群馬旅行記(ブログ) 一覧に戻る
上州と信州の真田氏ゆかりの城跡を巡ってきました。<br />物好き・凝り性のB型の血が炸裂のマニアックな旅です!<br /><br />第1日は、上州の沼田城跡、名胡桃城跡を訪ね、猿ヶ京温泉に泊まります。<br /><br />第1日:沼田城跡?名胡桃城跡?猿ヶ京温泉泊

2012年2月 真田氏ゆかりの城跡巡り 第1日 沼田城跡、名胡桃城跡、猿ヶ京温泉

5いいね!

2012/02/18 - 2012/02/19

9610位(同エリア13624件中)

旅行記グループ 真田幸村

0

46

たぁ坊

たぁ坊さん

上州と信州の真田氏ゆかりの城跡を巡ってきました。
物好き・凝り性のB型の血が炸裂のマニアックな旅です!

第1日は、上州の沼田城跡、名胡桃城跡を訪ね、猿ヶ京温泉に泊まります。

第1日:沼田城跡?名胡桃城跡?猿ヶ京温泉泊

一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車 徒歩
  • まずは、沼田城跡に来ました。<br />沼田市街の中心にあり、沼田公園として整備されています。

    まずは、沼田城跡に来ました。
    沼田市街の中心にあり、沼田公園として整備されています。

  • 沼田城のかつての絵図面です。<br />沼田城は、この地の豪族・沼田万鬼斎が築城しました。<br />万鬼斎は正室の子に城を継がせますが、我が子を城主にせんとする側室とその父にそそのかされ、嫡出子を謀殺してしまい、結局、失脚してしまいます。<br />その辺りのドロドロした話は、池波正太郎先生の「まぼろしの城」で面白く読めます。

    沼田城のかつての絵図面です。
    沼田城は、この地の豪族・沼田万鬼斎が築城しました。
    万鬼斎は正室の子に城を継がせますが、我が子を城主にせんとする側室とその父にそそのかされ、嫡出子を謀殺してしまい、結局、失脚してしまいます。
    その辺りのドロドロした話は、池波正太郎先生の「まぼろしの城」で面白く読めます。

  • 沼田氏のお家騒動後、上杉氏・北条氏・武田氏(真田氏)の支配下を転々とした後、豊臣秀吉の裁定で北条氏が沼田城を得ますが、秀吉の小田原攻めで北条氏が滅びた後は、再び真田氏が沼田城に入ります。<br />真田昌幸の長男・信幸が、分家して沼田城を治めることになります。<br />絵図面によると、信幸はこの辺りに5重の天守を建てたそうです。

    沼田氏のお家騒動後、上杉氏・北条氏・武田氏(真田氏)の支配下を転々とした後、豊臣秀吉の裁定で北条氏が沼田城を得ますが、秀吉の小田原攻めで北条氏が滅びた後は、再び真田氏が沼田城に入ります。
    真田昌幸の長男・信幸が、分家して沼田城を治めることになります。
    絵図面によると、信幸はこの辺りに5重の天守を建てたそうです。

  • この西櫓台の石垣・石段は、真田氏時代のままの物だそうです。

    この西櫓台の石垣・石段は、真田氏時代のままの物だそうです。

  • 真田氏時代の沼田城の様子です。

    真田氏時代の沼田城の様子です。

  • 平八石です。<br />武田氏の城代として真田昌幸が沼田城を治めていたころ、かつての沼田万鬼斎の側室の子・沼田平八郎が城を奪還せんと挙兵しますが、昌幸の計略(かなりズルい・・・)にかかって討ち取られます(この辺りの話も、池波先生の「まぼろしの城」に詳しく描かれています)。<br />この石の上に平八郎の首が置かれたそうです。<br />首は、その後、胴体が葬られた場所に飛んで行ったそうです。。。

    平八石です。
    武田氏の城代として真田昌幸が沼田城を治めていたころ、かつての沼田万鬼斎の側室の子・沼田平八郎が城を奪還せんと挙兵しますが、昌幸の計略(かなりズルい・・・)にかかって討ち取られます(この辺りの話も、池波先生の「まぼろしの城」に詳しく描かれています)。
    この石の上に平八郎の首が置かれたそうです。
    首は、その後、胴体が葬られた場所に飛んで行ったそうです。。。

