ANA旅作でいく上海旅行★2007　09　3日目【錦渓】　

2007/04/06 - 2007/04/09

いよいよ錦渓の入口へ。
日本の鳥居そっくりな石でできた牌坊をくぐった所から、散策がスタートします。
錦渓自体の資料が乏しくてガイドブックにも掲載されていないので、まずは入口手前の売店で、地図を入手。
私はお得意の適当さで目に飛び込んできたものに導かれるようにフラフラ、その歩調に合わせて地図で確認しながら歩く夫。
さて、錦渓はどんな街並みでしょうか。

エリア 上海(中国)

鳥居をくぐると地元の人も利用するカーブを描いた橋があり、その奥に蓮池禅院の黄色い建物を見ることが出来ます。

観光客はもちろんの事、地元の人も自転車も利用する橋。
錦渓の入口はここ１つではなく、鳥居の右側にも通路と、他に車が通れる道もあります。
気候はポカポカと暖かいのに、池の上は冷やされた空気と風が重なって冷たく強めの風が吹いていました。

橋の上で見守る、強さと優しさの象徴。

蓮池禅院の向かいが船着場なので入場してすぐに錦渓らしい、美しいカーブを描きながら繋がる水路遊覧ボートが並ぶ光景を目にすることが出来ます♪
漕ぎ手の女性たちは、まるで道を歩くかのように身軽にヒョイヒョイと舟を渡り歩いたいました。

楽しそうに談笑したり、舟の上で食事をしたり、舟の手入れをして１日の大半を舟の上で過ごしている様子。

鮮やかな黄色と、朱色のアクセントが目を惹く蓮池禅院。
入場時にチケットにパンチ穴を開けてもらう必要があるので、入口で提示します。

揃いの赤いキャップを被った集団は、別会社の中国人ツアー客。
いかにも団体行動しています風な姿が見られるのも面白い。
彼らに続いて入ってみます。

まず正面に大きな香炉があり、沢山の線香が絶えず供えられていました。

空高く上る線香の煙が届くよう、祈りを込めます。

香炉の正面に見えるのが、中に神様が数体安置されている本堂部分。
中は撮影禁止でした。

なので、建物外からパチリ。
凛々しいその表情は、厳しさと包容力を感じさせてくれました。

本堂を出ると先程と違う形の、ゆうに建物１階の高さを越える背が高い香炉が。
その脇に香炉に見合う大きさの、これまた巨大な線香が立てられていました。
線香を運んでいる姿を目にしましたが、抱えながら運搬していました。

敷地内に平屋があったので覗いてみたら、ここは倉庫でした。

溶けに溶けて姿を留める事が出来なくなった蝋燭たち。

寺院に仕える人たちが住む建物。
真ん丸な入口は、新しい世界に導いてくれる玄関のよう。

蓮池禅院と同じ敷地内にある文昌閣。
外観は趣がある中国らしい雰囲気で、柳の木が生い茂る歩道に風が吹くと囁くように枝が揺れ、より素敵な雰囲気に。
中は特に見るものは無いのですが、入ってすぐに僧侶に寄付を求められました。

窓の格子模様が可愛らしい。

ところどころ剥げかけているけど、黄色の外壁が朱色の窓枠やテラスを印象付けていました。

文昌閣の裏手は、さっき渡ってきた橋と同じ池。

どこか違う時代に迷いこんだような錯覚を思わせる。

そのまま歩いていくと、駐車場まで延びる古蓮長堤を散歩することが出来ます。
左右に壁が無くて何処でも座れるように、通路の左右がベンチになっていました。

古蓮長堤を歩いていると湖に浮かぶ陳妃水家が見えますが、近づくには水路遊覧ボートに乗船しないと行けないみたい。

行く先が霞むほどの長さ。

やっと辿りついた先は駐車場でした。
でも扉に鍵がかかっていて出られずUターンすることに。
この古蓮長堤は、チケットが無いと入場できないエリアのため閉められていました。

逆戻りしながら見た景色は少し表情が違い、美しい緩やかなカーブの合間に一定間隔で飾られた大きな提灯が、風に大きく揺れて情緒がありました。

釣りをしているおじさん。

緑豊かな緑に映える黄色の壁。

色鮮やかな春に心躍ります♪

蓮池禅院を出ると、目に前に停泊していた遊覧ボートがちょうど出発するところでした。

徒歩の人もボートも、盤亭橋を越えて錦渓の街並みに入っていきます。

盤亭橋のちょうど真上からみた、ボートが橋を抜けるところ。
漕ぎ手の女性が、一生懸命オールを動かして巧みにボートを操ります。

蓮池禅院の裏手が湖に出る入口に当たるので、この辺りから歌の上手な漕ぎ手は得意の喉を披露しながら進んでいきます。
風情がある、残しておきたい光景。

盤亭橋を渡りきると、猫が家の入口で見張り番。

いよいよ錦渓の街中へ。
一気に人が多くなって、先程までの赴きある表情とはまた違う、活気ある懐かしい雰囲気が出迎えてくれました。
私が興味を惹かれるものばかり！
続きは10へ。