2011秋、紅葉に少し早かった飯田(7/10)：10月30日(7)：市内散策(2)：チェリー・セージ、ユズリハ、飯田城址、観耕亭碑

2011/10/29 - 2011/10/30

　紅葉の時期の飯田市内の散策です。小雨模様でしたが、傘を指すほどではありませんでした。リンゴ並木を散策の後、川本喜八郎・人形美術館を目指しました。その後は、飯田城址の見学です。

エリア 飯田(長野)

• 交通手段: 高速・路線バス

地元の詩人で英文学者、そして翻訳家でもあった日夏耿之介(1890〜1971年)の歌碑です。晩年をこの地で過ごした耿之介は、生前にこの歌碑も目にしています。本名は樋口国登です。この後、復元された終の棲家も見学しました。

アゲラタムの紫の花です。アゲラタムは、キク科カッコウアザミ属の植物、和名は、郭公薊(カッコウアザミ)です。花言葉が『楽しい日々』です。

黄色のマリーゴールドの花です。アゲラタムと同じく、キク科コウオウソウ属の植物です。サンショウギク(山椒菊)、センジュギク(千寿菊)、マンジュギク(万寿菊)、クジャクソウ(孔雀草)やコウオウソウ(紅黄草)等の、和名の呼び方もあります。

真赤なサルビアの花です。サルビアは、ブラジル原産のシソ科アキギリ属の植物です。あまい使われない和名として、緋衣草(ヒゴロモソウ)があります。

ユズリハ(譲葉)です。『楪』とも書き、『親子草(オヤコグサ)の別名を持ちます。トウダイグサ科ユズリハ属の植物です。新葉が生長して古い葉が落ち、新旧交代が はっきりしていることから、『譲る葉っぱ』から『譲葉』になったことは、よく知られています。

岸田国士(きしだ くにお：1890〜1954年)の飯田賛歌、『飯田の街に寄す』の石碑です。岸田国士は、劇作家、小説家、評論家、翻訳家で演出家と多彩な人でした。若手劇作家の育成を目的とした岸田国士戯曲賞は、今年で55回を数えています。

リンゴ並木の外れの光景です。リンゴの木の脇では、マリーゴールドやサルビアの花などが満開でした。

川本喜八郎・人形美術館の入口付近の光景です。地元で採れたリンゴなどが販売されていました。

可愛らしいチェリー・セージの花です。チェリーセージは、サルビアの仲間です。芳香を持ち、ハーブの1種としても知られます。

同じく、チェリー・セージの花です。赤地に白いアクセントが可愛らしい花です。同じチェッリー・セージでも、赤色だけの花があります。

ホトトギスの花です。今回の飯田散策で、何度か見かけました。

同じく、ホトトギスの花です。

今回何度も目にした、シュウメイギク(秋明菊)です。風情を感じさせる花です。

飯田城址に到着しました。

ケヤキでしょうか、既に冬木立となった大木です。

飯田城址の説明看板です。

長姫神社の採り位と、その背後の鎮守の杜です。

長姫神社の入口にあった狛犬です。

同じく、長姫神社の入口にあった狛犬です。

こじんまりとした神社、飯田城址に建つ長姫神社の本殿です。

清めの水の光景です。

天然温泉を引いた清めの水(お湯)です。これは、長姫神社の外にありました。

飯田城址・観耕亭碑の説明看板です。飯田城主の堀親義公が、農民の邪魔をしないよう、小さな東屋を建てて、農民の農耕にいそしんでいる姿を眺めた故事が記されています。

観耕亭碑です。額の4文字の題字は、安藤正宜の揮毫を刻んだものです。碑文の方は、安積信の文、書は高橋昌桂と説明文に記載されていました。

『甲子』の2文字が刻まれた立派な石碑です。

長姫神社の本殿と、その周りに鬱蒼と茂る鎮守の杜の光景です。

エドヒガンサクラの古木です。

温泉旅館のようです。三宜亭別館の文字が見えました。宿泊しなくても、有料で温泉を利用できるようです。

同じく、三宜亭別館の建物光景です。

飯田城址と長姫神社の見学はこれでお終いです。次は隣接する柳田國男記念館に向かいました。杉ではなく、檜の並木道でしょうか。