  • 平八石の由来。

    平八石の由来。

  • 沼田城はけっこうな断崖の上にあります。<br />沼田市街を見下ろせます。

    沼田城はけっこうな断崖の上にあります。
    沼田市街を見下ろせます。

  • 捨曲輪跡。

    捨曲輪跡。

  • 広い本丸跡。<br />真田信幸と小松殿は、ここに暮らしていたのですかね!<br />池波先生の「真田太平記」(現在、第6巻半ばを読んでいるところ)の場面に想像を馳せます。

    広い本丸跡。
    真田信幸と小松殿は、ここに暮らしていたのですかね!
    池波先生の「真田太平記」(現在、第6巻半ばを読んでいるところ)の場面に想像を馳せます。

  • 立派な鐘楼もあります。

    立派な鐘楼もあります。

  • 沼田城から、車ですぐ近くの名胡桃城跡に来ました。<br />無料案内所があります。

    沼田城から、車ですぐ近くの名胡桃城跡に来ました。
    無料案内所があります。

  • 案内所でしっかり予習していきます。

    案内所でしっかり予習していきます。

  • イメージキャラ(?)の「昌幸くん」!

    イメージキャラ(?)の「昌幸くん」!

  • 名胡桃城も、沼田城と同様、上杉氏・北条氏・武田氏(真田氏)の支配下を転々とします。<br />北条氏と真田氏の間を豊臣秀吉が仲裁した際、真田昌幸はこの名胡桃城だけは譲らず、北条氏が沼田城、真田氏が名胡桃城を得ることになります。

    名胡桃城も、沼田城と同様、上杉氏・北条氏・武田氏(真田氏)の支配下を転々とします。
    北条氏と真田氏の間を豊臣秀吉が仲裁した際、真田昌幸はこの名胡桃城だけは譲らず、北条氏が沼田城、真田氏が名胡桃城を得ることになります。

  • 国道沿いの「丸馬出し」から、散策開始です。

    国道沿いの「丸馬出し」から、散策開始です。

  • 三の丸掘。<br />左奥が無料案内所です。

    三の丸掘。
    左奥が無料案内所です。

  • 三の丸虎口から三の丸を望む。

    三の丸虎口から三の丸を望む。

  • 二の丸掘。

    二の丸掘。

  • 喰違い虎口から二の丸を望む。

    喰違い虎口から二の丸を望む。

  • 次は、いよいよ本丸です。

    次は、いよいよ本丸です。

  • 本丸掘。

    本丸掘。

  • 本丸虎口。

    本丸虎口。

  • 本丸に着きました!

    本丸に着きました!

  • 石碑・その1。<br /><br />豊臣秀吉の裁定により、沼田城は北条氏、名胡桃城は真田氏が治めますが、北条氏の沼田城代・猪俣範直が突如として名胡桃城を攻め落としてしまい、これに激怒した秀吉が小田原攻めで北条氏を滅ぼし、名実共に秀吉の天下統一が完成します。<br />歴史上、重要な意味を有する名胡桃城です。

    石碑・その1。

    豊臣秀吉の裁定により、沼田城は北条氏、名胡桃城は真田氏が治めますが、北条氏の沼田城代・猪俣範直が突如として名胡桃城を攻め落としてしまい、これに激怒した秀吉が小田原攻めで北条氏を滅ぼし、名実共に秀吉の天下統一が完成します。
    歴史上、重要な意味を有する名胡桃城です。

  • 石碑・その2。<br /><br />なお、「真田太平記」によると・・・<br />北条攻めの口実が欲しかった豊臣秀吉は、配下の「甲賀忍び」を駆使した謀略により、北条家臣の猪俣範直が名胡桃城を攻め落とすように仕向け、大義名分を得て、北条氏を滅ぼしました。<br />秀吉の意図を察知した真田昌幸は、苦渋の決断により、あえて名胡桃城奪還に向かわず、腹心の名胡桃城代・鈴木主水を見殺しにする形になります(鈴木主水は責めを負って自刃します)。<br />非常に読み応えのある見せ場となっています。

    石碑・その2。

    なお、「真田太平記」によると・・・
    北条攻めの口実が欲しかった豊臣秀吉は、配下の「甲賀忍び」を駆使した謀略により、北条家臣の猪俣範直が名胡桃城を攻め落とすように仕向け、大義名分を得て、北条氏を滅ぼしました。
    秀吉の意図を察知した真田昌幸は、苦渋の決断により、あえて名胡桃城奪還に向かわず、腹心の名胡桃城代・鈴木主水を見殺しにする形になります(鈴木主水は責めを負って自刃します)。
    非常に読み応えのある見せ場となっています。

