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 JR鎌倉駅から一番近い寺が大巧寺(だいぎょうじ)である。小さな寺なので1万分の1の地図には記載されていない。安産祈願の寺、「おんめさま」として知られている。若宮大路に向けて入り口を作ってはいけない規則があったため、若宮大路側には裏門がある。早朝に裏門が開くと、毎日駅入口の信号を渡って近所のOLやサラリーマンが鎌倉駅へと近道に使っている。鎌倉の観光案内の各種出版物にも記載されていないために全く知られていないのだが、この寺の小さな本堂の天井絵は見るべき価値がある。室町時代に描かれたものだと寺の若い(二十歳過ぎ)の娘さん(寺の従業員)が教えてくれた。「どうぞ中に入ってご覧下さい。」と言われて本堂に上がった。天井には極彩色の木彫り絵が7行9列(7×9)計63枚もある。壮観である。まずは鎌倉寺社巡りの一押しがこれである。<br /> 中には梟(フクロウ)も描かれていて驚いた。中世においては、狼と梟は邪悪な心を持つ動物として嫌われていたはずなのに。私も小学生の頃、家の東側にある神社(雷(いかずち)神社)の裏の谷で梟の子供を捕まえて、毎日蛙やドジョウなどの餌を与えて飼っていたのだが、いつまで経ってもなつかずに、手や腕を爪で引っかかれたものだ。とうとう成鳥になったので放してやった。今でも実家に帰ると、春には夜中に「ホー、ホー」と泣き声が聞こえるが、あの梟の何代後の子孫であろうか。烏の絵もある。今では嫌われ者の鳥と言えば烏であるが、昔はそうではなかったのでしょうか。子供の頃、近所に烏を飼っている人がいたが物まねをしたりして九間鳥のようであった。他には、今でも好かれている雀や鶴、チャボ、鶏、不如帰、鷺、孔雀、鳩、山鳥、鴨、水鳥、鷹(鷲)、隼などの鳥、亀、兎や鼬(いたち)などの小動物、鯉、松、竹、梅、もみじ、楓、蓮、椿、牡丹、たんぽぽ(シロバナタンポポ)などが描かれている。<br /> 奉納者を見ると相模の国に限定され、横浜市戸塚や三浦半島の浦賀や津久井浜、長沢辺りまでで、横浜市でも武蔵の国にまでになるとほとんど無くなる。大巧寺は境内にお墓もなく、檀家はなさそうであるから、地場地域、せいぜい相模国鎌倉郡で信者が多かったのであろう。なお、奉納者札の紙片の残りも良く、戸塚宿や長谷新宿の地名も見え、室町期までは遡らないように感じられた。江戸時代後期・幕末頃までに奉納されたのであろうか。<br /> 付け加えると本堂入り口の欄間には龍が彫られている。<br />

