ナーン日記　朝もやのラオスへ再突入！ターリー～ナムフアン～ケーンタオウ～パークラーイ～サイヤブリー～ホーンサー

2011/11/26 - 2011/11/26

昨日（25日）ヤソートーンから一気にイサーンを横断、500キロ弱走ってラオス国境の町ターリー（ルーイ県北西端）までやって来ました。

今日は８時過ぎにターリーの国境へ。無事僕＆バイクのタイ出国＆ラオス入国を済ませて、国道４号線を北へまっしぐら！

去年の９月にも逆ルートで走った道なんやけど、なんと国境のナムフアンからパークラーイまでの60キロ、ダートは消え失せてアスファルト完全舗装道路に変身！雨期真っ只中に田んぼみたいなぬかるみの中、両足をつけて一生懸命漕ぐようにして進んで行ったのんは、もはや２度と体験することが出来ん愛おしい思い出になりました。（http://4travel.jp/traveler/keng-keng/album/10499863/）

パークラーイから北は４日前に逆ルートで通ったばっかり。快調に走って日没直前に無事ホーンサー入りです。ナーンへの帰宅期限は明日（27日）。ホーンサーから家までの距離は120キロ弱やから、バイクがらみの大トラブルがなければ何とか帰れそうやね～！

エリア その他の観光地(ラオス)

2011年11月26日朝６時半、バイクでお出かけ。このリゾートのコテージ、形は可愛らしいんやから、内装にもうちょい手をかけたらかなり良くなると思うんやけどな。

まだ真っ白でなーんにも見えんけど、とりあえずタラーッの方角へ。ヨットパーカー着てヘルメット代わりにパーカーのフード被ってるんやけど、これでは寒いわ！

タラーッではこの寒さやからか、スアガンナーオ（防寒着）の屋台が大繁盛！

朝メシのカーオトム（30バーツ）食うてる時、ふと10月にフェイサーイで買うたラオケータイを見たら、ラーオテレコムはさすが山間部に強いんやね〜。ここターリーのタラーッでもバッチリ電波受信してますわ〜！

宿に戻って８時前、チェックアウトしてバイク発進。まだまだ真っ白の世界の中。。。

ターリーの国境までは10キロ弱なんで、あっちゅう間にゲートに到着。この遮断棒の詰め所におるオッチャンに「バイクはここから先へ行けないよ」って訳のワカランことを言われたんで、すかさずパスポート、タビアンロット等のバイク輸出のための書類一式を見せたら、「ああ、パスポート使うてラオスへ行くんやね。まずカスタム（税関）で聞いてみて」って言うてくれました。このターリーの国境は、土日はほっとんどがボーダーパスを使うて国境を行き来するラオス人ばっかりやから、それと間違えたみたいですわ。

指示通りにまず税関へ。「バイクでラオスに入って今日中にホーンサーまで行きたい」って言うたら、かなり丁寧にPC入力でこのバイク輸出書類を作ってくれました。フワイゴーンやチェンコーンの税関が手書きで空欄だらけのバイク輸出書類を作るんとは対照的で、タビアンロットに記載されてるチェンマイ在住時代のアパートの住所までも打ち込まれて完成です。しかも手数料無料！おおきに！でも僕のサンチャート（国籍）が、バイクの国籍とおんなじタイになってるんはご愛嬌よね？

ちなみにターリーの税関で僕が提示＆提出した書類は以下の通りです。
・パスポート（原本提示＆ID、ビザ、Departure Cardのページのコピー１部提出）
・タビアンロット（原本提示＆所有者、税金支払のページのコピー１部提出）
・タイの運転免許証（原本提示＆コピー１部提出）

お次はすぐ隣にあるイミグレへ。さっき税関で提示した書類＆さっき税関で作成してもろたバイク輸出書類を見せたら、イミグレのオッチャンが手書きでバイク輸出の書類作成。バイクのタイ国外滞在期間は、やっぱり黙ってたら勝手に自動的に30日間もらえるみたい。

無事パスポートにもタイ出国スタンプ（写真右下）をもろて。。。

ゲートをくぐって、その先の白いもやに包まれたサパーンミッタラパープタイラーオナムフアン（フアン川に架かるタイラオス友好橋）へ！

長さ100メートルあるかないかの友好橋真ん中でちょい停車。８時40分、３日ぶりにラオス帰国です！

ラオス側のナムフアンのイミグレは、かなりフレンドリーな対応に変わってました！去年はここからラオス出国する時、バイクをラオスに置いたまま僕だけ雲南省に１週間のプチ旅行したことをしつこく何で？とか40分にもわたって別室で尋問されたんで、ちょい拍子抜けです。ただ税関で手数料名目で30パンキップ（120バーツ）要求されたんで、ノークレームでそのまま払うて無事ラオス入国です。

国境ゲートからの道は１キロ先に三叉路になってるんで、標識も何もないけどここを右折して。。。

６キロ先の町、ケーンタオウへ向かいます。手持ちのラオキップが10万キップ（400バーツ）を切ったんで、ケーンタオウで両替しといた方がええもんね。

今日は土曜日でタナカーン（銀行）は休み。で、ケーンタオウの国道４号線沿いのゲストハウスに行って「ピアンングンダーイボ？（両替出来る？）」って聞いて回って３軒目。

エークシヴィライゲストハウスのオッチャンが両替に応じてくれました。おおきに！レートは１バーツ＝260キップで、1,000バーツ札を渡して260,000キップをゲットです。これだけあったら明日（27日）までは充分やろ。

