暴風雪の函館（6）クリスマスの晩に金森倉庫とクリスマスファンタジーを楽しむ。

2010/12/23 - 2010/12/26

今回の旅の最後はベイエリアの金森倉庫へ行ってクリスマスツリーとイルミネーションを見ることです。市場巡りが終わったらもう午後2時をまわっていました。普段の雪の無い時期なら散歩するのでしょうが、この天候では命取りになりそうなので移動は市電にしましょう。車の通らない軌道を走るのでタクシーより安全で時間も遅れがあまりありません。お茶を飲んだりお土産を買ったり観光客らしい時間を過ごし、午後6時のツリーのイルミネーション点灯式に立ち会いました。実際はそれ以前にも灯っていて直前に消すので正式には再点灯ですが。ツリーへ行く正面の通りは通行規制がかかり、何が始まるのか見ているとキャラクターのニッキーとチョットとゲロンが橇に乗って現れました。カウントダウンで点灯と花火があげられましたが、後は早めにベイエリアを後にホテルに戻りました。

エリア 函館(北海道)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー JALグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

十字街で市電を降りるとまた吹雪き吹雪き吹雪き氷の世界に変わりました。

そのままになった倉庫も残されています。

風が止むとあまり寒さを感じないのですが。

表は寒いのでお客はみんな倉庫の中のお店を見ています。

サンタが沢山います。

内部は改修されてとても綺麗になっています。妻は昔仕事で関わったことがあるので懐かしんでいました。

函館西波止場に中にあったかくまんの実演販売です。裂きイカとイカの耳は絶品です。

試食してみましたが今まで食べた裂きイカの中では一番の美味しさです。防腐剤などは一切入っていないので賞味期限は販売日から約1週間です。

お土産を買い終えると表は吹雪きも止んで函館山も望めました。

倉庫街には小さな家が置かれ、クリスマスの飾りつけがなされています。

そう今日はクリスマスです。

西波止場の海側にはひと気はありません。

寒々しい景色です。

姉妹都市のハリファックスから運ばれた樅の木が美しくライトアップされています。

ツリーの高さは20メートルもあるそうです。人が少ないので記念写真も撮りやすいです。

近くにいた女子高校生に写真を撮ってもらいました。

よく見るとライトアップされたツリーの周辺に雪が舞って美しいです。

幻想的でもあります。

すでに点灯していますが午後6時の点灯式に時間を合わせて倉庫街を見て廻ります。運河には教会もありました。クリスマスなのでもちろん結婚式が執り行われているようです。

函館明治館は元々郵便局だった建物だそうです。表に古い郵便ポストが残っていました。

この時の旅がきっかけで、その後ヨーロッパのクリスマスマーケット巡りに毎年のように行くことになりました。

日も落ちると寒さが堪えてきます。

大きく廻ってツリーに向かうと港に出ました。

よく見るとイカ釣り漁船のようです。船がここに係留されているという事は明日も市場には烏賊は並ばないでしょう。

ツリーの前の通りには人が並んで何かを待っているようなので一緒に並んでみました。

MCの紹介でソリに乗ったクリスマスファンタジーのキャラクターがやってきました。

みんなこれを待っていたようです。

と思いながらもシャッターを押していました。

後で調べるとサンタがニッキーで、犬がチョット、後ろにいるカエルがゲロンというそうです。この日25日まで金森倉庫でクリスマスを盛り上げていたそうです。

一度消えたつりーのイルミネーションがカウントダウンで再点灯させます。
「３」

「２」

「１」

「メリークリスマス！」

花火が幾つか上げられますが、街中で風も強いのであまり高く上がりません。昨日函館山の展望台で沢山の人が花火を楽しみにしていましたが、十字街でポンポンといくつも上がらなかったのを思い出しました。

午後6時と8時に2回点灯式があるとの事ですが、寒さも厳しくなってきたので湯の川温泉に戻ることにします。

点灯式の直後なので十字街の電停は混みそうなので末広町の電停（街中へ向かうにはひとつ手前）に向かいます。

この辺りの海岸沿いも古い建物が当たり前のように残っています。

ちょっと油断すると突風が吹き荒れます。

港を回りこんだ辺りから倉庫郡とクリスマスツリーを望みます。

ようやく旅館に戻りました。雪が積もった後のグリーンのライトアップはきれいに思えました。