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東寺は平安京が造られたときに羅城門を中心に東と西に対に東寺と西寺が建立され、823年嵯峨天皇が真言宗の宗祖弘法大使空海へこの寺を与え、現在まで真言宗東寺派のお寺として栄えています。（西寺は１３世紀焼失後、再建されず）その中でも最も目立つ建物が五重塔で、高さ54.8メートル、木造の塔としては日本一の高さで、新幹線の窓から眺めることもでき、京都のシンボルにもなっています。そのほかの建物や仏像など見どころも多く、京都駅からも比較的近いので（歩くと１５分ぐらい）京都観光時はぜひ訪れてみてください。

メキシコ郊外にあるテオティワカン遺跡は紀元前2世紀から6世紀まで存在した巨大な宗教都市遺跡で、当時のアメリカ大陸では最大規模の都市でした。後に廃墟となったこの都市を見たアステカ人が神々の都市という意味でテオティワカンと名付けました。世界で3番目の大きさの太陽のピラミッド、月のピラミッド、ケツァルコアトルの神殿など見どころも多いです。またテオティワカンの太陽、月のピラミッドはエジプトのピラミッドと違い上まで登れます。標高２０００ｍ以上の遺跡での登頂は結構しんどいですが、上からは遺跡全体を見渡せ絶景です。ちょっとだけ当時の王様の気分が味わえます。

アステカ帝国を征服したスペイン人コルテスが建てた宮殿がクエルナバカにあります。宮殿は現在歴史博物館となっています。ここのバルコニーから、街が見渡せ景色もいいです。また、コルテス宮殿は、アステカ帝国の神殿の上に建てられているため、中庭からその遺跡が発掘されていました。メキシコではこのように、原住民の神殿の上にスペイン人によって建てられた教会や宮殿をよくみます

カンクンの南にプラヤ・デル・カルメンというリゾートがあります。カンクンがアメリカンリゾートなら、こちらはヨーロピアンリゾート。非常にきれいなビーチがあります。またここからコスメル島への船が出ています。
ただしコスメル島で働いている日本人の話では、一部麻薬目的に滞在している観光客もいるとか・・・夜のクラブ等は気をつけた方がいいかもしれません。

コスメル島はカンクンの南方に浮かぶ、カリビアンブルーの海とサンゴ礁で囲まれたとてもきれいな島です。また、ダイビングポイントとしても非常に有名で、日本からダイビングツアーも出ています。ダイビングが目的のメキシコ旅行ではなかったのですが、コスメル島まで来たら潜らないともったいないとの事で急遽潜ることにしました。コスメル島のダイビングポイントは島から近く一本づつ島に戻るスタイルでした。海はこれまで潜ったどの海よりも透明度が高く、カリブ海の固有種のカラフルな熱帯魚がいっぱいいました。最初は１日のつもりでしたが、結局３日間潜りました。

メリダの街は1542年スペイン入植者によって開かれたコロニアル様式（植民様式）の街です。そのため、街中の路地が碁盤の目のようになっており、南北が偶数、東西が奇数のブロックになっています。住所さえ分かれば、レストラン、ホテルなど「縦が〇番、横が〇番の場所」という感じで迷わず目的地に到達できます。数字の大小で遠いのか近いのかもおよそ見当がつきます。また他のコロニアル都市と同様、街の中央にはソカロ（中央公園）があります。この街のソカロは特にプリンシパル公園　　Parque　Principal　と名付けられており、公園内には木が生い茂り、その下にたくさんの屋台がでて、市民や観光客が行きかい賑やかです。また、カテドラル、州庁舎、モンテホの家などメリダの観光スポットもこのソカロ周囲に集中しています。

メリダ・ソカロ（中央公園）に面する、モンテホの家はユカタン征服者モンテホ総監の邸宅として1542年に建てられました。現在は銀行になっており、一部見学することができます。正面入り口二階のバルコニーの両脇に原住民の頭を踏み台に立っているスペイン人の像があります。メキシコの歴史を感じ、ちょっと重たい気持ちになります。

