横浜近代建築めぐり(横浜三塔編)

2007/03/10 - 2007/03/10

横浜にはジャック・クイーン・キングの三塔が古くからあります。最近になってその三つを一望できる場所をめぐると願いがかなうという都市伝説に焦点をあてて、3月10日は三塔の日とまで決めてキャンペーンをしています。
その場所を含めて横浜三塔をご紹介します。

エリア 横浜(神奈川)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

まずはジャックこと横浜市開港記念会館。国の重要文化財になっています。個人的には三塔の中では一番のお気に入り。
横浜開港50周年記念に1917年に建てられた建物です。ちなみに来年の2009年が開港150周年の年です。
設計は福田重義。関東大震災で内部を消失したものの復元し、今も各種催しに使われています。
毎月15日には普段入れない部分も含めて公開しているようです。

開港記念会館の中にはステンドグラスがいくつかあります。これは後に出てくるキングが見える側にあるステンドグラス。上のほうに横浜市の市章も見えます。

こちらはクイーンこと横浜税関。
国の機関ですが、建物としては市認定歴史的建造物です。1934年の建築で、2003年に改修・増築。
もともとの設計は大蔵省営繕管財局工務部。
県庁と張り合ってドーム部分を高くしたというのはよく知られる逸話です。

クイーンのアップ。

そしてキングこと神奈川県庁。国の登録文化財です。
1928年建築、設計は小尾嘉郎。
全体がスクラッチタイル貼りとなっています。

キングの塔部分。実は一般でも屋上に上れます。

この三塔を一望できるスポットが3箇所あって、そのスポットをめぐると願いがかなうとかなんとか。
まずは県庁のすぐ東の開港資料館前にあるスポットです。近すぎてカメラでは一枚に収められませんでした。

続いて赤レンガ倉庫近く、赤レンガパークの突端部分。まるで三塔を見えるようにするために埋め立てたような場所です。3つのスポットの中ではわりとまともに一望できるかも。

なおこの近くに象の鼻パークを整備中ですが、ここができるとその突端も三塔スポットになるようです。
http://www.city.yokohama.jp/me/port/general/zounohana/plan_zou/09.html

そして大桟橋ターミナルの屋上から。このマーキングの前にも大きくイラストがペンキで描かれています。ちょっと遠い上に、桟橋に大型客船が入っていると見えなかったりします。

さてではこのプレートはどこでしょう。

答えはみなとみらい線日本大通り駅構内のその名も三塔広場。といっても地下にあるので実際の三塔は見えません。
代わりに目の前にあるのが横浜ゆかりの柳原良平画伯による三塔の壁画です。
三塔の最寄り駅なので、三塔めぐりはまずここからどうぞ。

ついでにこれは同駅近くの路上にあったタイルです。

この旅行記へのコメント （2）

• Luceさん 2008/06/24 11:38:04

  横浜都市伝説

  べるつくさん、こんにちは。
  横浜三塔の都市伝説、私も最近知りました。
  どこだろう？と思っていたのですが
  べるつくさんの旅行記を見て場所判明！
  スッキリしました〜。
  まず横浜三塔からして見たことがないので
  私の場合はそこからスタートですが
  今度横浜へ行ったときの楽しみが一つ増えました。
  楽しい旅行記でした。ありがとうございました。
  
  Luce

  べるつくさん からの返信 2008/06/24 12:43:56

  RE: 横浜都市伝説

  Luceさん、こんにちは。かきこみありがとうございます。
  
  横浜三塔物語、ぬいぬいさんが最近紹介されていたので、そちらでご覧になられたんでしょうか。
  
  横浜三塔を一度にのぞめる場所、下記のサイトでも紹介されていますよ。案内図へのリンクもありますので、いらっしゃる際にはご参考にされてはいかがでしょう。みなとみらい線のサイトです。
  
  http://www.mm21railway.co.jp/3towers.html