瀧尻王子宮十郷神社（熊野古道）

2006/11/24 - 2006/11/26

　南部から高野山へ向かう途中に熊野古道会館でトイレ休憩になった。熊野古道会館は岩田川（富田川）と石船川（いしぶりがわ）の合流する地点に位置した観光施設・観光案内所である。石船川対岸には滝尻王子が鎮座しており、境内は国の史跡「熊野参詣道」に指定されている。
　瀧尻王子宮は瀧尻王子宮十郷神社（とうごうじんじゃ）といい、平成の大合併で現在は田辺市中辺路町栗栖川となっている。中辺路の熊野参詣道（熊野古道）における熊野三山入口にあたる。現在は天照皇大神、日子火能迩々芸命、天忍穂耳命、日子穂々手見命、鵜茅葺不合命の5柱を祀るが、九十九王子の一であった時代には不空羂索菩薩を本地としていた。国指定の重要文化財「黒漆小太刀（中身銘有次）」などを有している。
（表紙写真は瀧尻王子宮十郷神社鳥居）

エリア 紀伊田辺(和歌山)

「瀧尻王子宮」の扁額が掛かる瀧尻王子宮十郷神社の鳥居。

瀧尻王子宮十郷神社。

瀧尻王子宮十郷神社拝殿。

熊野古道会館前の岩田川（富田川）沿いを歩む人たち。