☆ロングステイ＠パタヤ☆　九月のある日

2010/09/01 - 2010/09/30

人付き合いで忙しかった９月

そして悲しい別れも経験

一つの時代が終わった気がした

エリア パタヤ(タイ)

＊　９月某日　＊

Ａ氏の豪邸で

駐在員や会社経営の方々と

飲み会

うわ〜、今日は豪勢でんな〜！

Ａ氏の趣味でお宅は

植物だらけ

以前いただいた「ヌアット・ルーシー」も

うまく照明に絡ませ幻想的

http://4travel.jp/traveler/thaibikegolf/album/10491040/

こんな素敵なテラスで

美味しい料理食べながら

夜も更けるのを忘れ

お酒飲んで四方山話

＊　９月某日　＊

４トラで知り合ったＰさんと

センタンで待ち合わせ。

パタヤ在住日本人の若手のホープ

Ｔちゃんにも来てもらう

４トラのＰさんとＴちゃんほぼ同世代

先輩ぶってＴちゃん

「パタヤでのロングステイのコツはねぇ・・・」

Ｐさん、メモメモ

Ｔちゃんのパタヤでの日常生活ブログ↓もヨロシク！

http://takechan.asia/blog/

＊　９月某日　＊

北パタヤのロータリー近くの

日本食レストランＭ

数量限定・ホッケの開き定食〜！

３２０バーツ！　バカウマ！

マスターに頼んで、一匹確保

翌日も食べさせてもらいました

＊　９月某日　＊

観光客が一番少ない９月

だからこそ安いチケットで

パタヤリピーターが来ます

皆と楽しくわいわい朝食会

毎回３時間くらい話してます

＊　９月３０日　お葬式　＊

２７日に訃報が届いた

お通夜には出席できなかったが

お葬式には参加した

ナクルア地区にある

ワット・ポー・サムパンという

大きなお寺に行った

参列者が数多く集まっていた

お葬式に参加するのは

実は初めてである

日本と同様　参列者は

黒を基調にした服装である

ブヒブヒも黒一色で統一

久しぶりに日本から持ってきた

黒の皮靴を履いて行った

会場に入る際に赤い糸をもらって

腕に巻いた

写真の方が故人・Ｎさん

左が元奥さんのＭさん

右がブヒブヒのヨメ

Ｎさん、一週間体調が悪く

ナクルアの公立病院へ行ったが

簡単な診察と薬だけもらって帰るも

良くならず、再度行ったが同様な処置。

血圧が２００以上もあり、チョンブリの

大手公立病院へ緊急入院したが

帰らぬ人となってしまった。　４７歳。

急に雨が降ってきた

Ｍさんに

「空も泣いてるよ」と言ったら

涙ぐんでいた

１０人の僧侶が入ってきた

厳かに読経が始まった

しかし５分ほどで終わった

Ｎさんが亡くなってから

ずっと泣き通しだったのだろう

Ｍさんのやつれきった姿が

痛々しい

次いで親族による

僧侶へのお花やお供え物

妹のＫが故人の遺影を胸に

先導し

棺が担ぎ出される

その後を参列者が続き

焼却堂の周りを

時計回りと反対に

３周した

棺は焼却堂正面に

飾られる

棺にお供え物がそなえられ

それを僧侶が持って行く

式の進行を見守る人々

その後

小僧さんが何かを

参列者に撒いている

皆は我先にそれを拾う

撒いていたのは

こんなやつでした

なんでもこれを持っていると

お金が貯まるとか・・・

次いで参列者が

配られた白い造花を

棺にお供えします

そうしたら

こんなキーホルダーくれました

焼却釜の前にある

棺の蓋が取られ

最後の御対面です

さすがに写真は撮れませんでした

故人のお顔、すこしむくんでいました

Ｎさんの二人の息子さんも

真剣な面持ちです

元奥さんのＭさん

ひどく泣きじゃくっていました

棺はなぜか

隣の建物の焼却堂へ移動

あぁ、なるほど

周辺住民のこと考えて

こちらの最新式の焼却炉を

使うのですね

これで本当のお別れです

安らかにお眠り下さい



僧侶の読経に始まって

ここまで約３５分くらいでした

Ｍさん最後まで泣いておりました

そんなにＮさんのこと

愛していたのに

なぜ別れたのでしょう？

＊　Ｍさんの涙の理由　＊

話は６年ほど前の２００４年に

さかのぼります

ブヒブヒが毎晩通っていたのが

このオープンバーでした

実はこのバーでキャッシャーを

やっていたのが今のうちのヨメです。

このバーはビリヤード無料だし

ドリンク安いし、女の子も

奢ってくれとか言わないし

みんな明るくて気さくなのです

写真は当時のうちのヨメです。

そんなわけで私以外にも

