シェキ→バラキャン→グルジア国境の抜け方　～２０１１年コーカサス３か国＋モスクワ旅行19日間・７～

2011/08/04 - 2011/08/04

2011年夏　７月３１日～８月１８日
１９日間のコーカサス３か国とロシア・モスクワ旅行。

アゼルバイジャンのバクーin→グルジア→アルメニア・エレバンout
そしてストップオーバーでモスクワに３日間滞在。

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2011年8月4日
アゼルバイジャン：シェキからグルジア：トビリシへと移動。
あまり一般的ではないこのルート、
シェキ→ザガタラ→バラキャン--【国境】--ラゴデヒ（グルジア）
→トビリシ　という順番で国境越え。

この陸路ルート、結構楽勝です。
ロンプラにも記載あるし。
しかしバスの時間などちょっとしたコツもあるのでご紹介。

エリア その他の都市(アゼルバイジャン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 2.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

シェキのバスターミナル。
町の南側の川よりやや西側にある。
川の方から行ったら、裏側だったらしくかなりわかりにくかった。
住宅街を突っ切った突き当たり、『本当にここにあるの？』
みたいな。

門の奥がそうです。

バスターミナル。
たくさんのマルシュルートカ（ミニバン）が止まっている。

『AVTOVAGSAL(アウトヴァグザール）』。
ロシア語でバス駅の意味です。多分アゼル語でも同じ。

この総ガラス張りの一見立派な建物、実は中はがらんどう…。
切符売り場は、すぐ横の小さなブースにある。

かつて賑わっていた跡なのか。

2011年8月時点：
シェキ発、近郊各地へのバス便のタイムテーブル。
(ロンリープラネットにも載ってます)

グルジアへは、この中のBALAKAN(バラキャン)行きの便に乗り、
バラキャン下車→タクシーで国境越え
という形になります。

チケットはこの窓口で当日購入。予約などはいらない。
料金は2.5マナト（250円）。
バラキャンまでは、ザカタラ経由で３時間ほど。

あとビックリしたのがここんちのトイレ！
見ての通り、オールスルー。
そっけなさすぎ…。

この旅一番の衝撃的なトイレ事情だったー！
…食事中の方スマソ！

10:10のバラカン行きに乗ります。
バスにZAQATALAって書いてあるのはザカタラで乗り換えるから。
要は接続便ってこと。

バラカンへは13時位に着く予定。
目指すは昼過ぎにグルジアの首都・トビリシに着くこと！

さあ、しゅっぱーつ！

このルートはまずひたすら荒野を走る。

気持ちいいくらいに見晴らし良い。

それから、この大通りは鉄道と並行して走っているので、
線路や踏切がちらほら見える。

…といってもそんなに鉄道はとおらない。
多分1日2本くらい（爆）

途中に鉄道駅があるが、閑散としている。。。

ちなみに…。
私がバクからシェキまで乗ってきた夜行もこの鉄道。
バクー発のシェキ経由、終点がバラカン。
ふ…。旧ソ連の遺物…。
http://4travel.jp/traveler/pans/album/10622996/

