スマトラ→バリ横断旅《６》　マニンジャウ湖岸と棚田を歩く

2011/05/23 - 2011/05/23

この日はマニンジャウ湖畔を６キロほど歩いて北上し、その後ラワン・トップのある山の方へ回って宿に戻った。
途中に広がる棚田の風景はすばらしかった。
湖畔には木造の懐かしい感じの家が多く、それを見て歩くのが楽しかった。
山からの湧き水が家の横の水路を流れ、独特のたたずまいを造っていた。

8日目 【マニンジャウ湖岸と棚田】

Rp1,000=約9.5円

エリア スマトラ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

５月２３日（月）
部屋のベランダから見るマニンジャウ湖。

朝食を食べに出かける。

湖岸道路を南に歩くと雑貨屋が点在していて、そのうち一軒のテーブルで男が食べていたロントン・サユールを注文 (Lontong Sayur Rp4,000)。
外見はゴマ豆腐のようだが、食感はツルンじゃなくネチャッとしている。
米から作るそうだ。

ビーフンのような麺とココナツスープを加えて、ピンク色の揚げせんべいをまぶしてくれる。

今日は湖岸道路を北へ歩いてみる。
8:00に宿を出発。

家の前で天日干してあった。

湖畔には、木造で懐かしい感じの家が多い。

道路脇には、小魚の佃煮のようなものを売るワルンが並んでいた。
イリコの様なバダ・サライ(Bada Salai)、イカナゴの様なパライ・リニュアック(Palao Rinuak)を試食させてもらう。
白ご飯にかけて食べると美味しそうな味だ。

こちらは魚をバナナの葉に包んで焼いていた。

湖岸にあるモスク。

青々と実った田んぼが広がる。

湖岸のモスクを眺める。

養殖用の生け簀が湖畔の所々にある。

網を引く漁民。

この食堂には朝から女子高生が集っていた。

湖の恵みを少しだけ獲りに来たお母さん。

ブラウン管テレビを修理している。
テスターと半田ゴテだけで修理するのは経験と想像力が必要だ。

バユアという街まで来た。

マニンジャウ中心部から３キロ歩いてきた。
パダンまでは１３７キロ。

この辺りで一番立派なモスクがあった。
中央の表示に従い、男性は右へ、女性は左へ進む。

静かなモスクの内部。
床が冷たくて気持ちいい。

噴水のある素敵なモスクだった。

”マニンジャウのアラハンブラ宮殿”と言ったら褒め過ぎかな。

湖畔に広がる椰子の木と水田。

木をくり貫いて作られた水路が棚田の間をつなぐ。

サイドカーを修理中のお父さんたち。周りでくつろぐ家族。

サザエさんの家を三つ重ねたような可愛い家。

アカッドの部落を右に曲がり山に向かって歩く。
雨が降り出したので、最寄の民家に非難。軒下の椅子に座って、そのお宅の７５才のお婆さんに挨拶。
お婆さんはとても話好きで、インドネシア語でいろいろと話してくれたが、ほとんど分からない。
知っている単語が出てきたら、それを基に想像して話に返答する。
小学校のときは日本語を教えられたそうで、「ワレワレハ、ナンデスカ！」と今でも覚えているフレーズを披露してくれた。

雨が止んだので、再び山の方へ歩き始める。

斜面には棚田が広がる。

小学校の前の雑貨店でグレープ牛乳とパンの昼食。

更に道なりに上る。

山からは水が豊富に流れ出している。

下校中の小学生とすれ違う。

村の露店で一休み。
マンゴーとゴートックを買う。

この辺りの棚田は石垣が使われている。

同じ方向に歩く男性がいたが、僕が寄り道しながら歩いても、すぐに追いついてしまう。
インドネシア人はここでも歩くのが遅い。

やがて下り坂。
坂の途中の民家でまた休憩。
ペットボトルの水を飲み干していたので、家の女の子が出してくれた水を飲んで生き返る。

米を天日干しているお宅に立ち寄ったら、横で木の皮を干していた。
現地では「カユマニス」と言って輸出しているそうだ。
乾燥し終わったものは丸まっていて、匂いをかいだらシナモンだった。

13:40 ラワン・トップへ向かう分岐路まで来た。
マニンジャウ・ツアーのコースになっている見晴らしのいい山だ。
山の上からパラグライダーが飛んでいる。
だが角の商店で頂上までの時間を聞くと、歩いて２時間だというので登るのを諦める。

池で育てた稚魚を湖へ運んでいた。

山から流れ出た水は、民家脇の水路を流れ、田んぼを潤している。

床下に水を張った家をよく見かける。

校庭の脇にいた小学生。

小学校の門の前にはたこ焼き風の屋台が陣取っている。

切妻の透かし彫りが、イスラム文様のようで素敵だ。

ミニ・ガソリンスタンド。

小魚の佃煮（パライ・リニュアッ）を売っていた。
値段をきいたらドゥアリブ（Rp2,000）というので買おうとしたら、ドゥアプルリブ（Rp20,000）の聞き違いだった。
それじゃあんまり日本と変わらんなあ。

宿に戻って休憩。

バルコニーのある隣のホームステイには、子供連れの家族が泊まっていた。

夜、暇なので中心部の交差点脇に座って人間観察をしていたら、流暢な日本語で話しかけられた。
ロミオ君は山口県の会社で３年間研修をしたそうだ。
休みの日には福岡でＤＪやカメラマンもやっていたという。
帰国後はマニンジャウの一等地に写真館＆携帯ショップをオープンさせていた。

店内にはコスプレ写真がずらり。
モデルは最近結婚したばかりの奥さんだ。

インドネシアでは夫が財布の紐をにぎることも多いらしく、彼も日本でがっぽり稼いできたお金を自分で管理しているので、奥さんに対してボスのような状態だそうだ。

マニンジャウは敬虔なイスラム教徒が多いところで、街中では酒屋やバーを見かけなかった。

男たちは紅茶をのみながらチェキというカードゲームに興じていた。
今夜もペンシーを買って帰り、宿のベランダで食べた。

タオルケットだけでは寒く、長袖を着て寝る。

この旅行記へのコメント （2）

• nakamasananiwaさん 2012/07/10 10:32:54

  ♪

  おはようございますｗ
  
  すんごいよさそうなところですねぇ♪
  
  行ってみる気になりました、わくわくｗ

  Halonさん からの返信 2012/07/12 14:22:53

  RE: ♪

  nakamasananiwaさん
  毎度ご訪問ありがとうございます。
  マニンジャウ湖は、なんか別天地でした。
  ぜひ宿泊してみられることをお勧めします。