鎌倉大巧寺(だいぎょうじ)(おんめさま)の天井絵

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2009/10 - 2009/10

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 JR鎌倉駅から一番近い寺が大巧寺(だいぎょうじ)である。小さな寺なので1万分の1の地図には記載されていない。安産祈願の寺、「おんめさま」として知られている。若宮大路に向けて入り口を作ってはいけない規則があったため、若宮大路側には裏門がある。早朝に裏門が開くと、毎日駅入口の信号を渡って近所のOLやサラリーマンが鎌倉駅へと近道に使っている。鎌倉の観光案内の各種出版物にも記載されていないために全く知られていないのだが、この寺の小さな本堂の天井絵は見るべき価値がある。室町時代に描かれたものだと寺の若い(二十歳過ぎ)の娘さん(寺の従業員)が教えてくれた。「どうぞ中に入ってご覧下さい。」と言われて本堂に上がった。天井には極彩色の木彫り絵が7行9列(7×9)計63枚もある。壮観である。まずは鎌倉寺社巡りの一押しがこれである。
 中には梟(フクロウ)も描かれていて驚いた。中世においては、狼と梟は邪悪な心を持つ動物として嫌われていたはずなのに。私も小学生の頃、家の東側にある神社(雷(いかずち)神社)の裏の谷で梟の子供を捕まえて、毎日蛙やドジョウなどの餌を与えて飼っていたのだが、いつまで経ってもなつかずに、手や腕を爪で引っかかれたものだ。とうとう成鳥になったので放してやった。今でも実家に帰ると、春には夜中に「ホー、ホー」と泣き声が聞こえるが、あの梟の何代後の子孫であろうか。烏の絵もある。今では嫌われ者の鳥と言えば烏であるが、昔はそうではなかったのでしょうか。子供の頃、近所に烏を飼っている人がいたが物まねをしたりして九間鳥のようであった。他には、今でも好かれている雀や鶴、チャボ、鶏、不如帰、鷺、孔雀、鳩、山鳥、鴨、水鳥、鷹(鷲)、隼などの鳥、亀、兎や鼬(いたち)などの小動物、鯉、松、竹、梅、もみじ、楓、蓮、椿、牡丹、たんぽぽ(シロバナタンポポ)などが描かれている。
 奉納者を見ると相模の国に限定され、横浜市戸塚や三浦半島の浦賀や津久井浜、長沢辺りまでで、横浜市でも武蔵の国にまでになるとほとんど無くなる。大巧寺は境内にお墓もなく、檀家はなさそうであるから、地場地域、せいぜい相模国鎌倉郡で信者が多かったのであろう。なお、奉納者札の紙片の残りも良く、戸塚宿や長谷新宿の地名も見え、室町期までは遡らないように感じられた。江戸時代後期・幕末頃までに奉納されたのであろうか。
 付け加えると本堂入り口の欄間には龍が彫られている。

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  • 小さな大巧寺(おんめさま)本堂はいつも入り口戸が30cm程度開け放たれている。いつでもウェルかめなのである。稀に参拝者が本堂に上がると戸を閉め切って帰られる場合がある。本堂の後150mでJR鎌倉駅の改札です。Suicaをチェック。

    小さな大巧寺(おんめさま)本堂はいつも入り口戸が30cm程度開け放たれている。いつでもウェルかめなのである。稀に参拝者が本堂に上がると戸を閉め切って帰られる場合がある。本堂の後150mでJR鎌倉駅の改札です。Suicaをチェック。

  • 菊、牡丹、梅、松。寄進者は戸塚宿六丁目内山仁右エ門。<br />鎌倉では、建長寺法堂(徳川二代将軍秀忠の御台所お江の方の四代目の御霊屋を移築)と光明寺本堂内陣には天井絵が見られるが、彩色された平面絵である(。また、常楽寺仏殿には龍の天井絵がある)。ここ大巧寺の天井絵は極彩色の木彫り絵である。日本語では絵画と彫刻、木彫りは未だ分けられているようで、このような極彩色の木彫り絵を端的に表す言葉は見つからなかった。  

    菊、牡丹、梅、松。寄進者は戸塚宿六丁目内山仁右エ門。
    鎌倉では、建長寺法堂(徳川二代将軍秀忠の御台所お江の方の四代目の御霊屋を移築)と光明寺本堂内陣には天井絵が見られるが、彩色された平面絵である(。また、常楽寺仏殿には龍の天井絵がある)。ここ大巧寺の天井絵は極彩色の木彫り絵である。日本語では絵画と彫刻、木彫りは未だ分けられているようで、このような極彩色の木彫り絵を端的に表す言葉は見つからなかった。  