それから道の途中にこんなのも。
多分石油か天然ガスが入っているとおもわれる。

流石は資源国・アゼルバイジャンだ。

遠くにひろがる線路に広がる風景。
のどか。

後ろにそびえるのは、コーカサスの山々。
そして川もある。
この辺りは、自然保護区などがあったりして、
自然を楽しむアクティビティが豊富のようです。


ちなみに山を越えると北カフカス、つまりロシア領。
かの有名なチェチェン共和国がすぐそこにある。
でも外国人は越境不可。

途中から道の両脇が木で覆われるようになる。
そしたらザカタラまであと一息。

牛が道を横切る間は待ったりして。
ゆるーい。

約２時間弱でZAQATALA（ザカタラ）の町に到着。

ここでバラキャン行きのバスに乗り換える。

ザカタラの町の風景。

この辺りでは大きめの町。
ここで宿泊して自然を満喫する人もいるみたいです。

ザカタラのバスターミナルの時刻表。
近郊各都市へのバス便の時間あり。

グルジアからシェキ経由でアゼルに抜けるルート、
つまり自分のルートとは逆で越境するときに
参考になるかと。

シェキまではたくさん便がある。

さて、ザカタラからバラキャン行きのバスへ乗り換え。
さらに大通りをグルジア方面へと進む。

走ること30分ほど、バラキャンにとうちゃーく。

ここで１つ失敗！
バス終点まで乗ってしまった。行きすぎ…。

終点ひとつ前にある、【MMOIL】というガソリンスタンドがいわゆるバス停の代わりになっていて、タクシーなどもそこで捕まえるのです。
ロンプラにもそう書いてあったのにー。。
二度手間！

そこまで引き返して写真のタクシーを拾う。
５マナト。交渉すればもう少し安くなるみたい。

タクシーで国境まで１５分ほど。

全力で自然たっぷりな山の中を突っ切っていく。
道はきれいだが行けども行けども山山山なガチっぷり。

そのため、徒歩で国境までいくのは絶っっっ対に無理！！！
素直にタクってください。

途中にあったモーモー柄の壁。
何故かあちこちにあって印象に残った。

山山山な中を突っ切った先に、妙に目立つ建物が。
そう、それがアゼル側の国境です。

このアゼル〜グルジア間の国境は、
車を降りて徒歩で超えます。
道が狭いし橋だし。

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アゼルボーダーは、アルメニアビザがあると嫌がらせされると、旅行者の間ではもっぱらの噂。
一応アルメニアの地図とかガイドブックは隠し、アルメニアに行くことも黙ってるつもりでいた。でも何も聞かれず、多少たらいまわしにされつつもすんなりOK。

パスポートコントロールを越えると、そこは川と橋。
橋を渡ってグルジアへ。

これはアゼル側からグルジア側を撮ったところ。


ちなみにグルジア側の方に両替所あり。
ドルもマナトも、グルジア・ラリに交換OK。

これは逆にグルジア側からアゼル側を撮ったところ。

『アゼルバイジャン』の看板が、よく見える。

橋の下は…というと…
わーーー、牛がいっぱい！！！

なんか国境に似つかわしくない、のんびりした光景。
思わず笑ってしまった。

グルジア側のボーダーから、無事にグルジアへ入国。
日本国籍パスポートはノービザでOK。
最寄りの町『Lagodekhi(ラゴデヒ)』までは結構遠いので、
ここもタクシー必須。5ラリ（250円）だったかな？

これはラゴデヒのバスターミナル。
ここからトビリシ行きのマルシュルートカあり。
タクシーが客引きしてきましたが無視。

バスのチケット。
白い建物の中で売っていた。１３時出発。
トビリシまで３時間半、７ラリ（３５０円）。

ここで１つご注意。
アゼルとグルジアの間には時差が１時間あります。
アゼル側から来た場合、時計を１時間戻しましょう。

自分の場合、
アゼル側出国…１３時
グルジア入国…１２時　という感じでした。

バスが13時発とのことで、多少時間があったので昼食を。
これは店の自家製ヨーグルト。
おいしかったー　１ラリ（５０円）。

バス停でおいちゃんたちに囲まれて話をした。
グルジアにしては珍しく英語が通じたのは、国境の町だからかな。

バスに乗る直前、１人のおじちゃんが食べ物をくれた。
曰く『グルジアン・ポテトパンだよ。』
お味はなかなか。食べごたえあった。

さすが美食の国らしいウェルカムフード。
気分が昂ぶります★

ワインで有名なカヘティ地域をぬけて…午後４時。

バスは無事トビリシに到着。
一瞬迷いましたが、イサニ駅でした。
すぐに歩いてメトロを発見。中心地へ。


思ったよりも早く、そしてスムースな国境越えでした。