2009/06 - 2009/06
71位(同エリア152件中)
サンルカさん
旅に出て初めて迎える朝はいつだって早起きです。
時差ボケも多少はあるのでしょうが、
まだまだ元気があり余っている証拠。
というわけで、朝ご飯の前に散歩に出掛けてみました。
昨晩行った町の中心とは逆に歩いて行くと
見えてきたのは町のはずれの小高い丘。
ネッビオーロ種のぶどう畑が丘の斜面に広がっています。
ぶどう畑に囲まれた小道からはガッティナーラの町が一望。
清々しい朝の光を浴びて、眼下の町もようやく動き始めたようです。
そろそろ朝食の時間ですので宿に戻ることにしましょうか。
今回の旅では毎日朝の散歩をしようとここで決めたものの、
残念ながらその決意は、2日目以降実を結ぶことはなかった……。
朝食後、カンティーナを見学させてもらい早々に宿を出発。
次に向かったのはガッティナーラから30キロほど北上した
ヴァラッロVaralloという町。丘の上にあるサクロ・モンテが目当てです。
以前訪れたオルタ湖畔の町オルタ・サンジュリオで見た、
その不思議な面白さに魅了され、
今回も足を運んでみることにしました。
その帰り道、昨日道路沿いの看板を目にして気になっていた
ラーニャのアウトレットに寄って、下着類をいくつか購入。
高品質のウール製品で有名なメーカーらしいのですが
聞けば最近倒産してしまったみたいです。
ついでにここで水着を購入。よりどり10ユーロでした。
このあと海にも行く予定なので、
どこかで買わねばと思っていたのだ。
ちょうどお昼時を回ったのですが、
クルマはまだガッティナーラにたどり着く手前。
となれば、ここはやっぱり昨晩のリベンジでしょう。
待望のブリオスカに行ってみることにした。
それから向かうのは今夜の宿のあるモンフェッラート。
その途中でショッピングセンターに立ち寄って
水やお菓子を手に入れることにしよう。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
-
6時ごろ目が覚めました。
朝食は8時から。
まだ時間があるので散歩に出かけることにします。
町の外れのロトンダ(ロータリー)には、
ワインの名産地らしく中央に
古いぶどう絞り機が設置されています。 -
“自然を愛しましょう”と呼びかける看板。
これなら文字が読めなくても、
一目で意味が分かりますよね。 -
ズンズン進んでいき線路を渡ります。
ということは、この町にだって
鉄道の駅があるということでしょうか?
当然のように単線なのですね。
1時間に何本くらい通過するのでしょう? -
門から続く道の先に豪邸が見えるのですが
その敷地内は全部ぶどう畑になっています。
名のあるワイン生産者のお宅なのかな。 -
トッレ通りの先には砦の塔があるようです。
それでは、その矢印が示す方向に
進んでいってみることにしましょう。
イタリアでは名所旧跡があると示す標識は
かならず茶色になっていますので、
たくさんの標識が並んでいても
目に付きやすく分かりやすいですね。 -
ぶどう畑の向こうに塔が見えてきました。
直線距離なら近そうだけど
道はぐるりと丘を回って行くようなので、
はたして歩いてたどり着けるのでしょうか? -
なだらかな坂をしばらく登っていくと、
ぶどう畑の先に町が広がるポイントを発見。
この景色を目に焼付けながら、
冷たい朝の空気をたっぷり吸って、
ふたたび坂を登っていきましょう。 -
丘の北側に回り込んできました。
遠くに見える山々のさらに向こうに
雪を抱いたアルプス連峰? が見えています。
あの山々の先はもう、スイスなのでしょうか。 -
だいぶ標高が高くなってきました。
町側とは反対の斜面にも
ぶどう畑がずっと続いています。
そしてその先にはアルプス? の山々が。 -
ようやくたどり着いた丘の上。
古い塔の下までやってきました。
この塔の原型は1000年前に建てられたそうで
ガッティナーラの町を
ずっとここから見守っていたのだろう。 -
今から戻れば朝ご飯の時間にぴったり。
帰りは下り坂なので楽々です。
週末や、秋から冬にかけての
ワインシーズンに営業するであろう、
食堂ルームでの朝ご飯。
テーブルの上にはコーヒーカップに、
パンとジャム類が2人分並んでいます。
やっぱり昨夜の客は我々だけだったみたい。
「イタリアン・ブレークファーストです」と
