2012冬、ノリタケの森(3/3)：世界最大級の碍管、水のトルネード、ノリタケの森10周年

2012/02/28 - 2012/02/28

　ノリタケの森の展示館と屋外作品展の紹介です。屋外展には、『陶で魅せる木陰の座布団展』のネーミングがありました。ノリタケの森の創設10周年記念展です。

エリア 名古屋(愛知)

• 交通手段: 私鉄 徒歩

森村グループの有力企業の一つ、日本碍子のコア事業の碍子の紹介コーナーです。昭和61年からは日本ガイシの表記です。日本陶器(現・ノリタケカンパニーリミテド)からがいし製造部門を分割し、1919年(大正8年)設立された会社です。

『世界最大級のがいし』のタイトルの説明文があった展示品です。中空になったガイシで、碍管(がいかん)の呼び名があります。

がいしは送電線や変電所、配電線の絶縁物として多く使用されています。セラミックスを材料としています。日本ガイシは、いまでもガイシの世界シェアが世界一とされます。

セラミックスについての説明パネルです。有機材料と無機材料にたあい別される中で、無機材料の金属と並ぶセラミックスの分類です。セラミックスの材料も展示してありました。

『水のトルネード』のタイトルがあった展示です。受付で借りたカードを使って、そのトルネード(渦巻き)を見ることが出来ます。これは静止状態です。

こちらがカードを使ってトルネードを生じさせた状態です。水の表面に浮かんでいた丸いボールが、水中に引き込まれました。

『水のトルネード』の説明プレートです。台風と同じ現象が、小さな管の中で起きていると説明されていました。台風の上昇気流と下降気流が、管の中の上昇水流と下降水流に置き換わった現象です。

『水のダンス』と題した展示コーナーです。ウォシュレットの水節約技術の紹介コーナーでした。水流を水玉状態にして節約を図るようです。

見学を終わった後で、振り返って撮影した展示室の光景です。中央奥に、先程見学した世界最大級のガイシ(碍管]が見えています。

同じく、展示室の光景です。一番最初に見学した窯の縮小模型が左手に見えています。右手にはセラミックスを使った椅子がいくつも並んでいました。休憩用でしょうか。

『陶で魅せる木陰の座布団展』の説明パネルです。ノリタケの森10周年記念の展示会で、平成24年9月までの展示と紹介されていました。

作品名と作者の紹介です。
『立ち上がれ日本』
岡島光則(オカジマ・ミツノリ）

『生成(クリエーション)』
鄭忠美(ジョン・チュンミ）

『宴』
若山侑（ワカヤマ・ユウ)

『雲の街』
山本淳平（ヤマモト・ジュンペイ)

『アンダンテ』
李掴銀(イ・ゴウン)

『おめで鯛座布団』
榊原照代(サカキバラ・テルヨ)

『ウェザリング2011-12』
南部次郎(ナンブジロウ]

『虚無な笑みを浮かべる座布団』
松下涼(マツシタ・リョウ)

『可視』
慎敬姫(シン・キョンヒ)

『パッチワーク・ふろしき』
崔美星(チェ・ミション)

『花々座布団』
平野美帆(ヒラノ・ミホ)

『森を泳ぐ』
中山ひとみ(ナカヤマ・ヒトミ)

『窓』
野村佳代(ノムラ・カヨ)

『穏やかだけど弾む気持ち』
坂口未来（サカグチ・ミク)

『蓮在ル座布団：震災に祈りを込めて』
川崎千湖(カワサキ・チコ)

『無』
小野司(オノ・ツカサ)

『森の中で』
崔楢眞(チェ・ユジュン)

石畳みの通路に記された道路標識です。左からレストラン・ギャラリー、赤レンガ棟とキャンパスの方角です。

同じく、石畳みの通路に記された道路標識です。こちらはクラフト・センターやスクエア・カフェーの方角です。これで、ノリタケの森の紹介はお終いです。