  • 紫陽花に舞う小鳥。奉納者は浦賀古町山之内喜助。

    紫陽花に舞う小鳥。奉納者は浦賀古町山之内喜助。

  • 2羽の鳥。奉納者は滲んで判読できない。

    2羽の鳥。奉納者は滲んで判読できない。

  • 4羽の岩燕と水紋。寄進者は堀之内里中。

    4羽の岩燕と水紋。寄進者は堀之内里中。

  • 飛龍。奉納者は浦賀 石川亀吉、風間鉄五郎、松尾誠信。

    飛龍。奉納者は浦賀 石川亀吉、風間鉄五郎、松尾誠信。

  • ウェルかめの海亀ですね。これも寄進者は堀之内里中。

    ウェルかめの海亀ですね。これも寄進者は堀之内里中。

  • 柳に鷺。寄進者札はない。

    柳に鷺。寄進者札はない。

  • 蓮の花と蓮の葉に止まる小鳥。寄進者札が滲んで判読できず。

    蓮の花と蓮の葉に止まる小鳥。寄進者札が滲んで判読できず。

  • 咲き誇る牡丹花と蕾に舞う鳥。奉納者は上山田村 大沢講中。

    咲き誇る牡丹花と蕾に舞う鳥。奉納者は上山田村 大沢講中。

  • 泳ぐ鯉。奉納者は横須賀 江戸屋喜八、堀尾氏、三村富吉、山佐屋徳次郎。

    泳ぐ鯉。奉納者は横須賀 江戸屋喜八、堀尾氏、三村富吉、山佐屋徳次郎。

  • 椿の花と鳥。寄進者は神谷講中。

    椿の花と鳥。寄進者は神谷講中。

  • 紅葉に雲と三日月。寄進者は神奈川 鐘鷹。

    紅葉に雲と三日月。寄進者は神奈川 鐘鷹。

  • 雉。寄進者は山崎村 石渡三良左エ門と堀之内 長嶋藤左エ門。

    雉。寄進者は山崎村 石渡三良左エ門と堀之内 長嶋藤左エ門。

  • 竹林に遊ぶ雀のつがい。寄進者は田戸村 山崎村 大津村 信者中。

    竹林に遊ぶ雀のつがい。寄進者は田戸村 山崎村 大津村 信者中。

  • 鼬に山葡萄。寄進者は長谷村 石渡篤蔵 松岡常吉 前田喜八。

    鼬に山葡萄。寄進者は長谷村 石渡篤蔵 松岡常吉 前田喜八。

  • 山鳥にたんぽぽ。奉納者は長谷村 村田詫助 前田喜右エ門 加藤屋九二郎。<br />菊ではなく、菊科のシロバナタンポポであろう。セイヨウタンポポが入ってくる横浜開港以前(江戸時代)まではたんぽぽと言えばシロバナタンポポであった。

    山鳥にたんぽぽ。奉納者は長谷村 村田詫助 前田喜右エ門 加藤屋九二郎。
    菊ではなく、菊科のシロバナタンポポであろう。セイヨウタンポポが入ってくる横浜開港以前(江戸時代)まではたんぽぽと言えばシロバナタンポポであった。