日本人が集まるようになり

ちょっとした日本人の貯まり場でした。

そのお陰で今の友人・知人関係が

あるといっても過言ではありません

客としてくる欧米人も

レギュラーの客が多く、

ちょっとした国際親善の

場でもありました。

写真真ん中の女性Ｋが

このバーのオーナー

若いけどなかなか利発

彼女もなかなか数奇な

人生送っています

そのＫのお兄さんが

今回　故人となってしまったＮさん

ホテルに勤務し、英語かなりできました

しかし中卒ゆえ給料は上がらないし、

新しい上司は年下で能力無し

それが不満で途中でやめてしまいました

彼自身は非常に誠実で良い奴でした

そのＮさんの奥さんがＭさんでした。

うちのヨメと一緒にバーのキャッシャー

をしていました。

Ｍさんも明るく気さくな女性で

彼女目当てに来る客もいるほどでした

結構繁盛していたバーでしたが

コンドミニアム建設のため

バー群は取り壊しになってしまいます

バーの馴染みの客でベルギー人の

Ｃが新たにバーをオープンすると

いうことで、うちのヨメとＭさんが

キャッシャーということで移りました

２００５年のことでした

このＣとタイ人嫁のＰは

昔からよく知っている人物で

二人とも良い人柄で

うちのヨメとＭさんを

大事にしてくれていました

ここもなかなか盛況で

馴染みの客で賑わっています。

ブヒブヒもその一人、

というよりヨメを迎えに行ってました

馴染みの客の一人ＪがＭさんを

たいそう気に入ってしまいます。

毎晩来てはＭさんを口説きます。

私はＭとＮが相思相愛の夫婦で

子供も２人いるので無理だと思っていました。

しかしなんとＭはＮさんと別れ

この英国人Ｊを選びました。

当時、Ｎさんは収入が不安定で

お金のことでよくケンカしていた

とは聞いておりましたが、

まさかお金が愛に勝つとは・・・

二人の子供はＮさんに引き取られ、
Ｍさんは小さなコンドミニアムを
買ってもらいこの中年男性Ｊと
暮らしていました。　しかし
この男の身勝手さをよくうちのヨメに
電話してきて不満を漏らしておりました。

そして突然の訃報・・・
Ｍさんがお葬式の時に流したあの涙は
自責の念からなのか　それとも
後悔からなのか・・・

この旅行記へのコメント （2）

• Elliott-7さん 2010/10/04 09:43:01

  おはようさんです・・・

  ブヒブヒさん
  
  ”暑さ寒さも彼岸まで・・”と言いますが、
  
  こちらはやっと暑さも遠のき秋の気配を感じるような時候に
  
  なりましたよ、
  
  貴兄の旅行記には関心をもって拝見しています。
  
  そちらの葬儀の様子、タイ人の体型、生活様式、食生活など・・・
  
  葬儀は日本と同じ火葬なんですね、初めて知りました、
  
  身内の死で悲しむ遺族のお気持ちもよく伝わってきましたよ、
  
  お邪魔しました・・・・
  
  
  　　　　　　　　　　　from Elliott-7
  
  
  
  

  ブヒブヒさん からの返信 2010/10/04 14:05:06

  RE: おはようさんです・・・どうもどうも♪

  Elliott-7先輩、こんにちはです。
  
  > こちらはやっと暑さも遠のき秋の気配を感じるような時候になりましたよ、
  
  パタヤは連日夜になると雨。　あと１週間くらいで雨季が明けそうです。
  
  > 葬儀は日本と同じ火葬なんですね、初めて知りました、
  
  そうなんです、火葬なんです。　お骨はお寺の祠やお堂の敷地内の
  地下の筒みたいなところに安置するんです。　よく見ると名前だとか
  写真なんかがその近くに飾られています。
  ですが華人系のタイ人は土葬なんです。　これは小生の拙稿　↓
  
  http://4travel.jp/traveler/thaibikegolf/album/10455235/
  
  に書いてありますのでご参照ください。
  
  > 身内の死で悲しむ遺族のお気持ちもよく伝わってきましたよ、
  
  この記事、４トラにはなじまないかとも思いましたが、タイの冠婚葬祭の
  紹介、そして経済的困窮が愛をも捻じ曲げてしまう現実を訴えたくて
  書いてみました。　思ったほど反響なくてがっかりしていたのですが
  Elliott-7先輩のこの書き込みで書いてよかったと、ホッとしています。
  
  　　目隠ししているとはいえヨメの写真が恥ずかしい　ブヒブヒより(*'(OO)'*)ﾌﾞﾋ