モスクワ１ヒップなエリア・生まれ変わった赤い１０月チョコレート工場～２０１１年夏コーカサス３か国＋モスクワ旅行・１８～

2011/08/14 - 2011/08/18

2011年夏　７月３１日～８月１８日
19日間のコーカサス３か国とロシア・モスクワ旅行。

コーカサス３か国周遊を終えて、アエロフロートをストップオーバーしてモスクワに立ち寄る。さすが古都、想像以上の大都市かつ歴史に溢れておりビックリ。（ついでに日本とそんなに変わらない物価にも！）皆さんが魅了される理由もよくわかりました。

どこも素晴らしい場所や建物でいっぱい。
そんな大人気都市・モスクワの、王道ではない少し変わり種の観光ルートをご紹介。それが"Red October Chocolate Factory"、【赤い十月のチョコレート工場】跡地です。

旧ソビエト連邦建国にむけ、1917年10月に起きた【十月革命】。それにちなんでつけられたであろうこの名前のチョコレート工場。【クラースヌイ・オクチャーブリ（旧名：エイネム）】という会社のもので、モスクワ中心部に長年あったのですが、数年前に郊外に移転。その跡地をリノベーションして、オサレなバーやカフェ、ブティック、ホステル、クラブなどに再利用し、今モスクワでもホットな場所となっているのです。

↓この辺とか、
http://www.inyourpocket.com/russia/Moscow/Sightseeing-in-Moscow/Modern-Art-Centres/Red-October-Chocolate-Factory_58656v
↓さらに詳しく、昔の写真も載ってる
http://weburbanist.com/2011/04/24/soviet-yum-yum-russias-red-october-chocolate-factory/

カルチャーが生まれるところ混沌あり。昼間はひっそり目、でも夜には人が集まり、話し、飲み、食べて、はたまた騒ぐ。ロンドンのイースト、NYのソーホー、東京の馬喰町な雰囲気を漂わす、新しいモスクワのスポット。
そんな工場跡地を歩いてみた！

エリア モスクワ(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

赤い10月チョコレート工場の場所。
クレムリンからモスクワ川の対岸を眺めた中州状のところにある。
メトロ最寄駅はクロポトキンスカヤ駅です。
そこから橋を渡って１０分ほど。

駅から向かう途中に、救世主ハリストス大聖堂があり。
ハリストス＝キリスト

この教会、共産主義＝無宗教だとされていたスターリン時代に、なんと彼の命令で爆破され、市民プールとなっていたというすごい歴史があります。そして最近再建されたということです。びっくり！
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%91%E4%B8%96%E4%B8%BB%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B9%E5%A4%A7%E8%81%96%E5%A0%82

流石ソビエト連邦。やることがデカい。
やたらとピカピカだったのはそのせいだ。

モスクワ川にかかる橋の上から撮影。

位置関係・川をはさんで…
右側：救世主ハリストス大聖堂
左側：チョコレート工場跡地一帯

さらにパノラマビュー。
良い光景ですね。

さて橋を渡り、工場跡地に足を踏み入れます。
【赤い１０月】だけあって、赤色のレンガ作りの工場地が並ぶ。

いかにも元工場地、っていう外見！
わくわくするー！

昼間のこの一帯。
工場地だった過去はなりをひそめ、静かな一帯に。
ブティックなどに改装されている。

もちろん飲食店、カフェなどにもなっている。
凄くサマになっている。
おしゃれー！

でもこの町の本領発揮は夜の部から！
昼間は人気は少な目。

俯瞰で眺めた図。
茶色い煉瓦つくりの建物一帯はすべて工場跡。

手前のテラスはレストラン。
あとで夜の写真が出てきます。

今回とまったホステル＝Fabrika hostel
ファブリカ ホステル
http://fabrika-hostel.ru/en

この赤い10月チョコレート工場の跡地真っ只中にあります。
ちょっとシャレオツでサブカル系。
スタイリッシュで、若者が多めの印象。

ホステルまでの行き方が分かりにくいのでご紹介。

まずこの工場跡地一帯で、【５A】の表示のある建物を探します。これは割とすぐ見つかる。見つかったらその建物と建物の間を直進していきます。
写真でいうと、アーチをくぐった真ん中の道です。そこに入る。