  • 梅に戯れる青い鳥2羽。奉納者は上山口村 永沢三佐エ門、同庄次郎、同彦○佐エ門、同○佐エ門。

    梅に戯れる青い鳥2羽。奉納者は上山口村 永沢三佐エ門、同庄次郎、同彦○佐エ門、同○佐エ門。

  • 木に止まる赤い鳥。奉納者は池上 島本富左エ門。

    木に止まる赤い鳥。奉納者は池上 島本富左エ門。

  • 桜の木に止まる雉。奉納者は横須賀新町 松○○屋 ○○○。

    桜の木に止まる雉。奉納者は横須賀新町 松○○屋 ○○○。

  • 木に止まる梟(フクロウ)と飛ぶ小鳥。奉納者は戸塚和田村 信者中。

    木に止まる梟(フクロウ)と飛ぶ小鳥。奉納者は戸塚和田村 信者中。

  • 鶏と雀。奉納者は横須賀 大佛信蔵 鈴木新吉。

    鶏と雀。奉納者は横須賀 大佛信蔵 鈴木新吉。

  • 梅に鶯2羽。奉納者は上飯田村 信者中。

    梅に鶯2羽。奉納者は上飯田村 信者中。

  • 松に鷹。奉納者は横須賀 石屋安兵衛、大友徳兵エ、新広弥七。

    松に鷹。奉納者は横須賀 石屋安兵衛、大友徳兵エ、新広弥七。

  • 松と尾の長い青い鳥。奉納者は林村小和田信者中。

    松と尾の長い青い鳥。奉納者は林村小和田信者中。

  • 降り立つ鶴。奉納者札は剥離してない。

    降り立つ鶴。奉納者札は剥離してない。

  • 木に止まる雉。奉納者は(走)水信者中。

    木に止まる雉。奉納者は(走)水信者中。

  • 梅に鶯のつがい。奉納者は林村飯野清助。

    梅に鶯のつがい。奉納者は林村飯野清助。

  • 山里で弓矢で追われる鳥。奉納者は馬堀信者中。

    山里で弓矢で追われる鳥。奉納者は馬堀信者中。

  • 松の木の上を飛ぶ梟(フクロウ)。奉納者は浦賀 野比 信者中。

    松の木の上を飛ぶ梟(フクロウ)。奉納者は浦賀 野比 信者中。

  • 桜の花の下で泳ぐ鴨のつがい。奉納者は戸塚宿二丁目 内山仁兵衛。

    桜の花の下で泳ぐ鴨のつがい。奉納者は戸塚宿二丁目 内山仁兵衛。

  • 木に止まる白い鷹(鷺?)。奉納者は横須賀 清水兼助、小原豊吉、石渡忠八、忍一兼。

    木に止まる白い鷹(鷺?)。奉納者は横須賀 清水兼助、小原豊吉、石渡忠八、忍一兼。

  • 松の木にかけた巣に3羽の雛と鶴の親鳥。奉納者札はない。

    松の木にかけた巣に3羽の雛と鶴の親鳥。奉納者札はない。

  • 松。奉納者札はない。

    松。奉納者札はない。

  • 松に黒鶴。奉納者札はない。

    松に黒鶴。奉納者札はない。

  • 松。奉納者は観の(音)崎 石渡論右エ門 四枚つき。

    松。奉納者は観の(音)崎 石渡論右エ門 四枚つき。

  • 竹林に遊ぶ3羽の雀。奉納者は横須賀 ホ里や(彫屋)金蔵。職人には苗字がなく、職種で呼ばれていた。

    竹林に遊ぶ3羽の雀。奉納者は横須賀 ホ里や(彫屋)金蔵。職人には苗字がなく、職種で呼ばれていた。

  • 木に止まる鷹。奉納者は戸塚宿鈴木儀兵衛。

    木に止まる鷹。奉納者は戸塚宿鈴木儀兵衛。

  • 飛ぶ鴨と2羽の燕。奉納者は横須賀 角井えて、みや、ふき、加衛。

    飛ぶ鴨と2羽の燕。奉納者は横須賀 角井えて、みや、ふき、加衛。

  • 飛ぶ鳳凰。奉納者は上飯田 飯島傳兵衛、遠藤四郎右エ門、三橋忠兵衛。

    飛ぶ鳳凰。奉納者は上飯田 飯島傳兵衛、遠藤四郎右エ門、三橋忠兵衛。

  • 木に垂直に止まる啄木鳥。奉納者は横須賀 野田弥三郎、嶋崎吉兵衛、石黒八右エ門。

    木に垂直に止まる啄木鳥。奉納者は横須賀 野田弥三郎、嶋崎吉兵衛、石黒八右エ門。

  • 梅につがいの鶯。奉納者札はない。

    梅につがいの鶯。奉納者札はない。

  • 竹林に遊ぶつがいの雀。奉納者は長谷新宿 加藤喜助。

    竹林に遊ぶつがいの雀。奉納者は長谷新宿 加藤喜助。

  • つがいの水鳥。奉納者は戸塚宿矢部 成田伊兵衛。

    つがいの水鳥。奉納者は戸塚宿矢部 成田伊兵衛。

  • 竹林で遊ぶつがいの雀。奉納者札はない。

    竹林で遊ぶつがいの雀。奉納者札はない。

  • 赤い花が咲く木の横を飛ぶ隼。奉納者は長沢村 津久井村住人。

    赤い花が咲く木の横を飛ぶ隼。奉納者は長沢村 津久井村住人。

  • 梅の木で戯れるつがいの雀。奉納者は片瀬村 上州屋吉蔵、嶋屋平吉、角屋致右エ門、扇屋儀兵衛、榎屋仁蔵。