申し訳なさそうに宿の主人が言うけれど、
普段から朝はパンしか食べていないので
それだけあれば充分ですよ。
たぶん「他に暖かい卵料理はないの?」と聞く
外国からのお客さんが多いのでしょうね。 -
出発の前にカンティーナの中を見せてもらいます。
建物の地上階に並ぶステンレスのタンクの中では、
昨年摘み取られたぶどうが
熟成を進めているのだろうか。 -
建物の地下に案内されると
そこにはワイン熟成中のオーク樽が並んでいた。
写真の反対側に並ぶスロベキア産の大樽で
数カ月熟成してからこの小樽に
移すのだと言っていたような。 -
旅は始まったばかりだけど
早々とワインを2本購入して
ガッティナーラの宿を出発。
今夜泊まる予定のモンフェッラート地方は
ここから南に真っ直ぐの場所にあるのだけど、
そこに行く前にちょっと寄り道。
目的地とは真逆に30キロほどの
ヴァラッロに向かうことにした。
その目的は、町の丘の上に建てられた
サクロ・モンテを訪ねること。 -
ヴァラッロの町にあるインフォメーションで
サクロ・モンテの資料を貰って、
いざ、丘の上へ。
標識に従ってクルマを進めると
ほどなくサクロ・モンテの入り口に到着します。
近くにある駐車場にクルマを止めて、
パーキングチケットを購入しようとしましたが、
どうも機械が作動していない様子です。
平日のこんな時間、たぶん無料なのでしょう。
入り口の隣には歴史のありそうな
立派なホテルが建っています。
レストランも良さそうですね。 -
さておき、サクロ・モンテですが、
起伏のある丘の上の敷地内に
写真のような礼拝堂が43棟も点在しています。
それを順番に巡っていくことで
聖書の教えを知ることができるというものです。
1400年代の終わりに建てられたこれらの建物は、
聖地エルサレムを再現しているそうです。 -
それぞれの礼拝堂の中には、
キリストの受難にまつわる様々な場面が、
陶器の人形と壁のフレスコ画によって
表現されています。
これは有名な最後の晩餐の場面ですね。
ちょっとチープ感が拭えませんが
これはこれで楽しめますよ。 -
中学、高校とキリスト系の学校に通ったにも関わらず、
聖書のストーリーはよく覚えていませんが、
これはたぶん、ゴルゴタの丘に向かうシーンですよね。 -
礼拝堂巡りを途中でひと休み。
広場の外れの展望コーナーからは
ヴァラッロの町が遥か下に見渡せます。
町からのケーブルカーがあるので
クルマが無くても楽に来れるようです。 -
ヴァラッロの町の横を流れるのはセシア川。
そしてここはセシア渓谷。
この川はガッティナーラの脇を越えて
アレッサンドリア付近でポー川に合流します。 -
ふと広場を見下ろすと
小学生の行列がやって来るではないですか。
遠足でしょうね。
信仰の場の静寂が、一瞬にして消え去りました。
そういえば以前のオルタのサクロ・モンテでも
小学生の団体に囲まれましたな。
残りはあと少しなので、
彼らに追い付かれる前に回ってしまおう。 -
起伏に富んだサクロ・モンテを最後まで歩くと
かなり良い運動になります。
時間と共に日差しも強くなり
気温もだいぶ上がってきました。
いよいよ最後は中央の大聖堂です。
正面に描かれているのは
天に昇って行くキリストでしょうか。
とても豪華な演出です。 -
43棟の礼拝堂をぜんぶ見終わり
入り口まで戻ってくると、
1番目の礼拝堂も小学生で囲まれています。
動き回る子供たちを引き連れる先生は
どこの国も変わらず大変そうですね。 -
ヴァラッロからガッティナーラまでは
クルマで40分ほど。
サクロ・モンテからの帰り道、
ラーニャのアウトレットで買い物をしていたら
時間はちょうどお昼になっていた。
またここに戻ってくる予定はなかったけど
せっかく近くにいるのだから
昨夜開いてなかったブリオスカに行くことにします。
お店の中では近所のお兄さんやおじいさんが食事中。
奥のテーブルに案内され、まず飲み物を注文します。
どうもこのお店にはメニューはないみたい。
レジの付近で家族会議をしていた
カメリエーレのお兄さん(たぶん息子さん)が
「ボク、英語が話せないだけど、フランス語は
分かります? ダメ? それではドイツ語は?」
「日本語しか話せませんよ」と答えると
慌ててレジに引き返していきます。
ん、このレストランは外国からの
お客さんはあまり来ないのかな?