チョルーラはメキシコシティー郊外にあるのどかな田舎町ですが、16世紀スペイン人征服者エルナン・コルテスが到着した時は、この地域の重要な宗教都市でした。その中心部にはスペイン人に破壊され埋もれてしまいましたが、巨大なピラミッドがありました。現在は基礎部分とその周囲の一部が発掘され見学できます。破壊されるまでは高さ８０ｍのピラミッドだったそうですが、残っている基壇から想像するしかないです。

メキシコ、チョルーラのソカロ（中央広場）を天気が良い春訪れると、ジャカランダという名の木の薄紫色の花が満開でとてもきれいでした。さらには広場に面するように黄色い壁の教会と、修道院がありみどりの木々と合わせとても色彩豊かでした。修道院に隣接して学校もあり、ソカロのベンチに座っていると休憩時間に（ひょっとしたら授業中かも）窓から子供たちが手を振りながら、スペイン語で話しかけてきました。またソカロ近辺にはお土産物屋や、小さなホテルが集まっています。チョルーラは田舎町なので、豪華なホテルはありませんが、とても雰囲気の良い場所なのでここに滞在してのんびりするのもいいかもしれません。

クエルナバカのカテドラルは１５２９年に建てられた教会でメキシコにたくさんある教会の中でも最古のものの一つです。外観は地元民の反乱に備え、城塞のように堅牢な作りになっています。ここには豊臣秀吉によるカトリック撲滅（日本２６聖人）の図（メキシコ最初の聖人の図でもある）があるということなのですがガイドブックをメキシコシティーのホテルに忘れたため後から知りました。（壁上部に「皇帝太閤様が処刑を命じ・・・・」とスペイン語で彫ってあるそうです。）知らずにサラッと見て終わったのでホテルに帰ってからもっとちゃんと見ておけばよかったと後悔しました。

メキシコシティーのカテドラル（大聖堂）は1573年着工、完成まで250年要した、南北アメリカ大陸で最大、世界的に見てもトップレベルの大きさを誇る教会です。私が行った日は日曜日であったため、ミサが行われており、地元の人たちが大勢来ていたため、キリスト教徒でない私は内部に入るのを遠慮しましたが、外観だけでもすごい迫力がありました。

メキシコ・メリダのオーラン病院には野口英世の像が立っています。なぜこんなところに野口英世像があるかというと、1919年から1920年にここで黄熱病の研究を行っていたそうです。柵越しに見ることになりますが、大通りに面しているため比較的見つけやすいです。メキシコ旅行を計画するまでまったく知らなかったメリダに、なんか急に親しみが湧きました。

メキシコ・テオティワカン遺跡へは高いお金を出せばメキシコシティーから日本語のガイドがついたツアーもありますが、個人で行く場合は、メキシコシティーの北バスターミナルから路線バスにのることになります。非常に大きなバス停で乗り場を探すのに朝からかなり手間取りました。結局テオティワカン行きは左の一番端にありました。チケット購入後、本数も多いようで乗車するとすぐ出発、1時間弱ほどで遺跡に到着しました。往復のバス代と遺跡の入場料を合わせても1000円いかないぐらい、日本語のガイドツアーの1/10ぐらいの出費で観光できました。

プエブラ近郊の街チョルーラにある巨大ピラミッド跡は現在小高い丘になっており、その頂上にはスペイン人が建てたロス・レメディオス聖堂というカトリックの教会が立っています。かわいらしく雰囲気のある教会ですが、ピラミッドを破壊し、原住民を隷属させ、その象徴のように建てられたと思うと、「何だかな～」って気持ちになりました。メキシコの教会はそんなのばっかりですが。

クエルナバカはモレーロス州の州都で、メキシコシティーの南７５ｋｍにある人口約３０万の街です。アステカ文明の征服者スペイン人コルテスがここに、宮殿を建てたことで有名ですが、現在はメキシコ人の俳優など有名人がたくさん住んでいる地域だそうです。（メキシコ人の有名人がわからないため、我々観光客にはあまり関係有りませんが）クエルナバカのソカロ（中央広場）に面し立派な建物の州庁舎（写真）がありました。この街に限らずメキシコのスペイン人によって作られた植民都市は、カテドラルや市庁舎、州庁舎のような公共の建物で囲まれたソカロがあり、それを中心に碁盤の目のように街が整備されています。(私が行ったことのある街ではメキシコシティ、メリダ、プエブラ、チョルーラ、ラパスなども同様に植民都市)過去にはスペイン支配の象徴であったソカロも現在は平日から屋台がでており、市民憩いの広場として、平和な雰囲気に包まれています。またここからカテドラル、コルテス宮殿へも歩いてすぐ行けます。

