★春のチュニジア＋イタリア（１１） −ケロアンからコルブス経由でシディ・ブ・サイドへ

2006/03/19 - 2006/03/19

この日は古都ケロアンからチュニジア旅行振り出しのチュニスへ向かう日。
まずは１２号線で高速道路のあるM’SAKENの町まで５０数km。

そのあとは高速道路で北上する途中、コルブスに寄ってみることに。
コルブスはチュニスからも近いボン岬のチュニス湾側。
ここにはなんと温泉の湧き出す海岸が、と聞いていたSUR SHANGHAI。

う〜ん、チュニジアの温泉ってどんな感じだろう。
足湯だけでもいいから入ってみたい！

GROMBALIAという所から高速道路を下りて行くSUR SHANGHAIとその旦那。
待つものは何か…。

そのあとは、チュニス近郊の青と白の町シディ・ブ・サイドに向かいます。

表紙の画像は、シディ・ブ・サイドの小路にある家々

エリア シディ・ブ・サイド(チュニジア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

ケロアンから北上する最初はちょっと退屈な風景。

これがチュニジアの高速道路の料金所。
有人ブースなので、小銭が無くても大丈夫。

首都チュニス方面へ北上する片側２車線の高速道路。

途中にはサービス・エリアもあって…、

…飲み物、袋菓子、ちょっとした車用品や雑貨もあり。

ファスト・フードのお店もありますよ。

スナックを売るカウンターはこんな感じ。

バーガー、コーヒーは１ディナール内外。

無鉛ガソリンは全国統一なのか、どこでも１ℓ１ディナール。

サービス・エリアのトイレ。

普通の洋式だけど、脇にお尻洗浄用？のホースがあって床が濡れていたりするので、ズボンの裾にご用心。


お、ここにはペーパーが。
公共のトイレには置いていない所が多いので、持参がベスト。

コルブスの海岸温泉に行こうよ〜！

と、高速道路を下りて２６号線に入ると、オリーブ園の春景色。

アルジェリア国境近くの道でも見事な春景色を見たけど、ここは水気を感じる緑の色。

ウシも草を食む、農村風景。


２６号線は春のお勧めドライブ・ロード。

事故車が放置されているのか？

見せしめに置いてあるのか？

チュニス湾に面するコルブスへは南から入る道と北から入る道が。

SUR SHANGHAIたちは２６号線の景色を堪能したあと、北側の道から。

さあ、海が見えてきた…、

…と思ったら、お天気のいい日曜日だったせいか大混雑。

両側に駐車してある道が延々…。(^^ゞ

チュニジアで唯一、渋滞を経験した所。

ヒャ〜、どこまで行っても駐車できる場所が…。
コルブスに行くなら、週末はパスした方がよさそう。

温泉の湧き出している辺りも黒山の人だかりだし、もうこのまま南側から出ちゃおうか。

こらこら、道を空けなさい！

南側の道は、事故があったのかどうか通行止め。

もっと手前に標識を出しておいて欲しかった…。(^^ゞ

ここでUターンする車がまた渋滞。


やれやれ、チュニジアの温泉に入る夢も破れてがっかり。

こんな時はバイクを押してでも歩いた方が速いね、おじさん。

コルブスからもようやく抜け出し、一安心。

チュニスに取ったホテルにこのまま行くより、先にシディ・ブ・サイドに行ってみようか。


ここでは運良く近郊列車駅近くに駐車できてホッ。


シディ・ブ・サイドの丘に上っていく道の街路樹はオレンジ！

すでにシディ・ブ・サイドの青と白の町並みの中。


標識やバイクの赤がパッと目立つ道端。

観光客が通る丘の上への道にはお土産屋さんがズラリ。


そして…、

…丘の一番上の辺りには、階段が付いたシディ・ブ・サイド名物カフェ、≪カフェ・デ・ナット≫。


中の装飾はエキゾチックだけどちょっと暗い。


お天気がいい日は階段に陣取ったり、外にあるカフェに座るのがいい感じ。

チュニジアではオレンジの生ジュースが抜群。

香り、酸味、甘みも濃くて最高！


頼んでいないのに出てくるお菓子は有料。
試してみたかったので置いてもらったけど、蜜漬けのカリントウみたい！

一個でギブ・アップ。

カフェで一服後は、青と白の町を彷徨う時間。

晴れてよかったなあ、と思う爽やかな町並みが続く道。

窓のデザインも興味深い家。

もう他の建物の陰でほの暗くなった小路もあれば…、

木の枝の影が映る壁と窓…、