次はコックのお父さんとお母さん、
お客さんを交え、みんなでメニューをひとつずつ
英語の単語を思い出しながら説明してくれます。
気持ちは有り難いのですが、普通にイタリア語で
言ってもらったほうが分かりやすいのですけど。 -
そんなこんなで注文したのは
おすすめだという前菜の盛り合わせ。
それとアスパラのリゾットです。
次々と運ばれてくるお皿は
すべてがアンティパストの盛り合わせ。
この地域産のハムにサラミ、バラ肉に始まり
ロビオラ(チーズ)+サルサベルデなど
ピエモンテの名物のオンパレード。
これまでで一番美味しかったヴィッテロ・トンナートもこの周辺でしか食べられませんね。
いうまでもなくリゾットも大変美味。
それでいて値段は田舎のレストラン価格。
ワイン、ドルチェ、カッフェを入れて
ひとり20ユーロでした。
これで思い残すこと無く
ガッティナーラの町をあとにできます。 -
今夜の宿を予約しているのは、
モンフェッラート地方のど真ん中
モンカルボ郊外にあるB&Bです。
その前に、これから必要となる
水を確保しておかなければなりません。
その他、旅に必要なアイテムを購入するため
ショッピングセンターに行くことしましょう。
さっきのレストランで大型SCの場所を聞いたところ
ノバーラ郊外のトレカーテという町にあるそうだ。
でも宿までのルートからほんの少しずれている。
せっかく教えてもらったのだけど、
本来の真っ直ぐ南下するルートを走りながら
途中で見つけることにしよう。
ガッティナーラを出てしばらく走ると
まわりは水田に景色を変える。
この周辺はヴェルチェッリを中心とした
イタリア最大の米生産地帯なのだ。
そのヴェルチェッリの近くで
ショッピングセンターの看板を発見。
ここで水の大きなボトル(2リットル)×6や
ドライブの友になるお菓子などなどを購入。
しばらくイタリアに来なかった間に
失効していた、携帯電話のSIMカードを
買いに携帯電話ショップをのぞいてみたら、
電話本体が30ユーロだったのでついでに購入。
ずいぶん昔に知人から貰った
時代遅れの電話機ともこれでお別れだ。 -
クルマ一台しか通れない道を進み、
最後は木々に覆われた未舗装の道を
ずんずんと走った先にあるB&B。
感じのよいオーナーに迎えられ、
まずはプールやバーベキューコーナーなど
宿の施設を案内してもらう。
一通りの説明が終るといよいよ部屋へ。
石作りの建物の中に入ると
空気がひやっとしてとても気持ちがいい。
細い階段を上った先のトビラを開けると
大きなベットルームがあり、
その先にももうひとつのベットルームが。
「どっちを使ってもいいのよ」
と聞いて、奥の部屋に足を踏み入れると
大きなベランダがあり、その向こうには
モンフェッラートの丘陵が広がっていました。 -
風に吹かれながらゆりかごの椅子に
揺られるのがとっても気持ち良い。
ぶどう畑の先にはモンカルボの町が見えます。
このゆったりした宿で今回は2泊します。
宿泊費は一泊70ユーロ。
B&Bだから当然朝食付きですね。 -
白いタイルが爽やかなバスルームは
スペースもひろびろで開放的。 -
ジャスミンで覆われた玄関トビラから
爽やかな香りが流れ込んできます。
この玄関の右側はキッチンのある
テレビルームになっていました。 -
上の階のベットルーム以外にも
ここも自由に使って良いそうです。
今日は他に使う人がいないので
ここでくつろぐこともできます。
コーヒー、紅茶はもちろんのこと、
フルーツやケーキも用意されています。
キッチンがあるとナイフやフォークが
自由に使えて便利です。 -
ひと休みしたら、近くのモンカルボの町へ。
アスティの北15キロに位置するここは
ぶどう畑に囲まれた小さな町。
トリュフの産地として知られています。
立ち寄ってないので分かりませんが、
城壁のタワーがエノテカになっているのかな。
町はこじんまりとして良い雰囲気ですが、
広場のカフェはドイツ人観光客に
埋め尽くされていました。
夜ご飯のレストランを探したけど
ピンとくる場所がなく他へ移動することにします。
そうそう、B&Bでおすすめのレストランを
聞いてみたところ、近所にとても良い
店があるのだけど今日はお休みなんだって。
「明日やってるからぜひ行ってみて」って
どこかで聞いたことあるセリフだね。 -
以前訪れて気に入った
ポルタコマーロに行ってみることに。
この地域に3軒あるレストランの内
2軒に行ったことがあるので
今回は最後の1軒に行ってみることにします。
とはいえ、そのような予定など無かったので
住所も電話番号も控えてきていない。
名前だけは覚えていたので
とりあえず町にいって聞いてみよう。
町といっても中心地は5分もあれば
一周できてしまう小さな集落で、
どうも、この中にはなさそうだ。
誰かに聞こうにも広場には高校生ぐらいの
若者数人がおしゃべりしているぐらいで、
知っていそうな人がまったくいない。
かろうじてオープンしていたバールで聞いても
そんな名前のレストランは知らないとのこと。
こうなればあとは勘で探し出すしかない。
ということで、クルマで周辺を
グルグルと走り回ってどうにか発見。
町から10分ほど走った場所にありました。
つき出しで出された、甘いタマネギをのせた
ロビオラのエスプーマは美味しいし。
前菜のカルネクルーダも
メインのスティンコ・マイアーレもどれも最高。
ワインは以前見学させてもらった生産者の
ルケを注文。こんなに美味しいのに
日本では売ってないのが残念です。 -
またまたどっぷりと日が暮れてから宿に戻る。
ベランダに出て涼んでいると
遠くから雷鳴が聞こえてきます。
雨が降ってきたようなので
そろそろ寝ることにしましょう。
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