  • 本丸の向こうにも、小さな城郭があります。<br />行ってみましょう。

    本丸の向こうにも、小さな城郭があります。
    行ってみましょう。

  • 普通の靴なので、かなり苦労して登り降りします。

    普通の靴なので、かなり苦労して登り降りします。

  • 土囲。

    土囲。

  • 袖曲輪。

    袖曲輪。

  • 城下(月夜野あたり)を見晴らすことができます。

    城下(月夜野あたり)を見晴らすことができます。

  • さらに奥に物見曲輪がありますが、カチカチに固まった雪と急傾斜で、行くのは無理そうです。。。<br />アイゼンを持ってくればよかった?!

    さらに奥に物見曲輪がありますが、カチカチに固まった雪と急傾斜で、行くのは無理そうです。。。
    アイゼンを持ってくればよかった?!

  • アップで撮った物見曲輪。

    アップで撮った物見曲輪。

  • 引き返します。<br />断崖の下に川が流れています。<br />まさに天然の要害ですね。

    引き返します。
    断崖の下に川が流れています。
    まさに天然の要害ですね。

  • 腰曲輪の向こうに断崖。

    腰曲輪の向こうに断崖。

  • 右下が腰曲輪で、左奥が本丸。

    右下が腰曲輪で、左奥が本丸。

  • 堀の向こうの駐車場も、般若郭という城郭だそうです。<br /><br />先週行った武田勝頼の新府城跡も楽しかったし、城跡ってとても面白い!<br />城跡マニア(城マニアではなく、城「跡」マニアです)になりそうです。

    堀の向こうの駐車場も、般若郭という城郭だそうです。

    先週行った武田勝頼の新府城跡も楽しかったし、城跡ってとても面白い!
    城跡マニア(城マニアではなく、城「跡」マニアです)になりそうです。

  • 無料案内所で余韻に浸ります。<br />「名胡桃城事件を知った秀吉から真田昌幸に宛てた書状」の写しなどもあります(「真田太平記」を読み始める前なら、何じゃそりゃ???ですけどね)。<br />原本は松代の真田宝物館にあるそうです。<br />松代には、「真田太平記」を読了してから、じ〜っくりと訪れるつもりです。

    無料案内所で余韻に浸ります。
    「名胡桃城事件を知った秀吉から真田昌幸に宛てた書状」の写しなどもあります(「真田太平記」を読み始める前なら、何じゃそりゃ???ですけどね)。
    原本は松代の真田宝物館にあるそうです。
    松代には、「真田太平記」を読了してから、じ〜っくりと訪れるつもりです。

  • 今夜の宿の猿ヶ京温泉に向かいます。<br />名胡桃城から遠くありません。<br />猿ヶ京温泉は、このダム湖の湖畔にあります。

    今夜の宿の猿ヶ京温泉に向かいます。
    名胡桃城から遠くありません。
    猿ヶ京温泉は、このダム湖の湖畔にあります。

  • 私の宿は、あの断崖の上にあるようです。<br /><br />最近、週末は温泉宿でないと眠れない贅沢な体質になってしまいました。。。

    私の宿は、あの断崖の上にあるようです。

    最近、週末は温泉宿でないと眠れない贅沢な体質になってしまいました。。。

  • 部屋からもダム湖が見えます。<br /><br />・・・ただ、私は、「ダム湖の濃い緑の深い水」恐怖症なんですけどね。。。

    部屋からもダム湖が見えます。

    ・・・ただ、私は、「ダム湖の濃い緑の深い水」恐怖症なんですけどね。。。

  • さっそく、お宿の売り物の露天風呂に行って見ます。

    さっそく、お宿の売り物の露天風呂に行って見ます。

  • この向こうに、大樽風呂など、楽しい露天風呂がたくさんあります。

    この向こうに、大樽風呂など、楽しい露天風呂がたくさんあります。

  • お待ちかねの夕食です!

    お待ちかねの夕食です!

  • 名もなき日本酒でキューッと一杯!

    名もなき日本酒でキューッと一杯!

  • すき焼き、美味しかったです!<br /><br />明日も、のんびり観光なので、ゆっくり寝ます。

    すき焼き、美味しかったです!

    明日も、のんびり観光なので、ゆっくり寝ます。

この旅行記のタグ

5いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

真田幸村

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP