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<寺巡り><br />下賀茂神社~東福寺(方丈園)~即宗院~龍吟庵~妙心寺~化野念仏寺~鳥居本~広隆寺~大覚寺<br /><br />広隆寺と言えば国宝・弥勒菩薩像!何度も前を通ってるのですが、今回が初めての入山です。<br /><br />■創建は推古天皇の時代まで遡る京都で最古の寺<br /> この寺の創建にかかわる逸話が『日本書紀』に記されている。603年(推古11)11月聖徳太子は群臣を前にして、「私は尊い仏像を持っている。だれかこの仏を祀るものはいないか」と尋ねられた。そのとき秦河勝(はたのかわかつ)が「私が祀りましょう」と名乗りで、仏像を拝領した。そして、その仏像を祀るために建てた寺が、今の広隆寺の前身である蜂岡寺である、というのだ。 <br /><br /> 836年(承和3)作成の『広隆寺縁起』は、別の創建伝承を伝えている。あるとき聖徳太子は秦河勝に次のような話をした。「私は昨夜、不思議な夢をみた。香ばしい香りに満ちた桂(かつら)の林の中に大きな枯れ木があり、五百羅漢がその下に集まってお経を読んでいる。枯れ木からは大光明が放ち、羅漢の読経が微妙な声で仏法を説いているように聞こえ、まことに格別な霊地に思えた」。すると、河勝は「その場所は我々が住む葛野(かどの)です」と答え、その場所へ聖徳太子を案内した。そこでは、大きな桂の枯れ木の周りを無数の蜂が飛んでいて、その蜂の群は羅漢が説法しているように見えた。そこで、仮宮殿を造って楓野(かえでの)別宮となずけ、河勝に命じて蜂岡寺を建立させた。楓野別宮は桂宮院のことであり、現在の建物は鎌倉時代の再建だが、国宝建造物として広隆寺の奥に建っている。 <br /><br />『広隆寺縁起』は、蜂岡寺はもともと葛野郡九条川原里・同荒見社里にあったが、それを現在の地に移したと伝える。京都市北区白梅町にある北野廃寺が蜂岡寺の旧地であるとする説がある。しかし、二つの寺から出土する創生期の瓦の様相が異なっており、7世紀前半に別の寺として成立していたとする説もある。 <br />(資料参照)<br /><br />

錦繍の古都・寺巡り!⑧<広隆寺>

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2009/11/21 - 2009/11/23

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3

21

風遊

風遊さん

<寺巡り>
下賀茂神社~東福寺(方丈園)~即宗院~龍吟庵~妙心寺~化野念仏寺~鳥居本~広隆寺~大覚寺

広隆寺と言えば国宝・弥勒菩薩像!何度も前を通ってるのですが、今回が初めての入山です。

■創建は推古天皇の時代まで遡る京都で最古の寺
 この寺の創建にかかわる逸話が『日本書紀』に記されている。603年(推古11)11月聖徳太子は群臣を前にして、「私は尊い仏像を持っている。だれかこの仏を祀るものはいないか」と尋ねられた。そのとき秦河勝(はたのかわかつ)が「私が祀りましょう」と名乗りで、仏像を拝領した。そして、その仏像を祀るために建てた寺が、今の広隆寺の前身である蜂岡寺である、というのだ。

 836年(承和3)作成の『広隆寺縁起』は、別の創建伝承を伝えている。あるとき聖徳太子は秦河勝に次のような話をした。「私は昨夜、不思議な夢をみた。香ばしい香りに満ちた桂(かつら)の林の中に大きな枯れ木があり、五百羅漢がその下に集まってお経を読んでいる。枯れ木からは大光明が放ち、羅漢の読経が微妙な声で仏法を説いているように聞こえ、まことに格別な霊地に思えた」。すると、河勝は「その場所は我々が住む葛野(かどの)です」と答え、その場所へ聖徳太子を案内した。そこでは、大きな桂の枯れ木の周りを無数の蜂が飛んでいて、その蜂の群は羅漢が説法しているように見えた。そこで、仮宮殿を造って楓野(かえでの)別宮となずけ、河勝に命じて蜂岡寺を建立させた。楓野別宮は桂宮院のことであり、現在の建物は鎌倉時代の再建だが、国宝建造物として広隆寺の奥に建っている。

『広隆寺縁起』は、蜂岡寺はもともと葛野郡九条川原里・同荒見社里にあったが、それを現在の地に移したと伝える。京都市北区白梅町にある北野廃寺が蜂岡寺の旧地であるとする説がある。しかし、二つの寺から出土する創生期の瓦の様相が異なっており、7世紀前半に別の寺として成立していたとする説もある。
(資料参照)

  • 11月22日は「聖徳太子御火焚祭」<br />聖徳太子御火焚祭は、聖徳太子建立日本七大寺の一つ広隆寺で11月22日(聖徳太子の命日)に行われる護摩木供養です。当日のみ通常非公開の聖徳太子像が公開される。<br />

    11月22日は「聖徳太子御火焚祭」
    聖徳太子御火焚祭は、聖徳太子建立日本七大寺の一つ広隆寺で11月22日(聖徳太子の命日)に行われる護摩木供養です。当日のみ通常非公開の聖徳太子像が公開される。

