2011/05/21 - 2011/05/21
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Halonさん
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トバ湖からブキティンギまでのバスは、ブキティンギに近づくに連れて、カーブがきつくなってきた。
後部の席にいたので、バスがお尻を振る度に体が大きく揺すられる。
世界三大悪路にも入るらしいスマトラ島の洗礼を、早くも受けてしまったようだ。
5/21(土) ブキティンギに到着後、街中を観光。
土曜日ということもあり賑やか。
街で出会った人たちは皆ミナンカバウ族だった。
夜はミナンカバウの民族舞踊を観に出かけたが、観客が少なすぎて公演中止に。
6日目 ワゴン→ホテル、【パノラマ公園、ブン・ハッタ生家】【ミナンカバウ劇場(練習のみ)】
Rp1,000=約9.5円
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 1.0
PR
-
23:40 食後、バスの中で眠っていたら、近くの席の男に起こされた。んっ?
またトイレ休憩か?
でもわざわざバスを降りるように催促されるのはおかしい。
事情も分からないまま、他の乗客に着いて降りる。
幼児を抱えた母親たちだけは、降りるのを免除されていた。
石だらけの暗い坂道を100mほど歩くと、10台ほどの車が坂を上るのに立ち往生していた。
1台ずつ助走をつけて坂に挑戦するが、途中で止まってしまう車が続出。
我らがバスはトラックの後方で順番待ちしている。
先に降りた乗客は坂の途中にある小屋でギターを弾いて歌い始めていた。
Tシャツ一枚だと寒い。
小屋の前の焚き火にあたり暖を取る。
熱帯のスマトラで寒い思いをするとは想像もしなかった。
ランドクルーザーが目の前でスタックしたので、乗客の男数人で坂の上まで押し上げた。
坂上りは一台ずつしか挑戦できない。
みな運命共同体なのだ。
20分ほど待ってやっと我らがバスの番になった。
みんなが見守る中、意外にも坂道を一発クリア。
乗客から歓声が沸き上がる。
さすがは腐ってもベンツ! -
一同ほっとしてバスに乗り込む。
乗客同士、暫くはバスが上るときの話題で持ちきりだった。
インドネシア語なので、話の内容はぜんぜん分からんが。 -
4:40 車内で目が覚める。
バスはカーブだらけの山道に入っていった。
バスのお尻が左右に揺られて、だんだん気持ち悪くなってくる。
車内でタバコを吸われるのも頭が痛くなる原因のひとつだ。 -
もしかすると吐くかも、と思い始めた頃、明るくなってきた。
乗客が持ち込んだ鶏が、車内で元気よく鳴いている。
それから暫く眠る。 -
9:10 無事にブキティンギ郊外にあるP.T.ALSバスのターミナルに着いた。
途中でいろいろあった割りには、ほぼ定刻どおり16時間弱で到着。
車酔いしたのは久しぶりだ。
もし次回、このルートを乗るときには前の席を確保したい。 -
市内に向かう前に、窓口でジャカルタ行きバスの情報集め。
バスのグレードによって、Rp276,000、Rp299,000、Rp345,000=3,277円の3種類のバスがあった。
ジャカルタまでは30時間以上かかる。
体力的にちょっと無理かなと思い始める。
やはり飛行機にした方が無難か。
窓口で聞いたら、チケットは当日の朝に買えると言うので、この場での予約はしなかった。 -
乗合いワゴンをひろってブキティンギ中心部にあるホテル・デナムへ。
10分後に銅像が立つ交差点で降ろされて、ホテルを探すこと15分。 -
コック要塞の近くにホテル・デナムを発見。
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Rp60,000の部屋は満室だったので、一階のRp70,000の部屋(シャワー、トイレ付)に決める。
正規にはRp100,000=\950するそうで、「他の客には内緒にしてくれ」と念を押された。
荷物を解いて、シャワーを浴びて暫く横になる。 -
クロックタワーまで散歩。
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途中の屋台でテンペ・ゴレンとゴートックを食べる(各Rp1,000)。
ゴートックはココナツ、タピオカ、バナナを混ぜ合わせた粉を油で揚げた丸い食べ物。
ほのかなタピオカの味が、ちょっとアルコールっぽくも感じる。
美味しかったので、夕方にもタピオカの酒漬けフライや芋フライを食べた。 -
市場に通じる坂道。
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今日は土曜日。
クロックタワーの周りはたくさんの観光客や地元の家族連れで賑わっていた。
馬車が十数台が集結して客待ちしている。
外国人の姿はほとんど見かけない。 -
タワーの周囲には、アクセサリーや軽食を売る露店が連なっている。
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タワーのある丘からの眺め。
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小さな女の子が店番をしている。
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ミナンカバウ族の子は上品な顔立ちをしている。
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クロックタワーの近くにあるはずのミナンカバウ伝統舞踊劇場を探すが、なかなか見つからない。
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かなり歩き回った挙句にやっと発見。
こんなにみすぼらしい建物だとは思わなかったので、見過ごしていた。
本当に今夜ここで踊りが催されるのか心配になる。 -
市街の南西部に広がるシアノッ渓谷をパノラマ公園から望む(入場料Rp3,000)。
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パノラマ公園の道向かいにある軍事博物館。
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開館していなかった。
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麺を揚げて串にさした「ヌードル・ソシス」というスナックを食べる(Rp1,000)。
屋台の前にいた女子学生はこちらが日本人だと分かると「○○を知ってる? 会ったことある?」などと韓流アイドルグループの名前を次々挙げてくる。
わしゃ知らん!
