神奈川近代建築めぐり(箱根編)

2008/05/17 - 2008/05/17

小田原からは箱根登山鉄道で強羅をめざします。スイッチバックを繰り返して高度を稼いでいきます。
彫刻の森美術館を見学して足湯に浸かっていると雨が降り出しました。さすが山の天気は読めません。
強羅に移動して箱根強羅公園を見て、再び電車で宮ノ下に移動。宮ノ下は箱根富士屋ホテルをはじめ近代建築が固まっているエリアです。
再び電車で下っていき風祭駅近くの箱根ビール蔵で夕食をとって小田原からは止めておいた車で帰りました。

エリア 強羅温泉(神奈川)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄

小田原から箱根湯本まではいつのまにか小田急の運行になっていました。
これは箱根湯本から彫刻の森まで乗ってきた箱根登山鉄道の電車です。3回スイッチバックがありました。

彫刻の森美術館に到着です。
箱根登山鉄道の一日乗車券を提示して200円引きになりました。でもクレジットカードは使用不可。

ここの美術館の紹介でよく目にする作品です。「ミスブラックパワー」というそうです。確かにパワフルなかんじ。

「幸せを呼ぶシンフォニー彫刻」というそうです。タイトルだけ聞くとなんかうさんくさいぞ。

中は螺旋階段で上までのぼれます。内側から見るとぐるりを上から下までステンドグラスで覆われていて圧巻。

上までのぼりました。ぐるりが山なのでそう特筆するほどの眺めでもありませんが気持ちいいことはいいです。下に見えているのは足湯です。後で浸かっていたら雨が降ってきました。オレンジが浮いていました。

奥にあるピカソ館。皿とかがたくさん展示されていました。

絵画館の1階にあるカフェで早いお昼です。カフェといってもセルフ式でサンドイッチなどは並んでいるのをとってきて会計する形でした。

カフェの赤い壁には白く言葉が書かれています。どれもピカソの言葉だとか。

ネットのお城という子どもが網に入って遊べるところの近くにあった作品。

目玉焼きのベンチが入口近くにあります。入ったときは子どもが常に上で飛び跳ねていましたが、雨が降り出したので帰りに見ると誰もいませんでした。

再び1駅だけ箱根登山鉄道に乗り終点の強羅でケーブルカーに乗り換え。強羅花壇こと旧閑院宮別邸が電車から見えますが木に遮られて写真は撮れず。
このケーブルカーを早雲山まで乗ってロープウェーに乗り換えて海賊船というのがゴールデンコースのようです。国際的観光地だけあって欧米系アジア系ともに外国人観光客も多数乗っていました。

