上海の南京東路・老舗店舗

2008/11/19 - 2008/11/19

南京路は今も昔も上海一の繁華街、東京で言えば銀座のようなの。全くその通り。国内外を問わず、観光客が必ず訪れる場所であろう南京路は、およそ１５０年前の１８５４年に敷設され、１８６５年にその名がつけられる頃から、上海で最もにぎわう通りとして知られてきた。南京路の老舗も、ある店は売り場面積が縮小され、ある店は店の名を冠したビルの片隅に小さなブースを構えるだけとり、永年扱ってきた自社製品を高級ブランドで押しのける。今現在幾つの店が残っているのか？

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

地図の番号を店名に書きました。

超ドメスティックな洋食店としてむかしから地元民に愛されている。コーヒーを頼むとカーネーションミルク（エバミルク）を缶ごと出すのが愛嬌。

ユダヤ人レシチーナが南京路で開業した高級婦人服「オールド　ボンド　ストリート」の名をかりた店。ふた昔前は、上海で最もおしゃれな店として知られていた。

セーター、ベストなど、ニット製品のトップブランド。「羊羊羊」のコピーで全国的に有名。現在１０元均一で衣料品の処分店。元の店は向いの朋街女子服装の一階に移っている。

他のカメラ店と品揃えは変わらないが、ＤＰＥもやっているので場所柄便利といえば便利。工事中の為不明。

解放前から、シルクと言えばこの店。プリントの生地の品揃えが秀逸で、むかしっぽいテキスタイルも多数ある。他のシルク専門店に比べると値段もいくぶん安い。
工事中不明。

享得利と名前が似てて紛らわしいが、元は貿易商社で舶来時計を扱っていた。上海ブランドの腕時計のデッドストックが手に入る数少ない店でもある。

上海では最老舗の写真館なので、変身写真を撮るならここで。
ただし技術は新興勢力に比べて若干劣る。

上海の夏の食卓に欠かせない糖貨（粕漬　中国の粕は液体）で有名。特にタニシの粕漬は逸品。

上海を代表する文房四宝（書道用品)店。城隍廟で粗悪なハンコを彫って後悔するくらいなら、ここで彫ってもらったほうがナンボもマシだ。

上海最老舗の金銀宝飾店。金製品は相場が変動するため、価格はグラム＆加工費で表示されている。

中薬（漢方薬）では、雷充上と勢力を二分する。特に人参系に強く、生薬加工品ともに種類が豊富。

南京路のあちこちに店を構えるが、本店は４５６号。舶来品が幅を利かすなか、店のすみっこでひっそりとオリジナル製品も売られている。

享達利と名前をめぐり１０年以上係争している。解放前はオリジナル製品を製造していたが、現在はアンティークショップでもめったにお目にかかれないレアアイテムに。

創業は杭州。上海での開業年は不明。商標権をめぐって杭州張小泉と係争した。中華包丁はさすがの仕上がりなのでお勧めできる。

東西南北の乾物を主に扱っているが、自家工場の点心の人気が高く、特に中秋節の頃は、鮮肉月餅（ひき肉入り月餅）を求める長蛇の列ができる。

第一食品店を除けば、南京路で一番品揃えが豊富な食品店。特に威肉（塩漬け肉）や中国ハムなどの加工肉が良い。

小売りはいつも殺人的な人ごみで、餅ひとつ買うのも一苦労だが、餅菓子好きにはたまらないものばかり、あんこの甘さ控えめで、どれを食べても美味い。

金子光晴や谷崎潤一郎などの手記にも登場する。広東料理の老舗。規模をひろげすぎで味の劣化が懸念されるが。

店構えは地味だが、オリジナルの真綿布団や、材質とグラム数をオーダーできる羽根布団など、魅力商品満載の店。

呉良材と並ぶ眼鏡の老舗。創業当初は南市の旧倉街で営業していたが１９３５年に南京路へ移転した。、

１９１３年に山東で創業後、２６年南京路にて開店。沙利文同様、ビスケットは上海っ子にとって懐かしの味