2009/01/30 - 2009/01/31
41位(同エリア98件中)
mingさん
「渓谷を案内するよ。」とインド人が現れた。帰り際に鉱石を買うよう迫られ、戻りバスの出口ではおみやげ屋の兄ちゃんが4時間待ち続けていた。ここはインドであったと改めて実感した。
【生活費】5万円
【飛行機】22万円
【通貨単位】1ルピー=2円
【英語通用度】5人に4人
【旅程】10日間
1/23シェムリアップ
1/24シェムリアップ
1/25シェムリアップ→デリー
1/26デリー
1/27デリー→アーグラー
1/28デリー→アウランガーバード
1/29アウランガーバード→エローラ
1/30アウランガーバード→アジャンター
1/31アウランガーバード→デリー
2/1帰国
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- タクシー
-
(1)『アジャンタ・ツアー』
1/30 8:30ホテルのフロントでツアーバス(=300ルピー)を待っていた。30分ほどして、ツアーの担当者が来て、「ツアーが1人だったため中止になった。」と伝えにきた。
「キャンセルになったが、代わりに自家用車で1000ルピー(=2000円)でアジャンターまではどうだ?」と代わりの提案があった。通常のタクシーのツアーは1200ルピー(=2400円)が相場で、代わりはボロいバスしかないので、そのまま車で出発することにした。 -
(2)『アジャンターのエコバス』
時速80kmで、アウランガーバードを北へ2時間走った。車内にはインドのポップスが流れ、いくつもの小さい街を通り越し、11:00にアジャンターの入口に到着した。
遺跡までさらに4kmほどあり、シャトルバスでに10分ほど乗り、ようやくアジャンターに到着した。 -
(3)『遺跡入口』
アジャンターはエローラよりもコンパクトにまとまっていた。紀元前1世紀と紀元後5世紀の2つの時期に開窟された仏教のみの石窟寺院であった。 -
(4)『第1窟』
第1窟の「蓮華手菩薩」はアジャンター壁画の最高傑作であった。法隆寺金堂の菩薩像の遠いルーツとしても有名であった。
石窟内は遺跡保護のためストロボ撮影が禁止されていた。懐中電灯を買っていったが、ほとんど効果はなかった。 -
(5)『第2窟』
保存状態がよく、天井装飾・壁画が1500年前の状態を保っていた。 -
(6)『第10窟』
第10窟には、1819年に発見したイギリス人騎兵隊のジョン・スミスの落書きがあった。
右の13番目の柱を探していると、「ジョン・スミスのサインはこっちだよ。」と案内の人が教えてくれた。柱に鉛筆のようなもので地味に書かれており、人に聞かないとなかなか発見できなかった。
ジョン・スミスはマドラス駐在の騎兵隊士官で、虎狩りをしていた時に、巨大な虎に襲われてワーグラー渓谷に逃げ込んだ。その際、断崖に細かな装飾が施された馬蹄形のアジャンター遺跡を発見した。7世紀の戦乱により放棄されたアジャンター遺跡は、1000年以上もの間ジャングルに飲み込まれていた。 -
(7)『第17窟』
第17窟には、ブッダから教団を奪おうとするテーヴァダッタが放った狂象も、ブッダの前ではおとなしくなってしまった。という壁画がきれいな状態で残されていた。 -
(8)『第19窟』
第19窟は5世紀にヴァーカータカ帝国の手厚い保護により、豪華なベランダや複雑な装飾に加え、内部の列柱の装飾も美しく作られていた。 -
(9)『第24窟』
第24窟は未完成窟であるが、何十人もの職人がどのように岩を掘り出していったかがわかる石窟であった。 -
(10)『第26窟』
第26窟にはインド最大の涅槃像が横たわっていた。繊細な彫刻が刻まれた柱が並び、第25・26・27複合窟として完成していれば、アジャンター最大の寺院となるはずであった。
しかし、7世紀のヴァーカータカ帝国の崩壊にともなう戦乱のため、開窟途中のまま放棄されてしまった。 -
(11)『ワーグラー渓谷』
3時間で第26窟まで見終わり、展望台に登ることにした。息を切らして階段を登ると、見晴らし小屋にインド人が3人昼寝をしていた。 -
(12)『見晴らし小屋より』
小屋でひと休みしていると、1人のインド人が起き、「奥の渓谷の方が景色がいいから案内するよ。」と言った。16:00の出発まで2時間ほどあったので、一緒に歩くことにした。渓谷としてのアジャンターもなかなかのもので、アジャンターの別の一面を見ることができた。 -
(13)『渓谷プチツアー』
途中から別のインド人1人が一緒についてきた。アジャンターの近くの村からよく散歩に来るとのことだった。