青い空を背景に、青いランタンが影を落とす壁もある町。

チュニジア中部の乾いた風景とは大違い。

法令で青と白に塗り分けられているとは言え、洗練された町並みのシディ・ブ・サイド。

日が傾いた壁の前を通る人。

観光客が通らない小路は、青と白と黒の静かで不思議な印象。

木陰の青い窓。


ここに住んでいる人はどんな人？

そんな町並みを、シルエットになった人が通る。

どこか現実離れした光景。

地元の人しか通らないような奥まった道の窓は色も褪せて。


でも、こんな窓にも味わいが。

青い扉のクローズ・アップ。


普段使う時には全部開けずに、扉の右側に付いている更に小さい扉を使っているみたい。

シディ・ブ・サイドの扉のコレクション。


よく知られたこんな白壁に青い鋲模様の扉だけじゃなくて…、

中にはこんな黄色や…、

更に異国情緒を漂わせる赤と緑の扉もある。


まだ葉の付かない木の影が静けさを深める夕暮れ間近。

ツタの葉に囲まれた小さい扉。


中を見せてもらいたくなる。

もうそろそろホテルにチェック・インしに行こうか。


青、赤、白の街角。

シディ・ブ・サイドの丘の道もざわめきが遠のく頃。

コルブスの海岸温泉には入れなかったけど、青と白の町を歩けてよかったね。


明日、時間があったらまた来てみよう。

ホテルに向かう道は夕焼けの中。

チュニスの街も闇に沈み始めた。


明日は郊外の町々を回る予定でリタイアするこの日。

この旅行記へのコメント （4）

• けーしちょーさん 2006/04/17 00:06:59

  あ〜。

  SUR SHANGHAIさん。こんばんわ。
  
  白がまぶしいっす。
  青が想像以上の青。
  街の人たちもセンスがいいのでしょう。
  でも、そのセンスを上手に切り取るSUR SHANGHAIさんのセンスに拍手。
  
  ありがとうございましたm(_ _)m
  
  チュニジアの街を堪能しました♪

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/04/17 16:51:28

  RE: あ〜。

  ひゃ〜。　←まねっこ。　(^○^)
  
  見たものをそのまま撮っただけの町並みです。(^^ゞ
  
  シディ・ブ・サイドの青と白の町は、今日か明日にアップするチュニジア最終編でも再登場。また違った雰囲気です。見てね。チュ！(^○^)
  

• まみさん 2006/04/16 15:20:10

  ああ、私が見たかったシディ・ブ・サイード！

  SUR SHANGHAIさん、こんにちは。
  
  素敵な写真を堪能しました。
  やっぱりシディ・ブ・サイードの丘の上に広がる街並みは素敵ですね。
  私が自分の旅行記ではちょっと負けおしみ的に「収穫がなかったことはない！」と言った下の街よりも、やっぱりずっと素敵です。
  ああ、見損ねたシディ・ブ・サイード！
  ９年もたった今、あらためて残念な想いがひしひしと。
  いつかリベンジしたいです。でも実は１人でアラブの国に行くのはだいぶこりごりしちゃってますけどね。
  
  途中の春のオリーブ畑の写真もいいですね。
  こういうのは、やはりいったん、車を止めて撮影されています？
  
  それにしても晴れてよかったですね。
  シルエットを上手く取り入れた写真もすばらしいです@
  
  温泉といえば、トズールで温泉に入ってる人たち、いましたよ〜。

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/04/17 16:46:38

  RE: ああ、私が見たかったシディ・ブ・サイード！

  あれま、ファティマさんはムハンマドさんの娘さんでしたか。
  やはりガイドブックは必携でしたね〜。(T０T)
  もうすぐ日本に行くから、今からでも買おうかいな。(^○^)
  聞きかじったところによると奥さん、という話でした。(^^ゞ
  
  シディ・ブ・サイド周辺は、丘の上でなくても青と白の町並みだから、そんなに違う感じは無かったですよん。却って観光客が行かない所に行けた、と思うのが精神衛生上いいのでは。
  私もこれまでの旅の中で、「つい目と鼻の先にあったのに…。」とか、天気や開館日の都合、旦那との好みの相違で見逃したりした所は数知れず…、ですよん。(^^ゞ