2011秋、紅葉に少し早かった飯田(6/10)：10月30日(6)：市内散策(1)：紅葉の桜並木、リンゴ並木、からくり時計・ハミングパル

2011/10/29 - 2011/10/30

リンゴ並木と紅葉の桜並木の紹介です。

エリア 飯田(長野)

• 交通手段: 高速・路線バス

桜並木の紅葉です。見頃にはもう少しでした。葉の赤色は色素『アントシアン』に由来します。アントシアンは、秋に葉に蓄積したブドウ糖や蔗糖と、紫外線の影響で発生するとされます。

同じく、桜並木の紅葉です。根元にはかなりの落葉がありましたが、樹上の葉は、緑から薄いオレンジ色でした。

歩道に散り敷いた桜の紅葉です。それぞれに、せい一杯紅葉した後の落葉のようです。桜は満開の花だけでなく、紅葉も楽しめます。

エドヒガンサクラ(江戸彼岸桜)の古木です。幹は、半ば朽ちていました。彼岸頃に花を咲かせることからの命名です。ヤマザクラと共にサクラの中では非常に長寿の種です。樹齢1500年と言われる薄墨桜も同種です。

交差点の脇にあった小さな公園です。赤い実を点けた街路樹と、赤い円弧のモニュメントとがありました。街路樹は、少しイメージが違う気もしますが、ピラカンサス、常盤山櫨子でしょうか。

背後に山並みが見える、交差点付近の光景です。昔、長野県出身の方と、名古屋の職場でご一緒した時のことです。名古屋の街で一番寂しいのは、山が見えないこととお聞きしたことを思い出しました。

白い実を付けた紫式部です。シロシキブ(白式部)と呼ばれています。シロシキブは、6月〜7月に真白な花を咲かせます。

同じく、シロシキブ(白式部)の実の光景です。シロシキブは、クマツヅラフジ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。コムラサキ(小紫)の白実種で、ムラサキシキブ(紫式部)の異変種です。

歩道の花壇で咲いていた花です。シオンの花でしょうか、あるいはミヤコワスレでしょうか、濃い紫色の花でした。

時計の音がしましたので、この時計塔に気が付きました、9時の時報でした。三角屋根の上に、ラッパを吹く子供の像がありました。

時計塔には、『ハミングパル』の名前が付いていました。午前8時から夕方7時の間の毎正時に、操り人形の4人が出演する、からくり時計と紹介されていました。

歩道にも、『ハミングパル』の紹介プレートがありました。『ハミングパル』は、昭和63年に設置されました。ファンファーレの後に人形が現れるのは、時計の下の部分です。

採り入れが済んだ木が多かった中で、たわわに実を付けていた『王鈴』です。ゴールデンとデリシャスの交配種です。

色白の美人風の実が生っていた『王鈴』のアップ光景です。これから赤く色付くのタイプではなく、細長い形をした黄色い品種で、甘酸っぱい味とされます。

品種名・王鈴の説明看板です。収穫時期は、11月中旬から下旬です。『ふじに接木』と添え書きされていました。昭和59年3月の植樹です。年齢表で見ますと、27歳でした。苗木ではない樹が植樹されたようです。

赤く熟れて来たフジの実のアップ光景です。甘みが強く、歯ごたえも良く、日持ちもする品種とされます。

品種名・フジの説明看板です。収穫時期は、これからの11月中旬から下旬です。日本の年間生産量は約1230万トンです。日本だけでなく、世界的にも最も多く生産されている品種です。国光とデリシャスを交配し、1939年に青森で作出されました。

シナノゴールドの苗木です。黄色く色付く品種です。『桃栗三年、柿八年』は人口に膾炙されていますが、続きもあります。『梅は酸い酸い十三年、柚子は大バカ十八年、リンゴニコニコ三十五年』と言うものです。

品種名・シナノゴールドの説明看板です。収穫時期は、10月上旬から中旬です。飯田東中学校の平成22年の卒業の記念植樹と記されていました。果汁が多く、甘さと酸味のバランスが良く、濃厚な味わいが有る品種とされます。今回、長野から懇親会に参加した人が車で持参してくれました。香りが高く、美味しいリンゴでした。感謝感謝です。

採り入れが済んだ陽光の木です。大玉で甘さと酸味のバランスがよく、贈答品に適した品種とされます。

品種名・陽光の説明看板です。収穫時期は、10月上旬から中旬です。群馬県で作出され、1981年に品種登録された新しい品種です。

採り入れが済んだ紅玉の木です。1800年頃、アメリカニューヨーク州リック農園で偶然見つけられた品種です。

品種名・紅玉の説明看板です。収穫時期は、9月中旬から下旬です。日本には、1871年に導入され、1900年に『紅玉』と命名されました。

シナノスイートの木です。採り入れが済んだばかりのようです。シナノスイートは、長野県果樹試験場が『ふじ』と『つがる』を交配して育成した国産の品種です。

品種名・シナノスイートの説明看板です。採りいれ時期は10月上旬から10月中旬です。平成8年春の植樹です。果汁が多く、甘みがある美味しい品種とされます。

品種名・国光の木です。昭和28年植樹ですから、60年近くが経った木です。剪定の効果でしょうか、古木には見えません。

品種名・国光の実のアップです。採り入れはこれからです。国光は、歴史のあるりんごです。アメリカの『Caleb Ralls果樹園』起源の品種です。日本では、江戸時代の1800年には知られていた品種です。、

品種名・国光の説明看板です。採りいれ時期は11月中旬以降です。国光の名前は、大正天皇と九条公爵の第四女節子姫との御成婚の慶事にあやかったものとされます。

採り入れが済んだニュートンの木です。平成元年の植樹ですから、苗木から食い十されたとすれば、20年少しが経過した樹齢の木です。実際にはもう少し樹齢の高い木のようです。

品種名・ニュートンの説明看板です。採り入れ時期は、8月中旬から下旬と、随分早い時期です。名前は重力を発見したイギリスのアイザック・ニュートンに因むようです。