30分ほどワーグラー渓谷の上を一周し、U字の谷を色んな角度から眺めた。第1窟の裏口まで戻った頃、インド人の1人が「アジャンターできれいな石が発掘されるが、石を1個買ってくれ。」と突然言い出した。
怪しいと思っていたが、「そんなことは頼んだ覚えはない。」とお断りし、案内をしてくれたことに対してお礼を告げて、帰りのバスに乗ることにした。 -
(14)『おみやげ屋にて』
バスを降りると、また別のインド人が待ち構えていた。その人は午前中に「アジャンターで採れるきれいな石をあげるよ。だから帰りにうちのおみやげ屋に寄っていって。」と言っていたインド人で、4時間も自分の戻りを待っていた。「全く暇な人だ。」と思いつつ、とりあえず48番のおみやげ屋まで行くことにした。
店には手作りの石細工がずらりと並んでいた。2000ルピー(=4000円)や3000ルピー(=6000円)と、明らかにインドの物価水準とかけ離れていた。
どうやって断ろうかと悩んで、アジャンターと遠く離れたタージ・マハルはないだろうと思い、「タージ・マハルの石細工はあるか?」と尋ねた。店員は隣の店に走り、「5000ルピー(=10000円)だ。」との答えであった。
「明日、日本に帰るからそんなにルピーの持ち合わせがない。」と言い、ようやく店を出ることができた。 -
(15)『アウランガーバード散策』
1/31 インド最終日はアウランガーバードの街をぶらぶらすることにした。部屋を片付け、10:30に旧市街のバザールへと続くアウランガーバード大通りへと出掛けた。
珍しい日本からの客のためか、街の見知らぬ学生から「Hello」と手を振られたり、他の学生から「私はアウランガーバード大学で建築を勉強しています。握手してください。」と言われ、「がんばってね。」と自分でも訳の分らぬ返答をしつつ堅い握手を交わした。 -
(16)『マンゴージュース屋』
土曜日だからか、家庭のためだかわからないが、学生が店を手伝っているのをよく見かけた。道中でマンゴージュース屋があったので、1杯いだだくことにした。マンゴーの缶詰と砕いた氷をミキサーで混ぜたジュースで、31ルピー(=62円)であった。よく冷えていてとてもおいしかったのだが、水道水を使っているため、例にもれず後でお腹の調子は悪くなった。 -
(17)『マサーラー・ドーサー』
12:30に現地の食堂で昼食をとることにした。本に載っていた「マサーラー・ドーサーはあるか?」というと、「OK」とのことであった。
豆と米の粉を練り鉄板で薄く焼いたもので、味はジャガイモ+ケチャップの素朴な味であった。サイズが30cmほどあり、結構なボリュームであった。
レジで40ルピー(=80円)払うと、14ルピー(=28円)と英語の発音を聞き間違えたらしく26ルピー(=52円)おつりが戻ってきた。「さすがインドの大衆食堂。」と妙に感心してしまった。 -
(18)『チェックアウト』
13:00に一旦ホテルに戻った。ホテルのチェックアウトは24時間制で、その日は18:30までにチェックアウトをすればOKであった。熱いシャワーが午前中の6時から10時まで出るとのことであったが、ボイラーの余熱で昼過ぎでも熱いシャワーが出たところがインドらしかった。
部屋で時間を持て余していると、「風呂場の掃除です。」とドアをノックする音がした。「掃除ならどうぞ。」と部屋に入れ、しばらくすると、「掃除をしたから金をくれ。」と50過ぎのおっさんが金の無心をしてきた。「別に数十円の話だが、仕事で掃除をしているから金を渡す理由はない。」と思い、丁重にお断りをした。最後までインド人のたかりの性格には馴染めなかった。 -
(19)『空港へ』
14:30にチェックアウトし、空港から来た時と同じタクシー運転手のカーンに送ってもらうことにした。
左側の3歳くらいの女の子が不思議そうに自分を眺めているのが印象的であった。
インドでは富裕層の家庭の子供は制服を着て熱心に勉強している一方で、親のいない貧困層の子供は道で物乞いをしたりと、経済格差が加速度的に広がっていると実感した。 -
(20)『帰国』
ムンバイ同時テロの2ヵ月後にインドを旅行したが、テロの影響はほとんど感じなかった。
数百円で生活のほとんどが足りてしまう一方で、大の大人がサイクルリクシャーを30分漕いで40円だったりと、アジアならではのお金のカルチャーショックを感じさせられる旅であった。
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