ケーンタオウからも国道４号線を北へ直進、50数キロ先のパークラーイを目指します。この道は途中からダートに変わるハズやったんやけど。。。

いくつも峠をクリアしても、まだアスファルト舗装が続いてます。もしかして。。。？

10時40分過ぎ、ついにパークラーイの町に入りました！国境からパークラーイまでの60キロ、いつの間にアスファルト舗装されたんやろっか？持参してるゴールデントライアングルライダー社のラオスツーリングマップ（2009年３月版）ではダートロードってなってるし、何より去年の９月に僕自身が逆ルートでここへ突入してタイヘンな目に遭うてるんで、これは嬉しい誤算ですわ！

ここパークラーイが、今回の旅ではメコンを見れる最終地点。河畔までバイクで降りて行きたいとこやけど、そしたら詰め所からまたヒマなタムロワッ（警官）が寄って来て、書類のあら捜しでロスタイムするのんが分かり切ってるから、ここは高台の公園みたいなところからメコンを眺めて、しばしの別れを告げて。。。

国道４号線へ戻って、引き続き北上。次はパークラーイから100キロ北、昼メシポイントのナムプーイを目指します。パークラーイから70キロほどはほぼアスファルト舗装されてて快適なんやけど。。。

そこから先、ナムプーイまでの30キロが、去年スタックしてソーンテーウに乗っけてもろて通過した凄まじい砂の山岳ルート。ここだけは時間かけて慎重にクリア。

強烈な山道ダートを終えて降りて来て、清流に架かる橋を渡るとナムプーイの町です。ここで。。。

ご褒美の昼メシはタラーッで３日ぶりのカーオピアック（10パンキップ）です。さくっと平らげて13時半過ぎにバイク発進。

ナムプーイからの40キロほども、峠はないけどまだまだダート。砂ぼこりで全身真っ白になりながらも快走！

サイヤブリーの町の手前10キロほどのところからようやくアスファルト舗装に。今回もサイヤブリーはポートートーで満タン給油＆トイレ休憩しただけで、スルーパス！

15時15分、サイヤブリーの町の北数キロのここで国道４号線と別れて左折。。。

４日前に通ったアスファルト完全舗装の道を、時速70キロで飛ばして。。。

日没までにホーンサーに着けそうかな？ただコワいのんは、途中でバイクが故障した場合です。この時間帯ではもはや、ソーンテーウが通りがかって僕のバイクを乗っけてくれる、なんてことはまず期待出来ひんもんな。

なので、人家のある集落を通過するたんびに、バイクの走行距離計をチラッと確認＆記憶。もしバイクが故障した場合、直近に通過した集落まで何キロ戻ればええか、くらいは把握しといた方がええもんね。

でもバイクの神サマが見守ってくれたおかげか17時前、峠を全部クリアしてホーンサーの平野が目の前に！

５日前（21日）にホーンサーに来た時、テム（満室）！って断られた洪沙中国飯店へ再チャレンジ！やっぱ部屋でWiFiでネット出来るってことは僕にとっては大きな魅力やからのう。今回は無人やなくってオーナーの中国人のオッチャンが一人で店番。筆談でいろいろ聞いたら、今年になってホーンサーで発電所を建設するプロジェクトがスタートしてから、そこの労働者がここを全部借り切ってるそうな。そんなデッカいプロジェクトが進行しとったんか?？

洪沙中国飯店の次は、少々高そうな外観のローンレムポーンタヴォーン。何とここも発電所建設プロジェクトで働くサーオラーオ（ラオス娘）らが集団で借り切ってるそうな。そっか、１部屋に５、６人で住んだらエアコン付きの部屋とかでも安上がりやもんな。

この２軒以外はどこも似たりよったりの外観なんで、５日前にも泊まったフアンパッグスパーポーン（スパーポーンゲストハウス）へ。今日も339キロ、うちダート70キロを走ってクッタクタに疲れたんで、１泊100,000キップ（400バーツ）のエエ部屋にしときました。ま、エアコンはあっても使わん（朝晩は寒いから要らんねん！）けど、広いキレイな部屋で過ごしたいからね。

ちょいハラ減ってたんで、部屋に荷物だけ置いてすぐバイクでタラーッへ。日没で撤収寸前の屋台で、グルーワイナムワー（３パンキップ）だけ買うて。。。

宿に戻ったら、あら？電気が点けへん？そうです、この旅お初！のラオス名物、ファイダップ（計画停電）です。速攻で部屋にティアン（ろうそく）持って来てくれた従業員に聞いたら、夕方にファイダップした時はクンチュモーン（半時間）で電気復活することが多い、って。ティアンの優しい灯りで過ごす時間、僕はキライやないです。（ただし、温水シャワー浴びてる時にファイダップ、お湯が冷水になる瞬間だけは別ですが。。。）

この旅お初！の、持参した懐中電灯を使うて、さっき買うたグルーワイナムワー、水、ラオスツーリングマップを持って部屋の外のテラスへ。懐中電灯で照らしながら今回走ったラオスの道を確認してたら。。。

18時半前、早くも電気復活です！よっしゃ、これでシャワー浴びて、ダート走ってる時に全身に浴びた砂塵を洗い流せるで！おおきにです！

20時過ぎにバイクで出掛けた晩メシは、近所のラーンアーハーンでカーオパッ＆カイダーオ（15パンキップ）。。。

食後はラーンアーハーンで買うて来たビアラーオ300ミリリットル缶（８パンキップ）飲みながら、今日使うたカネ、撮った写真のチェックです。さて、明日はいよいよナーンの家へ帰る期限の日やけど、ホーンサーから家までは120キロ弱やし、こらもう間違いなく戻れるなあ〜！