    梅の木で戯れるつがいの雀。奉納者は片瀬村 上州屋吉蔵、嶋屋平吉、角屋致右エ門、扇屋儀兵衛、榎屋仁蔵。

  • 木の実に集まる鳥2羽。奉納者は松永豊長、○○ ○儀○(判読できず)。

    木の実に集まる鳥2羽。奉納者は松永豊長、○○ ○儀○(判読できず)。

  • 木の実に集まる鳥2羽。奉納者は横須賀 松崎卯兵衛、今村善六、倉田。

    木の実に集まる鳥2羽。奉納者は横須賀 松崎卯兵衛、今村善六、倉田。

  • 竹林のチャボのつがい。奉納者は大津村 石渡いさ りせ。

    竹林のチャボのつがい。奉納者は大津村 石渡いさ りせ。

  • たんぽぽの咲く野で遊ぶ2羽の雀。奉納者は公田村 石渡豊左エ門。<br />このたんぽぽも煤けてはいるがシロバナタンポポであろう。

    たんぽぽの咲く野で遊ぶ2羽の雀。奉納者は公田村 石渡豊左エ門。
    このたんぽぽも煤けてはいるがシロバナタンポポであろう。

  • 木に止まり休む白い鷲。奉納者は横須賀 佐野長、堀田梅吉、福嶋藤吉、魚 通。

    木に止まり休む白い鷲。奉納者は横須賀 佐野長、堀田梅吉、福嶋藤吉、魚 通。

  • 菊の蜜を吸う2匹の黒アゲハ。奉納者は戸塚宿四丁目内山善蔵。

    菊の蜜を吸う2匹の黒アゲハ。奉納者は戸塚宿四丁目内山善蔵。

  • 戯れる2羽の鳥。奉納者は横須賀 村田直吉、かしや圀次郎、ならや磯蔵。

    戯れる2羽の鳥。奉納者は横須賀 村田直吉、かしや圀次郎、ならや磯蔵。

  • 菖蒲に集まる1羽の青い鳥。奉納者は戸塚宿 中西勝右エ門、同町金子みつ、同町三浦とく、長谷村 鶴見きく。

    菖蒲に集まる1羽の青い鳥。奉納者は戸塚宿 中西勝右エ門、同町金子みつ、同町三浦とく、長谷村 鶴見きく。

  • 竹林に遊ぶ2羽の雀。奉納者札はない。<br />

    竹林に遊ぶ2羽の雀。奉納者札はない。

  • 椿の木に止まる1羽の黒い鳥。奉納者札は判読できない。

    椿の木に止まる1羽の黒い鳥。奉納者札は判読できない。

  • 楓の木に止まり戯れる4羽の小鳥。奉納者は5名であるがなかなか判別できない。

    楓の木に止まり戯れる4羽の小鳥。奉納者は5名であるがなかなか判別できない。

  • 椿の木で戯れる小鳥たち。奉納者は戸塚宿矢部町伴十安衛。

    椿の木で戯れる小鳥たち。奉納者は戸塚宿矢部町伴十安衛。

  • 梅に戯れる1羽の鶯。奉納者札はない。

    梅に戯れる1羽の鶯。奉納者札はない。

  • 飛ぶ1羽の鴨。奉納者は走水信者中。

    飛ぶ1羽の鴨。奉納者は走水信者中。

  • 飛び跳ねる兎。奉納者は横須賀 松月堂 現金屋 本郷長吉 山崎市右エ門。

    飛び跳ねる兎。奉納者は横須賀 松月堂 現金屋 本郷長吉 山崎市右エ門。

  • 赤い実を食べにきた烏。奉納者は横須賀 三富屋利右エ門、菊原屋熊吉。

    赤い実を食べにきた烏。奉納者は横須賀 三富屋利右エ門、菊原屋熊吉。

  • 花の蜜を吸う鴨。奉納者は堀之内村 岩瀬四郎兵衛。

    花の蜜を吸う鴨。奉納者は堀之内村 岩瀬四郎兵衛。

  • 63枚全てが見られるように並べましたが、ピンボケも多く、醜いものも多いので悪しからず。実際にはこのように、ずらりと天井絵が並んでいます。ぜひ現地で自分の目で確認して下さい。奈良や京都では見られない天井絵であることが理解されたと思います。<br />鎌倉に行ってこれを見ない手はないでしょう。

    63枚全てが見られるように並べましたが、ピンボケも多く、醜いものも多いので悪しからず。実際にはこのように、ずらりと天井絵が並んでいます。ぜひ現地で自分の目で確認して下さい。奈良や京都では見られない天井絵であることが理解されたと思います。
    鎌倉に行ってこれを見ない手はないでしょう。

  • 入り口左側木鼻。

    入り口左側木鼻。

  • 入り口欄間の龍の彫刻。

    入り口欄間の龍の彫刻。

  • 入り口右側木鼻。

    入り口右側木鼻。

  • 大巧寺裏門入り口(若宮大路)に立つ看板。看板は、「その後、お産で苦しむ女性を守護するために、「産女霊神(うぶすめれいじん)を本尊としてお祀りしました。今も安産祈願の寺として、「おんめさま」の愛称で呼ばれ、多くの方が参詣されています。」と結んでいる。