日本人だと言ってるのに、聞くなっつ〜の! -
トラック満載の椰子の実売り。
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市場に通じる階段。
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市場の中の揚げお菓子の素。
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宝石を売る露店。
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坂を下ると、食料品を売る市場があった。
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食料品市場の中。
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日本と同じ島国なので、魚の干物は種類が多そうだ。
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鮮魚コーナーのマグロのぶつ切り。
まるごと買ったら刺身で食えるかな。 -
インドネシアの初代副大統領、ブン・ハッタ氏の生家が公開されていた。
スカルノハッタ空港の“ハッタ”だ。 -
寝室。
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中庭。
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イチオシ
「インドネシア語を話せますか?」と英語で聞いてきた学生(右)。
前歯を矯正中なので、しっかり口を閉じて写っている。 -
電気店主催のカラオケ大会。
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宿に戻って休憩。
夕方になって出かけたら夕立に降られ、角のパダン料理店に逃げ込んで、ついでに食事。
魚の唐辛子あえ、ほうれん草のようなスィンコン、ピクルスのようなシャベヒジャウとご飯でRp11,000。 -
7:00 ミナンカバウ劇場に行ったら、まだ掃除中だった。
夜9時に開演とのこと。
外は雨なので、劇場内で準備を見物することに。
7:30頃からダンサーや楽団員が集まり始める。
管楽器奏者の男性がいろいろと笛を弾いてくれた。 -
笛を弾かせてもらった。
一番大きな笛はサルアン。
ただの竹筒に穴があいたものを口に斜めに当てて吹くのだが、リードがついておらず全く一度も音が出せなかった。
ラッパ型の笛はサルナイ。
チャルメラのような賑やかな音。
もうひとつのバンシーはリコーダーのように簡単に音が出る。 -
男性のターレンポンの伴奏に合わせて、ダンサーたちが練習を始めた。
ガムランはバリやジャワのような音階ではなく、西洋のドレミに近い。
曲調も軽快で、カリブ風のスチールドラムの曲のようにも聞こえる。 -
5月はオンシーズンにあたり毎晩公演が予定されていて、今夜のグループは金曜と土曜日を担当。
全部で4グループあるそうだ。
ただし観客が10人以下の場合はキャンセルになる。
さて観客の方は8時半を過ぎても6人しか集まっていない。
9時になっても集まらない場合は返金する約束で、先に入場料Rp40,000を払う。
その後も客は集まらず、今夜の公演はキャンセル。
ダンス・リーダーの女性が返金に来た。
「5万ルピア札で返すから1万ルピアを出して」と言われて先に渡す。
戻ってきたお札をよく見たら、5万ルピアではなく色違いの1万ルピア札だった。
指摘すると、うっかりしていた、という顔をして5万ルピア札をくれた。
本当にうっかりしてたのか?と疑いたくなる。
それにしても土曜日の夜にすら観客が集まらないとは予想外だ。
これじゃ他の日に開演できるとは、とても思えない。 -
宿へ戻り、二階に泊まっている台湾人と会話。
彼は豪州ワーホリの帰りで、スマトラ島は2回目。
これからトバ湖とバンダ・アチェに向かうそうだ。
アチェはイスラム教が厳格な土地で、旅行者でも短パンで街を歩けば警察に呼ばれるらしい。
この周辺ではマニンジャウ湖がよかったという。
トバ湖と同じく湖岸にゲストハウスがたくさんあるそうだ。
それを聞いて急にマニンジャウ湖に行きたくなってきた。
それから宿番の男と話していたら、ジャカルタまでバスで行くのはくたびれるだけで、得策ではないという話になった。30時間以上かけて30万ルピアくらいする。しかも途中で何度も食事をとって、ジャカルタに深夜に着いたら、そこからタクシーで街中まで行くしかなくなる。
一方バタビア・エアを使えば日によっては40万ルピア台であるとのこと。
明日、旅行会社でフライトの確認をしてみることにした。 -
5/20〜21 トバ湖のパラパッからブキティンギへのルート。
バス Parapat 17:30 ⇒ Bukittinggi 9:10 (15時間40分)
461km (29km/h) Rp175,000 (3.6円/km)
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