この看板が目印。
ホステルの隣にあるカフェの看板です。

矢印に従って中へとすすもう。

５Aの建物の間をくぐると、中が広場みたいになっている。そこの右手側にある建物の4階です。

写真だとわかりにくいですが、ピンクの看板が出ています。
隣の建物はカフェ。

内部はエレベーターがありません。
それで４階まで上がるのは大変！
重い荷物は苦労します。

…てかハードスーツケースではかなりキツイと思う。
パッカー向けかな。

レセプション。
ちょっとしたスナック菓子や飲み物も売っている。

内部（ロビー）
かなりシャレオツ。
キッチンはなく、電子レンジとお湯沸かし器があった。
スタッフ曰く、近くのスーパーで惣菜を買ったり、周りのシャレオツなカフェでご飯を食べているとのこと。

フリーwifi。サッカーゲームあり。

右奥の廊下から、各部屋へとつながっている。

部屋の内部。

IKEAでそろえたと思しき内装なれど、中はキレイ。
タンスとかもある。
ただ夜遊び人が多かったので、少々騒がしい日があった。

シャワールームは部屋の外にある。
混み合っているときはなかった。
お湯の出も良好。

旅行者同士で仲良くなる、っていうアットホームな雰囲気はあまりない。クールで、もっと言うと内々でやってる感があったなあ。

ベッドはIKEAのバンクベッド。
いたって普通だけど、清潔です。

さて、夜の街に出かけよう！

夜の部、スタート。

夜の赤い１０月チョコレート工場跡地。
おおお、ちょい怪しめなムード満点！
イイね。

街灯がムードに一役買っている。
ちょっと薄暗いので怖いかもだけど、そんなことない。
治安は大丈夫そう。

川っぺりを散歩。
どことなく港町な雰囲気。
工場跡地が倉庫に思えたりして。
（でも実際は川っぺりです）

対岸に見える、救世主ハリストス大聖堂。
夜に生える白色、綺麗だー！

こんな感じで、工場跡地がズラリと並んでいる。
横浜赤レンガ倉庫みたい。

窓のそばに近づく。
工場時代の面影がたっぷり。

ホテル、バー、カフェなどが並ぶ。

テラスの上は、イタリアンレストラン。

ついでにクラブも。
ROLLING STONESというド直球な名前だー。

ここがチョコレート工場の跡地だった証。
チョコレート、アイデアル。

あるカフェの看板です。

映画館かギャラリーか、その両方か。
ワークショップをやっていた。

WW?
ソビエト赤軍のモニュメント発見！

シャレオツブティックー。
兼作業場だった。


さすがに夜は閉まっていた…。

一件のシャレオツカフェに入ってみる。


カフェ・アカデミア
http://www.academiya.ru/
アート・アカデミヤー
http://semifreddo-group.com/venue/art-academiya/

内装。
工場をうまくリノベした、かなりオシャレな空間。

広々とした空間。
工場跡でインダストリアルな空間なのが、
かえってスタイリッシュ。

スシ食べてみました笑

やや大味で水っぽくあれど、日本で出てくるのとクオリティは遜色なし。新鮮でおいしい！！！

本屋併設。
かなりセンスが良くて脱帽。

トイレの内装も秀逸でした。

壁１

トイレの壁２

打ちっぱなしコンクリートに絵が幻想的。

外観。
テラス席もあり、夏は気持ちよさそう。

工場のレンガと白色灯が相まって、
すごく雰囲気がある。

さて最後に川っぺりを散歩して宿へと戻る。

こんな素敵なチョコレート工場跡地、意外にも日本ではあまり知られていないようです。
新しいモスクワ、モスクワの『今』を感じることのできるこのスポット、特別なモニュメントがあるわけではないのですが、オススメスポットの一つです。