2006/10/11 - 2006/10/20
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kojikojiさん
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トン塞での時間が余ったので、桂林市郊外の「蘆笛岩」の鍾乳洞へ行ってもらいました。昨日の「穿山公園」のものよりは大きな鍾乳洞です。桂林では最大級の鍾乳洞で、この時は驚きましたが、この後の中国の旅ではもっと巨大な鍾乳洞に出会うことになりました。桂林市内に戻るとそのままレストランで夕食になりました。お昼の農家の食事が素晴らしかったのですが、晩御飯は日本人のツアーでも利用する店でした。有名な桂林ビーフンなどの名物料理も食べられたのでよしとします。その後はオプションでお願いしていた両江四湖遊覧ナイトクルーズに行きました。日中は見どころの多い桂林ですが、夜はあまり遊ぶところも無く、ホテルも桂湖湖畔と町中から離れているので時間つぶしの意味もあって予約したのですが、これがライトアップが素晴らしくて思った以上の物でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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トン塞での時間が余ったので行きたかった「蘆笛岩」の鍾乳洞へ行ってもらいました。昨日の「穿山公園」のものよりは大きな鍾乳洞です。
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ここも色とりどりにライトアップしています。日本だと苔やカビの心配から、人がいないと真っ暗にする所が多いようですが、中国はどこの鍾乳洞もお構い無しです。
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カラフルなライトアップは最初違和感がありましたが、今ではこのケバケバしい照明を見ないと中国に来た感じがしません。
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何年か後に秋吉台の鍾乳洞に入りましたが、真っ白すぎて面白みが感じられない体になってしまいました。
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この鍾乳洞は1959年に発見され、当時は入口一面にうっそうと蘆が生い茂っていたそうです。この蘆で笛を作るとよい音色がすることから蘆笛岩と呼ばれるようになったそうです。
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洞内には20以上の観光スポットがあり、代表的な見どころを観光順路に沿ってあげると、「獅嶺朝霞(朝焼けの獅子群)」「高峡飛瀑(滝しぶき)」「瓜菜封收(野菜豊作)」「簾外云天(カーテン越しの青空)」「双柱敬天(天を支える二柱)」「水晶倒影(水晶宮の投影)」「遠望山城(山城を望む)」「葵花峡谷(ひまわりの峡谷)」「倒挂鯉魚(下る鯉)」「雄獅送客(ライオンの見送り)」などがあります。
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一番奥の大広間です。ここはブルーのライトアップが美しいです。
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ものすごい広さに圧倒されます。「水晶宮」と呼ばれる宮殿のようです。
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「水晶倒影(水晶宮の投影)」は池の水に反射して美しい景色です。ニューヨークのマンハッタンのようだとガイドさんは言っていました。
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この蘆笛岩を紹介する写真は必ずここが使われていると思います。諸外国の要人や国賓が桂林に来ると必ず立ち寄るのがこの蘆笛岩なので、別名「国賓洞」とも呼ばれるそうです。
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この後も雲南省の石林や貴州省の竜宮や張家界へと中国の巨大鍾乳洞の旅は続くのでした。
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巨大な赤いカーテンに見送られて鍾乳洞の見学は終わりました。
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桂林市内に戻り、夜の四湖遊覧のチケットを買いに行きました。この地味な塔が夜になるとあんな事になろうとは…。
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杉湖畔にある2つの塔は七重塔が月塔で九重塔が日塔という組み合わせです。
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夕食もツアーに含まれていましたが昼間の料理に比べると普通でした。桂林の街外れの大きなレストランでしたが、日本人の団体ツアーのお客ばかりでした。 料理は有名な桂林ビーフンを中心に、スタンダードな料理が並びます。
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桂林ビーフンはおよそ2300年の歴史があり、秦の始皇帝が中国を統一したときに北方生まれの兵が桂林に大量に派遣されました。昔の主食は北方の人は麦から作られた麺や饅頭を食べ、これに対し南方では米飯を主食としていました。北方の兵は蒸し暑い南方の気候にも、米を主食としての食習慣にも全然慣れませんでした。そこで調理人は主食の食べ方に工夫し、米を砕いて捏ね、丸めて団子にしてから蒸し、それを麺状の形やきしめん状の形に伸ばしました。麺状のものをビーフンと言い、きしめん状のものを切りビーフンと呼びました。これが桂林ビーフンの起源だそうです。
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桂林の夜は特にすることも無いので予約した「四湖遊覧」でしたが、その美しさは思いがけないものでした。ガラス張りの遊覧船に乗りますが、船内からだと写真が撮りにくいので後方の小さなデッキに場所を取りました。もちろん妻は中で座っています。
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川から湖に入りまた川へと飽きさせることのない景色が続きます。少しスロー気味にシャッターを切ると静止画像なのに動いているように見えます。
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両江四湖ナイトクルーズの両江は漓江と桃花江のことで、2つの川を結ぶ杉湖と榕湖と桂湖と木龍湖の4つの湖を巡るクルーズです。1100年前の宋の時代は城壁の外に巡らした堀であり、その後町の湖として拡張されます。
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現在は美しくライトアップされ、またきれいな噴水が設けられたり、飽きることはありません。ここは「音楽噴水」という名前が付けられていました。
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ガラスのパヴィリオンは北京の昆明湖に浮かぶ「清晏舫」と呼ばれる石舫の形を模しています。
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夕方見た日月両塔は湖の中心に建てられ、日塔は銅で造られた9層で41メートルの高さがあります。それに対し月塔はガラスで造られて7層で35メートルの高さがあります。両塔は18メートルの距離があり、地下を水族館で連結しているそうです。
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この辺りから世界の有名な橋に模した橋が続きます。
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「迎賓橋」は調べてみるとハンガリーのブダペストの鎖橋でした。ここで下を下ったお陰で2回ほど行く事が出来ました。もちろん本物の鎖橋とドナウ川のナイトクルーズを楽しみました。
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こちらはサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジです。
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見覚えある橋が見えてきました。そう桂湖飯店の前の橋ということは桂湖に入ります。
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桂湖観光区は宋の時代の堀だった湖です。湖畔ではたくさんの貴重な植物を育て、有名な木、花、草、庭園、橋を一体とした回遊庭園になっています。桂林の4星ホテルの桂湖飯店が美しい姿を浮かべています。このホテルを予約してよかったと思う瞬間です。
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木龍湖観光区は自然な山水と歴史文化を一体とした魅力を見せています。木龍湖の北側では、宋の時代の城壁などの歴史的景観や宋時代の町並みなどの古代の雰囲気にあふれた建築群も建てられました。
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木龍塔は上海の宋の時代の竜華塔を模して作られ、45メートルの高さを誇っています。
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中国北宋の都開封の都城内外の殷賑(にぎわい栄えた)の様を描いた画巻である「清明上河図」の中を流れているような気分になれます。
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「女子民楽表演」という舞台では胡弓などの演奏が奏でられ、風情と郷愁
を感じさせます。台湾の九分の夜景が「千と千尋の神隠し」の舞台ではと言われますが、規模などを考えると、大きな橋があるこちらの方が映画の中に入り込んだ気がします。 -
閘門に入り水位の違う漓江へ出るようです。広州の珠江のナイトクルーズも良かったですが、桂林の両江四湖ナイトクルーズの方が断然良かったです。
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漓江を少し走って解放橋でボートを降りました。もちろんガイドさんと車が迎えてくれました。直接クルーズにも参加できましたが、ホテルまで送ってくれるオプションをお願いしてよかったです。
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