山日記／黒四ダム・八方尾根

1995/08/19 - 1995/08/20

高校の同級生に声をかけたら、昨９４年の栂池が好評だった為、カミサン共々１６人が集まった。マイクロバスをレンタルして、黒四ダムと八方尾根を訪ねた。皆の日ごろの行いが良いのか、神様は晴天を恵んで下さった。特に山は晴天で無ければ楽しさは半減する。

エリア 八方尾根・岩岳(長野)

黒四ダムから黒部上流を見る。ここには１９５５年夏、すなわち黒四ダムの工事が始まる前に下の廊下から遡行しているので正に昔日の感、かっては平（だいら）の渡しには河原に温泉が湧いていたのも遥か昔の事。今はダムの底。

赤牛岳：2864ｍ　とうとうこの山は登り残してしまった。丁度カメラには　飛翔する鷲か鷹か判別がつかなかったが、写っていた。シルエットからしておそらく「ノスリ」と思われる。

針の木岳　2820ｍ　その昔は越中からザラ峠を越え、平の渡しに出て、更に針の木を越えて信州に。佐々成政の冬期針の木越えの話はあまりにも有名である。

後立山連峰と立山連峰の間を深く黒部が渓谷を刻んでいる。

黒部川　下の廊下方面　黒部峡谷の初期探訪の話は　冠松次郎の名著「黒部・続黒部」をお奨めする。

立山　3012ｍ

遥かに白馬岳方面を見る。１９５６年には剱岳合宿を終え、黒部の欅平　祖母谷（ババダニ）を経て清水岳（ショウズ）を越えて白馬に登り、笠ヶ岳まで後立山連峰を縦走した。

黒四ダム見学後、神城のなじみの民宿へ、翌日八方尾根にハイキング。

お互いに好き勝手に八方池迄登る者　途中で花畑に足を止める者、夏の高原の風はさわやかである。

なだらかな登山コースはシニアにも絶好の山道。

八方池付近から不帰岳（カエラズ）を見る。右手の白馬岳から縦走は天狗大下りを降り、不帰の難所を通過して八方尾根を上りきった唐松岳に出る。この下が唐松沢。

鹿島槍ヶ岳　五竜岳から最大の難所　キレットを越して北峰に登る。　左・北峰/2842ｍ　右・南方/2889ｍ

五竜岳　2814ｍ　

左・不帰岳?峰　　右・不帰岳?峰

不帰岳?峰　

左・鹿島槍ヶ岳　右・五竜岳の遠望。

五竜岳　如何にも夏の山らしい風景