。
-
どなたかは分からないが、割と好きなテイスト。
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像を全部撮影していたら日が暮れる。
-
きっと何か感動的なストーリーがあるのだろうな。
(ボケてみてください 難易度:中) -
更に進んで、
-
『オールド・バザール』へ。
石畳にはカフェやレストランのテーブルが並ぶ。 -
-
この辺りは古い建物が並び、像がひしめく新市街とは雰囲気が全然違う。
-
屋根を補修中のおじさま方。
屋根の上のおじさんに向かって下から重そうな工具を投げるのでびっくりした。
万が一受け取り損ねたら、屋根に更なる穴が空きますよ。 -
バザール内でよく目立つミナレットを持つモスクに立ち寄る。
スカーフを持ってなくて入口で逡巡していると、中から出てきた女性が
「こうすればいいのよ」と、手に持っていた上着を頭に巻いてくれ、
「階段を上るとスカーフがあるから」と教えてくれた。
モスクから出てまたその女性に出会ったのでお礼を言うと、旦那様を紹介してくれた。
トルコから観光に来たというご夫婦はとても親切で、近くの古びた建物が元ハマムだったことなどを教えてくれた。
その町を更に好きになる要因として、『良い出会い』は大きい。 -
ウロウロ散策していたら、トルコのロカンタっぽい店が並ぶ通りに出た。
一人でも気軽に入れそうなので、ここで昼食。
右の皿は、濃厚スープにマッシュポテトを添えたもので、チェコで食べたグラーシュに似ている。
サラダと両方で100DEN。安くて美味しく大満足。
店名は「レストラン Saraj」 -
オールドバザールには廃屋なのか現役なのか分からない建物も多く、散策がとっても楽しい。
-
で、気の向くままに歩き回っていたらずいぶん奥まで来てしまった。
ちょっとゴーストタウンっぽくて、ますますここが好きになる。 -
本当に人が全然いなくて、映画のセットに紛れ込んだような気分。
-
地元民らしい人から、ここはちょっと有名な場所だから見ていくように、みたいに言われた。
-
なるほど、素敵な雰囲気の小路が。
-
オールドバザールには、居心地の良さげなカフェ、オープンカフェもいっぱい。
-
私もマキアートで一服。50DEN。
外のテーブルに座って、道行く人々をのんびり眺める。
陽射しがたっぷりでポカポカと暖かく、とっても幸せな気分。
思わず「ここは素敵なところですね」と言うと、オーナーが
「でしょう? 私はこのオールドタウンを愛しています」と誇らしげに仰った。 -
教えられた階段を上り、高台に建つ大きなモスクへと向かう途中。
オールドバザールを見下ろす。 -
めっちゃゾワゾワする。おぉぉ
-
15世紀に建てられたという『ムスタファ・パシナ・ジャーミヤ』。
-
二階の女性用スペースから。
内部はすっきりとした色遣いで、シンプルな印象。 -
傍らにはコーランが置かれていた。
-
次に、木製祭壇が美しいという『聖スパス教会』へ。
しかし!なんと閉館!
今日は日曜日で15時までしか開いてなかったのだ!
ここは是非とも見たかったので、かなりショック。 -
仕方ないので、入り口横の案内板の写真をまじまじと眺める。
よけい見たくなった。悔しい。 -
気を取り直し城塞跡へと向かうが、入口をこの辺りだと思い込み、ずいぶんと下ってきてしまった。
ガイドブックをよくよく読んで間違いに気付く。 -
今下ってきた道を間髪入れずにまた上る。
もう少し慎重な性格になれば、私の『旅の無駄』も大幅に減らすことができるに違いない。
は~~しんど。 -
公園でサッカーに興じる若者たち。
そばを通ると「ながとも~」と声がかかる。
…よく私が日本人だとわかったな。
「ニーハオ♪」 -
ガイドブックには『修復のため入場不可』とあったが、現在は無料で入場可。
-
11世紀に造られたという城塞内は、あちこちに遺構が残る。
-
しかし、ビジターセンターみたいな造りかけの建物もいくつかあった。
突然、男性から
「素晴らしい遺跡の中に、新しい建物を造るなんてどういうこっちゃ!
なぁ、あんたもそう思うだろう!?」
と怒り口調で話しかけられてヘドモドした。
気持ちはよくわかるが、もちつけ。 -
展望台へと上ってみる。
-
眼下に多くの遺構を見ることができる。
-
-
いや、入れんのかい。
-
城塞から眺めるヴァルダル川。
-
山頂には『ミレニアム十字』。
画面左下に写る若者は、不安定な石の上に立ち、ずっとずっと空を撮影し続けている。
私が来た時からずっとだから、かれこれ30分以上。
私も彼を眺めながら疲れた脚を癒していた。
すると、オールドバザールで出会ったトルコ人ご夫婦と再会。
旦那様が「元ハマムのギャラリーがとても良かったよ」と写真を見せてくれ、行ってみることにする。
ご夫婦と握手してお別れ。
「新しい建物を造るなんて!」と怒っていた男性ともすれ違い、笑顔で手を振られた。
ご機嫌が直って良かった。なぜ直ったかは不明。 -
15世紀のハマムを利用した『National Gallery of Macedonia』
-
心配だったが、なんとか間に合ったようだ。
閉館が近いせいか客は誰もいなくて、入場料(50DEN)を支払うにも係の人を大声で呼ばないとならなかった。 -
内部はスペースごとにいろんなアート作品が展示されている。
-
ここにはイコンが。
-
かと思うと、こんな作品も。
-
「転がっている」ようにしか見えない作品も。
-
アート作品もさることながら、ここの見どころはハマムだった頃の面影。
-
ギャラリー内にはオリジナルと思しき部分が多く残されており、古いもの好きとしては非常に興味深い。
-
と、突然、すばらしく美しいピアノの音色が響いてきた。
最初オーディオかと思ったが、なんと生演奏だった。
https://www.youtube.com/watch?v=ym1VxbPluPA -
観客は私一人。
ハマムのドームは素晴らしい音響効果を発揮し、マンツーマンのリサイタルを堪能する。
なんてラッキー!
数曲の演奏の後、お話しすることもできた。
演奏されていた曲は『ジャズとクラシックを融合させたジャンル』とのこと。
オフリドに住んでおられる彼曰く
「この奇妙なニュータウンも数十年後にはノーマルなオールドタウンになっているんだろうね」…
「素晴らしい演奏をありがとうございました」と、握手してお別れ。 -
彼の演奏を聴きながらギャラリーを後にする。
もしかすると閉館時刻を過ぎていたかも… -
外に出ると、すっかり陽が沈んでいた。
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林立する街灯も点灯。
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山頂のミレニアム十字もライトアップ。
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知らん人乱入事件
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ライトアップされたカメンモスト
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マジで『像』多すぎて、悪ふざけの域。
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考古学博物館の前の橋を渡って広場へと向かう。
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河畔にはまだまだ像を造る気満々らしい。
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なにやら物悲しくなるメリーゴーランド
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良い出会いに恵まれ、大好きになったスコピエの街。
またいつか再訪できることを切に願う。
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