    大巧寺裏門入り口(若宮大路)に立つ看板。看板は、「その後、お産で苦しむ女性を守護するために、「産女霊神(うぶすめれいじん)を本尊としてお祀りしました。今も安産祈願の寺として、「おんめさま」の愛称で呼ばれ、多くの方が参詣されています。」と結んでいる。

  • 「日本の桜名所100若宮大路」の石碑と境界を接して大巧寺があり、横に裏門入り口があります。

    「日本の桜名所100若宮大路」の石碑と境界を接して大巧寺があり、横に裏門入り口があります。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 夏への扉さん 2009/11/07 23:53:43
    お参りしたことがあります。
    ドクターキムルさん、お返事ありがとうございます。
    大巧寺の天井絵のことを書かれていたので、こちらの旅行記見に来て
    あの大巧寺だと気づきました。

    私の妊娠がわかると、母が、おんめさまに行って来ると言って「大巧寺」
    と書かれた小さなお守りをもらって来ていたんです。
    中の紙が赤か白かで女の子、男の子とわかるそうです。

    祖母も母の時にお守りをもらいに行きました。
    母と私の時、合わせて5回なんですが全部当たっていました!
    不思議ですね。

    後日一度だけ、お礼参りにいったのですが、天井絵は気づきませんでした。
    全部撮影されたなんて、すごいですね。
    鮮やかな色彩と多彩な絵のモチーフが面白いです。

    次回鎌倉に行く機会があったら、ぜひ見てこようと思います。
    有益な情報をありがとうございました。

    なつ

    ドクターキムル

    ドクターキムルさん からの返信 2009/11/08 08:09:38
    RE: お参りしたことがあります。
    夏への扉さんへ


    鎌倉駅を利用するときには大巧寺に寄って天井絵を見ています。
    何時行っても本堂に上がる人は皆無です。
    しつぞや両親と赤ちゃんを抱いた若い母親がいらして、
    庫裏でお寺の人に挨拶した後、本堂の前で手を合わせています。
    「本堂に入られたらいかがですか。天井に絵もあり、
    見られたらいいですよ。」と声を掛けると、靴を脱いで
    本堂でお参りしていました。お礼参りということでしたから、
    じかに仏様にお礼を申し上げるのが筋かと思いますが、
    本堂よりも庫裏という感じでした。

    私のように特別に訓練された者(工学博士)でも、
    あるかないか分からない状態で探しても40%しか見つけられなかったり
    (鎌倉鶴岡八幡宮のさざれ石)、あると分かっていても2時間探しても
    見つけられなかったり(湯川家(湯川秀樹)の墓)、あるいは4度
    行ってとうとうお寺の本堂に上がり込んでようやく入り口に辿り着いた
    盛岡報恩寺の五百羅漢などの事例が思い浮かびます。
    そうしたことを減らす意味でもこうした旅行記で情報を
    得ておくことも大切かも知れません。しかもこうしてメールで
    確認することも出来るのですから。

    鎌倉大巧寺には修理が終わるのを見計らってお出かけ下さい。

    行ったら修理中で見られなかったことは何度もありましたから。

        ドクターキムルより


    > ドクターキムルさん、お返事ありがとうございます。
    > 大巧寺の天井絵のことを書かれていたので、こちらの旅行記見に来て
    > あの大巧寺だと気づきました。
    >
    > 私の妊娠がわかると、母が、おんめさまに行って来ると言って「大巧寺」
    > と書かれた小さなお守りをもらって来ていたんです。
    > 中の紙が赤か白かで女の子、男の子とわかるそうです。
    >
    > 祖母も母の時にお守りをもらいに行きました。
    > 母と私の時、合わせて5回なんですが全部当たっていました!
    > 不思議ですね。
    >
    > 後日一度だけ、お礼参りにいったのですが、天井絵は気づきませんでした。
    > 全部撮影されたなんて、すごいですね。
    > 鮮やかな色彩と多彩な絵のモチーフが面白いです。
    >
    > 次回鎌倉に行く機会があったら、ぜひ見てこようと思います。
    > 有益な情報をありがとうございました。
    >
    > なつ
    >

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