メキシコシティー一帯ははアステカ時代はテスココ湖という湖で、ソカロのある中心部は湖上の島に壮麗な神殿が立ち並ぶテノチティトランと言う街でした。スペイン人コルテスに征服され1521年征服され街は破壊され、その上にメキシコシティーが建設され、湖は埋め立てられ、現在の姿になりました。20世紀になり、カテドラルのすぐ東側より神殿の基部が発見、テンプロ・マヨールと言う名で、その後も発掘が続けられましたが、何せ街のど真ん中にあるためこれ以上の発掘は難しそうでした。湖に浮かぶアステカ帝国の神殿、破壊されず残っていたらどんなに素晴らしい景観だっただろうと想像しつつ、征服されたメキシコ人たちが、現在その破壊された神殿の上にあるカテドラルに熱心に通う姿を見て、不思議な感じがしました。

メキシコシティーの国立芸術院は正式にはペジャス・アルテス宮殿と言い、1934年に完成した白大理石の建物で、現在でも現役で年間を通じ劇場としてコンサート、オペレ等で利用されています。世界中でも公演しているメキシコ国立民族舞踊団の本拠地でメキシコ各地の民族舞踊を見ることができます。また、二階と三階の壁面にはメキシコ人の巨匠（らしい・・・私は知りませんでした）シケイロス、リベラなどの絵で飾られており、昼間自由に見ることができます。

メキシコシティの繁華街であるソナロサ、その中心をレフォルマ大通りが走っています。この通り沿いにはたくさんのモニュメントがありますが、そんな中の一つが皇帝クアウテモックの像です。彼はアステカ帝国最後の皇帝でしたが現代ではメキシコの国民的英雄となっています。1521年8月13日にスペイン軍に捕らえられ、黄金の隠し場所を白状させるため拷問を受けるも最後まで口を割らなかったといういつわがあり、その様子が台座の脇に彫られています。その他レフォルマ大通りにはコロンブスの像もあり、何だか複雑です。さすがにコルテスの像はないと思いますが・・・・

地上43階建のラテンアメリカタワーはその最上階よりメキシコシティー中心部が見渡せます。一階でチケットを購入し、エレベータで展望デッキまで上がります。また、晴天で空気は乾燥しているのにもやがかかってりるようで、メキシコシティーで有名な大気汚染も実感できます・・・・雨が降った直後の方が遠くまで見えるかもしれません。写真は、ソカロ（中央広場）方面を見たところです。さっき自分が観光したカテドラルなど見渡せ楽しかったです。夜景もすごくきれいらしいですが、メキシコ旅行で一緒だった友人は別の街に滞在する事になり独りで行動する事になったメキシコシティー初日の夜、中心部のホテル周囲を歩いていると、何回もあやしいポン引きに声をかけられたり、パトカーのサイレンがひっきりなしに鳴り響き、極めつけは遠くで拳銃の音まで聞こえ、メキシコシティーの治安の悪さを実感したため、とても夜一人で出歩く気分になりませんでした。泊まったホテルの地域が悪かったとは思います。まあ友人がいても男二人で夜景を見に行ったかどうかはわかりませんが・・・・（昼間、大通りを歩いている時は身の危険は感じませんでした）

メキシコの街を訪れると多くの街の中心部にソカロと呼ばれる広場がありますが、メキシコシティーのソカロ（中央広場）は、この国の首都にふさわしくこれまで見たどの街のソカロとも比べものにならないくらい広かったです。また他の都市では木が植えられ緑の多い公園になっていたりしますが、ここは一面の石畳、その中央に巨大な国旗がありました。ポールにかけられた国旗としては私が今まで見たもので最も大きかったです