2012/02/18 - 2012/02/19
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たぁ坊さん
上州と信州の真田氏ゆかりの城跡を巡ってきました。
物好き・凝り性のB型の血が炸裂のマニアックな旅です!
第1日は、上州の沼田城跡、名胡桃城跡を訪ね、猿ヶ京温泉に泊まります。
第1日:沼田城跡?名胡桃城跡?猿ヶ京温泉泊
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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まずは、沼田城跡に来ました。
沼田市街の中心にあり、沼田公園として整備されています。 -
沼田城のかつての絵図面です。
沼田城は、この地の豪族・沼田万鬼斎が築城しました。
万鬼斎は正室の子に城を継がせますが、我が子を城主にせんとする側室とその父にそそのかされ、嫡出子を謀殺してしまい、結局、失脚してしまいます。
その辺りのドロドロした話は、池波正太郎先生の「まぼろしの城」で面白く読めます。 -
沼田氏のお家騒動後、上杉氏・北条氏・武田氏(真田氏)の支配下を転々とした後、豊臣秀吉の裁定で北条氏が沼田城を得ますが、秀吉の小田原攻めで北条氏が滅びた後は、再び真田氏が沼田城に入ります。
真田昌幸の長男・信幸が、分家して沼田城を治めることになります。
絵図面によると、信幸はこの辺りに5重の天守を建てたそうです。 -
この西櫓台の石垣・石段は、真田氏時代のままの物だそうです。
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真田氏時代の沼田城の様子です。
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平八石です。
武田氏の城代として真田昌幸が沼田城を治めていたころ、かつての沼田万鬼斎の側室の子・沼田平八郎が城を奪還せんと挙兵しますが、昌幸の計略(かなりズルい・・・)にかかって討ち取られます(この辺りの話も、池波先生の「まぼろしの城」に詳しく描かれています)。
この石の上に平八郎の首が置かれたそうです。
首は、その後、胴体が葬られた場所に飛んで行ったそうです。。。 -
平八石の由来。
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沼田城はけっこうな断崖の上にあります。
沼田市街を見下ろせます。 -
捨曲輪跡。
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広い本丸跡。
真田信幸と小松殿は、ここに暮らしていたのですかね!
池波先生の「真田太平記」(現在、第6巻半ばを読んでいるところ)の場面に想像を馳せます。 -
立派な鐘楼もあります。
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沼田城から、車ですぐ近くの名胡桃城跡に来ました。
無料案内所があります。 -
案内所でしっかり予習していきます。
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イメージキャラ(?)の「昌幸くん」!
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名胡桃城も、沼田城と同様、上杉氏・北条氏・武田氏(真田氏)の支配下を転々とします。
北条氏と真田氏の間を豊臣秀吉が仲裁した際、真田昌幸はこの名胡桃城だけは譲らず、北条氏が沼田城、真田氏が名胡桃城を得ることになります。 -
国道沿いの「丸馬出し」から、散策開始です。
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三の丸掘。
左奥が無料案内所です。 -
三の丸虎口から三の丸を望む。
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二の丸掘。
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喰違い虎口から二の丸を望む。
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次は、いよいよ本丸です。
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本丸掘。
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本丸虎口。
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本丸に着きました!
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石碑・その1。
豊臣秀吉の裁定により、沼田城は北条氏、名胡桃城は真田氏が治めますが、北条氏の沼田城代・猪俣範直が突如として名胡桃城を攻め落としてしまい、これに激怒した秀吉が小田原攻めで北条氏を滅ぼし、名実共に秀吉の天下統一が完成します。
歴史上、重要な意味を有する名胡桃城です。 -
石碑・その2。
なお、「真田太平記」によると・・・
北条攻めの口実が欲しかった豊臣秀吉は、配下の「甲賀忍び」を駆使した謀略により、北条家臣の猪俣範直が名胡桃城を攻め落とすように仕向け、大義名分を得て、北条氏を滅ぼしました。
秀吉の意図を察知した真田昌幸は、苦渋の決断により、あえて名胡桃城奪還に向かわず、腹心の名胡桃城代・鈴木主水を見殺しにする形になります(鈴木主水は責めを負って自刃します)。
非常に読み応えのある見せ場となっています。 -
本丸の向こうにも、小さな城郭があります。
行ってみましょう。 -
普通の靴なので、かなり苦労して登り降りします。
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土囲。
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袖曲輪。
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城下(月夜野あたり)を見晴らすことができます。
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さらに奥に物見曲輪がありますが、カチカチに固まった雪と急傾斜で、行くのは無理そうです。。。
アイゼンを持ってくればよかった?! -
アップで撮った物見曲輪。
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引き返します。
断崖の下に川が流れています。
まさに天然の要害ですね。 -
腰曲輪の向こうに断崖。
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右下が腰曲輪で、左奥が本丸。
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堀の向こうの駐車場も、般若郭という城郭だそうです。
先週行った武田勝頼の新府城跡も楽しかったし、城跡ってとても面白い!
城跡マニア(城マニアではなく、城「跡」マニアです)になりそうです。 -
無料案内所で余韻に浸ります。
「名胡桃城事件を知った秀吉から真田昌幸に宛てた書状」の写しなどもあります(「真田太平記」を読み始める前なら、何じゃそりゃ???ですけどね)。
原本は松代の真田宝物館にあるそうです。
松代には、「真田太平記」を読了してから、じ〜っくりと訪れるつもりです。 -
今夜の宿の猿ヶ京温泉に向かいます。
名胡桃城から遠くありません。
猿ヶ京温泉は、このダム湖の湖畔にあります。 -
私の宿は、あの断崖の上にあるようです。
最近、週末は温泉宿でないと眠れない贅沢な体質になってしまいました。。。 -
部屋からもダム湖が見えます。
・・・ただ、私は、「ダム湖の濃い緑の深い水」恐怖症なんですけどね。。。 -
さっそく、お宿の売り物の露天風呂に行って見ます。
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この向こうに、大樽風呂など、楽しい露天風呂がたくさんあります。
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お待ちかねの夕食です!
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名もなき日本酒でキューッと一杯!
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すき焼き、美味しかったです!
明日も、のんびり観光なので、ゆっくり寝ます。
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