暴風雪の函館（7）湯の川温泉で毛ガニを買って、熱帯植物園の混浴露天風呂を激写！する。

2010/12/23 - 2010/12/26

長いようで函館3泊4日の旅も最終日です。流石に函館だけに4日もいると函館で見るところも無くなってきます。一番の問題は暴風雪で帰りの飛行機まで時間はありますが遠くには行きたくない気分です。結果ネットで調べた浜の蟹茹で工場と熱帯植物園と函館ラーメンと湯の川温泉の海岸沿いで時間を潰す事にしました。旅行前はパスしていた熱帯植物園が以外に面白く、特に温泉猿があまりに人間ぽくて最高でした。海岸沿いで見つけた空いているラーメン屋に入りましたが、我々が入った数分後には満席の上に列が出来ていました。若いお兄ちゃんが一生懸命だなと関心して見ていたら、空港にその人の写真がプリントされたラーメンが売っていました。一文字というお店って有名店だったのね。知りませんでした。家に帰ってガイドブックをよく読んだら大きく取り上げられていました。すいません。

エリア 湯の川温泉(北海道)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー JALグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

さて、函館に3泊して市内ばかり観光していると4日目には行く所も無くなって来ました。飛行機は午後3時なので2時頃に到着すれば良いので湯の川で時間を潰すことにしました。来る前にHPで見た浜の蟹茹で工場に行って、熱帯植物園に行ってどこかでラーメンを食べようと言うことになりました。

タクシーの運転手さんにHPの地図を見せてもピンと来ないようでしたが、漁火館を目当てに行ってみます。

海岸沿いのシャッターが半分開いた建物の中に湯気を上げる毛蟹が並んでいます。

生簀の中にタラバ蟹や毛蟹が沢山います。その横で茹で上げています。

訳有りの蟹が半額くらいで分けてもらえます。が、事前に電話した方がいいみたいです。不在だったり品物が無かったり。この日も茹でた中に2杯だけ爪が小さいものがいただけです。1杯4,000円位の大きさのものが2杯で3,500円でした。
（多分保冷材と箱代込みでしょう。HPでは3,000円とあります。）

こんな店先では地元のタクシーの運転手さんでも知らないはずです。

目の前はこんな感じです。浜茹でとはよく言ったものです。

隣には漁火館の源泉がありました。こんな海岸線にお湯が沸いているとは知りませんでした。

熱帯植物園に向かって歩いていきます。蟹おばさんと犬の散歩おばさんの出会いです。

市営の熱帯植物園です。寒々しくひと気もありません。

市営なので入場料も安いです。係員は地元のおっちゃんとおばちゃんみたいです。

植物園の建物の手前に猿山があり、温泉まで付いています。

人間が入っても気持ち良いのですから猿が入っても気持良いのでしょう。

妙に人間ぽい表情や仕草が面白いです。

最初は時間潰しなんて考えていましたが面白さに引き込まれます。

とってもフォトジェニックです。

この時期はほとんど1日中風呂につかっているそうです。

ニホンザルって津軽半島が北限だったような記憶がありますが？

さあ植物園の温室に入りましょう。

入口にあったゴミ箱はみんな同じ写真を撮るのでしょう。積もった雪がこの間だけ踏み固められてありました。

朝鮮朝顔です。シチリアのパレルモの植物園に見事な木があったのを思い出しました。

手作り感が親しみの持てる植物園で、ブーゲンビリアの棚の手前に踏み台があり、反対側の階段の途中に登ると綺麗に写真が撮れるとイラストが添えて案内されています。

確かに綺麗です。

特に珍しい植物がある訳ではありませんが面白い施設です。残念ながら温室の奥の半分は冬季で閉鎖されていました。

ディテールを見てみると面白いですね。ジェフリー・バワかロバート・メイプルソープを意識して撮ってみます。

なんでこんな形にならなければならないのか理由が分かりません。

竜舌蘭です。これは知っています。根っこを蒸留してお酒を造ります。
テキーラの原材料ですね。

団扇サボテンはイタリアではインドのイチジクと言って実の部分を食べます。
細かいガラス片のような棘があるのを知らずに手で持って大変な目に遭った事があります。

極楽鳥花もきれいに咲いています。

熱帯らしい花はブーゲンビリアとハイビスカスとこの花くらいでした。
もっと花が多ければ人気も出そうですが。

モンステラ？昔友人と３人で歩いていると急に雨が降ってきて、1人が持っていたこの葉っぱを傘にして一列に並んで横断歩道を渡ったら車の運転手に馬鹿受けでした。

ハイビスカス。

植物園に来るたびにもっといろいろな名前を知らなければと思います。妻が花に詳しいのがちょっと悔しいような羨ましい様な･･･。

館内放送があって今年最後の猿に餌をあげるとの事です。

館内にいた十数人のお客は全員集合です。中には昨日飛行機が飛ばなくて延泊している人もいました。

台車がガラガラ音を立てて近づくと猿も餌の時間と知っているようでキーキーと声をあげます。

餌は林檎でお客が温泉に投げ込むと上手に抱えて食べ始めます。取り合いが始まるかと思っていましたが、林檎の量が多いのでのんびりした雰囲気です。

こらこら余っているからと言って猿の餌を食べてはいけません。

温室の中は夏ですが。

表は極寒の地です。

一昨日とは雪が積もって雰囲気が違うので海岸まで出てみます。

海上保安庁の文字が埋まっています。

川沿いにラーメン屋さんがあったので入ってみました。ちょうど省吾でしたが店はがらがらでした。せっかくの函館なので塩ラーメンを注文しました。

すぐにお店は満席になり、表で並んでいる人も出てきました。塩ラーメンと言うには濃厚な味でしたが美味しかったです。

後で空港について気付きましたがお土産店にはこの店のラーメンが売られていました。ガイドブックにも載っていたので有名店だったのでしょう。

鮫川に沿って旅館に戻ります。雪の積もった松並木の形が面白いです。

松葉にはこんなふうに雪が積もるのですね。

鮫川の鴨。海は荒々しいですが川は静かです。

飛行機は無事飛んでいるようでした。終わってみると上手いタイミングで旅が出来たと思いました。

中国からもダイレクトに観光客がやってくるそうです。街中でも沢山の中国の人に出会いましたっけ。空港の案内にはキリル文字もありますがロシア人もやって来るのでしょう。

格安ツアーでしたが、４トラベルの旅行のキャンペーンに当選してJTBの商品券がいただけたので、さらに安くなった函館の旅でした。