  • <美術史より写真拝借><br />■何回も火災を免れてきた仏像たち<br />弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒) <br /> 広隆寺には、仏像だけでも国宝が17体、重要文化財が31体もある。この寺は818年と1150年に火災にあって創建時の諸堂はことごとく失われた。それにもかかわらず、これだけ多くの仏像が護られてきたことは、奇跡に近い。新霊宝殿には50数体の仏像が安置されていて、一度に参拝することができる。その中に、宝冠弥勒の名で親しまれている弥勒菩薩半跏像がある。国宝1号に指定された優美な弥勒像である。弥勒菩薩は56億7000万年後にこの世に現れ、人々を救うという未来仏である。半跏像は右手の指を頬に近づけ、まっすぐに下ろした左足に右足首をのせて、衆生の救済方法を思案している姿であるという。聖徳太子が河勝に授けた仏像は、この宝冠菩薩とされている。赤松で造られているため、朝鮮半島からの渡来仏であるという説がある。 <br /><br /> 実は、広隆寺にはもう一体の弥勒菩薩半跏像が安置されている。やはり国宝であるが、幾分憂いを含んだ表情をしているため、「泣き弥勒」の名で知られている。この仏像も朝鮮半島からの渡来仏であるとする説がある。『日本書紀』によれば、623年(推古31)7月新羅の使節が来朝して、仏像1体および金塔と舎利を献上した。これらの献上品のうち仏像は蜂岡寺に安置し、その他は四天王寺に納めた、<br /> <br /><br />  <br />

    <美術史より写真拝借>
    ■何回も火災を免れてきた仏像たち
    弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)
     広隆寺には、仏像だけでも国宝が17体、重要文化財が31体もある。この寺は818年と1150年に火災にあって創建時の諸堂はことごとく失われた。それにもかかわらず、これだけ多くの仏像が護られてきたことは、奇跡に近い。新霊宝殿には50数体の仏像が安置されていて、一度に参拝することができる。その中に、宝冠弥勒の名で親しまれている弥勒菩薩半跏像がある。国宝1号に指定された優美な弥勒像である。弥勒菩薩は56億7000万年後にこの世に現れ、人々を救うという未来仏である。半跏像は右手の指を頬に近づけ、まっすぐに下ろした左足に右足首をのせて、衆生の救済方法を思案している姿であるという。聖徳太子が河勝に授けた仏像は、この宝冠菩薩とされている。赤松で造られているため、朝鮮半島からの渡来仏であるという説がある。

     実は、広隆寺にはもう一体の弥勒菩薩半跏像が安置されている。やはり国宝であるが、幾分憂いを含んだ表情をしているため、「泣き弥勒」の名で知られている。この仏像も朝鮮半島からの渡来仏であるとする説がある。『日本書紀』によれば、623年(推古31)7月新羅の使節が来朝して、仏像1体および金塔と舎利を献上した。これらの献上品のうち仏像は蜂岡寺に安置し、その他は四天王寺に納めた、



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この旅行記へのコメント (3)

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  • ゆうこママさん 2010/02/07 19:56:18
    広隆寺の祭り
    はじめまして。
    いつかは行きたいと願っている「聖徳太子御火焚祭」。
    これほどまでに大きな火をたくとは驚きでした。旅行記を拝見し、ますます行きたくなりました。
  • yukibxさん 2009/12/02 07:27:49
    紅葉の広隆寺
    風遊さん、こんにちわ。

    紅葉の広隆寺の旅行記を、特別な気持ちで、拝読しました。
    というのも、今年の春にいって、数々の素晴らしい仏像を
    拝み、そのあと、静かなお庭で暑さを凌ぎ、しばらく休みました。
    その時、心からほっとしたことを、思い起こしたからです。

    あの時は桜のシーズンでしたが、旅行記には紅葉した庭が
    見られ、嬉しかったです。

    ありがとうございました。

    yukibx

    風遊

    風遊さん からの返信 2009/12/03 08:27:41
    RE: 紅葉の広隆寺
    > 風遊さん、こんにちわ。
    >
    > 紅葉の広隆寺の旅行記を、特別な気持ちで、拝読しました。
    > というのも、今年の春にいって、数々の素晴らしい仏像を
    > 拝み、そのあと、静かなお庭で暑さを凌ぎ、しばらく休みました。
    > その時、心からほっとしたことを、思い起こしたからです。
    >
    > あの時は桜のシーズンでしたが、旅行記には紅葉した庭が
    > 見られ、嬉しかったです。
    >
    > ありがとうございました。
    >
    > yukibx

    >yukibxさん。おはようございます。

    >訪問ありがとうございます。

    >当日は聖徳太子命日の御火焚祭にあう事が出来、又この日に限りの秘仏聖 徳太子像も本堂にて拝観する事が出来き感動の日でした。

    >大好きな京都、四季折々の感動を与えてくれます。

    >日一日と寒さが増してきますが、寒さにも負けず旅行記をUpしてくださ い。

    >待ってまーす!

    >風遊

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