ケーブルカーは1駅だけで降りて箱根強羅公園へ。ここは一日乗車券で500円の入園料が無料になります。園内用の貸し傘があったので1本ずつ借りてさして歩きます。

園内中央の噴水。バラもツツジも微妙にまだのようでちょうどあまり花が咲いていない時期でした。

その奥にあるヒマラヤ杉。

園内にある山小屋風のカフェ・ピックに寄りました。

自分はハーブティーにしてみました。クッキーつき。

ブーゲンビレア館の中は南国の花が咲き誇っています。

下りは歩いて強羅駅へ。けっこうな急坂です。強羅駅のホームにはスイスから贈られたというカウベルがあり鳴らせます。

こちらもチューリヒで始まったカウパレードで生まれスイス政府観光局から贈られたというSAKURA。

宮ノ下駅から5分ほど歩くと富士屋ホテルの道路をはさんだ向かい側にこのカフェ・ド・モトナミがあります。もとは箱根ホテルの車待合所でした。

建築年は1914年以降だとか。国道1号ごしに撮ろうとするとけっこう車どおりが多く難しいです。

箱根光喜號。旧箱根宮ノ下郵便局の建物です。
1918年築。道路の反対側からしか見ていませんがアンティークショップらしいです。

こちらはさきほどのカフェの隣りの建物。

芝商店。1910年代の建築のようです。

もとは外国人向け土産物店だったとか。国道1号がL字に折れるT字路の突き当たり付近です。

その角に建ちながら一歩入っただけで閑静な佇まいの富士屋ホテルの別館菊華荘です。1895年に皇室の御用邸として建てられた建物です。

富士屋ホテルの敷地になるのかな。前まで行かなかったのでなんの建物かよく分かりませんでした。この菊華荘の向かいに見えた建物です。

宮ノ下の中心的存在はなんといっても富士屋ホテル。結婚式をやってましたが、呼ばれるほうはけっこう行くの大変かも。

富士屋ホテルの本館です。1891年築。
日光やら奈良やらいくつかあるクラシックホテルの一つとして有名ですね。

富士屋ホテル食堂。メインダイニングです。1930年築。木子幸三郎設計。
食事だけでも利用はできますがカレーランチで5000円とかいわれるととても入れません。

富士屋ホテル花御殿。1936年築、山口正造設計。
ちなみに宮ノ下の駅のほうから見て、花御殿・西洋館2棟・本館・食堂の順で並んでいます。

富士屋ホテルについてはこちらの旅行記を
(泊まってはいませんが)
http://4travel.jp/traveler/berutsuku/album/10249699/

再び箱根登山鉄道に乗り下ります。スイッチバックは待避待ちも兼ねています。

こうしてみると勾配のきつさがよく分かります。鉄の車輪で登る鉄道としては日本一の勾配なんだとか。

箱根湯本で乗り換えて風祭で下車。かまぼこの里へ。17時をまわっていたのでかまぼこ博物館はもう閉まっていました。
この建物は古民家を移築したという千世倭楼という食事処です。

でもその隣りにある箱根ビール蔵へ。運転があるので地ビールは飲まず。ちなみにドライバーは申告するとソフトドリンクを一杯もらえます。かまぼこの鈴廣の経営だけあってちくわなどの練り物のセットがありました。これけっこうおなかふくれます。

壁にいたこいつはチックルというようです。竹を割ったような性格で、冬はおでん風呂・夏はサラダが大好きなんだとか。

夕食を終えて国道1号をはさんだ向かいにある鈴なり市場へ。ここも19時までだったので入って15分くらいで閉店となりました。昼間は団体バスがきそうな店内もおかげでゆったり見られました。
ちょっと前のテレビでやっていたかまぼこドレッシングが大々的に並んでいたので一本買って帰りました。

なにやらこじゃれたバーカウンターがありますが、かまぼこバーだそうです。地酒や足柄茶とあわせて板かまぼこの食べ比べができるのだとか。

ガラスケースに大小のかまぼこが並んでいました。小さいのこちら。

そして大きいのはこちら。えらい差です。
ここからまた電車で小田原まで戻り1日1000円の駐車場に止めていた車で帰ったのでした。

この旅行記へのコメント （3）

• たらよろさん 2008/06/08 00:44:07

  箱根　(o^ё^o)

  こんばんわ〜〜
  箱根の近代建築物楽しませていただきました。
  この塔の見晴らしは？だそうですが、
  それでも中から見るこのステンドグラスは素敵ですね♪
  また、ピカソ館っていうのがあるのですか！
  行ってみたいなぁ。。。。
  箱根って近くは通っていても行った事ないんですよね。
  富士屋ホテルも泊まってみたいホテルだし
  今度じっくり計画立ててみようかなぁ。。。
  目玉焼きのベンチも変わっていて座ってみたいなと思いました（笑）
  
  　　たらよろ

  べるつくさん からの返信 2008/06/08 17:38:49

  RE: 箱根　(o^ё^o)

  こんにちは。コメントありがとうございます。
  すいません、昨日は途中までこの旅行記を作ったところで映画のレイトショーを見に出かけたので、モトナミまでで終わってました。
  で、さきほど残りをアップしました。
  たらよろさんが泊まってみたいとおっしゃる富士屋ホテルも1枚ずつだけですが含んでいます。
  自分も横浜に住んでいながら箱根ってそれほど行ってなくて、宮ノ下を歩いたのも実は初めてです。箱根は外国人が多かったので、京都や鎌倉みたいな国際的観光地なんだなと今更実感しました。だからこそ富士屋ホテルのようなクラシックホテルがあるんでしょうね。
  
  ちなみに目玉焼きのベンチ、入館したときはこどもがいっぱいで、写真を撮った帰るときは雨で濡れていたので自分も座りそこねました　^^;

  たらよろさん からの返信 2008/06/09 15:42:06

  RE: 箱根　(o^ё^o)

  こんにちは〜〜
  箱根は外国の方多いのですか!!
  それはそれは・・・国際的なんですねぇ。
  富士屋ホテルも結構外国の方が多いかもですね♪
  今年中に行ってみようと思います。
  
  　　たらよろ